「警察官をやめたい」と悩んでいる人に見てほしいおすすめ転職先4つ

警察官をやめたくても、今後の仕事や転職先が不安になってやめるかどうか迷ってしまいますよね。

実際に、警察官の仕事をやめても再就職はもちろん可能です。警察官として勤めていた経験から、そのタフな体力や精神力を評価されることが多いからです。

ただし、警察官から上手に転職するにはいくつかのコツが必要です。

そこで今回この記事では、警察官をやめて新しい職場に転職する際のコツや、警察官を本当に辞めてもいいのかどうかを判断するための基準などを紹介します。

1.警察官をやめたら再就職できる?

警察官をやめたら再就職ができるのかどうかは、多くの人が不安になっている点でしょう。この章では、警察を辞職した後の転職について、見ていきましょう。

1-1.警察官をやめた後の再就職は可能

警察官をやめた後の再就職は可能です。

警察官をやめたいと考えるほとんどの方が、辞職後きちんと他の職場に転職できるかどうかを不安に思っていますが、警察官としてタフな現場で培ってきた精神力や体力を評価してくれる職場もあるので心配いりません。

人によっては、警察官をやめた直後にまずは派遣社員としてスタートし、その後スキルを積みながら転職でステップアップを繰り返し、最終的には警察官の頃よりも大きな収入を得ている方もいます。

このような事例を見る限り、警察官をやめたら次の職場がないのではと不安になる必要はありません。

これまで勤め上げてきた経験に自信を持って、転職活動に臨むことをおすすめします。

1-2.警察官から転職する時のおすすめの職種

警察官から転職する場合、前職のスキルを生かせるおすすめの職種は、下記のとおりです。

転職先の職種どんなスキルが生かせるのか?
警備員
  • 強靭な体力
  • 観察力の鋭さ
  • 初動対応の早さ
  • コミュニケーション能力の高さ など
介護士
  • 正義感の強さ
  • 深い思いやり
  • 強靭な体力 など
営業職
  • 観察力の鋭さ
  • 丁寧なヒアリング力
  • トラブル対応力
  • 相手との交渉力 など
スポーツインストラクター
  • 体力
  • コミュニケーション能力 など

警備員

警察官だった方がスムーズに転職しやすいのが警備員です。

長時間の見張りや見回りなどに耐えられる体力、不審者と対峙する際のとっさの身のこなしや、不審者や不審物を見逃さない観察力の高さなど、警察官と似通ったスキルが必要とされるからです。

ほかにも、トラブルが発生した時の初動対応の早さや、問題が発生した時に周囲の人間から事実を聞き出すコミュニケーション能力の高さなども求められます。

介護士

警察官の転職先として、2つ目におすすめなのが介護士です。

警察官時代に培ってきた、困っている人々を手助けする経験が活かせるからです。介護士の必須スキルとして、弱者を守ろうとする正義感の強さや深い思いやりが求められますが、警察官として働いた経験は、まさにこちらにぴったりなのです。

また、介助に必要な体力が必要とされますが、体力面でも優れている警察官は、介護士への転職は向いていると言えるでしょう。

営業職

3つ目におすすめの転職先は、営業職です。

なぜならこの職種に求められるスキルも、意外に警察官と共通している部分があるからです。

まずは、クライアントの抱える課題を見つける高い観察力とヒアリング力は必須ですが、元警察官であれば、相手がどのような状態にあるのか、的確に観察する力は備わっているのでぴったりです。

また、クライアントとのやりとりのなかで食い違いがあり、トラブルに発展した場合、慌てず落ち着いて状況に対応できる冷静さと対応力も、警察官としてさまざまな現場を体験してきたなら自然に備わっているものです。

そのため警察官の転職先として考えるなら、意外に思えるかも知れませんが、営業職も向いているのです。

スポーツインストラクター

4つ目におすすめの転職先として、スポーツインストラクターが挙げられます。

なぜなら、さまざまなスポーツや武術で鍛えてきた元警察官の方にとって、体を動かす職業は最適なものだと言えるからです。ヨガやフィットネスなど思う存分体を動かせる体力や能力、そしてレッスン中お客さまを励ましたり、成功へと導いていく高いコミュニケーション能力は、警察官であった頃に十分鍛えられています。

