フリーランスデザイナーになるための方法を3ステップで解説!年収や案件の探し方も紹介

フリーランスデザイナーになるための3ステップを解説!年収や必要なスキルも紹介

フリーランスデザイナーとして個人で仕事を初めたいけど「フリーランスのデザイナーの年収ってどれくらい?」「仕事の受注はどうやればいいの?」「デザイナーとしてフリーランスに欠かせないスキルって何?」と様々な悩みを抱えている方が多くいます。

フリーランスは会社というバックアップがなくなり受注や交渉、収入管理まですべて自分でやらなければいけないので、悩みや不安になるのも無理はありません。

この記事では、フリーランスデザイナーになりたい方が抱える悩みや不安が解消できるように下記のポイントを解説しています。

  • フリーランスデザイナーになる為に準備すること
  • フリーランスデザイナーの種類
  • フリーランスデザイナーの働き方
  • フリーランスデザイナーはどのくらいの年収が見込めるか
  • フリーランスデザイナーとして仕事を受注する方法
  • フリーランスデザイナーのメリットとデメリット、注意点

この他に目標にしたい有名なフリーランスデザイナーも紹介しています。

今デザイナーとして会社に勤めているはもちろん、これからデザイナーとしてスキルを身に着けフリーランスを目指未経験の方、どちらもこの記事を最後まで読めば、やるべきことが明確になり、憧れのフリーランスデザイナーに着実に近づくことができます。

クライアント探し迷っている方はフリーランス向けのエージェントをまとめた「【2021年最新版】フリーランスエージェント5社のおすすめランキング!」も参考に見てみてください。

それでは、早速デザイナーになる為の方法から見ていきましょう!

目次

フリーランスのデザイナーになる為の3ステップ

フリーランスのデザイナーになる為の3ステップ

最初にフリーランスデザイナーになる為に必要なステップを紹介します。

フリーランスのデザイナーになる為の3ステップ

    1. デザインのスキルを身につける

    2. フリーランスとして活動する為の準備をする

    3. フリーランスとして仕事を受注する

会社員は、自分の業務範囲内の仕事に集中すれば大丈夫です。

しかし、フリーランスは自分一人で全ての業務を行うので、デザイナーとしての仕事以外も行う必要があります。

この点を踏まえて、フリーランスデザイナーになるための3ステップを下記で解説しています。

ステップ1:デザインのスキルを身につける

フリーランスデザイナーになる為に必要不可欠なデザインスキルをまず身に付ける必要があります。

デザインスキルを身につける方法

  • 企業に就職して仕事の中でスキルと経験を身に着ける

  • 大学、デザインスクールに入学しスキルを学ぶ

  • 独学で学ぶ

デザイナーのスキルを学ぶ方法は、上記の3つの方法があります。

どの方法を選ぶのにしてもデザイナーとして、どの専門分野で使えるスキルを身に着けるのかしっかりと決めておく事が大切です。

デザインの世界は様々な職種があり、最初から数種類身に付けれるほど甘い世界ではありません。

一気に覚えようとして、器用貧乏になってしまう可能性もあります。

フリーランスになる為には最低でも3年~5年の経験、独学の場合はそれ以上必要と考えたほうが焦りは少なくなります。

各職種で最低限必要なスキルについては、後程詳しく解説しています。

ステップ2:フリーランスとして活動する為の準備をする

フリーランスデザイナーとして仕事をするには、デザインソフトが使用できるスペックのPCやバックアップ用のハードディスク、事業届など作業効率が良い仕事道具と仕事環境を整える必要があります。

フリーランスになるために必要な準備

  • 仕事道具

  • 仕事環境

  • 各種届け出、貯蓄

この後、上記の3つの要素についてご紹介していきます。

仕事道具の準備

フリーランスとして仕事をするなら絶対に必要な道具がパソコンです。

デザインソフトを使う場合、パソコン性能もある程度ハイスペックのものが必要になってきます。

それぞれの仕事で使うソフトが異なりますので、ソフトの推奨環適した高性能パソコンと高解像度のモニターは用意しておきましょう。

パソコンの他に、既に納品したデータを保管しておくバックアップ用のハードディスクも必要です。

データが消えてゼロからやり直した経験がある方も少ないはずです。

バックアップを取っておくことで、イレギュラーなデータロストに合った場合でも、少しの手間で最新状態まで戻すことができます。

紙媒体がメインなら使いやすい机、照明、カラーペンなど自分が使いやすい物を準備する必要があります。

仕事環境の準備

2つ目は、フリーランスデザイナーとして仕事に集中できる場所を用意することです。

リモートワークが定着してきたのでオフィスは打ち合わせだけを行い、仕事は在宅でといった形も多くあります。

自宅で行う場合は誰にも邪魔されず仕事に集中できる場所を確保しておきましょう。

自宅で無理ならレンタルオフィスという手もありますが、フリーランスになりたては収入が安定していないので、事務所を借りるなどの高い固定費はなるべく避け、最低限の仕事場所を確保するために、どうすればいいのか独立前に考えておくことが大切です。

各種届け出、貯蓄

3つ目は、フリーランスデザイナーとして本格的に活動するなら各種届出を提出しておく必要があります。

個人事業主として開業届(個人事業の開業・廃業届)と青色申告承認申請書は最低でも提出しておきましょう。

青色申請とは確定申告の方法なのですが、白色申告と比べると削除金額や赤字の場合の税金の免除など、ある程度収入が安定してきたときに有利になりますからぜひ申請しておくべきです。

