転職を決断するきっかけ10選と最終決断に失敗しないためのポイントを解説

「今の仕事に満足していないから転職を考え始めている」「だけど、転職を決断する決め手が分からない」と考えている方は多いのではないでしょうか。

転職活動を始めたり、実際に内定をもらった後に最終的に転職を決意したりするのは、ハードルが高いものです。特に転職が初めてという方にとっては「本当に転職に進んで良いのだろうか」と不安な気持ちでいっぱいになってしまうのは仕方のないことです。

そこで今回は、転職希望者の多くが転職活動スタートを決断したきっかけや、最終的に転職する選択肢を決めたポイントを詳しく解説していきます。

他の転職者がどのように転職を決断したのか、きっかけや事例を多く知ることで、自分の気持ちを冷静に整理する判断材料にしてみてください。

目次

1. 転職活動を始めようと決断するきっかけ10選

転職活動を決断するきっかけ

「今の仕事を辞めて転職しよう」と決断するきっかけは人それぞれで、本当にさまざまな理由があります。ここでは、実際に転職活動をスタートしようと思うようになったきっかけを23個解説します。

1-1. 仕事にやりがいがない

多くの方が「転職したい」と感じるきっかけに挙げるのが、毎日仕事をしていてもやりがいを感じられないというケースです。

一日のうちの8時間ほどを仕事に費やしていることを考えると、仕事をしていても楽しさを感じず「なぜこんなことをしているのだろう」と毎日感じながら働くよりも、働き甲斐のある職場でイキイキと楽しく働きたいと思うのはとても真っ当な感覚でしょう。

1-2. 仕事のノルマがキツイ

職務上求められるノルマがキツイというのは、営業職や販売職にありがちな転職決断のきっかけです。

常にノルマを要求されるだけでもストレスなのに、数字を達成できないことを理由に上司に叱責されることなどがあると、ますますストレスが貯まりやすい状況となります。

1-3. 会社や業界の将来性が不安

今働いている会社や業界の先行きが不透明になってくると、「ずっと働き続けられるのだろうか」と不安になり、転職活動を始めようと決断するきっかけになります。

具体的には、「企業の業績が悪化している」「画期的なサービスが登場して仕事が減り始めた」などが考えられます。今後給与やボーナスが減ったりリストラされたりするのではないかという不安から、「転職してもっと先行きの明るい会社で働きたい」と考える人が多いようです。

1-4. 転勤したくない

会社や職種によっては、転勤が当たり前に求められる職場もあるでしょう。しかし転勤するたびに引っ越しや環境の変化に対応しなければならないため、転勤は大きなストレスにつながりかねません。所帯を持ったことで、さらに転勤がハードルになることも多いでしょう。

最近では転勤のない仕事も増えているため、「転勤がない職場に転職したい」と転職を決断するきっかけになることも多いでしょう。

1-5. 昇進が望めない

「この会社にいても昇進が望めない」と気付いた時に、転職を決断する人も多いようです。

一定の昇進コースから外れてしまったり、重大なミスを犯してしまって社内での評判が失墜してしまったりと、状況はさまざまなことが考えられます。今後の昇進や給与アップが見込めなければ、「転職しようかな」と考え始めるのも無理はないでしょう。

1-6. 会社の経営方針や社風に疑問がある

「提供している商品やサービスの品質が悪い」「無駄な会議や書類作成が多すぎる」「接待や飲み会などが面倒」「毎朝、社訓を読み上げるのにうんざり」など、会社の経営方針や社風が合わないことも、転職を決断するきっかけになります。

賛同できないと思い始めたら、どんどん違和感が大きくなっていったというケースも珍しくないでしょう。どうせ働くならば、会社の方向性や社風が合っている会社で働きたいと考えるのは当然のことです。

1-7. 会社の人間関係がうまくいかない

人間関係がきっかけで転職を決断するケースも多く見受けられる事例です。

「仲良くしていた同僚と意見が合わなくなり、気まずくなってしまった」「尊敬できる上司が一人もいない」「上司からパワハラを受けている」など、職場の人間関係トラブルはさまざまなものが考えられます。