そのため、スポーツインストラクターであれば、異業種への大きな抵抗感がなく、スムーズなジョブシフトができるでしょう。

2.警察官を続けると起こりうる5つのトラブル

万が一、警察官をやめる決心がつかず、嫌々勤務を続けていたらどのようなことが起こるのでしょうか。

その場合は、以下5つのことが考えられます。

  • 長時間拘束でプライベートの時間が取りにくい
  • 厳しい人間関係がずっと続く
  • 常に緊張状態にある
  • 大怪我や入院する可能性がある
  • 危険や悲惨な現場に立ち会うことが多い

2-1.長時間拘束でプライベートの時間が取りにくい

1つ目のトラブルとして、プライベートの時間が取りにくいことが挙げられます。

なぜなら、警察官の仕事は長時間拘束されることが多いためです。

たとえば新人時代に配属される交番を例に挙げてみましょう。

通常の交番勤務のサイクルは、1日半勤務したあとは1日半休むという流れで回っていきます。しかし、大きな事件が起きた場合は、書類作成や対応などに追われ、1日半の勤務時間が過ぎても解決を見るまでは引き続き勤務することになります。

そのため、何もなく平和な状態で過ごせているうちは、長時間勤務は特にありませんが、いざ事件が起きたならば、長い時間職場に拘束される可能性があることを、常に念頭に置いておく必要があります。

交番勤務に限らず、その他警察官として勤務する職場においても、扱う案件によっては早朝・深夜勤務、捜査のための不規則勤務などがあり、通常の会社に勤める会社員のように「土日祝日は必ず休み」といったような規則性がないことも理解しておきましょう。

2-2.厳しい人間関係がずっと続く

2つ目のトラブルとして、厳しい人間関係がずっと続いてしまうことが挙げられます。

なぜなら、警察官の組織は完全な階級社会であり、そのため上下関係が大変厳しいからです。

 

よく「体育会系」と言われる通り、礼儀を重んじ、上司・先輩の要求に対してもきちんと応えられる忍耐力と精神力を必要とします。

そのため、高校や大学の体育会系の部活動で、こうした人間関係に揉まれた経験があるなら問題ありませんが、ゼロからなじもうと考えている方にとっては、そこにいるだけで大きなストレスを感じてしまうでしょう。

メンバー同士、もっとフラットで近しい付き合いを望まれる方にとっては、警察官は合わないと感じるかもしれません。

2-3.常に緊張状態にある

3つ目のトラブルとして、常に緊張状態にさらされることが挙げられます。

警察官で勤務中はもちろん勤務外の時間であっても、緊張を強いられるものです。

ちょっとした失敗を犯しただけで「警察官なのに」という無言の圧力を感じてしまい、窮屈な思いをするからです。

また、勤務内容によっては職場から緊急の連絡が来る場合もあるため、管轄外へ帰省や旅行をする際は許可を得る必要があります。

そのため、常に気が休まることがないので、心身共に疲労してしまうことになります。

2-4.大怪我や入院する可能性がある

4つ目のトラブルとして、大怪我や入院をするほどの負傷をしてしまう可能性が挙げられます。

警察官は職務上、不審者や事件を起こした犯人と対峙するケースがあるため、一般の人に比べるとリスクにさらされることが多いからです。

総務省消防庁の「警察と消防」のデータでは、平成20年度の警察職員の殉職・負傷率は以下のように発表されています。

少し古いデータではありますが、少なくとも警察官として勤務する以上は、負傷や殉職する可能性もあることがわかります。

そうはいっても、警察官は業務上、普段から健康管理をしっかりしている職種であり、殉職者数も予想外に低いのですが、命の危険に関わる仕事であるため気を休めることができないことがおわかりいただけるでしょう。