青色申請の場合は簿記スキルが必要な複式簿記が必要になってきますが、今は会計ソフトが充実していますから簡単なスキルだけで処理が可能になっています。

また開業届を出す際に屋号も登録するのですが、開業届を出すと屋号で銀行の通帳を作れるので1冊作っておきましょう。

生活費と分けて事業資金を考える上でも確定申告でもお金の動きがわかりやすくなります。

フリーランスは毎月決まった金額が振り込まれるわけではないので、できるなら生活費の最低3ヶ月~6か月分の貯蓄は準備しておきたいです。

ステップ3:フリーランスとして仕事を受注する

ここまで紹介したステップ1~2ができれば、あとは仕事を受注していきましょう。

最初は単発の案件でもいいので実績を作ることが大切です。

単発案件をこなしているうちに継続的に案件をくれるクライアントが見つかることもあります。

案件が受注できて実績が詰めたら下記の3つのポイントを視野に入れて案件選びをすることがオススメです。

収入を伸ばすためのポイント

  • 案件の継続的受注

  • 高額案件の確保

  • 受注先の選定

この3つを考えながら、案件選びができるようになるとデザイナーとして収入の安定と年収UPに繋がります。

フリーランスデザイナーとして生きていくためには仕事の受注と納品のバランスは重要な要素です。

まずは焦らず、実績を積んでいきましょう。

未経験からフリーランスのデザイナーになるには?

未経験からフリーランスのデザイナーになるには?

フリーランスデザイナーに憧れ、未経験からデザイナーとなりフリーランスを目指す方は各デザイナーで必要なスキルと、スキルを身に付ける方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは未経験からフリーランスデザイナーになる為に最低必要なスキルを紹介するとともに、スキルを身に付ける方法を2通り紹介していきます。

まずは、各デザイナーになるために必要なスキルから見ていきましょう。

未経験からフリーランスのデザイナーになるために必要なスキル

デザイナーはイメージを形にするために様々なツールを使いこなさなければいけません。

デザイナーと呼ばれる職種は様々あるのですが、そのうち代表的な職種について必要なスキルをまとめてみました。

デザイナーの種類必要なスキル
WEBデザイナー・Potoshop、Illustrator、XD等のデザインソフトスキル
・HTML、CSS、JavaScriptなどのコーディングスキル
・その他にWordPress、UI/UX知識、
CGデザイナー・2Dデザイナー:Potoshop、Illustrator、Live2D
・3Dデザイナー:Photoshop、Illustrator、Maya、Cinema 4D、3DsMAX、Softimage
・デッサンスキル
グラフィック
デザイナー
・印刷知識、デザイン理論
・Potoshop、Illustratorスキル
UI/UXデザイナー・Photoshop、Illustrator、Sketch
・HTML、CSS、JavaScrript
ゲームデザイナー・ゲーム全般の幅広い知識、デッサン力、企画力
・Photoshop、Illustrator
インテリアデザイナー・建物の知識、プレゼン能力
・技術的スキルはあまりないがインテリアデザイナー、プランナー、コーディネーター
イラストレーター・Photoshop、Illustrator
・SAI、Painter、FireAlpacaを使う場合もある
ファッションデザイナー・ファッションに関する広く深い知識、流行を先取りする洞察力
・CLOなどの3DCADソフト、Photoshop、Illustrator