社内の配置転換などでこうした人間関係をリフレッシュできれば良いのですが、それが難しい場合は、転職を決断するきっかけになるでしょう。

1-8. 勤務時間が長い・休日が少ないなどの不満がある

勤務時間や休日、有給休暇などがきっかけで転職を決断するケースも多くあります。例えば、以下のような状況が続けば、別の会社に転職したいと考えるきっかけになるでしょう。

  • 仕事量が多すぎて終わらず、退社時間がいつも遅い
  • 休日出勤が多い
  • 年間休日日数が少ない
  • 土日祝日がお休みではない
  • シフト制などで勤務時間が不規則
  • 有給休暇や育休、病欠の休暇を取りづらい

有給休暇取得は法律で定められている権利ですが、それでも「周りの目が厳しくて取りづらい」という会社もまだ多いようです。一方で休暇が取りやすい社風の会社も増えているため、転職のきっかけになりやすい理由と言えるでしょう。

1-9. 給料やボーナス・退職金が少ない

働く上で、もらえるお金(給与やボーナス、退職金)は重要な要素のひとつと言えます。しかし「会社の業績が下がった」「正当に評価されていない」などの理由で、額面に不満を持つ方も多いのではないでしょうか。

同じような仕事内容でも働いている会社によって給料には差が生まれます。それならば「どうせなら多くもらいたい」と考えるのは自然の流れです。また、ボーナスが業績連動の場合、年収にかなりの差が生まれます。一般的には中小企業よりも大手企業の方が給与面では優遇されているため、大手に転職したいと思うきっかけのひとつでもあります。

1-10. 他にやりたい仕事ができた

1-9まではいずれも、今の仕事に何かしら不満を抱いて転職を決断するケースを紹介しました。最後に紹介するきっかけは、そうではなく「他にやりたい仕事が見つかったため」というパターンです。

仕事上のつながりやプライベートでの出来事をきっかけに、「今までやっていたこととは違う新しい業界にチャレンジしてみたい」と思うこともあるでしょう。今までのキャリアを捨ててでも未経験分野の職種に挑戦したいという方もいるかもしれません。

この場合、できれば20代など若いうちに転職を決断し、スキルや経験を一からスタートしてみるのも良いでしょう。

2. 内定先への転職を最終決断する大切な3つのポイント

転職を決断するポイント

1章では「転職活動を始めよう」と決断するきっかけについて紹介しましたが、2章では、転職活動がすでに佳境に入り「内定先に転職するかどうか」を決断する場合のポイントを紹介します。

内定先に転職するかどうかを最終決断するポイント

  • 転職で実現したい目標が叶うか冷静に見極める
  • 転職によるデメリットも全て書き出してみる
  • 転職先の社員クチコミも必ずチェックする

誰しもが「転職することで今よりも良くなること」を期待して転職を決めるはずです。しかし、転職することで後悔してしまう結果になる方も残念ながら存在します。転職が失敗にならないためにも、以下の3点に気を付けて、しっかり見極めたうえで最終決断するようにしましょう。

2-1. 転職で実現したい目標が叶うか冷静に見極める

転職したいと考える時には必ず何かしら「実現したい目標」や「解決したい問題」を抱えているはずです。例えば「カレンダー通りの休みを得たい」「やりがいのある仕事をしたい」「家族と過ごす時間が欲しい」などです。

内定先に転職するか最終決断する場合は、その企業に転職することで実現したい目標が叶うかどうかを冷静に見極めましょう。求人情報や面接で確約されていたとしても実現するかは分からないため、できれば事前に「労働条件通知書」や「雇用契約書」をもらっておくと安心です。

転職しても「実現したい目標」や「解決したい問題」が叶うかどうか分からない場合は、転職後も同じような状況が繰り返される可能性があります。例えば「人間関係のトラブルで辞めたい」や「希望する部署で働けない」などが理由の場合は、実際のところ入社してみないと分かりませんし、入社後に将来起こりえる問題です。

