上司が嫌いでストレス!悩みをすぐに解決する方法5つとNG行動3つ

「上司が嫌いでイライラする」
「上司が嫌いで仕事に影響してしまう」
「上司から受けるストレスをなんとかしたい」

など、あなたは今、上司が嫌いという悩みを抱えていませんか?

上司が嫌いだとストレスが大きく、職場へ行くのが憂鬱に感じてしまいますよね。

また、「上司が嫌いと悩んでいるのは私だけ?」「こんなに嫌いなのは私の心が狭いから?」といったように自分側に何か問題があると悩んでしまっている人もいるかもしれません。

しかし、実は、マイナビ転職が行った調査で70%以上の人が「職場に嫌いな上司がいる」と答えているように、「上司が嫌い」というのは会社で働く多くの人たちに共通した悩みなのです。

とはいえ、職場に嫌いな上司がいると仕事に集中できなかったり、ストレスから心や体に悪影響が出てしまったりするので、「なんとか悩みを解消したい!」と感じていることでしょう。

実は、「上司が嫌い」という悩みは、ほんの少し考え方や行動を変えるだけで、解決に向かうことがあります

そこで、本記事では、多くの人が考える「嫌われる上司の特徴」について紹介した後、「上司が嫌い」という悩みをすぐに解決する5つの方法について解説していきます。

さらに、少し難易度は上がるかもしれませんが、積極的に上司に働きかけて関係性を改善する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

すでに「上司が嫌い」という悩みが深刻になっており、あらゆる対策を試しても改善しなかったという人の中には、転職を検討している人もいることでしょう。

そこで、

・「上司が嫌いで転職」は正しい選択?転職前に押さえておくこと
・「上司が嫌いで転職」する際に気をつけること

など、「上司が嫌い」で転職を検討する際に必ず押さえておくことについても詳しく解説しています。

本記事を読むことで、嫌いな上司がいるストレスを緩和させ、日々の仕事に集中できるようになるでしょう。

目次

1.あなただけじゃない!嫌いな上司がいる人の割合は70%以上

嫌いな上司に悩まされているという人は、「こんなに悩んでいるのは私だけなのかな?」や「嫌いと考える自分に問題があるのかな?」などと考えてしまうことがあるかもしれません。

しかし、実は、マイナビ転職が働く20代から30代に行った調査によると職場に嫌いな上司がいると答えた人は73.5%と出ています。

職場に嫌いな上司がいますか?

参考:マイナビ転職

つまり、職場に嫌いな人がいるというのは、あなただけの悩みではなく、多くの人にとって共通の悩みと言えるのです。

2.あなたの上司はどのタイプ?嫌われる上司の特徴

多くの人が「職場に嫌いな上司がいる!」と答えていますが、嫌われる上司というのはどのような特徴を持っているのでしょうか?

マイナビ転職が行った調査によると、嫌われる上司は下記のような特徴を持っているとのことです。

どんなところが嫌いだと思いますか?

参考:マイナビ転職

上記、嫌われる上司の特徴を詳しく解説します。

2-1.【嫌われる上司のタイプ①】理不尽な上司(66.3%)

理不尽な上司は、一般的には下記のような部下が「理不尽」と感じる言動を繰り返す上司のことを指します。

・自分の間違いを認めずに部下のせいする
・部下の手柄を横取りする
・残業を強要する・・・など

このタイプの上司は共感能力が低く、横暴な振る舞いをすることも多いため、部下は振り回されてストレスがたまってしまいます。

2-2.【嫌われる上司のタイプ②】自己中心的な上司(42.2%)

理不尽な上司とも近いのですが、周囲の人のことを考えず自分勝手に振る舞う「自己中心的な上司」も嫌われます。自己中心的な上司は、例えば下記のような言動を繰り返します。