2-5.危険や悲惨な現場に立ち会うことが多い

5つ目のトラブルとして、警察官の特性上、リスクの多い現場や悲惨な場面に立ち会うことが多いことが挙げられます。

中には、人の死を目の当たりにしたり、凄惨な事件現場を直視するケースもあるため、精神面でタフでないと続けるのが難しいと思われます。

このように、警察官で居続けるうちは、上記5つのようなさまざまなトラブルが起こることは否定できません。それでも警察官を続けるのか、やはりやめたいと思うのか。

今一度ご自分の中で、これから起こりうるトラブルとそれに対応する気持ちの整理をつけておくようにしたいですね。

3.警察官をやめた場合のメリット

 

警察官をやめて様々なトラブルや緊張からすっきり解放されたいと思った方は、実際に辞職したあとはどのようなメリットが享受できるのか、一緒に確認してみましょう。

3-1.勤務時間外が精神的に楽になる

なによりも大きなメリットは、勤務時間外の時間を精神的に楽に過ごせることでしょう。

2-1.長時間拘束でプライベートの時間が取りにくいでもお伝えしたように、警察官の仕事をしている以上、緊急トラブルが発生したら、早朝でも深夜でも時間を問わず駆けつけなければなりません。

また、勤務時間が不規則なため、ある程度の予定を立ててもひっくり返ってしまうことも多く、ご家族や友人との約束が果たせるか、常にハラハラしてしまうこともあるでしょう。

その点警察官をやめて普通の生活に戻れば、誰にも束縛されない自由時間が山ほどあるため、開放感で精神的に楽になります。

3-2.危険な目に遭うリスクが減る

2つ目のメリットは、警察官であるがゆえに被ってくるリスクがなくなることが挙げられます。

なぜなら、不審者や犯人を捕まえるために、追いかけたり争う必要がなくなるため、怪我や命にかかわるほどの出来事に巻き込まれずに済むからです。

精神的な面だけでなく、体力面でもリラックスして毎日を過ごすことができるでしょう。

3-3.組織の上下関係や縛りから解放される

3つ目のメリットとして、警察組織の厳しい上下関係から解放され、先輩や上司、部下などで悩んでいた人間関係にすっきり終止符を打つことができます。

2-2.厳しい人間関係がずっと続くでも触れたように、警察官は階級によって上下関係がはっきり決まっています。新米警察官ののスタート地点である「巡査」から始まり、「巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監」の9段階となっていますが、階級間の力や影響力は大きく異なります。

そのため、新米警察官は、上司・先輩よりも常に先に動き、言われたことをてきぱきとこなす器用さとフットワークの軽さが求められます。しかし、警察官をやめることで、こうしたしがらみに一切とらわれずに済むようになるので、毎日人間関係がストレスだった方でも、心穏やかに過ごすことができます。

4.警察官をやめた場合のデメリット

そうはいっても、実際に警察官をやめてしまったら、どのようなデメリットがあるのか不安に思う方もいらっしゃいますよね。警察官をやめた場合のデメリットは、以下2点が考えられます。

  • 公務員の安定したポジションを手放す
  • 何か不祥事があったのか疑われやすい

4-1.公務員の安定したポジションを手放す

1つ目のデメリットとして、公務員としての安定した収入やポジションを手放すことが挙げられます。

たとえば一般企業なら、会社の経営状態が良くないとリストラ対象になったり、減給されたりしますが、警察官は地方公務員もしくは国家公務員なので、収入や雇用状況はしっかり安定しています。

また、「警察官」という職業は対外的にも相手に信頼を与えるものなので、そういった点でも居心地の良い環境です。しかし、警察官をやめてしまうと、こうしたポジションをすべて失うことになるので、辞職するかどうかはその点も織り込んだ上で、検討するといいでしょう。

4-2.何か不祥事があったのか疑われやすい

2つ目のデメリットとして、警察官を自書すると決まって必ず「何か不祥事をしでかして辞めさせられたのでは?」と周囲に思われてしまうことが挙げれます。

やはり警察官は特別な職種なので、多くの人の中で「警察官はなりたくてなった人がほとんど」というイメージが定着しているのもあるでしょう。そのため、警察官になりたくてようやくなれたのに、それを手放してしまうということは、ルール違反を犯したから辞めさせられたと考えてしまう人がいるのも否めません。