転職して事態が好転するか分からない理由の場合は、転職を決断する前に、まずは現状を打開する方法を探ってみる必要があるかもしれません。

2-2. 転職によるデメリットも全て書き出してみる

内定先への転職を決断する前に、転職することで考えられるデメリットを冷静に書き出してみましょう。思いつく全てのデメリットを書き出してみて、それでも転職するメリットがデメリットを上回っていれば、安心して転職に進むことができるでしょう。

一般的には、転職することで考えられるデメリットには以下のようなものがあります。

転職で考えられる8つのデメリット

  • 退職金・企業年金が少なくなる
  • 福利厚生などの待遇が不利になることがある
  • 新しい環境や人間関係に慣れるまで時間がかかる
  • イチから評価し直してもらわなくてはならない
  • 信用情報が低下する可能性がある
  • 転職しても問題が解決するとは限らない
  • 収入が下がることもある
  • 転職を繰り返すと待遇が下がることがある

※転職のメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方は、転職のメリット6つとデメリット8つを解説!後悔しないために知っておこうの記事もご覧ください。

この他にも、転職希望者の状況に応じてさまざまなデメリットが考えられるはずです。(例えば、家族の了解が得られないなど。)デメリットをあえて書き出すことで、本当に転職してもいいのか冷静に判断できるでしょう。

2-3. 転職先の社員の口コミも必ずチェックする

OpenWork

出典:Openwork(旧:Vorkers)

転職するか最終決断するためのポイントとして、最後にお伝えしたいのは、「転職先企業の社員による口コミを必ずチェックしましょう」ということです。

採用活動を行っている企業は優秀な人材に入社したいと考えているため、求人情報や面接時に良い面しか伝えていない可能性があります。そこで伝えられた言葉を100%鵜呑みにしてしまうと、後で「聞いていた内容と違った!」と後悔する羽目になりかねません。

そこで活用できるのが、いわゆる「社員口コミサイト」です。社員口コミサイトとは、その企業で以前働いていた方や現在働いている方が、本音で企業の内情を書き込めるWebサイトです。実際に働いていた人だからこそ分かる、会社の良い面も悪い面も両方書き込むことができ、点数で評価されているものもあります。

実際に口コミサイトを覗いてみると、「入社前に聞いていた条件と違った」というタレコミを目にすることも少なくありません。もちろん口コミサイトの情報の方も100%鵜呑みにするべきではありませんが、同様の口コミが多く掲載されているようなら注意が必要です。

参考にしたい転職口コミサイト3選

できれば上記3サイト全てで転職先名を検索して、どのような内容が書かれているか確認してみましょう。

3. 転職する・しないを決断した4つのモデルケースを紹介

残念ながら、転職が成功するか失敗するかは、実際のところ転職してみないと誰にも分からないブラックボックスのような面があります。

ここからは、転職の決断がどういう結果につながる可能性があるのか、4つのモデルケースを紹介していきます。

3-1.【転職を決断して成功①】キャリアアップで給与もモチベーションも上がった例

コンサルティングファームにて新規事業の立ち上げ支援業務を行っていたAさんは、マネジメント業務の経験や実績が豊富という武器を持っていました。しかし、もっと経営サイドに近い立場でキャリアを築きたいという思いから、転職エージェントに登録して転職先を探し始めました。

そこで転職エージェントから紹介されたのは、社長直下のポストで新規事業を立ち上げるプロジェクトリーダーの求人案件でした。一次面接から社長が同席した採用試験で高評価を得て、トントン拍子に内定を勝ち取ることができました。

会社の規模は小さくなったものの、給与は大幅にアップ。経営者の右腕としてスピード感のある仕事に携わることができるようになり、高いモチベーションを維持しながら働いています。

3-2.【転職を決断して成功②】異業種にチャレンジして精神的安定を手に入れた例

異業種に転職して未経験職種に就く場合、それまでより給料が下がることもあり得ます。しかし、給料が下がったとしても成功といえる転職例もあります。

新卒で飲食サービス業の会社に就職したBさんは、月に80時間を超える残業に加えて、土日出勤や深夜までの就労が当たり前の環境にいました。周りの従業員はほとんどパートかアルバイトでした。突然辞めてしまったり急な当日欠勤があったりするとBさんがお休みの日でも出勤しなければなりません。さらに、会社から求められる予算のノルマが常に重荷になっていました。