・自分さえよければいいという態度で仕事をしている
・やりたくない仕事を人に押し付ける
・人の話を全く聞かない

このタイプの上司は視野が狭く自分のことしか考えていないため、仕事がスムーズに回らなくなり、部下はストレスがたまってしまうでしょう。

2-3.【嫌われる上司のタイプ③】自分のやり方を押し付けてくる上司(33.7%)

過去の成功体験などを基準として、部下に自分と同じやり方を押し付けてくる上司も部下から嫌われます。

このタイプの上司は自信があるように振るまうことが多く、常に「自分が正しい」と思い込んでいる節があります。

そのため、部下は、新しい視点からの提案を受け付けてもらえず、上司と合わずにストレスになってしまうのです。

2-4.【嫌われる上司のタイプ④】人によって対応が変わる上司(33.7%)

目上の人には丁寧に接し、部下には乱暴に接するなど、人によって対応が変わる上司も部下から嫌われる上司の上位にランクインしています。

自分を持ち上げてくれる人には優しく、そうでない人には厳しいなどの態度の豹変に、部下は見ていてイライラすることがあるでしょう。

2-5.【嫌われる上司のタイプ⑤】厳しい上司(31.3%)

厳しい上司とは、一般的には、部下の成長に期待して基準を高く設定し、厳しい態度で部下に接している上司のことです。

感情的に怒鳴ったりすることがなければ、優秀な上司とも言えます。しかし、部下の意向を無視した高すぎる目標を設定されると、部下側のストレスが大きくなってしまいます。

2-6.【嫌われる上司のタイプ⑥】感情的になる上司(25.3%)

部下のミスを感情的に叱ったり、不機嫌さを表に出したりなど感情コントロールのできない上司は嫌われます。

何かを指摘する際には、特に感情的になる必要はないはずです。しかし、このような上司にあたり、日常的に怒られ続けると部下の自己肯定感が下がりストレスになってしまうのです。

2-7.【嫌われる上司のタイプ⑦】仕事ができない上司(22.9%)

経験が少ない、もしくは上司としての能力が低い上司も部下から疎まれます。

上司には部下に的確な指示をしながら、部下の能力を伸ばすといった能力が求められます。

しかし、仕事ができない上司に当たってしまうと、部下が上司のフォローをする必要があったり、指示がコロコロ変わったり、責任を取らなかったりと、多大なストレスになってしまうのです。

あなたの嫌いな上司はどの特徴を持っていますか?

自分以外にも同じ特徴を持つ上司に悩まされている人が多くいる、ということが理解できたことでしょう。

次章では、上記のような「部下から嫌われる特徴を持つ上司」に悩んでいるという人に向けて、具体的な解決方法5つについて紹介します。

3.「上司が嫌い」という悩みをすぐに解決する5つの方法

「上司が嫌い」という悩みを持つ人は、下記のように考え方や行動を少し変えるだけですぐにストレスを緩和させることができます。

上司の存在が取り返しのつかない大きなストレスに変わる前に、ぜひ実践してみてくださいね。

・上司のいいところに目を向けるようにする
・仕事に没頭して上司から意識をそらす
・上司よりさらに上の上司などに相談する
・異動を打診する
・直接的な接触を減らせないか考える

ひとつひとつ詳しく解説していきます。

3-1.上司のいいところに目を向けるようにする

「上司が嫌い」ということに悩んでいる人は、上司のいいところに目を向ける努力をすることで、ストレスがだいぶ緩和されます。

なぜなら、人は基本的に誰かを嫌いと思い込むと、無意識にその人の悪いところばかりを見つけようとし、ますます嫌いになっていくという傾向があるからです。

あなたが上司のことを嫌いになればなるほど、態度にも出るようになってしまい、上司との関係が悪化していくといった負のスパイラルにも陥りかねません。

そのため、「上司のことが嫌い」という気持ちを止めるために、いいところにも目を向けるバランス感覚を持つようにしましょう。

例えば、「この上司は無能だけど仕事を自由にやらせてくれる」「この上司は感情的だけど仕事では頼りになる」といったように、冷静に上司のいいところを見つけてみてくださいね。