フリーランスデザイナーとして活動する上ではコミュニケーションスキル、創造力、オリジナリティ、発想力は必須です。

会社員として仕事を円滑にするためにコミュニケーション能力は大切ですが、フリーランスの場合は自分を売り込む際にスキルも重要になります。

続いて、未経験からデザイナーのスキルを身につける方法を2つご紹介します。

企業に就職し、デザインを実務経験で積む方法

1つ目のスキルを身につける方法は、企業に就職してデザインスキルを身につける方法です。

企業に就職してスキルを身につけるメリット

  • 安定した収入を得ながら経験を積める

  • 先輩の技術や他の専門職の技術を見ることができる

  • 人脈を作りやすい

企業に就職すると上記のようなメリットがあります。

この3つのメリットとデメリットについて、詳しく説明していきます。

安定収入を得ながら経験を積める

収入を得ながら経験を積めることは、未経験からフリーランスデザイナーを目指す場合の一番のメリットです。

フリーランスデザイナーとして案件を受注するには、多くの案件をこなし経験を積んでいく必要があります。

いきなり独立してもスキルを身につけている期間は、案件が受注できず収入が無い状態になってしまいます。

企業に就職していれば毎月、一定額の収入を得ることは可能です。

企業での経験年数やプロジェクトへの参加した経験はフリーランスになった際、ポートフォリオにも役立ってきます。

先輩の技術や他の専門職の技術を見ることができる

デザイナーとして、既に実務経験が豊富な先輩方は効率がいい方法を知っています。

独学だと、実際に本に書いて合った方法やオンラインスクールで学んだ方法でしか作業を行えず、効率が悪いことが多々あります。

他の人のやり方を知ることで、自分では知ることができなった技術や知識が身につけることが可能です。

フリーランスデザイナーとしてお金だけではなくスキルアップする為にも、企業に就職するメリットはあります。

人脈を作りやすい

フリーランスデザイナーにとって人脈は、収入を得る上でもスキルアップする上でも多いに越したことはありません。

企業でデザイナーとして勤めていれば、取引先の方やチームを組んだ仲間など貴方のスキルを知っている人脈ができます。

勤めていた企業自体が大切なクライアントになる可能性もあります。

会社で作った人脈は、仕事の受注に繋がらなくてもフリーランスデザイナーになった時、仕事の相談や情報共有できる貴重な繋がりになります。

企業に勤めるデメリット

企業に勤めて一番煩わしい人間関係のストレスと技術が偏る可能性があることです。

いざ就職して見たら、上司と折が合わない事や分業制になっていて自分がやりたい範囲まで作業ができないといった事があります。

もし、自分に合わない職場だった際は、1社にこだわる必要はないので転職を繰り返し、スキルや経験を積んでいく方法も選択肢として入れておきましょう。

企業を選ぶ際の注意点

企業を選ぶ際はできるだけ副業OKの企業を選ぶことをおすすめします。

理由は、企業でデザイナーのスキルなどを学びながら休日などを使いフリーランスデザイナーとしての経験を積んでいくためです。

社員として働きながら副業をしていれば、独立の時に顧客がいる状態でスムーズにスタートできる可能性があります。

また、今はデザイナーが関わる情報産業分野の企業ほど就業規則がしっかりしていますから心配は少ないと思いますが、不定休や残業が多い企業も避けたほうが賢明です。

副業に使える時間が定まらなければ、副業で受注した案件を行う時間やフリーランスデザイナーの活動や知識を学ぶ時間が少なくなってしまいます。

プライベートとメリハリをつけられる企業を選ぶことで、フリーランスデザイナーになるまでの時間を無駄なく使うことができます。

オンラインスクールや書籍を使い、独学してフリーランスになる方法

2つ目は、独学またはオンラインスクールで勉強してフリーランスになる方法です。

デザイナー未経験の方が独学でスキルを身に付け、フリーランスデザイナーになる事は不可能ではありません。

ただ、デザイナーとして他の方より少しセンスがあり、独学で学んでもフリーランスとして仕事を受注するのは簡単ではありません。

センスがあっても先ほど解説した専門のスキルや実務経験を最低限必要になります。

スキルを身に付ける方法として自分の時間を最大限活用できるオンラインスクールを利用し学ぶ方法や書籍を使ってスキルを身に付ける事も可能です。

未経験から仕事後の空き時間を使い、デザイナースキルを身に付けたいというかたは下記のデザインスキルを学べるオンラインスクールを参考にしてみてください。

デザインスキルを学べるオンラインスクール

オンラインスクールは大きく2種類の学習形態に分かれます。

サポートの違い概要
講師サポートありテキストや動画を使っての勉強だけではなく、オンライン授業、WEB対面の質問、チャット機能など受けられるオンラインスクール。授業料が20万円~50万円前後と比較的高額だが短期間で集中的に学べるメリットがあります。
講師サポート無し1万円位から始められるオンラインスクールもありますが、独学するための資料が配布されるだけのサービス。すでにある程度知識があり、自己管理ができる人には活用しやすいスクール。

オンラインスクールの一番のデメリットはモチベーションを維持できなくなることです。

途中でやめてしまうと授業料が無駄になってしまいますので、今回は講師サポートがあり、質問もできるオンラインスクールを5社紹介していきます。

TechAcademy

受講満足で96.6%の実力を誇り、IT業界で必よなスキルをを学べるオンライン完結型スクールです。

短期集中コースを多く備えている点が特徴。

通常のチャットサポートの他に週2回のビデオチャットが受けられることが魅力の一つ。

実践的なカリキュラムの中で自分のポートフォリオを作ることもできます。

複数のコースを同時受講すると割引制度なども利用でき料金的にお得になり、無料体験ではHTMLやCSSを1週間かけて学ぶ事ができます。

SAMURAI ENGINEER

SAMURAI ENGINERは専属コーチによるマンツーマンレッスンが受けられます。

オリジナルWEBサイトの制作を重視した実戦形式のカリキュラムで学ぶことが可能です。

料金が他のオンラインスクールより安めで、受講期間は4週間と12週間を選択可能ですが、400時間から500時間の学習ボリュームがあるので12週間でに受講がオススメです。

ただし、毎月の募集制限があるので興味がある方は無料体験などで雰囲気を確かめ早めの申し込みをしましょう。

デジハリオンラインスクール

デジハリオンラインスクールはハリウッド系列が運営しているオンラインスクールです。

豊富な講座の種類と期間も様々準備されており自分にあった講座を選びやすくなっています。

特徴としては講師への質問の回数制限がなく丁寧な回答がもらえる点や講座によっては自分の作品の評価までしてくれれます。

在宅で仕事ができるフリーランスのデザイナーってどんな職業?

在宅で仕事ができるフリーランスのデザイナーってどんな職業?

デザイナーと言っても、紙媒体やWEB媒体、そして車業界やファッション業界まで様々な職種があります。

ここでは主なフリーランスデザイナーの職種を解説していきますので、どの分野に進もうか悩んでいる方は参考にしてみてください。

WEBデザイナー

WEBサイトを何もない状態から自由にレイアウトを決めて作成する職業です。

クライアントの意向に沿うだけでなく、ユーザーに取ってわかりやすく作るスキルも求められます。

通常WEBディレクターを中心にチームを組み1つのWEBサイトを作りますがフリーランスの場合、WEBサイトのデザインや構成、コーティングまで行うスキルが必要です。

CGデザイナー

映画の特殊効果やゲームのキャラクターなどをコンピュータグラフィックを駆使して作成する職業。

2D分野、3D分野と分かれているが3D分野の需要が年々上がっている傾向があります。

映像やWEBの世界だけでなく建築機械や自動車の設計など活躍の場は多肢に渡ります。

現在はAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)に対応する技術も求められることがある職業です。

