仕事ができる人の10の特徴と“できる人”を目指すための方法

仕事ができる人の10の特徴と誰でも“できる人”に生まれ変われる方法

仕事ができる人とは、次の10個の特徴を持った人と考えられます。

  1. 圧倒的なスピード
  2. 話が論理的でわかりやすい
  3. 気が利く
  4. 集中力が高い
  5. 安定のメンタル
  6. 目的思考
  7. 物事の捉え方が多角的
  8. 忍耐力がある
  9. 数字に強い
  10. 成果を出す

 

この記事に辿り着いたあなたなら、きっと「仕事ができる人になりたい」という気持ちを持っているのではないでしょうか。

仕事ができる人になる方法は、多くの人が予想しているよりも、ずっと簡単です。

「仕事ができる人になるコツ」を急所でつかめば、どんな人でも仕事ができる人を目指すことは可能です。

にもかかわらず、必要以上に難しく捉え、不毛な遠回りをしている人が後を絶ちません。

そこで本記事では、最短距離で仕事ができる人を目指す方法を解説します。

本記事のポイント

  • 仕事ができる人の特徴を理解できる
  • 仕事ができる人になるために実行しておきたいことを解説
  • 避けておきたいNG行動も把握できる

「仕事ができる人の特徴を知って、自分も仕事ができる人になりたい」

…という方におすすめの内容となっています。

この解説を最後までお読みいただくことで、あなたが「仕事ができる人が持つ共通の特徴」はもちろん、「圧倒的に仕事ができる人間に変わるために何をすべきか」を体系的に理解することに役立ちます。

最後まで読んでいただき行動に移していただければ、大げさではなく人生を変えられるチャンスになるかもしれません。。ではさっそく始めましょう。

1. 「仕事ができる人」に共通する10の特徴

「仕事ができる人」に共通する10の特徴

周囲から「あの人は仕事ができる!」と評価されやすい人には共通項があります。

まずは「仕事ができる人」と周囲から思われている人にはどんな特徴があるのか、見ていきましょう。

1-1. 圧倒的なスピード

1つめの特徴は「圧倒的なスピード」です。

▼ 仕事ができる人のあるある

  • メールを送った瞬間に返信が来た
  • 凡人の数倍〜数十倍の速さで仕事を片づける
  • 会議や打ち合わせは簡潔に終わらせる
  • 決断が早い
  • 行動が早い

仕事ができる人は、とにかく何もかもが早いという特徴があります。

メールやチャットなどレスポンスから受けた仕事を完遂させるまでのスピードまで、「早い」は仕事ができる人の代名詞です。

会議や打ち合わせも簡潔に終わらせます。会議や打ち合わせの非生産性に敏感なので、無駄に長引かせることは好まないのです。

さらには、決断や行動にも早さが光ります。

身近な例を挙げれば、おすすめの本を教えてもらったら、その場で購入決定し、翌日には読み終えているようなスピード感で生きているのが、仕事のできる人といえます。

1-2. 話が論理的でわかりやすい

2つめの特徴は「話が論理的でわかりやすい」ことです。

▼ 仕事ができる人のあるある

  • どんなことでも、誰に対してでも、わかりやすく説明ができる
  • 相手の理解度に合わせた適切な言葉選びが秀逸

    仕事のできる人の話は、とにかくわかりやすいものです。

    その理由となるポイントは2つあり、1つめは論理的であること。伝えたい内容を、明確に筋道を立てて話すため、すぐに話が理解できます。

    2つめは、相手の理解度に合わせた適切な言葉の選択です。例えば、ビジネス用語をあまり知らない相手と話すときと、熟知している相手と話すときでは、使う言葉を変えています。

    相手の様子を見て理解しにくそうと感じれば、すかさず補足の説明を入れてくれます。

    「私の説明で、そちらが理解してください」

    という姿勢ではなく、

    「どんな相手にも、理解できるように私の説明を変えます」

    というスタンスで話すのが、仕事のできる人の特徴です。

    スピーチでも、ダラダラと話す人はいません。簡潔でありながら場に合わせたウィットを入れる余裕まで見せるのが、仕事のできる人ではないでしょうか。

    1-3. 気が利く

    3つめの特徴は「気が利く」ことです。

    ▼ 仕事ができる人のあるある

    • 依頼しよう思ったら既にやってくれていた
    • 勘が鋭い
    • トラブルの予兆に一番最初に気付く
    • 元気がないスタッフにそっと声をかけている