意外と上司にもいいところがあると気がつくことで、あなたの「上司が嫌い」という気持ちが落ち着き、日々のストレスが緩和されていくでしょう。

【上司のいいところを見つけるためのポイント】

  • 上司をよく観察してみる
  • 上司への思い込みを一旦外す
  • 物事の捉え方を変えてみる

(例:人によって態度が変わる→柔軟に人と接することができる)

3-2.仕事に没頭して上司から意識をそらす

「上司が嫌い」と悩んでいる人は、仕事に没頭して上司から意識をそらすようにしましょう。

ある意味、上司のことばかり意識してしまい、一々イライラしているというのは、仕事への集中具合が足りないとも言えます。

上司との関係性のことばかり気にして、仕事に没頭できないというのは、あなたの成長やキャリアにとってとてももったいないことです。

そのため、上司が意識の外に出るくらい仕事と向き合い、圧倒的な成果を出すことだけを考えるようにしてみてください。

そのようにして成果を出して職場にとって代えがたい人材になれば、上司もあなたに気を使うようになり、上司のことなど全く気にならなくなるでしょう。

【仕事に没頭するためのポイント】

  • 仕事を終わらせる目標時間を設定して自分を追い込む

  • 目標を細かく分けて達成感を味わう

  • デスク周りを整えるなど仕事環境に気を使う

  • 適度に休憩を取って集中力を切らさないよう工夫する

3-3.上司よりさらに上の上司などに相談する

「上司が嫌い」で悩みが深くなってしまった場合には、信頼できる人に相談してみるというのもひとつの解決方法です。

職場内に設置されている人間関係の相談役の人や、上司よりさらに上の上司などに相談してみましょう。

相談をする際には、感情的になるのではなく冷静に、上司の態度が仕事に影響を及ぼしてしまっていることを説明するようにしてくださいね。

誰かに愚痴を言うだけでは事態は変わりませんが、然るべき場所に相談することで、周囲が動いてくれて解決に向かう可能性があります。特にあなたが職場にとって大切な存在であれば、必死に動いてくれること間違いなしです。