しかし、結婚して子どもを授かったことをきっかけに、転職を考え始めました

激務の中の転職活動は大変でしたが、無事にIT企業のマーケティング職に内定をもらい入社を果たしました。未経験職なので入社時の給料は下がったものの、土日祝日の休みを手に入れ、1日の労働時間は減り、肉体的・精神的ストレスも格段に減りました。もちろん家族との時間も取れるようになりました。

さらに、当初の給料はダウンしたものの、もともと給料アップがしづらい飲食業と比べると将来的な年収アップも見込める状況です。

3-3.【転職を決断して失敗】転職しても問題が改善されなかった例

転職を決断したことが失敗だったケースも紹介します。転職が失敗に終わってしまうケースで多いのが、「今いる職場から逃げ出したい」一心で転職を決めてしまったケースです。

有名企業の経理職として働いていたCさんは、もともと人づきあいが苦手なタイプでした。それでも時間をかけて少しずつ同僚と信頼関係を築いて働いていました。しかし直属の上司が退職してしまい、代わりに来た新しい上司が高圧的な物言いをする社員だったため、心労で会社に行くのが辛くなってしまいました

転職を考え始めて転職サイトに登録したCさんは、同じ経理の仕事で人間関係の良さそうな会社を見つけて面接を受け、無事に内定をもらいました。

転職を決断して入社したものの、入ってみると社長がワンマンでパワハラ体質の企業でした。社員の定着率はかなり悪く、マニュアルも整備されておらず、誰に何を聞いても把握していないことがほとんどの状態。社長の機嫌を損ねないようにびくびくしながら、また転職先を探す毎日が続いています。

3-4.【転職しないで成功】転職せずに部署異動で問題を解消した例

商品企画部で働くDさんは、日々の仕事にやりがいを持って毎日働いていました。大手企業の子会社だった勤務先は福利厚生なども充実していて、何の不満もなく過ごす毎日が続いていました。しかし、異動した上司の代わりに配属された新しい上司と意見が合わず、次第にパワハラめいた扱いを受けるようになってしまいました。

楽しく働いていた日々が一変し、毎日「会社に行きたくない」と思うようになってしまったDさん。「思い切って別の企業に転職して、新しいスタートを切ろうと思い始めました。経歴も経験も十分だったため、選考はスムーズに進みました。

しかしそんな時、Dさんの様子に気付いた先輩から「部署異動の希望を出したらどうか」という提案を受けました。社内でも働きぶりが評価されていたDさんは、会社にとっても手放したくない人材だったのです。同じフロアで少し業務内容は違うものの、新しい上司や人間関係を取り入れて、以前のようにイキイキと働ける環境を取り戻すことができました

転職していたら失っていたかもしれない充実した福利厚生や退職金制度を失うことなく、転職せずに成功した事例といえるでしょう。

4. 転職の決断を誤ると転職後の満足度が下がる結果に

3章のモデルケースでは、転職の決断が成功したケースと失敗したケースを両方紹介しました。

転職の決断が吉と出るか凶と出るかは、転職者自身や状況によって変わります。実際に、「転職して良かった」という人もいますし、「転職しなければよかった」と後悔する人がいるのも事実です。

2018年に大手転職サイトのエン・ジャパンが転職経験者に行った調査によると、入社後の満足度は以下のような結果になっています。

満足期待を大きく上回る・期待をやや上回る37.2%(合計)
中立期待通り39.5%
不満期待をやや下回る・期待を大きく下回る23.3%(合計)