      仕事ができる人は、本当によく気が利きます。

      上司・同僚・部下・取引先など、仕事で関わるあらゆる人の様子を敏感に読み取っていて、先手を打って行動します。

      自分の仕事をこなしながら、ほかのチームメンバーや部下の仕事の進み具合も把握していて、遅れていれば自ら声をかけてサポートに行きます。

      「このままいくと、トラブルが起きる」というリスクに対する嗅覚が鋭いのも特徴です。

      周囲に気を配りながら仕事をしているため、スタッフの異変もすぐ察知します。元気がないスタッフには「大丈夫?」「何かあった?」とフォローする余裕を持っています。

      1-4. 集中力が高い

      4つめの特徴は「集中力が高い」ことです。

      ▼ 仕事ができる人のあるある

      • 自分の仕事に集中するときは没頭状態で集中している
      • 残業をしない
      • オン/オフがはっきりしている

        前項で紹介したとおり、周囲の様子に敏感で気が利くのが仕事のできる人の特徴ですが、しかし一方で、自分の仕事に集中するときの没頭っぷりには、目を見張るものがあります。

        多くの仕事ができる人は、「自分の仕事に集中する時間」と「コミュニケーションを取る時間」を分けて確保していて、メリハリをつけて仕事をしています。

        仕事ができる人は、残業をしない傾向があります。集中して仕事を片づけるので、残業する必要がないのかもしれません。

        他の人のフォローをするための残業はあっても、自分の本来の仕事が終わらないための残業はしないのが、仕事ができる人といえそうです。

        1-5. 安定のメンタル

        5つめの特徴は「安定のメンタル」です。

        ▼ 仕事ができる人のあるある

        • トラブルが起きても冷静でクール
        • イライラしたり愚痴ったりするのは珍しい
        • 基本的に前向き人間
        • 相手によって態度を変えない
        • 一見おだやかに見えても芯が相当強い
        • 場が緊迫しているとき和ませる一言を言う

          仕事ができる人に「メンタルがズタボロ」という人は少ないのではないでしょうか。

          「鉄の心臓」といわれるほど動じない人、トラブルまで楽しむほどポジティブな人、常に穏やかな人──など、さまざまなタイプの人がいますが、共通点は「メンタルが安定していること」です。

          仕事ができる人はメンタルが安定しているため、いつでもコンスタントに良い結果を出せます。

          さらに、仕事相手にとって「一緒に仕事をすると心地よい人」と思われ、良い人脈を築きやすいのも特徴です。

          なぜなら、仕事ができる人は安定のメンタルにより自己完結しているといえるからです。自己完結とは、他人に機嫌を取ってもらったり、褒めてもらったり、励ましてもらったりする必要がないということ。

          自己完結している人は、接していてラクで心地が良いため、人が集まってきます。

          1-6. 目的思考

          6つめの特徴は「目的思考」です。

          ▼ 仕事ができる人のあるある

          • 「そもそも目的はなんだっけ」が口癖
          • 大きな仕事から小さなタスクまで目的意識の徹底っぷりがすごい
          • 仕事を依頼するときは相手に目的から丁寧に説明する

            目的思考とは、あらゆることを「大本の目的」を出発点として考える思考法のことです。目的思考ができずに手段にとらわれて仕事で結果が出せない人も多いのではないでしょうか。

            それどころか「目的」と「手段」の違いを明確に分けて意識していない人も多いでしょう。結果、“手段の目的化”に陥ります。

            “手段の目的化”の身近な例を出せば、例えば「健康的にダイエットする」という目的があり、その手段としてスポーツジムに通い出したとしましょう。

            しかしいつの間にか、スポーツジムに行くことが目的になり、スポーツジムに行きさえすれば良いという感覚に陥ります。すると「健康的にダイエットする」という目的を見失ってしまいます。

            結果、スポーツジムに行ったあとに「ビールとから揚げで乾杯!」となり、「健康的にダイエットする」という目的が達成できない──というわけです。

            仕事ができる人は「何のためにやるのか」という目的を最重視し、手段はこだわりません。目的に対して最適な手段を常に選択します。

            1-7. 物事の捉え方が多角的

            7つめの特徴は「物事の捉え方が多角的」です。

            ▼ 仕事ができる人のあるある

            • 他の人がまったく気付かなかったポイントを突いてくる
            • まるで経営者のような視点で発言することがある
            • お客様や取引先など相手の立場に立った発言が多い