ただ、相談した際に、客観的な視点からあなた側に非があるといった痛い話をされることもあるかもしれません。

もし、そのような指摘をされたら、自分の成長のために1度受け入れて、自分の態度を改善させる努力をしてくださいね。

【上司よりさらに上の上司に相談する時のポイント】

  • たっぷりと時間を取るようにする

  • 相談内容の秘密を守ってもらうよう約束する

  • あらかじめ話す内容をメモなどにまとめておく

  • 感情的にならずに冷静な態度で相談をする

  • 自分にも非があるという話をされるかもしれない覚悟をしておく

3-4.異動を打診する

「上司が嫌い」で悩みが深くなってしまい、「今すぐどうにかしたい!」と考えているのであれば、異動を打診するのもひとつの解決方法です。

ほとんどの会社では異動時期が決まっているので、イレギュラーな時期の異動はなかなか難しいです。

しかし、悩みが深くなってしまい、あなたの心と体に大きな影響を与えるようになってしまうと、仕事に支障をきたす恐れがあります。

そこまできたら、ストレス源から離れるしかストレスを緩和させる方法はないので、自分を守るためにも責任者に異動を打診してみましょう。

ただ、「上司が嫌い」という理由だけで異動を叶えられることはほぼないため、下記、「異動を叶えやすくするための条件」もあわせて示せるよう、準備しておいてくださいね。

【異動を叶えやすくするための条件】

  • 職場で圧倒的な成果を出しておく、代え難い人材になっておく

  • 自分が異動することで会社にメリットがあることを強調する

  • 希望する先の専門知識について勉強しているなど意欲を示す

3-5.直接的な接触を減らせないか考える

最終手段に近いですが、「上司が嫌い」で大きなストレスになっている人は、直接的な接触を減らせないか考えてみましょう。

ここまでに紹介した対策を実施してもどうにもならないという場合には、自分を守るために、上司と距離を置くことを考えてみてください。

あからさまに無視をしたりコミュニケーションを拒んだりしては、より関係が悪化してしまうので避けたほうが無難です。

しかし、上司への伺いをメールで行うようにしたり、事案をいくつかまとめて伺うようにしたりなど、上司との関わりを極力減らすことはできるはずです。

消極的な方法ではありますが、上司との接触を減らすことでストレスを感じる機会を減らし、異動の時期を待ちましょう。

4.嫌いな上司に積極的に働きかけて関係性を改善する2つの方法

前章では、考え方や行動を少し変えることで上司から受けるストレスを緩和させる方法を紹介しましたが、ここからは積極的に上司に働きかけて関係性を改善する方法についてお伝えします。

実は、下記のような行動を取ることで、上司に対する理解が深まり、働きやすい職場に変わる可能性が大いにあるのです。

  • 「上司と飲みに行く」などコミュニケーションを増やす
  • 上司に積極的に仕事のアドバイスを求める

「上司が嫌い」という理由で転職を考える前に、1度思い切って上司に対して積極的に働きかけをしてみてはいかがでしょうか。

4-1.「上司と飲みに行く」などコミュニケーションを増やす

「上司と飲みに行く」や「プライベートの話をする」といった行動を通して、嫌いな上司とのコミュニケーションを増やしてみてはいかがでしょうか。

誰かを嫌いになる心理としては、「価値観が合わない」や「生理的に無理」といった改善するのが難しいパターンもあれば、「そもそも相手のことをよく知らない」ことが原因となっている場合も多いです。

例えば、「カメラが趣味」「ネコ好き」といったような共通点が見つかれば、一気に距離が縮まって嫌いどころか意気投合してしまうかもしれません。

また、上司の昔話などを聞く中で、経験から積み上げられた仕事への思いが理解できれば、上司の仕事のやり方にイライラする機会も減るでしょう。

さらに、コミュニケーションを増やすことで、部下としての自分の気持ちを理解してもらえれば、上司の態度が変わることも考えられます。

このように、上司と部下の関係は、お互いを理解することで劇的に変化することがあるのです。

上司との相互理解を通して、自分が学べることがたくさんあるかもしれない中で、「上司が嫌い」といって最初から全てを拒絶するのはすごくもったいないことです。

ぜひ1度、上司とのコミュニケーションを積極的に増やし、お互いの理解を深める努力をしてみてくださいね。

【上司とコミュニケーションを増やす具体的な提案】

挨拶をしっかりと行う

言うまでもなく社会人としての基本的なマナーですが、慣れてくると相手の目を見ずにボソボソと挨拶していることもあるかもしれません。

上司の目をしっかり見て、笑顔で挨拶することから始めましょう。上司もあなたに話しかけやすくなってコミュニケーションが増えるかもしれません。

上司の話を傾聴する

嫌いな上司相手の場合、途中で話を遮ったり話しかけないで欲しい雰囲気を出したりしていることがあります。

そのため、まずは上司の話を最後まで、集中して聞くことを意識してみましょう。それだけで、上司側はもっとあなたに色々と話したいと思い、コミュニケーションが増えるでしょう。

報連相を心がける

報連相も言うまでもなく社会人としてのマナーではありますが、なるべくこまめに報連相を行うようにし、上司とのコミュニケーションを増やしてみましょう。

プライベートな話をする

プライベートの話をするだけで、職場の人間関係がグッとよくなります。お互いの趣味や休日の過ごし方について、タイミングを見計らって話すようにしてみてください。

上司と飲みに行く

「飲みニケーション」という言葉は古いかもしれませんが、上司と飲みに行くことで距離が近くなり、関係性がよくなることは間違いないです。何事も経験だと思って、上司を飲みに誘ってみてはいかがでしょうか。