本人からしてみればなんとも腑に落ちないものですが、そのような世間の視線があるということも念頭に置いておくといいでしょう。

5.警察官をやめた方がいい人、やめない方がいい人

警察官をやめた場合のメリット・デメリットについて理解できたとしても、では結局どうしたらいいのか迷ってしまいますよね。そこでこの章では、警察官をやめた方がいい人とやめない方がいい人の判断基準をまとめましたので、一緒に確認してみましょう。

5-1.やめた方がいい人

警察官を今すぐにでもやめた方がいい人は、下記の条件にあてはまる方です。

  • 突発的な勤務が苦手な人
  • 「警察官」ということで私生活でも厳しく制限されるのが嫌な人
  • 自分のこれまでの経験と知識を活かして新しい職種にチャレンジしたい人

5-1-1.突発的な勤務が苦手な人

警察官に向かない人の条件として、突発的な勤務が苦手な人が挙げられます。

なぜなら、警察官は任務内容によっては昼夜問わず急な呼び出しがあったり、家族の事情があっても異動を命じられれば、必ずその赴任先へ着任しなければならないからです。

そのため、単身赴任を余儀なくされることは当然ありますし、プライベートな時間を確保しようと頑張っても、急な仕事が入り、せっかくの自由時間を奪われてしまうことになります。

このような突発的な勤務がどうしても受け入れられない方は、警察官をやめた方が精神的にも楽でしょう。

5-1-2.「警察官」ということで私生活でも厳しく制限されるのが嫌な人

2つ目の条件として、私生活面でも制限を厳しくされるのが嫌な人は警察官に向かないでしょう。

警察官である以上は私生活でも間違いを犯さないよう、個人情報や家族情報などが厳しく管理されているからです。たとえば、警察官に勤務している間は、自分の個人情報(氏名や住所)のほかに、家族の住所や氏名、勤務先、さらに警察官以外で親しくしている友人・知人などの連絡先を報告しなければなりません。

また、住宅購入についても上司の許可が必須になります。さらに、圏外への帰省や旅行の行き先についても上司に届け出る必要があります。

このように考えると、警察官は職務上、仕事とプライベートの区別があまりできない仕事なので、このような不自由な環境が辛い人は、思い切ってやめた方がいいかもしれません。

5-1-3.自分のこれまでの経験と知識を活かして新しい職種にチャレンジしたい人

3つ目の条件として、自分の経験や知識を活かして新しい職種にチャレンジしたい!という強い気持ちがある場合は、警察官にこだわらず、転職を考えた方がいいでしょう。

一度警察官として勤務してみたものの、他に挑戦したい仕事に気が付くことは誰にでもあります。

そんな時は警察官であることにこだわらず、自分の力を信じて新しい職場へ果敢に切り替えていくこともいいでしょう。

5-2.やめない方がいい人

一方、警察官をやめない方がいい人は、下記にあてはまる人です。

  • 正義感の強い人
  • 安定した生活を求める人
  • 職場の上司や仲間との密な人間関係が苦にならない人
  • 遠方への引っ越しが嫌な人

5-2-1.正義感の強い人

警察官をやめない方がいい人は、なによりも正義感の強い人があてはまるでしょう。

市民の安全を守り手助けする仕事に、強い誇りややりがいを感じているうちは、警察官をやめるべきではありません。

自分の身をもって安心できる暮らしを提供してくれる警察官には、多くの子どもだけでなく大人も尊敬と感謝の念を持っています。警察官としてのあなたの行動が、町の安全と安心を生み出し、そこに住む人たちもあなたを頼りにしている。そんな状況にやりがいを感じられるうちは、警察官を続けていくことをおすすめします。