              仕事ができる人ほど、物事の捉え方が多角的です。

              1つの事象に対して、どれだけ多くのポイント・オブ・ビュー(観点)を持つことができるかによって、“仕事できる度”が左右されるといっても過言ではありません。

              仕事ができる人は、さまざまな立場にたって考えたり、俯瞰して全体像を捉えたりするスキルに長けています。

              結果、ほかの人が気付かないポイントに気付いてトラブルを未然に防いだり、新しいアイデアを生み出してビジネスに活かしたりできるのです。

              1-8. 忍耐力がある

              8つめの特徴は「忍耐力がある」ことです。

              ▼ 仕事ができる人のあるある

              • 泥臭い仕事も最後までやり切る
              • すぐ結果が出なくても諦めない
              • 一時の欲に負けない

                仕事ができる人たちには「粘り強い」「行動力がある」などの特徴が多く見られますが、その源泉となっているのが忍耐力です。

                忍耐力があるから、「もうやめたい」というネガティブな気持ちを我慢して粘り付けたり、「遊びたい」という誘惑に打ち勝って行動したりできるのです。

                これを示す有名な研究に、スタンフォード大学の「マシュマロ実験」があります。

                幼い子どもを部屋の中に入れ、目の前にマシュマロを1つ置き、「これを君にあげるけれど、私が戻ってくるまで15分食べるのを我慢していたら、もう1つあげる」といって部屋を出ます。

                このとき、我慢できた子どもと我慢できなかった子どもを追跡調査した結果、我慢できた子どものほうが、学力も収入も高い結果となっていたのです。忍耐力がある人が成功者となることが示されています。

                参照元:同志社大学学術リポジトリ

                1-9. 数字に強い

                9つめの特徴は「数字に強い」ことです。

                ▼ 仕事ができる人のあるある

                • 会話のなかに数字がよく出てくる
                • あいまいな言葉を使わず数字で具体化する
                • 資料のデータやグラフがわかりやすい

                  企業でビジネスに携わる以上、どんな仕事であっても「数字」は、切っても切り離せません。なぜなら、ビジネスの成功はすべて数字のなかにあるといっても過言ではないからです。

                  数字に強い人は、それだけでビジネスの成功を手にしやすくなります。

                  さらに「数字に強い人は、話に説得力がある」という一面も見逃せません。

                  プレゼンテーションで発する言葉や、提示する商談資料のなかに数字を織り交ぜると、それだけで相手を説得しやすくなるのです。

                  例を見てみましょう。

                  「この戦略を実行すると、コストが大幅にカットできます」
                  「この戦略を実行すると、コストが50%カットできます」

                  この2つの文では、後者のほうが人を説得する力があるのではないでしょうか。

                  数字に強い人は、直接的・間接的にさまざまな面で、仕事を優位に進めています。

                  1-10. 成果を出す

                  10個めの特徴は「成果を出す」ことです。

                  ▼ 仕事ができる人のあるある

                  • その人の存在によって、業績が上がった/会社の仕組みが変わった/離職率が下がったなど、明らかな実績がある

                    これが最後の特徴ですが、仕事ができる人は必ず成果を残しています。

                    それもあいまいな結果ではなく「その人がいなければ、●●はなかった」と、誰もが認める明確な実績を持っているのが、仕事のできる人です。

                    仕事ができる人は、“自分の存在によって、どんな価値を創出したか”に意識を徹底フォーカスしています。

                    「結果がすべて、どれだけがんばっても結果がでなければ、自分を評価しない」

                    …というとストイックで厳しい人の印象を持つかもしれません。

                    しかし実際には、そもそも「自分がどれだけがんばったか」には、さほど興味がない人が多い傾向です。それよりも、「自分はどれだけの成果を挙げたか」に興味津々なのが、仕事ができる人の特徴といえます。