グラフィックデザイナー

写真、動画、絵画、イラスト、文字などを用いて看板、商品、パッケージなどのデザインをする職業です。

基本的には1つの商品を作る場合、イラストレーターやコピーライターとチームを組んで作業を行います。

広告代理店、デザイン会社、企業の広報部など活躍する分野は多い職業です。

現在は紙媒体が減ってきてWEB上でのグラフィックデザイン技術も求められてきた為、分野が同じWEBデザイナーに転身する人も増え始めている職業でもあります。

UI/UXデザイナー

UI(ユーザーインターフェイス):WEBやスマホアプリのボタンなど画面の使いやすさをデザインする職業。

UX(ユーザーエクスペリエンス):ホームページの各種サービスの使いやすさなどを顧客データなどを元に向上させるデザインを設計する職業。

両方とも別の内容なのですが密接に関係しているため現在は1つの職種としてスキルを習得する必要があります。

IoT社会では非常に重宝される職業でWEBデザイナーのUI、UXに特化した職業とも言えます。

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、その名の通りゲームのキャラクターや背景、アイテムなどをデザインする職業です。

ゲーム内の絵のみではなく世界観やシステムなどゲーム全般をプロデュースする場合もあり、ゲームがヒットすればフリーランスでも相当の収入と仕事を手に入れることができます。

絵を専門で担当するゲームデザイナーをゲームグラフィックデザイナーと呼びます。

インテリアデザイナー

クライアントの要望が反映されるように家具やカーテン照明など内装全般を監修演出する仕事。

形のあるものだけでなく音や温度、雰囲気も含めた空間の演出家。

空間にマッチする家具をデザインするインテリアデザイナーも存在します。

活躍場所は個人宅からオフィス、店舗、ホテルなど様々。

デザイン事務所、設計事務所、家具メーカーなどで需要がありフリーランスとしても活動可能な職業です。

イラストレーター

ポスター、広告、挿絵、WEBサイトなどで使われるイラストを描く職業です。

他のデザイナーとチームを組むことが多く、ゲームのキャラクターから小説の挿絵、商品パッケージ、パンフレット等活躍の場は多肢に渡ります。

比較的フリーランスが多い職業でマンガ家やゲームデザイナーと兼業している方が多いのが特徴です。

ファッションデザイナー

デザイナーと聞いて最初に思い浮かぶデザイナーの花形的職業。

いつの時代でも流行を生み出すセンスはもちろん、時代を先読みする能力も必要で、フリーランスとして活躍するには厳しい競争の世界を勝ち上がらなければいけません。

ちなみにファッションデザイナーは2パターンに分かれています。

ファッションデザイナーの種類仕事の内容の違い
企業内デザイナーアパレルメーカー、繊維メーカーで大量生産アイテムのデザイン
オートクチュールデザイナー個々の顧客の依頼に応じて1点ずつデザインを考案

