退職のしつこい引き止めを回避して無事に円満退職する方法

退職のしつこい引き止めを回避して無事に円満退職する方法

「転職活動が無事成功したのに、今の会社に引き止められて困っている」
そんな時、いったいどうしたらいいのでしょう。

今回は、「しつこい引き止めを回避して、無事に円満退職する方法」をお伝えします。

会社が引き止める理由は、大きく2つあります。

  1. あなたが退職の希望を急に言い出したために、時間がなくて引き継ぎが間に合わないから
  2. あなたが重要なポジションにいて、なかなか替えがきかないから

その他にも「いままで育てた手間が惜しいから」「その転職があなたのためにならないと思えるから」等ありますが、たいていは上記の2つです。

特に多いのは①で、実は辞める側が「会社が思う(ここがミソ)常識的な期間」である「3カ月〜1カ月前」を持たずに退職を言い出しているので、揉めることが多いのです。

解決法としては、

  1. の場合は、急な退職を詫びて、引き継ぎがしっかりできるように工夫すれば良く、
  2. の場合は、「それでも自分は会社を辞めて、新しい世界で挑戦したい」という意思をハッキリ示せば、大抵の場合、相手は引き下がります。

それでも会社側が譲らず、「残りの給料を支払わない」等のハラスメントに及んだ場合は、ハローワークや専門機関に相談することで解決します。

今回の記事では、

  • ケース別の引き止め対処法<言い方の例文つき>
  • 退職ハラスメントに遭った時の対処法
  • そもそももめない「正しい退職の手順」

を、ご紹介します。

せっかくこれまでお世話になった会社ですから、遺恨を残すことなく、キレイに退職しましょう。

それができてこそ「仕事が出来る人」です。

うまくいけば、辞めた会社がこれからもあなたの良い味方になってくれるかもしれませんよ!

また退職の意思を伝えても、上司からのしつこく引き止められてしまい、スムーズに退職が進まないとお悩みの場合は『退職代行』の利用もおすすめです

退職代行』は、あなたの代わりに退職の意思を伝え、交渉までしてくれるサービスもあるので、スムーズに退職することが可能ですよ。

1.会社が引き止めるのは「業務に支障をきたす」から

まずは、会社があなたを引き止める理由を考えてみましょう。
理由が分かれば、解決法が見えるからです。

会社があなたを引き止めるのは、一言で言うと「会社の業務に支障をきたす」からというのが大抵の理由です。
あなたが退職を言い出したことで「業務に支障をきたす」理由は、主に2つ。

①あなたが退職を急に言い出したために、時間がなくて引き継ぎが間に合わないから
②あなたが重要なポジションにいて、なかなか替えがきかないから

また引き止められる理由はこの他に、

③あなたの発言が後ろ向きで、隙があるから

というのもあります。

これは、あなたの発言に迷いが見えたり、会社や人間関係の愚痴がある場合です。
会社から見ると、「悪いところを改善すれば残ってくれそう」に見えるのです。

それぞれの理由についてもう少し詳しく説明しましょう。

1-1. 時間がなくて、引き継ぎが間に合わないから

会社の就業規則では、退職は3〜1カ月前に申し出るようになっているのが一般的です。
これは業務の引き継ぎには最低でもこれくらいかかると会社側は考えているからです。
これより少ない時間で退職の話をした場合、引き止められるのは当然のこととなります。

「いや、自分は2カ月前に言っているけど、引き止められている」という場合は、あなたに任せている仕事内容が重要で、引き継ぎ時間ががそれでは足りない、あるいはすぐに後任が見つからず、求人から始めなければならないという事情が考えられます。
または繁忙期で、今はゆっくり引き継ぎを行なっている暇がないのかもしれません。