                    結果、圧倒的な成果を残して、名実ともに仕事のできる人として認められているのです。

                    2. 仕事ができる人を目指す方法(1)行動編

                    仕事ができる人に生まれ変わる方法(1)行動編

                    ここまで仕事ができる人の特徴をご紹介してきました。

                    「まるで超人!自分には絶対ムリ」…と思った人もいるかもしれません。

                    しかし、実は「仕事ができる人/できない人」の差は、紙一重です。

                    「仕事ができない人」というレッテルに甘んじて生きてきた人が、ひょんなキッカケから仕事ができる人に大変身するケースは、実際にあります。

                    では、どうすれば仕事ができる人を目指せるのでしょうか?そのとっておきの方法をご紹介しましょう。

                    「行動編/スキルアップ編/マインド編/生活編」の4つのパートに分けてご紹介します。まずは行動編から見てみましょう。

                    2-1. 身近にいる仕事のできる人を徹底的に真似する

                    1つめの方法は「身近にいる仕事のできる人を徹底的に真似する」です。

                    あなたの身近にいる、仕事のできる人は、誰でしょうか。思い浮かんだその人を、今から徹底的に真似しましょう。

                    「真似るは学ぶの第一歩」といわれるように、自分がなりたい人の真似をすることは、最も簡単で確実な成功法のひとつです。

                    具体的には、まるでその人を頭の中に飼っているかのように、常に「●●さんならどうするか?」と考えながら行動するのがおすすめです。

                    あなた自身が、まるで●●さんになったかのうように振る舞いましょう。

                    どうしても「真似する勇気がない」「自分にはできない」と感じる場合には、ファーストステップとして、●●さんの行動を目で見ましょう。

                    というのも、脳にはミラーニューロンという脳神経があり、他人の行動を目で見ていると、自分の行動がミラー(鏡)のように似てくる効果があるためです。

                    参照元:法政大学学術機関リポジトリ

                    いつも見ていると、徐々に自分の行動が●●さんに似てくるのがわかるでしょう。

                    2-2. すべてのレスポンスを早くする

                    2つめの方法は「すべてのレスポンスを早くする」です。

                    この方法は、社会人経験がまだ浅く、十分なスキルがない人に特におすすめです。なぜなら、レスポンスを早くするだけなら、意思さえあれば誰でも必ずできるといえるからです。

                    実際、20代前半の時期に、

                    「まだスキルはないけれど、早さだけは絶対に誰にも負けない。
                    早さのナンバーワンを獲ろう」

                    と決心して、仕事ができる人へと成長していった人がいます。

                    これなら、あなたにもきっとできるはずです。

                    具体的には、メールやチャットなどの返信を誰よりも早く行うことです。すぐに返信できない内容だったときには、その旨を伝え「●月●日に改めてご連絡します」と返信します。

                    コツは、コミュニケーションやタスクのキャッチボールの球を、自分のところで止めないことです。最初はどんな球でも良いので、とにかくすぐ投げ返しましょう。

                    スピードを緩めずに続けていると、そのうちスピードに質がついてきて、速く良い球が投げ返せるようになります。

                    なお、レスポンスが早いことは、誰にとってもわかりやすい指標です。手っ取り早く「仕事ができる人」という評価を得たいときのハックとしても活用してください。

                    2-3. 会議・打ち合わせの時間を半分にする

                    3つめの方法は「会議・打ち合わせの時間を半分にする」です。

                    仕事ができる人は“会議や打ち合わせの非生産性に敏感”と先にお伝えしました。

                    あなたも仕事ができる人になりたいのなら、会議や打ち合わせの非生産性(生産性がないこと)から目をそらさないでください。

                    仕事で成果を出したいなら、会議や打ち合わせなどに無駄な時間を使っていては、1日はあまりにも短すぎます。

                    まずは、会議・ミーティング・打ち合わせにかけている時間を、現状の半分にしましょう。

                    「半分にするなんて無理!」

                    と拒否したくなる気持ちはよくわかりますが、やってみてください。

                    やると決めた途端、「半分で終わらせるためには、どうすれば良いか?」とあなたの思考が開けてくるからです。

                    何をどの順で話せば良いか、準備はどうするか、省略できる会議はどれか──など、今まで無意識だった数々の事柄が、急に頭の中に広がってくるはずです。

                    3ヶ月もすれば、体に感覚が染みついて、がんばらなくても自然と会議を簡潔に終えられる人に変わっているでしょう。

                    2-4. 最後までやり抜く

                    4つめの方法は「最後までやり抜く」です。

                    仕事ができる人が持つ粘り強さや実行力を手に入れるためにレッスンとして、最後までやり抜く癖をつけましょう。

                    最初は、本当に小さなことでかまわないので、何でもやり抜く意識を持ってください。

                    例えば、「今日はココまでやる」と決めたなら、飽きようが、誘惑があろうが、疲れようが、とにかくやり抜くのです。やり抜き続けることで、やり抜くスキルは鍛えられます。

                    「そんなの元も子もない」と思うかもしれませんが、そんな気持ちを我慢してやり抜くことが、忍耐力を養うことにつながります。

                    なお「とにかくやり切るのが苦手」という場合には、新しい知識のインプットが役立つかもしれません。

                    やり抜く力の伸ばし方のメソッドが学べる本としては、ペンシルベニア大学のアンジェラ・ダックワース教授の『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』などがあります。