どちらのファッションデザイナーの道に進むにしてもフリーランスになるには、大手デザインメーカーでの下積みが必要な職業です。

デザイナーを目指すならWEBデザイナーがおすすめ

未経験でフリーランスデザイナーを目指しているが、どの職種が需要が高いのかわからず迷っている方は汎用性の高いWEBデザイナーがオススメです。

現在スマホが普及されたこともあり紙媒体の売り上げが減少し、WEBサイトの設計やデザインをできる人材が重宝されてきています。

先ほどの職種の説明を見てもらってもわかるようにネットに関わる職業の中心にあるWEBデザイナーは応用の効く職業と言えます。

同時にUI/UXのスキルもWEBデザイナーの応用なので、複数のスキルに派生させることが可能です。

フリーランスのデザイナーはクライアントのかゆいところに手が届くプラスアルファのスキルを持っていると仕事の受注率が格段に良くなります。

フリーランスデザイナーとして働く方法は2タイプある

フリーランスデザイナーとして働く方法は2タイプある

大手企業の電通などが社員の業務委託化を開始したように、日本でも多種多様な働き方が認知されてきました。

フリーランスもその1つで、一説によると2030年には8人に1人はフリーランスとして仕事をしているとも言われています。

このフリーランスとしての働き方は2つのタイプがあります。

フリーランスとして働く2通りのタイプ
・独立して働くタイプ
・副業でフリーランスとして働くタイプ

この2つの働き方がどのように違うのか見ていきましょう。

タイプ1:独立して働くタイプ

1つ目は、会社を辞め、開業届けを出し個人事業主として独立して働く方法です。

独立して働く場合は、働く時間が自由になる分、自己管理が大切な働き方になります。

メリットとして、人間関係のストレスがなかったり、頑張った分だけ収入アップを望めます。

独立して働くタイプが合っている人の特徴
・成果に対して収入が比例してほしい人
・会社内の役割制限を超えて作業をしたい人

デメリットは、会社員のような固定給ではないので仕事がないと無収入になる事もあります。

会社を辞めると同時に「営業力・経理事務処理能力」「コミュニケーション能力」も必要なことを忘れないようにしましょう。

タイプ2:副業でフリーランスとして働くタイプ

2つ目のフリーランスは会社の休みや空き時間などを使い、副業として働く方法です。

デザイナーとしてのスキルを活かし、空き時間を使って副収入を稼げるメリットがあります。

副業でフリーランスとして働くタイプが合っている人
・独立を視野に入れ、フリーランスとしての実績と人脈を作りたい人
・固定給+αの収入を得たい人

日中は会社員として時間や行動範囲に限りがあるので、大きな案件の受注は難しいというデメリットがあります。

独立を視野に入れている方や少しでも毎月の収入を増やしたい場合は、この方法がオススメです。

フリーランスでデザイナーの仕事をしている人の年収

フリーランスでデザイナーの仕事をしている人の年収

独立してフリーランスでデザイナーをしようと考えている方の一番の心配事は、いくら稼げるのかという悩みではないでしょうか。

各デザイナーの平均年収をまとめてみましたので自分が希望する業種の平均年収がいくらくらいなのか見てみましょう。

職種平均年収
WEBデザイナー300万円~600万円
CGデザイナー300万円~700万円
グラフィックデザイナー300万円~500万円
UI/UXデザイナー400万円~700万円
ゲームデザイナー200万円~500万円
インテリアデザイナー400万円~500万円
イラストレーター300万円~500万円
ファッションデザイナー300万円~700万円

上記8つの職種の平均年収ですが、実際には200万以下の方もいますし年収1,000万円以上をコンスタントに稼いでいる方もいます。

フリーランスデザイナーの年収をアップさせるために重要なポイントは下記の4つとなります。

  • 受注する案件の単価
  • これまでのデザイン実績や+αで身に付けているスキル
  • デザイナーとしての知名度
  • 継続案件の受注数

年収が高い方は、上記のポイントが明らかに異なります。

この後、さらに需要が高くなると言われている4つの職種について年収の詳細を紹介していきます。

年収に不安を感じている方は参考にしてみてください。

WEBデザイナーの年収

フリーランスWEBデザイナーの年収は平均450万円です。

企業に勤めている場合はそこまで高くなく、平均年収が300~400万円くらいとなっています。

高収入を求めてフリーランスになった場合、スキルレベルによって下記のように年収に差が出てきます。

年収別スキルの違い
200万円~400万円クライアントに言われたとおりにWEBデザインを手がける
400万円~600万円WEBディレクター的な仕事までこなせる、もしくは絶対的なWEBデザイナーのスキルを持っている
600万円以上上記スキルに加えWEBページの運用に困っている企業などに対しコンサルティングなども行える

WEBデザイナーは基本的なスキルさえ持っていればフリーランスになれる職種ですが、上記を見て分かる通りプラスアルファのスキルが年収に直結してきます。

UI/UXデザイナーの年収

平均で年収500万円、少し高いと年収700万円台に入ってしまうUI/UXデザイナーの年収はWEB業界でも高いほうです。

理由としてはUXスキルによっては、企画段階からプロジェクトに参加しないといけないからです。

またスマホアプリ制作では欠かせないスキルの為、年々需要が増してきている背景もあります。

フリーランスのUI/UXデザイナーも年収UPはプロジェクトの上流工程から参加できるスキルをもっているかで違ってきます。

UXスキルは技術もさることながら市場調査など経験と知識も必要です。

企業などで下済みと経験があった方がフリーランスになった後、年収が高い傾向があります。

グラフィックデザイナーの年収

企業に勤めているグラフィックデザイナーの年収は平均350万円と一般的な中小企業のサラリーマンの平均年収と変わりありません。

グラフィックデザイナーの場合、WEBディレクター、イラストレーター、コピーライターのスキルを兼ね備えていると1人でWEBページ制作も可能になる為、年収800万円以上稼ぐことができる職種でもあります。

CGデザイナーの年収

CGデザイナーの平均年収は400万円前後となっています。

年収UPする為には、他の業種と同じくスキルの多さと熟練度が大きく関わってきます。

特に2D、3D両方に対応できる事はもちろんですが、先端技術であるARやVR技術を持っていれば年収1,000万円も狙える職種です。

安定的に稼ぎ続けるために、CGデザイナーを雇用している方もいます。

フリーランスで収入を安定させるためのコツ

安定的に収入を得るコツは以下の2つ。

収入を安定させるためのコツ
・高額案件を発注するクライアントからの仕事を継続させる
・仕事の受注先、スキルを増やす

フリーランスは案件を納品して収入を得ていくので、常に案件を受注できる営業力が大切です。

しかし、営業に時間をかけすぎてもデザイン作業が疎かになってしまいます。

そのためには複数のクライアントから継続的に受注をもらえるようにクオリティーを維持し、自分だけが受注できる人材になることが重要です。

未経験のフリーランスデザイナーが案件を受注するための仕事の探し方

未経験のフリーランスデザイナーが案件を受注するための仕事の探し方

スキルは身に付けたけど、案件をどのように受注すればよいかわからない!と悩んでいる方は多くいます。

フリーランスデザイナーが仕事を受注する為の方法は4つあります。

案件を受注する4つの方法

  • フリーランスエージェント
  • クラウドソーシング
  • 会社時代の取引先や知人からの紹介
  • マッチングサービス・SNS

4つそれぞれがどういった受注方法なのか、この後ご紹介します。

案件探しに悩んでいる方は、この4つの方法を試してみてください。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、デザイナーだけではなく様々なジャンルの案件が募集されています。