5-2-2.安定した生活を求める人

2つ目は、安定した生活を求める人は警察官を続けるべきです。

なぜなら、警察官であることは社会的にも大きな信用につながるからです。特に、給与面や福利厚生面も充実しており、ローン審査も下りやすいのです。

そのため、一般企業に勤務しながらもリストラされる不安と戦うのが怖い方は、警察官を続けた方がいいでしょう。

5-2-3.職場の上司や仲間との密な人間関係が苦にならない人

職場の密な人間関係が苦にならない人は警察官を辞めるかどうかは慎重に考えたほうがいいかもしれません。

警察官は強固な連帯感の中で動いているので、その人間関係を貴重だと考える方にとっては、格好の職場だからです。

警察の現場では、上司や部下、同僚などと密接に協力し合いながら仕事を進めていくので、その分人間関係も密になり、プライベートへの干渉なども出てきます。

それでも、他で得られない一生続く人間関係が手に入ります。

こうした関係を大切にしたいと考える人は、警察官の仕事に向いていると言えるでしょう。

5-2-4.遠方への引っ越しが嫌な人

最後に、遠方への引っ越しが嫌な人も警察官をやめない方がいいでしょう。

警察官は都道府県ごとに採用するので、基本的にはそのエリア内での勤務になるからです。

遠くの海外や都道府県をまたいでの赴任などは、原則としてありませんので、遠い場所への引っ越しをしたくない人は警察官を続けるのもいいでしょう。

6.警察官からの転職を成功させる3つのコツ

警察官はとても特殊な仕事なので、いざ辞めた時に次に生かせるスキルがなく、慌てることが多々あります。しかし、下記のような3つのコツを取り入れて転職活動できれば、成功することも多いのでご安心ください。

  • 転職エージェントを活用する
  • 警察に在職しているうちに転職活動を始める
  • 年齢が若いほどキャリアアップが図れるので決断は早めにする

6-1.転職エージェントを活用する

警察官が転職活動をする際は、転職エージェントを活用することをおすすめします。

一人でやみくもに求職活動をするよりも、転職ノウハウや業界情報に精通した転職エージェントの助言に従った方が、効果的な転職活動ができるからです。

特に警察官は特殊な仕事ですので、一般企業で必要とされるスキルをほとんど身につけることができません。こうした点においても、転職エージェントではどういった点をアピールして転職先企業に伝えればいいのかなどアドバイスくれます。

7.警察官からの転職を成功させる!おすすめの転職エージェント2選」でおすすめの転職エージェントをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

6-2.警察に在職しているうちに転職活動を始める

2つ目のコツは、できればまだ警察官として在籍しているうちから、転職活動をスタートさせることです。

なぜなら、警察官を一度退職してから転職活動を始めると、「なぜ退職したのか?」「なにか不祥事があったのでは?」などとマイナスイメージを持たれやすいからです。

転職活動をスタートさせる前から、このようなイメージが定着してしまうと、いくら人柄やスキル、経験をアピールしても、相手に与えた不信感は拭い取ることができませんよね。

そうならないためにも、できれば在職している間に、転職活動を始めることをおすすめします。

その意味でも、毎日多忙なあなたに代わって、転職活動をしっかりサポートしてくれる転職エージェントの存在は、とても心強いのです。

6-3.年齢が若いほどキャリアアップが図れるので決断は早めにする

3つ目のコツは、キャリアアップを図っていきたいならば年齢が若いうちに、退職の決断をした方がいいという点です。

もちろん、新卒で警察官になってから色々な仕事を覚えるためには、数年かかることもわかります。その間、警察官という仕事が自分に合っているかどうか、見極めたいという気持ちもあるでしょう。

しかし、一般企業から一般企業への転職ならまだしも、警察官から一般企業への転職となると、会社員としてゼロからのスタートになるため、基礎的なスキルを身に付けるための時間が必要となります。

その基礎的なスキルをバネに、その後のキャリアアップを図っていくことを考えると、やはり早めの時期に転職を検討した方がいいのです。

ちなみに、一般的な職業の方が転職に成功した平均年齢は、男性32.9歳、女性30.1歳となっています。いずれにしろ、30代に入ってすぐの若い年齢であり、これぐらいまでには今の仕事をやめて、転職に向けて動き出す必要があるでしょう。

