薬剤師がMRになるには?MRの仕事内容や転職時の注意点3つ【資格不要】

薬剤師がMRになるにはどのような方法があるかご存知でしょうか?MRへの転職に必要な情報や注意点を押さえておくことで、スムーズに転職活動が進められるはずです。

この記事では、薬剤師がMRになる方法やMRの仕事内容を解説します。記事を最後まで読めば、MRへ転職するコツがわかります。

MRになるためまずは製薬会社へ転職しましょう。ほとんどのMRは製薬会社に勤務し、自社医薬品の情報提供を行います。

製薬会社の求人を探すときは薬剤師転職サイトを活用してください。業界に精通しているキャリアアドバイザーが、あなたに合った企業を提案してくれます。

サービス名運営企業企業求人数特徴
マイナビ薬剤師株式会社マイナビ約5,400件はじめての転職で登録した転職サイトNo.1
薬キャリエムスリー株式会社約200件10万人以上の薬剤師が登録する独自のネットワークを構築
ファルマスタッフ株式会社メディカルリソース約300件20年以上の薬剤師転職支援実績を誇る

※求人数は2021年8月時点

MRとは?

MR(Medical Representative)とは、製薬会社に勤務して自社の医薬品に関する情報提供を行う仕事です。「医薬情報担当者」とも呼ばれています。

MRは下記2種類に分類できます。

  • 自社医薬品を取り扱うMR
  • コントラクトMR

コントラクトMRとは、CSO(医薬品販売業務受託機関)と呼ばれるMR派遣企業に所属するMRです。複数の製薬会社における医薬品の情報提供や情報収集を行います。

2種類のMRは所属が異なるだけで、仕事内容は「医薬品の情報提供や情報収集する」ということに変わりありません。

薬剤師との違い

MRは医薬品の情報を提供したり情報を集めたりする役割を担います。一方で薬剤師は、医薬品を調剤して患者様へ届けるのが大きな役目です。

調剤業務は主に調剤薬局で行う業務です。ドラッグストアに勤務するとOTC医薬品の販売、病院に勤務するとチーム医療や病棟業務などに携わります。

MRに比べて薬剤師は、直接患者様と関わる機会が多いのが特徴です。

MSとの違い

MS(医薬品卸販売担当者)とは、製薬会社から仕入れた医薬品を病院や調剤薬局へ販売する仕事です。MRは情報提供する役割、MSは実際に販売する役割を担うという違いがあります。

上記のほかにもMSは、医療機関に対して価格交渉を行うのが特徴です。MSは自社医薬品の価格を決定することになります。

MRの平均年収

MRの平均年収は約500万円~1,000万円です。実力や業績が給与に直結するほか、専門性が高い仕事であるため年収が高くなる傾向にあります。

薬剤師転職先と平均年収を比較しました。

転職先平均年収
MR500万円~1,000万円
ドラッグストア500万円~800万円
医療コンサルタント300万円~1,000万円
化粧品会社などの企業350万円~700万円
調剤薬局350万円~600万円
公務員薬剤師300万円~600万円
研究職350万円~550万円
大学講師350万円~500万円
病院300万円~500万円

薬剤師転職先としてメジャーな調剤薬局と比べても、MRの方が圧倒的に高年収であることがわかります。

MRで働く薬剤師の仕事内容

MRは主に自社医薬品に関する情報提供を行います。医療機関に対し自社医薬品の効果や安全性などの情報を提供するのです。

単に自社医薬品の有効性を宣伝するだけでなく、安全性についても正しく伝える必要があります。情報提供のほか、副作用や実際の効果について情報収集を行うこともMRの役割です。

一般的な営業職とは異なり、直接医薬品を販売することはありません。

医師を始めさまざまな医療関係者とコミュニケーションを取るのがMRの特徴です。担当先を1つずつ周り情報提供することで、自社医薬品を取り扱ってもらえるよう営業します。

MRへの転職で注意すべきこと

MRへの転職で注意すべきことを3つ紹介します。下記ポイントを理解しておくことで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

  • 営業職であることを理解する
  • 転勤が多い
  • 歩合制の求人は要注意

営業職であることを理解する

MRは営業職であることを理解しておきましょう。医療機関に対して直接医薬品を販売することはありませんが、自社医薬品に関するあらゆる情報を提供します。

営業職なのでノルマが課せられます。「ノルマを達成しなければならない」というプレッシャーは精神的に厳しさを感じるでしょう。

ノルマを達成できない場合は給与に影響を与えてしまいます。MRは業績や実力が給与に反映されるからです。

MRは高年収で薬剤師の専門知識を活かせる仕事ですが、営業職であることを理解しておいてください。

転勤が多い

MRは転勤が多い仕事です。製薬会社の拠点に合わせて勤務先が大きく異なります。

ただしいきなり遠くに転勤させられることはありません。あなたが希望する勤務地や家庭環境を考慮してくれます。

転勤の頻度は企業によって異なります。外資系企業か日系企業によっても変わってくるので、転職後のミスマッチが起こらないようあらかじめ情報を集めておきましょう。

歩合制の求人は要注意

歩合制の求人は要注意です。基本給が極端に少なく、営業の成績で給与が決まってしまいます。

ノルマを達成できなかった場合は給与がほとんどもらえず、精神的に追い詰められてしまうでしょう。安定して給与をもらえない状況はメンタル面に悪影響を及ぼしてしまうのです。