デザイナー案件については比較的安価な案件が多く、独立して収入の軸にするには少々物足りない印象です。

しかし、独立のための副業で案件を受注する場合や独立初期にポートフォリオや実績を充実させる手段としてはオススメです。

有名なクラウドソーシングサイトとして「ランサーズ」や「クラウドワークス」があります。

会社時代の取引先や知人からの紹介

デザイナーの先輩や知人から仕事の依頼を受ける方法も立派な受注方法の1つです。

例えば、貴方の能力があると知ってくれているクライアントにフリーランス転向を伝えた時に仕事を発注してくれる可能性があります。

紹介で注意したいのは値段的に適正価格以下になる場合もありますので、無理な安受けはしないようにしましょう。

Twitter、InstagramなどSNS

TwitterなどのSNSで案件を受注することができます。

探し方は「デザイナー募集」「WEB 募集」と検索すると個人で受注できる方を探しているツイートを見つけることができます。

この受注方法は中間手数料がほとんど発生せず、思わぬ高額案件を見つける可能性もありますが注意点もあります。

注意点は、WEBを通して仕事をする場合、個人情報が少ないため納品しても支払いをしてくれないといったトラブルにあう可能性があることです。

デザイナーの仕事は単価が比較的高い仕事なので相手のアカウントが信頼できるアカウントなのか見定めてから連絡しましょう。

下記にtwitterで募集されていた内容を記載しています。

フリーランスエージェント

4つ目はフリーランスデザイナーの案件をもらえれば、メインの収入軸にできるフリーランスエージェントです。

フリーランスエージェントの魅力
・スキルと実務経験があれば、営業が苦手な人でも受注できる
・適正価格をエージェントが把握しているので適正単価がわからない方でも安受けせずに済む

フリーランスになりたてのデザイナーは営業がうまくできず受注ができないと悩んでいる方が多くいます。

フリーランスエージェントは貴方のスキルや経験をヒヤリングして、自分の代わりに営業を行い、受注先を探してくれるサービスです。

デザイナー案件が少なくエンジニア案件ばかりのエージェントもあります。

この後、受注先に困らない様にデザイナー案件が豊富なフリーランスエージェントについてまとめていますので、収入を安定させたい方は見て頂ければと思います。

デザイナー案件が豊富なおすすめフリーランスエージェント

フリーランスエージェントには、先程紹介した魅力の他に次のようなメリットもあります。

フリーランエージェントを使うメリット

  • 高額案件が多く、収入が安定しやすい

  • クライアントとの値段の交渉を代行してもらえる

  • 自分に合った未公開案件の仕事を紹介してもらえる

  • サポートが充実している場合が多い

派遣会社のように、営業全般を代行してくるシステムは交渉が苦手な方にとってもありがたいサービスです。

フリーランスエージェントで仕事を受けるとマージン(エージェントに支払う手数料)が引かれますが、安定的に仕事を紹介してもらう手数料としては安いはずです。

報酬額は、フリーランスエージェントで仕事を受注する事で、直接依頼を請ける時の参考にすることができます。

では、デザイナー案件が多いフリーエージェントを3つを見ていきましょう。

業界最大手の会社が運営するレバテッククリエイター

レバテッククリエイターの概要
運営会社レバテック株式会社
対象地域東京、名古屋、大阪、福岡
案件数690件(2021年6月調べ)
マージン率(手数料)非公開
サポート体制確定申告代行や人間ドック優待といった福利厚生パッケージあり

レバテッククリエイターは知名度、実力共にNo1のレバテックが運営するクリエイター向けのエージェントです。

エンド直受けの非公開案件も多く、スキル別の担当カウンセラーが常駐しています。

契約期間の終了が近づくと次の案件を紹介してくれるので、案件探しに時間をかけずに済みます。

また、個々に合わせたフリーランス初心者支援も充実していて、確定申告などの税務関連代行や健康面に対して大手会社にも匹敵する福利厚生パッケージ「レバテックケア」があります。

レバテッククリエイターは常駐案件がメインとなってますのでリモート案件が希望の方は、このあと紹介するエージェントがオススメです。

マージン率を公開しているMidworks(ミッドワークス)

Midworksの概要
運営会社株式会社Branding Engineer
対象地域東京・大阪
案件数187件(2021年6月調べ)
マージン率(手数料)20%
サポート体制給与保証制度、書籍勉強会費用の一部負担
交通費30,000円まで保証
リロクラブの福利厚生プランの無料使用

Midworksはマージン率が20%と公開されていて報酬面が明瞭で安心して受注できるエージェントです。

週5日案件ばかりでなく週2~3日で受注可能な案件があるので選択肢の幅が広い特徴もあります。

さらに、医療保険や労災、個人年金保険の他、所得保証保険もあるのでフリーランス初心者でも安心できる福利厚生が整っています。

デザイナーの在宅案件が豊富なCrowdtech(クラウドテック)

Crowdtechの概要
運営会社株式会社クラウドワークス
対象地域全国
案件数77件(2021年6月調べ)
マージン率(手数料)非公開
サポート体制本人や家族も使える福利厚生あり

クラウドテックはクラウドソーシングで有名なクラウドワークスが運営するエージェントサイトです。

週2日からのフルリモート案件が多数あるので、常駐ではなく在宅案件を探している方におすすめのエージェントです。

契約終了期間を設けない案件が多いので、受注先が変わるのが苦手な人は登録しておいて損はないでしょう。

また、全国エリア対応しているので他エージェントで諦めていた方も受注ができるのも魅力の1つです。

エージェントサイトで募集されているフリーランスデザイナー案件まとめ

エージェントサイトにどのような案件が募集されているか各社の案件を見てみましょう。

レバテッククリエイターに掲載されているデザイナー案件
↑レバテッククリエイターに掲載されているデザイナー案件
Midworksのデザイナー案件
↑Midworksのデザイナー案件
Crowdtechのデザイナー案件
↑Crowdtechのデザイナー案件