よく世間では「法律上は、期限の定めのない労働者は2週間前に退職の希望を言えばいい」と言われていますが、それでは充分な引き継ぎができないのが現実です。

会社は、何があろうと歩みを止め、損失を出すわけにはいきません。あなたが急に辞めることで、運営に穴があくことを会社は恐れているのです。

【この場合の会社の反応】

この場合、会社側は「今は困る」「もう少し延ばせないか」、あるいは脅しのように言葉を荒げてくるパターンが予想されます。

充分な余裕を持たずに退職を言ってきたあなたの落ち度に会社側はイラついているからです。

1-1-1.時間がなくて、引き継ぎが間に合わない場合の対策

一番良いのは次の会社に交渉して入社日を延ばしてもらい、きちんと引き継ぎを行ってから辞めることです。

しかし、次の会社でも「すぐ来てもらわないと困る」となった場合は、限られた時間で最善を尽くすしかありません。

引き継ぎの計画を立て、業務のマニュアルやリストを完璧に作り、「この期間内に迷惑をかけずに辞める」という誠意を会社に見せて交渉していきましょう。

引き継ぎ用のマニュアルづくりは必須

引き継ぎの時間がない時は、マニュアルをしっかりと書面で作成し、それを読めば後継者が分かるようにしておくことが大切です。
また、顧客や取引先への挨拶もきちんと済ませ、後継者に繋いでおくようにしましょう。

お客様から「担当者が何も言わずに辞めてしまった」ように見えると、会社に何か問題があるように感じられます。自分の退職で、会社に迷惑をかけないように注意しましょう。

有休消化を忘れていませんか?

退職日は、引き継ぎ+有給消化で考えましょう。

「退職あるある」なのが、有休消化を忘れて退職日を決めてしまうことです。

社員を数年やっていたら「有給が20日以上残っていた」ということもザラ。これを消化しようと思うと2カ月前に退職を言ったところで、1カ月は有給消化に消えてしまいますから、引き継ぎには1カ月しかないことになります。1カ月前に言われたら、引き継ぎがほとんどできないか、有給がほとんど消化できないかになります。

だから大抵の会社では「3〜2カ月前に言って欲しい」というわけです。
退職のタイミングにつきましては、こちらの記事も併せてお読みください。

退職の意思は何ヶ月前に伝えるべき?正しい決め方と調査データを解説

1-2. あなたが重要なポジションにいて、替えがきかないから

あなたが重要なポジションだった場合は、あなたがいなくなることで会社側は大きな損失を被りますから、これも当然引き止めます。育成にかけた時間やコストを考えると、会社側としては「はい、そうですか」とあっさり引くわけにいかない場合もあるでしょう。

あるいは任せている業務内容が重く、引き継ぎに時間がかかるので、「半年前に言って欲しかった」という気持ちの場合もあるでしょう。
あなたが希有な才能の持ち主だった場合は、会社は全力ですがってくるかもしれません。

【この場合の会社の反応】

この場合は「待遇を良くするから」等と美味しい言葉で引き止めてくる事が予想されます。

あるいは悔しさのあまり逆ギレで「どれだけおまえに時間と金をかけたと思っているんだ」等、恩着せがましいことを言ってくるパターンも考えられます。

1-2-1.あなたが重要なポジションにいて、替えがきかない場合の対策

これまで育ててもらったことや引き止めてくれていることに感謝の言葉と礼儀を尽くして、「それでも自分は新しい世界で働きたい」という熱い思いを語っていきましょう。

会社にすがられても、自分が羽ばたきたいなら振り切って出て行くしかありません。

1-3. あなたの発言が後ろ向きで、隙があるから

あなたの退職理由に会社の体制やまわりの人間関係についての愚痴や批判が含まれていた場合、強い引き止めにあうことがあります。

会社にすれば「そこを改善すれば(そこの誤解を解けば)残ってくれるのかも」と思えるからです。

また、「退職しようと思うのですが」のような弱い言葉も、「まだ迷っているのかも」「押せば何とかなるかも」という期待を相手に抱かせてしまいます。

【この場合の会社の反応】

あなたが言う愚痴や批判に対して、会社側はくどくどと弁解や説明をしてきて、収まるものも収まらない泥仕合の様相になってくる可能性があります。流れによっては、最悪の決別になるかも知れません。

1-3-1.あなたの発言が後ろ向きで、隙がある場合の対策

愚痴や批判は引っ込めて、「自分の夢を実現するために退職したい」という前向きな理由に切り替えましょう。
言い方も明るく堂々と「退職を決意しました(もう心は決まっている)」という態度でのぞむのがベストです。

「ご相談があるのですが」はNG

退職を伝える上司との面談のアポを取る時に、「ご相談があるのですが」と言ってしまうと、引き止められてしまう可能性が出てきます。
なぜなら「ご相談」と言うと「迷っているから相談したい」というニュアンスに聞こえるからです。