4-2.上司に積極的に仕事のアドバイスを求める

「飲みに行くのはちょっと…」「プライベートの話はしたくない」という人は、嫌いな上司に仕事のアドバイスを求めてみましょう。

多くの上司は、「部下からどう思われているか?」「部下から仕事ができないと思われているのでは?」といった心配や不安を抱えていることが多いです。

その上、部下としてのあなたの態度から自分を嫌っていることが感じとれれば、上司側の態度が悪くなるのは当然と言えば当然でしょう。

そこで、上司に積極的に仕事のアドバイスを求めてみることをおすすめします。

多くの上司は部下から頼られることが嫌いではないため、アドバイスを求められれば、自分が部下から認められているという気持ちを抱くことができます。

気分がよくなった上司があなたに対し、あれこれ世話を焼いてくれるようになるかもしれません。ぜひ1度試してみてくださいね。

5.上司が嫌いでも注意!やってはいけない行動3選

「上司が嫌い」でイライラしていると、感情的になってしまうこともあるかもしれません。

しかし、自分の気持ちのままに下記のような行動をすると、関係が悪化して職場に居づらくなってしまうことがあるので注意しましょう。

  • 何の努力もせずに投げやりな態度になる
  • 感情的になって無視したり反抗的な態度をとったりする
  • 悪口を言いふらす

ひとつひとつ解説していきますね。

3-1.何の努力もせずに投げやりな態度になる

上司が嫌いだとしても、何の努力もせずに投げやりな態度になることは避けましょう

実は、上司との関係性は、コミュニケーションの機会を増やしたり、1度飲みに付き合ったりするだけで劇的によくなる可能性があります。

単にお互いの理解が足りないことから、色々なすれ違いが生まれているだけのパターンが多くあるということです。

そして、嫌いな上司に歩み寄る努力をし、経験を積み上げていくことで、どこの職場でもいい人間関係を構築できるスキルが身につきます

そのため、最初から上司と歩み寄る努力を放棄してしまっては、コミュニケーションスキルが身につかず、どこの職場でも同じ目に合うという事態に陥ってしまうかもしれないのです。

3-2.感情的になって無視したり反抗的な態度をとったりする

嫌いな上司が職場にいるとストレスがたまりますが、感情的になって「無視をする」「反抗的な態度をとる」ということはしないように注意しましょう。

上司となるべく距離を取るということは、嫌いな上司対策のひとつの方法ではあるのですが、あからさまに無視をするなど、「嫌い」ということを態度に出し過ぎるのはやめた方がいいです。

また、理不尽な指摘などに対して自分の意見を毅然と述べることは大切ですが、部下側が感情的になって反抗的な態度を取るというのも社会人としては考えものです。

多くの原因が上司にあったとしても、事情を知らない人からしたら、職場で感情的に振るまっている部下側に非があると見なされてしまいます。

上司からの心証もどんどんと悪くなって自分の評価にも響いてくるので、感情的な態度は取らないよう注意しましょう。

3-3.悪口を言いふらす

上司が嫌いでストレスがたまれば、どこかで発散したくなる気持ちも分かりますが、悪口を言いふらすのは辞めた方がいいでしょう。

上司のパワハラや理不尽な態度に対して、然るべき相談場所で冷静に相談し対応を求めることは必要です。

しかし、感情的になって同僚に上司の悪口を言いふらしたり、SNSで発散したりするのはおすすめできません。

悪口が巡り巡って上司の耳に入れば、関係悪化は避けられないですし、「人の悪口を言う人」と見られて職場でのあなたの評判が悪くなってしまうでしょう。

どうしても愚痴を言ってストレスを解消したい場合には、せめて職場とは関係のない家族や友人に言うように注意してくださいね。

6.「上司が嫌いで転職」は正しい選択?転職前に押さえておくこと

ここまで紹介してきた「上司が嫌い」への対策を行っても上司との関係がよくならない、異動まで我慢できない、万策尽きたという人は、転職について検討するのもひとつの方法でしょう。