どの募集案件を見ても制作経験が必要になっています。

企業はフリーランス=即戦力で有能な人材を求めています。

逆に言えば必要な経験さえ積めば収入を得られる可能性が十分にあると言えます。

フリーランスとして、エージェントサービスを利用する事で会社員時代よりも報酬額が高い案件に出会える可能性が上がりますので、収入面が気になっている方はフリーランスエージェントを利用してみてください。

他のエージェントが気になる方は「【2021年最新版】フリーランスエージェント5社のおすすめランキング!」を参考に見てみてください。

フリーランスデザイナーとして知っておきたい有名人

フリーランスデザイナーで大手企業のデザインを行っている有名な日本人3名を紹介します。

大手企業の案件にどんなデザインが求められるのか知っておくことで、これからのデザイン参考なりますので見ていきましょう。

佐藤可士和(さとうかしわ)

佐藤可士和(さとうかしわ)
引用元:カーサ ブルータス Casa BRUTUS

佐藤可士和さんは、日本のクリエイティブディレクターとして業界内では知らない人がいないほどのトップデザイナー。

「ユニクロ」のロゴデザインを手がけたことが一番有名ですが、「セブンイレブン」「楽天」、ホンダのNBOXのエンブレムなどシンプルなのに記憶に残るロゴを手がけています。

2000年に独立、2021年2月には国立新美術館で過去最大規模の個展を開催しました。

彼の作品に込めたメッセージなどを佐藤可士和公式YouTubeにて動画配信で語っていますので気になる方は見てみてください。

永井一正(ながいかずまさ)

永井一正(ながいかずまさ)の作品
引用元:NPO法人建築思考プラットフォーム

永井一正さんは、戦後から日本のグラフィックやデザイン界の最前線で活躍してきた重鎮です。

有名な作品にビールメーカー「アサヒ」のロゴマークがあります。

その他にも1971年の札幌冬季オリンピックのオフィシャルマークなども有名ですね。

デザイナーを目指すなら日本デザインの神ともいえる永井さんの作品には触れておくべきでしょう。

残念ながらホームページはなかったのですが、日本デザインコミッティー日本デザインセンター永井さんの作品が見られます。

服部一成(はっとりかずなり)

服部一成(はっとりかずなり)
引用元:Tokyo TDC

服部一成さんは、独特の世界観でデザインを手がけるフリーランスのグラフィックデザイナー兼アートディレクター。

「キューピーハーフ」の広告作品で1999年にADC賞を受賞したことをはじめ、「くるり」や「エレファントカシマシ」のCDジャケットなどマルチに活躍しているデザイナーです。