                    やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

                    アンジェラ・ダックワース『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

                    3. 仕事ができる人を目指す方法(2)スキルアップ編

                    仕事ができる人に生まれ変わる方法(2)スキルアップ編

                    仕事ができる人を目指す方法、次はスキルアップ編をお届けします。

                    3-1. ロジカル・シンキングを学ぶ

                    1つめの方法は「ロジカル・シンキングを学ぶ」です。

                    ロジカル・シンキングとは「論理的思考」のことですが、具体的な学び方としては、ぜひロジカル・シンキングを読みましょう

                    『ロジカル・シンキング』は、ロジカル・シンキングの入門書として多くのビジネスパーソンが愛読し続けている鉄板の名著です。

                    ロジカル・シンキング

                    照屋 華子, 岡田 恵子『ロジカル・シンキング

                    例えば、上司から「もっとロジカルに考えるように」とフィードバックを受けた経験はあっても、

                    「ロジカルに考えるための具体的な技術を学べる機会はなかった」

                    という方が多いのではないでしょうか。

                    『ロジカル・シンキング』は、マッキンゼーで活躍する著者たちが、ロジカル・シンキングの技術を解説してくれる貴重な本です。

                    話の重複・漏れ・ズレをなくす技術である「MECE」、話の飛びをなくす技術「So What?/Why So?」はじめ、ロジカル・シンキングの真髄が詰まっています。

                    まだ読んだことがなければ、すぐにでも入手して読みましょう。

                    3-2. フレームワークを叩き込む

                    2つめの方法は「フレームワークを叩き込む」です。

                    前述の『ロジカル・シンキング』で論理的思考の基礎を学んだら、次はロジカルシンキングを使いこなすためのフレームワークを自分に叩き込みましょう。

                    フレームワークとは、ある枠組みに沿って思考することで、素早く効果的なロジカルシンキングを可能にする仕組みです。

                    フレームワークを使いこなせれば、それだけで仕事ができる人に近づくことができるでしょう。

                    仕事ができない人ほど、自分の力を過信し、「すでに先人が残してくれた知恵」を有効活用しようとしません。イチから自分でやろうとして失敗します。

                    あなたは同じ失敗をしないように、既存のフレームワークを自分のモノになるまで使い込んでください。

                    あなたがどんなフレームワークを使うべきかは、従事している仕事内容によって変わりますが、まずは書籍から体系的に学ぶのがおすすめです。

                    マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク

                    大嶋 祥誉『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク ――仕事のスピードと質を上げる最強ツール

                    3-3. 目的思考を身に付ける

                    3つめの方法は「目的思考を身に付ける」です。

                    目的思考とは、「何のためにそれをするのか?」と、常に目的から思考する方法です。

                    多くの人は目的を軽視して手段にとらわれますが、そうではなく「すべてを目的ありき」で考えるのが目的思考の特徴です。

                    目的思考が身に付けば、“仕事ができる人”のなかでもかなりレベルの高い位置まで行けるのですが、目的思考の本質を捉えられずに苦戦する人がほとんどです。

                    そこで、目的思考を身に付けるファーストステップとしておすすめしたいのが、マーケティングコンサルタントのサイモン・シネックが提唱した「ゴールデンサークル理論」です。

                    ゴールデンサークルはWHY–HOW–WHATの3つの円で構成されており、あらゆることは「WHYから始めるべき」という理論です。なぜなら、人は何を(WHAT)ではなく、なぜ(WHY)に心を動かされるからです。

                    ゴールデン・サークル(WHY–HOW–WHAT)

                    WHY:なぜそれをするか。集団の存在意義など、組織が何を表しているかを定義するもの。

                    HOW:どのようにするか。我々を他と区別する価値、指針となる原理や行動のこと。

                    WHAT:何をするか。製品、サービスなど我々が果たす仕事の役割。

                    出典:Amazon

                    ゴールデン・サークル

                    ゴールデンサークル理論が学べる名著として『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う』があります。 目的思考を自分のモノにしたいなら、熟読しましょう。