実際に、厚生労働省の「平成30年度雇用動向調査データ」によると、男性の7.7%、女性の13.1%が転職理由について「職場の人間関係が好ましくなかったから」と答えています。

しかし、「上司が嫌い」という理由で転職するのが正しい選択なのかについては、慎重に検討した方がいいでしょう。

実際には、転職したとしてもまた嫌いな上司ができる可能性は否定できないですし、状況が全て好転するということはほとんど考えられないからです。

また、上司から逃げるように会社を辞めてしまうと自分のキャリアにも影響が出てしまいます。特に、「上司が嫌いで辞めてやる!」と感情的になっている時には、後先考えずに判断をしてしまいがちなので注意が必要です。

転職の他に、異動の打診や休みを取るといった方法もあるため、本当に自分のキャリアにとっていい選択肢なのかどうかを慎重に検討してみてくださいね。

【転職チェックリスト】

心と体がすでに限界を超えて今すぐ辞めたいと思っている
今の会社でやりたい仕事が見つからない
今の会社にこうなりたいと思う先輩や上司がいない
今の職場にいても自分が成長できない
今の職場にいても理想の自分になれそうもない

あなたはいくつ該当しましたか?該当事項が少なければ、転職以外の方法をもう1度検討してみましょう。

7.「上司が嫌いで転職」する際に気をつけること

慎重に判断した上で、「上司が嫌いで転職」することを決めた場合に気をつけるべき下記2点について解説します。

  • 「上司が嫌いで転職」を直接の理由としない
  • 転職エージェントに相談する

転職に失敗して、また同じような悩みを抱えないためにも必ず押さえておくようにしましょう。

7-1「上司が嫌いで転職」を直接の理由としない

「上司が嫌いで転職」する場合でも、正直に転職理由として述べるのは辞めた方が無難でしょう。

いくら上司側に非があろうとも、何も知らない第三者からは「職場の人間関係がうまく構築できない人」と判断されて、マイナスに捉えられてしまうことがあるからです。

「嫌いな上司がいたらすぐに辞める人」と思われてしまっては、会社としても採用をためらうというのは、容易に想像できることでしょう。

そこで、転職理由としては、下記のようなポジティブなものを使うことをおすすめします。

キャリアアップのため
・新しい仕事に挑戦したいから
・御社の風通しのよい社風に惹かれた
・部下を育てる制度が充実しているから など

7-2.転職エージェントに相談する

転職を検討する場合には、必ず転職エージェントに相談するようにしましょう。

転職先を自分ひとりで見つけるのには時間がかかり、また、内部事情についても自分で調査をするのには限界があるからです。

転職先の内部事情を知らないまま転職してしまうと、勤務条件が悪くなったり、また同じ「上司が嫌い」ということに悩まされてしまうかもしれません。

そこで、転職エージェントに相談し、事前に転職先候補の内部事情について情報を集めた上で、転職先を決めることが大切です。

また、自分のキャリアプランなどについて客観的な意見をもらうこともできるので、転職エージェントをぜひ活用してみてくださいね。

ただ、転職エージェントと言ってもたくさんあり、転職先の候補が少なかったり、会社の情報が少なかったりするところもあります。

そこで、ここからは、信頼がおける下記4つの転職エージェントについて紹介します。

  • マイナビエージェント
  • リクルートエージェント
  • doda
  • リクナビNEXT

ひとつひとつ簡単に特徴を解説していくので、自分に合った転職エージェントに積極的に登録してみてはいかがでしょうか。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、20代に信頼されている転職エージェントNO.1の転職支援サービスです。