彼の作品はDENTO HOUSEのホームページで見ることができます。

フリーランスデザイナーになる4つのメリット

フリーランスデザイナーになる4つのメリット

ここでは、デザイナーとしてフリーランスになった場合に得られるメリットについて、まとめてみました。

フリーランスデザイナーになる4つのメリット

  • フリーランスなら在宅で仕事できる

  • 人間関係のストレスがない

  • 年収アップが見込める

  • デザイナーとして実績が増える

正社員では得られない魅力が沢山ありましたので、早速見ていきましょう。

フリーランスなら在宅で仕事できる

フリーランスで受注し始めると在宅で仕事をする時間が増えます。

デザイナーの場合、常駐案件も多くありますが、会社に縛られることなく自分の時間の使い方を自由に決められることがフリーランスのメリットです。

時間をうまく活用する事で会社員以上に収入を得ることもできますし、趣味や子供の時間もとれるようになります。

自由がある分、責任も大きくなりますので仕事とプライベートのスケジュール管理がだらしなくならないように注意が必要です。

人間関係のストレスがない

フリーランスになると上司の理不尽な命令を聞く必要がなったり、同僚の愚痴を聞かなくて良くなるので人間関係のストレスが解消されます。

無駄なストレスを感じず、受注している案件に集中できるのもフリーランスのメリットです。

一方、フリーランスとして案件を受注し続ける為には、会社員時代とは異なるコミュニケーションスキルが必要になります。

年収アップが見込める

フリーランスデザイナーになると収入が0円になる事もありますが、その反面、自分の努力次第で収入は青天井というメリットがあります。

会社員として頑張っても年間で上がるのは数千円~数万円がほとんどです。

しかし、フリーランスは頑張った分が収入に直結しますので、高単価な案件をこなすことができれば、会社員時代より大幅な年収アップが望めます。

デザイナーとして実績が増える

企業として働いている間に関わった案件は、会社単位での納品なのでポートフォリオとして公開できない事がほとんどです。

しかし、フリーランスの場合は個人のデザイナーとして実績になるので、ポートフォリオの数が受注した分だけ増えていきます。

フリーランスの実績は新しい案件を受注する際、名刺代わりになってくれますので独立を考えている方は副業で徐々に実績を増やしておくことをお勧めします。

フリーランスのデザイナーになるデメリットと注意点

フリーランスのデザイナーになるデメリットと注意点

フリーランスのデザイナーになる場合、メリットだけではなくデメリットや注意点もあります。

フリーランスのデザイナーになるデメリットと注意点

  • 収入が安定しない可能性がある

  • すべての業務を自分でする必要がある

  • 自己管理能力が問われる

  • 自分のスキルを伝えるためにポートフォリオの作成が必須

  • 案件を安く受注しすぎない

事前にどんなことに気を付ければよいか知っておくことで、独立した際の失敗するリスクを軽減できます。

では、見ていきましょう。

収入が安定しない可能性がある

フリーランスの一番のデメリットは収入が不安定なところです。

特に単発案件ばかり受注している場合は、月によって収入がゼロの場合もあります。

収入の不安定さは、会社員では稼げない収入を得る為の代償と割り切って考える必要があります。

複数の継続案件を受注していく事で、最低限の生活費は安定して稼げるようになります。

すべての業務を自分でする必要がある

フリーランスになるとデザイン業務以外にも、請求書の作成や確定申告など事務作業も行う必要があります。

1年目は特にわからないことが多いので、案件の作業以外に覚えないといけないことが多いです。

自己管理能力が問われる

フリーランスは誰も自分を管理してくれません。

自分が休むと仕事が止まり収入が減ってしまいますし、納期に遅れた場合は、発注先からの信用を失います。

仕事の安定受注の為にも、自分自身で生活のスケジュールを組む力はフリーランスには必要です。

例えば3日後の納品までは全力で仕事をして翌日はオフにするなど、適度にリフレッシュをしながらメリハリのあるスケジュール調整が必要になります。

どの業界でもトップにいる人は自分なりの自己管理ルールを持っているものです。

フリーランスを目指すなら、この機会に見直してみましょう。

自分のスキルを伝えるためにポートフォリオの作成が必須

ポートフォリオは全く知らないあなたに仕事を発注して大丈夫とクライアントが判断する為の大切な窓口です。

クライアントが貴方に案件を委託するかを判断する為に、自分のスキルや経歴が伝わりやすいポートフォリオを用意する必要があります。

ポートフォリオがない場合は実績がないと判断されますので必ず作成しましょう。

案件を安く受注しすぎない

案件の値段に関わらず受注から納品、そして請求までの手間はほとんど変りません。

報酬額が安い案件ばかりを受注していると、雇われ社員の方が年収が良かったなんて事にもなりかねません。

フリーランスデザイナーになりたての時に実績作りや信用づくりのために受注する案件は安くても仕方ありませんが、何件か仕事をすると案件ごとの適正な価格が見えてくるはずです。

実績と相場観が把握できたら、報酬額と仕事の内容を照らし合わせて仕事を受注していきましょう。

フリーランスを目指すデザイナーによくある質問集

フリーランスを目指すデザイナーによくある質問集

最後にフリーランスデザイナーを目指している方が抱え疑問や悩みをまとめました。

記事内でも詳しく解説しているのでフリーランスデザイナーになるための悩み解決に役立ててください。

フリーランスデザイナーの平均年収は?

平均年収は300~500万円です。

業種によって平均年収が違うだけでなく、経験やどれだけプラスアルファの事ができるかで年収が変わる世界と言えます。

年収UPの方法などは「フリーランスでデザイナーの仕事をしている人の年収」を参照してください。

フリーランスデザイナーになる為に必要なスキルは何?

デザイナースキルやコミュニケーションスキル、事務処理スキル、自己管理スキルが必要です。

詳しくは「フリーランスになる為の3ステップ」で解説しています。

フリーランスのデザイナーは在宅で仕事ができる?

可能です。仕事場所を自分で決められることはフリーランスデザイナーの魅力の1つですね。

ですが高額案件はチームで仕事をする場合が多く企業に出社する常駐案件が多くなります。

未経験でもフリーランスとしてデザイナーになれる?

未経験からフリーランスデザイナーを目指すことは可能です。

しかし、いきなりフリーランスデザイナーになることはどの職種でも難しいです。

フリーランスデザイナーとして仕事を受注するには必要なスキルを学び、経験を積むことが必要になってきます。

詳しい流れを「未経験からフリーランスのデザイナーになるには?」で解説しているので参考にしてください。

フリーランスデザイナーを目指すならおすすめの職種は?

汎用性が高いWEBデザイナーがおすすめです。

これからも情報発信のメインはネットに変わりはありません。

WEB関係の仕事はWEBデザイナーのスキルが必要ですし、WEBデザイナーはプラスアルファのスキルと組み合わせやすい職種ですので、これからの時代応用が効きやすい職種です。

フリーランスデザイナーが仕事を受注する為のオススメの方法は?

収入がしっかりもらえる受注先としてオススメなのはフリーランスエージェントです。

フリーランスエージェントなら高額のデザイナー案件が多かったり、自分のスキルに合った案件を紹介してくれます。

比較的常駐案件が多いですが、デザイナー本来の仕事に集中しやすい環境をもらえるメリットが大きいですね。

詳しくは「フリーランスデザイナーが未経験でも受注できる仕事の探し方」で解説とおすすめのフリーランスエージェントを紹介しています。

まとめ

フリーランスデザイナーを目指すなら下記の流れで準備をしていきましょう。

フリーランスデザイナーになるためのステップ

  1. 必要なスキルを身に着ける

  2. 経験を積み実績を付ける

  3. 仕事ができる環境を整える

  4. 受注先を確保する

年収はデザイナーの職種によってことなります。

また、スキルをかけ合わせて持っていることで年収UPすることも可能です。

今すぐにフリーランスデザイナーになる事は大変ですが、この記事を参考に1歩1歩確実に進めば、仕事が受注できるフリーランスデザイナーになることができます。

自分がなりたい職種に必要なスキルを把握し、何を覚えれば良いかをしっかり把握してフリーランスデザイナーを目指してみましょう。

あなたが目指すべき
キャリアアップとは?

よりよいキャリアアップを目指して先々の計画を立てることをキャリアデザインと言います。
どのようなキャリアを積み、自分の人生に役立てていくかを、常日頃からイメージしておくとよいでしょう。
もちろん、無理してキャリアアップなどせずに平坦に暮らしていたいというのも、ひとつの考え方です。

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