                    WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う

                    サイモン・シネック『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う

                    3-4. 何でも数字で考える

                    4つめの方法は「何でも数字で考える」です。

                    そのためには、まずあなたの意識を変えてください。

                    ビジネスで必要な数字を扱うスキルに、文系も理系も男も女も関係ありません

                    ビジネスで必要な数字を扱うスキルとは、数字で考える力です。これはトレーニングで身につきますし、トレーニングで身に付けるべきものです。

                    具体的なファーストステップとしては、何でも数字で考える習慣を付けてください。

                    例えば、居酒屋に行って「ずいぶん繁盛している店だな〜」と感じたら、席数・客単価・回転率を予想して1日の売上高をザッと計算してみます。

                    さらに慣れてくれば、材料費・人件費・家賃などのコストも予想して、利益を計算してみましょう。「意外に儲かっていないな」と感じ方が変わるかもしれません。

                    実は、数字に強い経営者は、こういった思考を常に瞬時に行っています。あなたの身近に思い当たる人がいれば、積極的に接点を持って、思考の影響を受けるのも良い方法です。

                    身近に接点を持てる人がいなければ、本を読んで、考え方を学ぶと良いでしょう。

                    「数字で考える」は武器になる

                    中尾隆一郎『「数字で考える」は武器になる

                    3-5. 視点・視野・視座を鍛える

                    5つめの方法は「視点・視野・視座を鍛える」です。

                    気が利く人、物事を多角的に捉えるのが得意な人とそうでない人の違いは、視点・視野・視座にあります。

                    日頃から視点・視野・視座の3つを鍛えましょう。

                    ▼ 視点・視野・視座

                    種類

                    意味

                    鍛える方向

                    視点

                    物事を見る立場

                    増やす

                    視野

                    物事を見る範囲

                    広げる

                    視座

                    物事を見る高さ

                    高くする

                    具体的には、ある事柄を考えるときに、自分に対して以下の3つの問いをします。

                    • もっと視点を増やしたら?
                    • もっと視野を広げたら?
                    • もっと視座を高くしたら?

                    例えば、「新商品が売れない」という課題があったとしましょう。

                    その原因を探るうえで、まずはさまざまな「視点」から考察します。製品機能の観点から見たらどうか?顧客の立場から見たらどうか?販売員から立場から見たらどうか?…といった具合です。

                    次に「視野」を広げていきましょう。競合他社の状況は?最近のトレンドは?市場は?経済は?…といった具合に、「見る範囲」を広げていきます。

                    さらに「視座」を高めていきます。イメージとしては、大空を飛ぶ鳥になった気分で、全体を高い位置から俯瞰して眺めましょう。

                    すると、今までは「点」としてしか見えていなかった事象同士の“つながり”が見えてきて、「本当は何が起きているのか」という本質を見透せるはずです。

                    何を考えるにしても、この3つの問い「もっと視点を増やしたら?もっと視野を広げたら?もっと視座を高くしたら?」を自分に重ねることで、視点・視野・視座が鍛えられ、多角的に物事を捉えられるスキルが身に付きます。

                    4. 仕事ができる人を目指す方法(3)マインド編

                    仕事ができる人に生まれ変わる方法(3)マインド編

                    仕事ができる人を目指す方法、マインド編です。ここではマインド面で心掛けてほしいポイントをご紹介します。

                    4-1. 「自分=できる人」のマインドセットで仕事する

                    1つめの方法は「“自分=できる人”のマインドセットで仕事する」です。

                    仕事ができる人になるためには、「私は仕事ができる人である」というマインドセットで仕事をすることが非常に重要です。

                    これは「役が人を育てる、地位は人を作る」という概念に似ています。

                    “役職(地位、ポスト)を付けてあげると、その人は役職に合った行動を取るようになり、その役職にふさわしい人物に成長していく”

                    という概念ですが、役職ではなく“仕事ができる人という評価”でも同じことがおきます。

                    特に注意してほしいのは、上司や同僚に恵まれずに、周囲から「お前は仕事ができない」などとネガティブなレッテルを貼られているケースです。

                    レッテルを貼られた人は、貼られたレッテル通りの行動をするようになります。仕事ができないというレッテルを貼られれば、本当に仕事ができなくなってしまうのです。

                    現在の職場でどんな評価を受けていようが、誰がなんと言おうが、あなたは「私は仕事ができる人である」というマインドセットを手放してはいけません。

                    今から「自分は仕事ができる人である」と思い込んで、仕事ができる人間にふさわしい行動を取りましょう。

                    余談ですが、このマインドセットは、部下を育てるうえでも有益です。

                    「●●さんは、本当に仕事ができるね!」といった声掛けで、部下に“仕事ができる人”という地位を与えると、本当に仕事ができる人物へと成長していきます。

                    4-2. セルフストレスケアを行う

                    2つめの方法は「セルフストレスケアを行う」です。

                    冷静で、穏やかで、安定的なメンタルは、仕事ができる人に不可欠な要素です。ストレスのケアは早めに自ら行って、常に健全なメンタルを保ちましょう。

                    セルフストレスケアの方法はさまざまありますので、自分に合った方法を探してみてください。以下の記事が参考になるはずです。

                    ひとつおすすめを挙げるとすれば、「マインドフルネス瞑想」があります。

                    スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、松下幸之助、稲盛和夫、井深大などの超一流の仕事のできる人たちが、こぞって習慣としているのが瞑想です。