はじめての転職でも安心できるよう、キャリアアドバイザーが転職に関する疑問ひとつひとつに丁寧に答えてくれます。

また、各業界の転職事情に精通した専任アドバイザーによって、あなたにとって最適なキャリアプランを提案してくれるので、「転職に失敗した」ということになりにくいです。

「上司が嫌い」という理由で転職する人にとっては気になる、職場の雰囲気など求人票には載っていないリアルな企業情報も事前に知ることができます。

転職を検討している方は、マイナビエージェントのサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の転職支援サービスです。

一般の求人サイトには掲載されていない10万件以上の非公開求人を持っているため、多くの選択肢からあなたにとって最適な転職先を選ぶことができます。

また、提出書類の添削、面接対策などサポート体制がしっかりしているので、時間がない人や転職経験があまりない人でも安心して転職活動をすすめられます

転職先の環境については、独自に分析した業界・企業情報の提供などを通して知ることができるために、転職が成功する可能性が高いのです。

転職を検討している方は、リクルートエージェントのサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

doda

doda

dodaは、業界最大数の利用者数を誇る転職支援サービスです。

dodaでは、キャリアアドバイザーが面談を行って、強みや適正から求人を導いてくれることもあるため、「1人ではどうしていいか分からない」という人にもおすすめです。

また、企業に合わせた応募書類の添削や面接サポート、面接日程の調整、内定後の入社時期の調整などを行ってくれるので、安心して転職活動をすすめていくことができます。

あなたの希望の条件をサポートするために、年収などの条件面の交渉を行ってくれることも

時間がないという方は、あなたの経験とスキルを登録しておき、企業から直接オファーが届くスカウトサービスを利用してみるのもおすすめです。

転職を考えている方は、実績も歴史もあるdodaにまずは登録してみてはいかがでしょうか。

リクナビNEXT

リクナビNEXT

リクナビNEXTは、日本最大級の求人情報量と、AI 技術を駆使した高度な仕組みが特徴の転職支援サービスです。

日本最大級の求人データベースから、独自の高精度AIがあなたにぴったりの求人を選んでくれます。そして、あなたが気に入った企業を登録するだけで、企業から連絡がくることもあります。

このような仕組みで、あなたを最適な転職先へと導いてくれるのです。

効率的に転職活動を行いたいという方は、リクナビNEXTに登録してみてはいかがでしょうか。

8.まとめ

本記事では、

  • 嫌われる上司の特徴
  • 「上司が嫌い」という悩みをすぐに解決する5つの方法
  • 嫌いな上司に積極的に働きかけて関係性を改善する2つの方法
  • 上司が嫌いでも注意!やってはいけない行動3選
  • 「上司が嫌いで転職」は正しい選択?転職前に押さえておくこと
  • 「上司が嫌いで転職」する際に気をつけること

について紹介しました。

マイナビ転職が行った調査70%以上の人が「職場に嫌いな上司がいる」と答えているように、「上司が嫌い」というのは多くの人たちに共通した悩みです。

また、マイナビ転職が行った調査によると、嫌われる上司は下記のような特徴を持っているとのこと。

  • 理不尽
  • 自己中心的
  • 自分のやり方を押し付けてくる
  • 人によって対応が変わる
  • 厳しい
  • 感情的になる
  • 仕事ができない

上記のような嫌われる上司に対する悩みをすぐに解決する5つの方法は下記の通りです。

  • 上司のいいところに目を向けるようにする
  • 仕事に没頭して上司から意識をそらす
  • 上司よりさらに上の上司などに相談する
  • 異動を打診する
  • 直接的な接触を減らせないか考える

さらに、下記2つの積極的に上司に働きかけて関係性を改善する方法についてもぜひ試してみてください。

  • 「上司と飲みに行く」などコミュニケーションを増やす
  • 上司に積極的に仕事のアドバイスを求める

本記事を読むことで、上司が嫌いなのは自分だけではないと気持ちが楽になり、上司から受けるストレスが少しでも軽くなれば幸いです。

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