辞める決意が固まっている場合は「お話したいことがあるのですが」という言葉を使い、相手につけいる隙を与えないように注意しましょう。

「退職願」を上司に提出するのも手

引き止められそうな予感がしたら、上司との面談の際に「退職願」を書いて提出するのも手です。
通常、口頭で退職を申し入れすれば「退職願」は必要ありません。(「退職願」は、その名の通り退職を願い出るものなのだからです。)

そこをあえて提出することであなたの意思の強さを見せ、相手に隙を与えないようにするのです。

※「退職届」は別ものです。こちらは、上司の話合いで退職が決まったら、事務処理的に提出するものです。詳細は「4.退職を伝える前に「正式な退職する手順」を確認する」でご確認ください。

引き止めは上司の点数稼ぎの場合もある

引き止めるのは、上司の保身のためということもあります。

働き方改革や人材不足もあり、管理職の点数表に「退職者を出さない」という項目がある会社も多いのです。退職者が出れば監督不行き届きとなり、管理者の減点になります。
そのため、必死になだめたり、脅したりして引き止める上司も出てくるのです。

この場合もこれまで育ててくれた感謝を述べながら、毅然とした態度でのぞみましょう。

2.引き止めケース別の対処法

引き止められても、ひたすら「感謝の言葉+前向きな退職理由」で明るくハッキリ堂々と押し切るのがコツです。引き止めケース別の対処例をあげていきます。参考にしてみてください。

ケース①「急すぎる」「今は困る」「辞める時期を延ばせ」

繁忙期やプロジェクトの途中であなたが退職を言い出した場合、あるいは引き継ぎに時間が足りない場合、こういう言い方をされることがあります。

このセリフの場合は、基本的にはあなたの退職については納得していることがほとんどです。
時期的な問題なので、擦り合わせを行なってください。

ケース①対処例・時間の余裕がある場合

「分かりました。具体的にはいつにすればよろしいでしょうか。次の会社の入社時期をずらせるか相談してみます」と言って、実際に両社の退社時期・入社時期の擦り合わせを行なってください。

次の会社もよほど急ぐ事情がない場合、今の会社の仕事をきちんと終わらせてから移りたいというあなたの気持ちを理解してくれるはずです。むしろ、「仕事を放り出してくるより、責任感があるな」と買ってくれることもあります。

もし次の会社に「ダメだ、今すぐ来てくれ」と言われたら、例②を参考にしてください。

ケース①対処例・時間の余裕がない場合

「誠に申し訳ございません。次の入社日が決まっておりまして、恐縮ですが変更することができません。それまでに引き継ぎが完了するように最善の努力を致します」と言って、具体的な引き継ぎプランを提示してください。途中で投げ出すのではなく、繁忙期でも時間がなくても業務に穴が開かない策を練って実行する姿勢をみせることが肝心です。

「今までお世話になった会社に迷惑をかけないようにするぞ」という姿勢が見えれば、次第に上司も納得してくれるはずです。

ケース②「君はいてもらわないと困る人なんだ」

あなたが有能だった場合、会社はこのようなセリフを言って引き止めてくるでしょう。他にもいろいろな泣き落としを言ってくるかも知れません。

しかし、ここは自分が違う場所で活躍したいことを伝えて、納得してもらうしかありません。

またあなたも相手をかわいそうに思ったり、相手に「うん」と言ってもらう日まで待ったりしてもいけません。「残ってくれないか」とずっと言われながらも粛々と事を進めていきましょう。

ケース②対処例

「ありがとうございます。私もこの会社で貴重な経験を多く積ませていただきました。しかしながら、以前からの夢でありました○○の仕事を諦められず、これまでの経験を活かしながら、また新しいところで挑戦してみたいと思っております」と、心が揺るがない姿勢を見せましょう。

この場合は、少しでも迷う態度を見せるとキリがなくすがってきます。

ケース③「待遇を改善するから残ってほしい」

こちらもあなたが有能だった場合、あるいは、あなたが退職理由の中で待遇について愚痴を言った場合、このようなセリフが出てくると思われます。

ただし、残念ながらこの場合、本当に改善されることはあまりありません。その場しのぎで直属の上司が言っているだけということがほとんどだからです。給料改定等の決定はまた別の仕組みで動いているので、そう簡単にはいかないのです。