                    Google、Intelなど、社員研修に取り入れている企業も増えています。興味があれば、書籍などで学んで取り組んでみましょう。

                    マインドフルネス瞑想入門

                    吉田 昌生『マインドフルネス瞑想入門

                    4-3. 自分の集中力が最大化する条件を知る

                    3つめの方法は「自分の集中力が最大化する条件を知る」です。

                    あなたは、以下の質問に答えられますか。

                    「あなたの集中力が最大化するのはどんなときか、教えてください。」

                    1つでも2つでも答えられれば、仕事ができる人に近づいています。

                    多くの人は、

                    「そもそも、どんなときに自分の集中力が最大化するのかなんて、考えたこともない」

                    と答えるからです。

                    一方、仕事のできる人はといえば、自分なりの明確な解を持っています。例として、ある仕事のできる人の回答をご紹介しましょう。

                    次の条件で、私の集中力は最大化します。

                    • 前日23時に就寝して朝5時前に起きた日の5時〜8時の3時間
                    • 仕事に着手する前にドリップしたコーヒーを1杯飲む
                    • ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンを装着
                    • 自分にとって最適な高さに調節したデスク・椅子に座る
                    • 骨盤を立てて左右対称に姿勢を正して座る

                    ポイントは、この内容の是非ではなく、詳細さと確実性です。

                    つまり「自分はどうすれば集中して仕事ができるのか」について、これまでの自分観察と研究によって、どれだけ詳しく、確度の高い情報を持っているか?が肝となります。

                    自分の集中力が最大化する条件を細かく確実に理解しているほど、その人は「自分が集中できる環境を簡単に再現できる」のです。

                    結果、常に高いパフォーマンスで仕事ができる人になります。

                    あなたもぜひ、今日から、集中力に関わる自分観察と研究をスタートしてください。

                    具体的には、「集中して仕事ができたとき/できなかったとき」の状況を、細部にわたって記録する方法がおすすめです。

                    この“自分データ”が蓄積していくにつれて、傾向と対策が見えてきます。

                    なお、今すぐ試せるハックをお求めの方は、例えば『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』などの書籍を参考にするのも良いでしょう。

                    ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45

                    鈴木 祐『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45

                    例えば、「カフェインはテアニンと一緒に飲む」「BGMに歌詞がついた曲は厳禁」など、具体的なハックが紹介されています。

                    5. 仕事ができる人を目指す方法(4)生活編

                    仕事ができる人に生まれ変わる方法(4)生活編

                    仕事ができる人を目指す方法、最後のパートは生活編です。

                    5-1. 良質な睡眠を取る

                    1つめの方法は「良質な睡眠を取る」です。

                    どんなに思考力や実行力を努力で培っても、良質な睡眠が取れていなければ台なしです。睡眠不足の状況では、頭の回転が悪くなるからです。

                    実際、ウェスタン大学の研究チームによれば、睡眠が足りないと「意思決定や問題解決、記憶で極めて重要として知られる前頭葉と頭頂葉の活動が、ぐっと減ってしまう」ことが明らかにされています(出典:BBCニュース)。

                    良質な睡眠を取るためには、睡眠中だけでなく、起床時から就寝時までの行動が重要です。

                    特に重要なポイントは、以下のとおりです。

                    • 規則正しい時間に起きて、朝の光で体内時計をリセット
                    • 朝食で脳のエネルギー補給
                    • 日中の活動と自然光で昼夜のメリハリをつける
                    • 短時間の昼寝
                    • ライフスタイルに合わせた運動習慣(夕方が理想)
                    • 入浴は就寝の2〜3時間前に
                    • 夜の明るい光は厳禁(暖色系の蛍光灯を)
                    • 就寝前の食事、コーヒーや緑茶、寝酒、喫煙は禁物
                    • 毎日規則正しい時間に就寝