実力がある薬剤師は歩合制でも問題ありません。自分の頑張り次第で大きく稼ぐことができます。

しかし激しい競争をしたくない薬剤師は、歩合制の求人を選ばない方が無難です。安定した給与をもらうためにも、基本給が確保されている製薬会社を選んでください。

薬剤師がMRになる方法

薬剤師がMRになる方法と転職を成功させる方法を紹介します。下記2つを理解してMRに転職しましょう。

  • 製薬会社に転職する
  • 薬剤師転職サイトを活用する

製薬会社に転職する

MRになるためにまずは製薬会社へ転職しましょう。ほとんどのMRは製薬会社に勤務しています。

コントラクトMR(派遣MR)として働きたい場合はCSO(医薬品販売業務受託機関)に転職してください。製薬会社に勤務するMRおよびコントラクトMRどちらも、特別な資格は必要ありません。

薬剤師として薬学に関する専門知識が備わっていることをアピールすれば、採用で有利になるはずです。

薬剤師転職サイトを活用する

MRの求人を探すために薬剤師転職サイトを活用しましょう。薬剤師転職サイトには多くの製薬会社が求人を掲載しています。自分1人で転職活動を進めるより効率が良いでしょう。

薬剤師転職サイトには、あなたの転職活動をサポートするキャリアアドバイザーが在籍しています。具体的なサポート内容は以下の通りです。

  • 面談・求人提案
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接日程調整
  • 給与交渉

求人を提案するにあたって、キャリアアドバイザーは企業の内情を調査してくれます。掲載されている求人情報が正しいか、職場環境は悪くないかなど事前に把握できるのです。

事前に職場の内情がわかれば、転職後のミスマッチを最小限に抑えられます。薬剤師転職サイトを活用して、悔いのない転職を実現させましょう。

MRへの転職におすすめの薬剤師転職サイト

MRへの転職におすすめの薬剤師転職サイトを3つ紹介します。薬剤師転職サイトは「求人数が豊富」「運営元が大手企業」という2つをベースに選びました。

求人数が豊富であるということは転職先の選択肢が広がるということ。あなたの希望を叶えられる求人が見つかりやすくなります。

大手企業が運営している薬剤師転職サイトは転職支援実績が豊富です。これまで数多くの薬剤師を転職成功に導いていることから、独自のノウハウが確立しています。

上記2つの条件に合う薬剤師転職サイトは下記3つです。

サービス名運営企業企業求人数特徴
マイナビ薬剤師株式会社マイナビ約5,400件はじめての転職で登録した転職サイトNo.1
薬キャリエムスリー株式会社約200件10万人以上の薬剤師が登録する独自のネットワークを構築
ファルマスタッフ株式会社メディカルリソース約300件20年以上の薬剤師転職支援実績を誇る

※求人数は2021年8月時点

第1位:マイナビ薬剤師

運営企業株式会社マイナビ
企業求人数約5,400件(2021年8月)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
公式サイトhttps://pharma.mynavi.jp/

マイナビ薬剤師は若年層へのサポートが手厚いマイナビが運営している薬剤師転職サイトです。企業の公開求人数は約5,400件と、薬剤師転職サイトの中でも豊富な求人数を保有しています。

マイナビ薬剤師は全国に15の拠点を構えているのが特徴です。地方での転職者にも対面で対応できるような環境が整っています。

初めての転職や転職に不慣れな場合はマイナビ薬剤師を活用しましょう。キャリアアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれます。

第2位:薬キャリ

運営企業エムスリーキャリア株式会社
企業求人数約200件(2021年8月)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
公式サイトhttps://pcareer.m3.com/

薬キャリは医療業界に特化したエムスリーグループが運営している薬剤師転職サイトです。企業の公開求人数は約200件とマイナビ薬剤師に比べれば少ないのですが、非公開求人を多く保有しています。

非公開求人とはキャリアアドバイザーが独自に保有している求人のこと。一般的に知られておらず、高待遇な求人に出会える可能性が高くなります。

薬キャリを活用して非公開求人を紹介してもらい、悔いのない転職を実現させましょう。

第3位:ファルマスタッフ

運営企業株式会社メディカルリソース
企業求人数約300件(2021年8月)
対応エリア全国(一部エリアを除く)
公式サイトhttps://www.38-8931.com/

ファルマスタッフは日本調剤のグループ会社が運営している薬剤師転職サイトです。ファルマスタッフを活用することで、日本調剤グループの教育制度を受けられます

大手企業の教育を受ければ薬剤師としてスキルアップすること間違いありません。MRとして働くために必要な素質が身につくでしょう。

スキルを向上させたうえで転職したい薬剤師はファルマスタッフがおすすめです。

MRへの転職に関するQ&A

MRへの転職に関してよくある質問と回答をまとめました。あらかじめ疑問を解消しておき、スムーズに転職活動を進めましょう。

リンクをタップすると読みたい場所にスキップできます。

MRに薬剤師免許は必須?