また本当に改善されたとしても、会社の体質や根幹は変わりませんから、あなたの不満はまた出てくる確率が高いと言えます。

会社の体質が嫌になっていたらほだされずにサックリ行きましょう。

ケース③対処例

「ありがとうございます。私の言い方が悪かったかも知れません。退職の本当の理由は、他の場所でどうしてもやりたい事があるからなのです」と待遇を愚痴った場合は撤回し、前向きな理由に言い直しましょう。

ケース④「部署を異動してもいいぞ」

あなたがやりたいジャンルと同じ仕事が社内にある場合、あるいは、あなたが退職理由に対人関係を愚痴った場合、会社はこのようなセリフで引き止めにかかることもあります。

この場合は、あなたが会社の体質が嫌になったわけではない場合は一考の価値があります。

これで上手くいく例は多くあるからです。

しかし、会社の体質が嫌になって辞める場合は、迷わず次に行きましょう。

ケース④対処例

「ありがとうございます。ですが、私がやりたい事は〜でありまして、この会社の目指すものとは異なります。また次の会社での仕事の開始時期も差し迫っておりますので、誠に申し訳ございません」

この場合、自分のやりたい事が今の会社とかけ離れた事である旨を(創作してでも)言いましょう。

また、もう次のスタートが決まっているといって幕を引くのも有効です。

ケース⑤「お前の考えは甘い」「どこにいっても同じだ」

あなたが20代、30代だった場合、あるいは、あなたの退職理由に愚痴や批判が入っていた場合、上司からこのようなセリフを言われることもあります。

この対処は2パターン考えられます。

1つはまったくその通りで、実はあなたのものの味方がまだ未熟で狭く、思い込みの不平不満で退職を決めている場合、上司の言葉に耳を傾ける価値はあります。あなたが少しでも「耳が痛いな」と思うところがあるなら、上司と思う事を語りあってみるのもアリでしょう。

もう1つは上司が逆ギレで暴言を吐いている場合です。まったく上司の言うことが当てはまらないなら、やはり前向きな理由を言って退社の意思が固いことを示しましょう。

ケース⑤対処例

「誠にありがとうございます。確かに私もまだまだ分かっていない事が多いと自覚しております。その点も改め、またこれまで教えていただきました数々の事を活かしまして、次の場所でも精進していきたいと思っております」と言い、やはりここではできない、どうしてもやりたい事があると伝えましょう。

ケース⑥ひたすらこれまでの問題点について語られる

あなたが会社を批判したり、過去の事例を愚痴った場合、上司はそのひとつひとつについて問題点を解決しようとするかも知れません。

その場合は、泥沼化する恐れがあるので、素早く自分の愚痴を撤回しましょう。

ケース⑥対処例

「分かりました。私の方でもいろいろ誤解があったかも知れません。力が足らずに申し訳ありませんでした。しかし、今回の退職はまったく別の理由がありまして〜」と言い、自分がやりたいことのために辞めるんだという方向に切り替えてしまいましょう。

ケース⑦ひたすら逃げられる・無視される・脅される

完全に上司が逃げに出た場合やキレた場合、このようなことがあります。

この場合、退職の話を別の上司(もうひとつ上の上司)に替えてみましょう。

それでも似たような反応なら、会社の体質の問題です。ハローワークやしかるべき機関に相談してください。詳しくは次章「3.強引な引き止めやハラスメントは専門機関に相談」をお読みください。

体調や家庭の事情にするのもアリ

話し合いが平行線だったり、しつこい場合、あるいは自分の性格的に正面からの説得が難しい場合は、体調や家庭の事情のせいにするのも手です。

「実は体調も良くなくて」「実は親の介護で実家に戻らなければならなくなったこともありまして」等は、後からつけたしても「それならしょうがないな」と思わせる効果があります。

3.強引な引き止めやハラスメントは専門機関に相談

こちらが誠意を尽くしても、会社側が「絶対に辞めさせない」という強固な態度を取る場合もあります。
中には「これまでおまえの教育にかけた手間暇をどうしてくれるんだ、損害賠償を払え」「辞めるなら今月の給料は払わない」「退職金は払わない」といっためちゃくちゃなことを言い出す会社もあります。