出典:doda「2020年に転職した人の平均年齢は32.0歳」

転職と年代についての詳しい話は、「転職と年齢の関係性とは?最新データと年代別の必要な経験・スキル一覧」にてご紹介しています。ぜひあわせてお読みくださいね。

7.警察官からの転職を成功させる!おすすめの転職エージェント2選

警察官からの転職を成功させるコツとしては、転職のアドバイスをしてくれる転職エージェントの利用が効果的です。今回は下記の2社について、詳しくご紹介していきます。

7-1.マイナビエージェント

マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント

マイナビエージェントの最大の特徴は、各業界・企業の情報に詳しい2大アドバイザーの存在です。

求職者に対し、専任制で転職のアドバイスを行ってくれる「キャリアアドバイザー」は、1つの業界だけではなく様々な業界の転職事情に詳しいので、求職者の相談次第では他業種・他職種への紹介をすることも可能です。

また、企業の情報を収集する「リクルーティングアドバイザー」は、担当企業に通いながら職場の雰囲気や社員の働く様子を確認し、企業が望む人材についても詳しい情報を聞いています。

そのため、求人情報を見ただけではわからない仕事内容や職場の状況などを踏まえて、求職者にアドバイスることが可能です。

【マイナビエージェント】

特徴
  • 「キャリアアドバイザー」「リクルーティングアドバイザー」により転職先の情報をよりリアルに知ることができる
  • 求職者全員と電話もしくは直接面談し、要望を丁寧にヒアリングしてくれる
  • 面談日程や給与条件の交渉なども請け負ってくれる
  • 徹底した応募書類チェックと面談練習を実施
公式サイトマイナビエージェント

7-2.リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴

出典:リクルートエージェント

リクルートエージェント」の最大の特徴は、非公開求人数が業界№1であることです。

非公開求人とは、一般の求人サイトには掲載していない求人情報のことで、常に10万件以上(※2020年8月時点)の非公開求人数を抱えています。

そのため、これまでの求人サイトの情報を見ても、ピンと来なかった方でも、ご自分に適した職種が見つかる可能性が高いです。

また、各業界に詳しいキャリアアドバイザーが求人者の相談に乗ってくれます。書類選考に提出する書類の添削や面接対策など、求職者の転職活動がスムーズに行くよう十分なサポートが期待できます。

【リクルートエージェント】

特徴
  • 求人数が業界でもっとも多い
  • 特に非公開求人数が多い
  • 独自の企業・業界情報を求職者に提供してくれる
  • 書類や面談対策をサポートしてくれる
公式サイトリクルートエージェント

8.まとめ

今回は、警察官をやめたいと考えている方に向けて、警察官を続けることで起こりうるトラブルや警察官をやめることのメリット・デメリット、警察官をやめた方がいい人とそうでない人の判断基準などについて、お話してきました。

警察官をやめたいと思いながらも、なかなか決断できずにいると、以下のような辛い状態が続いてしまうことになります。

  • 長時間拘束でプライベートの時間が取りにくい
  • 厳しい人間関係がずっと続く
  • 常に緊張状態にある
  • 大怪我や入院する可能性がある
  • 危険や悲惨な現場に立ち会うことが多い

こうした状態を我慢しながら過ごしていると、過度の疲労やストレスで疲労困憊してしまうので注意が必要です。

自分の心と体を守るためにも、警察官をやめたいと思ったならば、転職に向けて動き出すことも必要です。とはいえ、やみくもに書類を応募したり、面接を繰り返すばかりでは、なかなか希望通りの転職活動が難しいでしょう。

そんな時は一旦立ち止まり、以下のコツを押さえて再度転職活動に励んでみてくださいね。

  • 転職エージェントを活用する
  • 警察に在職しているうちに転職活動を始める
  • 年齢が若いほどキャリアアップが図れるので決断は早めにする

今回の記事が、警察官をやめるべきかどうか悩むあなたの心を楽にし、新しいキャリアを築くためのきっかけになれることを願っています!

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