                    良質な睡眠

                      出典:厚生労働省

                      良質な睡眠を取って、最大限のパフォーマンスを発揮できるように、脳を整えましょう。

                      5-2. 食事を整える

                      2つめの方法は「食事を整える」です。

                      私たちが食べたものは、脳に影響します。例えば、ハフポストUS版に掲載された記事では、以下のポイントが解説されています。

                      • 脳のほとんどは脂肪。きちんと機能し続けるために、食べ物からの脂肪を必要としている。脳を健康に保つためには、脂肪酸を多く含むナッツや魚を食べると良い。

                      • トランス脂肪酸は記憶力を低下させる可能性があるので避けた方が良い。

                      • 集中力を持続させるためには、精白された小麦を使ったパンやデザートなどの高血糖の食品は避けた方が良い。

                        ※詳しくは「あなたが食べた物は、脳にこんな影響を与えています | ハフポスト LIFE」をご覧ください。

                        他にも、食事と脳の関係については、さまざまな主張や意見があります。自分に合いそうな食事法を試すことで、仕事ができる人に近づけるでしょう。

                        例えば、ビジネスパーソンの間で話題となった書籍に以下があります。

                        シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

                        デイヴ・アスプリー 『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

                        6. これをやると仕事ができない人と思われる!?9つのNG行動

                        これをやると仕事ができない人と思われる!9つのNG行動

                        仕事ができる人には共通の特徴があるように、仕事ができない人にも共通の特徴があります。

                        仕事ができない人の9つの特徴をご紹介しましょう。

                        ▼ 仕事ができない人の特徴

                        • 行動が遅い
                        • すぐ忘れる
                        • 話が長い
                        • 簡単なことを複雑に考え過ぎる
                        • 自分のことで精一杯(周りが見えていない)
                        • スケジュール管理が下手
                        • 自分のキャパシティをわかっていない
                        • 約束を守らない
                        • プライドだけ高い

                                          本記事でご紹介した「仕事ができる人を目指す方法」を実践しつつ、上記の9つのポイントに当てはまらないように注意すれば、必ず仕事ができる人に変身できるでしょう。

                                          仕事ができない人について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

                                          7. 努力しているのに仕事ができる人になれないとき見直すポイント

                                          努力しているのに仕事ができる人になれないとき見直すポイント

                                          もし、努力しているにもかかわらず、仕事ができる人になれないという場合には、見直してほしいポイントがあります。

                                          それは「今いる職場環境が自分に合っているか」です。

                                          あなた自身がすでに仕事ができる人でも、それが正しく評価される環境にいなければ、「自分は仕事ができない」と勘違いしてしまいます。

                                          実際、前職では「仕事ができない人」というレッテルを貼られていた人が、転職して環境を変えただけで、「仕事ができる人」と評価されるようになったケースもあります。

                                          あなたは、自分の力が十分に発揮でき、かつそれが正しく評価される職場で働いているでしょうか。

                                          「そうではないかもしれない」と感じるのなら、転職を視野に入れましょう。

                                          まずは転職エージェントや転職サイトを利用して、少しずつ転職活動を進めておくのがおすすめです。

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                                          8. まとめ

                                          「仕事ができる人」に共通する10の特徴は以下のとおりです。

                                          1. 圧倒的なスピード
                                          2. 話が論理的でわかりやすい
                                          3. 気が利く
                                          4. 集中力が高い
                                          5. 安定のメンタル
                                          6. 目的思考
                                          7. 物事の捉え方が多角的
                                          8. 忍耐力がある
                                          9. 数字に強い
                                          10. 成果を出す

                                            仕事ができる人を目指すためには、次のことを実行に移してください。

                                            ▼ 仕事ができる人を目指す方法

                                            行動

                                            • すべてのレスポンスを早くする
                                            • 会議・打ち合わせの時間を半分にする
                                            • 最後までやり抜く

                                            スキルアップ

                                            • ロジカル・シンキングを学ぶ
                                            • フレームワークを叩き込む
                                            • 目的思考を身に付ける
                                            • 何でも数字で考える
                                            • 視点・視野・視座を鍛える

                                            マインド

                                            • 「自分=できる人」のマインドセットで仕事する
                                            • セルフストレスケアを行う
                                            • 自分の集中力が最大化する条件を知る

                                            生活

                                            • 良質な睡眠を取る
                                            • 食事を整える

                                            努力しているのに仕事ができる人になれないときには、「今いる職場環境が自分に合っているか」を確認しましょう。

                                            合っていない場合は、転職することもひとつの選択肢です。

                                            「仕事ができる人」として生きていく人生は、楽しく充実しています。ぜひあなたも、本記事をきっかけに今以上に仕事ができる人になって、思いっきり仕事を楽しんでください。

                                            そんなあなたが携わった仕事であれば、たくさんの人たちを幸せにできるはずです。

                                            あなたが目指すべき
                                            キャリアアップとは?

                                            よりよいキャリアアップを目指して先々の計画を立てることをキャリアデザインと言います。
                                            どのようなキャリアを積み、自分の人生に役立てていくかを、常日頃からイメージしておくとよいでしょう。
                                            もちろん、無理してキャリアアップなどせずに平坦に暮らしていたいというのも、ひとつの考え方です。

                                            スキルを磨いて

                                            キャリアアップしたい方

                                            ご自身のスキルアップを通じてキャリアを磨きたい方はこちらをお読みください。出世や独立起業に繋がる有益な情報をまとめています。
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