その場合は、ひとりで悩まず、ハローワーク等しかるべきところに相談してください。

・厚生労働省の総合労働相談コーナーでは、ハラスメントなどの職場のトラブルに関する相談や、解決のための情報提供をワンストップで行なっています。

<参考>
厚生労働省 総合労働相談コーナー

・裁判所や地方公共団体、法テラスなどの紛争解決機関もあります。

<参考>
厚生労働省 各紛争解決制度紹介リーフレット

・有料でもいい場合は、弁護士事務所や外部の労働組合が行なう退職代行サービスもあります。料金の相場は2万〜5万円台くらいです。「退職代行」で検索してみてください。

【対ブラック企業用】「退職届」を郵送すれば、2週間後には辞められる

真っ黒なブラック企業なら強行突破も仕方ありません。
先に述べた通り、法律的には「2週間前」に退職を伝えればいいことになっています。

強行突破でいくなら、「退職届」を記録が残る郵便で会社に送りつけ、2週間経ったら辞められます。

離職票等が送られてこない場合はハローワークが代行して催促してくれたりしますので、実際には会社をぶっちぎって辞めることは簡単です

思い悩むことはありません。

会社に脅されても鵜呑みにせず、ハローワークや機関と相談して身を守ってください。

4.退職を伝える前に「正式な退職する手順」を確認する

もしこの記事を退職を伝える前に読んでいたら、ぜひ伝える前に「正式な退職する手順」を確認してください。退職に関する揉め事は、大抵「(会社が考える)正式なルール」に則っていないから起きることだからです。

先に正式なルールを知っておけば、トラブルは少なく抑えられます。
会社に就業規則があれば一読し、どれくらい前に退職を伝えるべきかを確認してください。
就業規則がない場合は、下記の一般的なルールに従ってください。

【退職の手順】
①3カ月から遅くとも1カ月前までに
引き継ぎ+有給消化を見越して、余裕を持って伝えましょう。
閑散期やプロジェクトが終わったタイミングを見計らえばベストです。

②直属の上司に個人面談のアポをとり
「お話があるのですが」と口頭かメールで個人面談のアポを取りましょう。
他の人がいないところで落ち着いて話す方が、上司もよく聞いてくれます。

③正しい伝え方で退職の旨を伝え
基本的に「ここではできないやりたい事がある」という前向きな言い方をしましょう。
会社や人の愚痴や批判は話がこじれがちなのでやめましょう。

④上司と相談の上、「退職届」を書いたり、同僚に伝え
まわりの人に言うのは、上司と相談してからにしましょう。
先にまわりに言うと、尾ひれがついて話がややこしくなったり、業務に支障が出る場合があります。

また退職届も規定の用紙がある場合があるので、まずはどのようにしたらいいか上司に確認してください。

⑤しっかり仕事の引き継ぎをする
会社の業務に穴をあけないよう、引き継ぎを行ないましょう。
ここがしっかりできれば、大抵の場合、円満退職となります。

下記の記事でそれぞれについてさらに詳しく説明してありますので、ぜひ併せてお読みください。

円満退職できる上司への退職の伝え方と手順【例文つき】

退職までの流れ10ステップを解説!チェックリスト&例文サンプル付

5.今の会社に残った方がいい場合もある 

場合によっては、今の会社に残った方がいいケースもあります。

例えば、あなたが20代で経験が浅く、世の中のことがまだよく見えていない場合、「ブラックだ」と思い込んでいる今の会社は世間的にはマシな方で、次に行こうとしている会社の方が「口では良い事を言うけれど、蓋を開けたらとんでもなかった!」ということもあるからです。

あるいは、転職で背伸びしていった会社で数年後に冷や飯を食うことになり、給料ややりがいがものたりなくて辞めた会社で自分より仕事が出来なかったヤツが出世して今は悠々自適に暮らしている……ということも本当によくあります。

自分で判断がつかない場合は、ハローワークや民間の就職支援サイトなどに相談してみるのもひとつの手です。プロは多くの事例を見てきているので、冷静な意見をくれます。給料や条件だけでなく、あなたの性格や希望にあったところに行けるようにアドバイスしてくれるので、参考にしてみてください。

6.まとめ

今回の「しつこい引き止めを回避して、円満退職をする方法」はいかがでしたでしょうか。

ポイントは以下の通りです。

  • 退職時期は、引き継ぎ+有給消化の余裕をもって決める
  • 退職の理由に愚痴や批判を言わない
  • 引き止めには「感謝の言葉+前向きな退職理由」で押し切る
  • ハラスメントはハローワークや外部機関に相談する
  • ブラック企業には強行突破もOK!

明るく丁寧な姿勢+引き継ぎをしっかりして、円満退職してくださいね!

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