MRは必ず薬剤師免許を必要としません。MRでは薬学の知識が必要になるため、薬剤師がMRへ転職することは有利に働くでしょう。

しかし薬剤師ではない人がMRへ転職するからといって採用が不利になることはありません。MRへ転職したい理由を明確にしたうえで応募書類を提出したり面接に臨んだりしてください。

薬学部出身はMRへの就職に有利?文系出身でもMRになれる?

薬学部出身はMRへの就職が有利になる場合があります。ゼロから薬学の知識を身につけるより、ある程度知識がある人材の方が早く成長できるでしょう。

ただし文系など薬学部以外の出身でもMRになることはできます。実際にMRとして働いている人の中には文系出身者も数多くいるのです。

MRへの就職は薬学の知識を活かせる薬学部が有利ですが、文系出身だからとはいえ不利になることはありません。

高卒でもMRになれる?

高卒でもMRになることはできます。経験の有無や年齢制限があるわけではないので安心してください。

ただし全体的な傾向としてMRには大卒以上の出身者が多いイメージです。高卒でMRになることは不可能ではありませんが、同じ時期に志望する人が大卒出身者であれば厳しい競争になるでしょう。

MRになるため必要な資格はある?

MRになるため特別な資格は必要ありません。ただしMRへなった後、ほとんどの人が「MR認定試験」を受験します。

MR認定試験とはMR認定センターが毎年12月に行っている試験です。試験に合格するとMR認定証が交付されます。

MR認定証とは、MR導入教育の成果を評価するために設けられた、MR試験の合格者に発行される証明書です。

引用元:en world

MR認定証がなくとも仕事に携わることができますが、ほとんどのMRが認定証を保有しています。

MR認定試験の難易度は?

MR認定試験の合格率は毎年80%以上と、試験の難易度は高くありません。薬学の知識を問われるので文系出身者などは不安になるでしょう。

しかし企業側がしっかり学習のサポートをしてくれます。受験からMR認定証交付までの流れも参考にしてください。

MR薬剤師の初任給はどのくらい?

MR薬剤師の初任給は月22万円前後といわれています。ただし年代や経験の有無などにより異なるのでご注意ください。

MR以外の薬剤師転職先において、初任給を比較しました。

転職先初任給
MR月22万円前後
調剤薬局月22万円から~30万円
ドラッグストア月30万円前後
病院月20万円~25万円

参考:マイナビ薬剤師

MR薬剤師の初任給はほかの転職先と比べてそれほど高くはありません。しかしインセンティブ(報奨金)がつくことにより平均年収は高くなる傾向にあります。

MR薬剤師は仕事でMRワクチンに関わる?

MR薬剤師はワクチンを打つ役割でありません。あくまで自社医薬品の情報を提供したり情報収集したりするのがMRの仕事です。

なおMRワクチンとは麻疹(はしか)の予防接種で打たれるワクチンです。

薬剤師転職サイトを活用してMRへ転職しよう

MRとは製薬会社に勤務して自社の医薬品に関する情報提供や情報収集を行う仕事です。薬剤師は調剤業務を通して患者様と関わりますが、MRは患者様と直接関わることはありません。

MR高待遇の求人が多かったり薬学の知識を活かせたりと大きなやりがいを感じられます。一方でMRへ転職する際は以下の3点に注意しましょう。

  • 営業職であることを理解する
  • 転勤が多い
  • 歩合制の求人は要注意

薬剤師免許を持っていれば薬学の知識が身についていると判断され採用が有利になるでしょう。薬剤師転職サイトを活用して、あなたに合った企業を見つけてください。

サービス名運営企業企業求人数特徴
マイナビ薬剤師株式会社マイナビ約5,400件はじめての転職で登録した転職サイトNo.1
薬キャリエムスリー株式会社約200件10万人以上の薬剤師が登録する独自のネットワークを構築
ファルマスタッフ株式会社メディカルリソース約300件20年以上の薬剤師転職支援実績を誇る

※求人数は2021年8月時点

あなたが目指すべき
キャリアアップとは?

よりよいキャリアアップを目指して先々の計画を立てることをキャリアデザインと言います。
どのようなキャリアを積み、自分の人生に役立てていくかを、常日頃からイメージしておくとよいでしょう。
もちろん、無理してキャリアアップなどせずに平坦に暮らしていたいというのも、ひとつの考え方です。

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