入社前イメージとの期待値ギャップ

エン・ジャパン「入社後のギャップと満足度」実態調査2018のデータを基に弊社で作成

転職先に入社して満足している人の方が多いものの、「期待を下回る」と回答した人が23.3%もいる結果になっています。

「期待を大きく上回る」と回答したの中には、「また別の会社に転職したい」「前の会社に戻りたい」と考えている方もいるかもしれません。

転職した後に後悔しないためにも、転職するかどうかの決断は慎重に行うべきということが分かりますね。

5. 転職の決断に失敗しないための5つのステップ

転職の決断に失敗しないための5つのステップ

それでは、転職の決断に失敗しないためにはどうしたら良いのでしょうか。「転職して良かった」と心底感じるために必要な5つのステップを最後に紹介します。

5-1. 転職の目標・メリット・デメリットを書き出してみる

転職に失敗しないためには、以下の3つを把握しておくことが大切です。

  • 転職で実現したい目標は何か
  • 転職で得られるメリットは何か
  • 転職で失う可能性があるデメリットは何か

「転職しようかな」と考え始めたら、まず最初にこの3点を思いつく限り全て書き出してみましょう。もしかしたらこの時点で、今働いている会社の良さを再認識し、転職しない決断を下すことになるかもしれません。

例えば、やりがいのある仕事を求めて大手企業から中小企業への転職を考えている場合、中小企業ならスピード感や裁量権のある仕事をできるメリットはあるかもしれません。しかし、給料が下がったり福利厚生が手薄になったり、将来の退職金が大幅に減ったりするデメリットが考えられます。

この場合、メリットだけを見て中小企業に転職してしまうと後悔する結果が待っているかもしれません。転職を決断する前に、今の会社で別の部署への異動願いを出すなど、目標を実現できる方法はあります。

一方で、デメリットを心得た上で、それでも転職で自分の力を試してみたいという前向きな気持ちならば、転職成功につながる道筋となるでしょう。

5-2. 今の職場で目標を実現する方法を考えてみる

「転職したい」という気持ちをいったん抑えて、5-1で書き出した「実現したい目標(または解決したい問題)」を今の職場で実現する方法は無いかを考えてみることも大切です。

ある程度規模の大きい会社ならば、部署異動や配置転換などで職場や仕事内容を変えれば、実現したい目標や解決したい問題を叶えられる可能性は高いはずです。

  • 人間関係が上手く行っていない
  • 特定の上司からパワハラを受けている
  • 自分のやりたい仕事をできていない
  • 残業が多いなど職場環境が悪い

こうしたさまざまなケースは、部署異動などで解決できる可能性が高いものです。その他、家族との時間を確保するために時短勤務にするなど働き方を変えることで解決できるものもあるかもしれません。

転職でしか実現できないことなのか、一度冷静になって考えてみましょう。

5-3. 目標を実現できる転職先があるか探してみる

5-2までのステップを踏んで、やはり転職することがベストと決断できたなら、精力的に転職活動を進めていきましょう。その際、転職サイトや転職エージェントで仕事を探す時にも、常に「目標が実現できる会社かどうか」という軸を忘れないようにしましょう。

転職活動がトントン拍子に進むと、気持ちが嬉しくなってしまって本来の目的を忘れてしまいがちです。しかし、浮かれた気持ちのまま転職を決断してしまうと、転職後の後悔につながる危険性があるため注意が必要です。

多くの転職サイトでは、細かい条件を絞り込んで求人情報を検索することができるようになっています。また、転職エージェントでは、専属の担当者に希望を伝えて探してもらうことができます。必ず外せない希望条件は忘れずに、転職先を探しましょう。

5-4. 面接では自分も会社を面接するつもりで取り組む

書類選考が終わって面接に進む時には、企業に面接されるだけでなく「自分も相手企業を面接するんだ」という気持ちで取り組むことが大切です。ここでも大切なのは、転職によって叶えたい目標や解決したい問題が実現するかどうかという視点です。

転職の面接は企業と求職者のマッチングの場であり、求職者が一方的に評価される場所ではありません。自分の力を十分に発揮したいならば、面接においても対等な立場でしっかり話し合えるような企業を選ぶべきでしょう。

面接担当者の説明に違和感を感じることがあれば、納得が行くまで質問をして、お互いの理解を深めるべきです。

5-5. 内定をもらったら冷静に本当に転職するか決断する

転職希望先から内定をもらったら、その会社に転職するのか、転職しないで転職活動を続けるのか、はたまた転職を辞めて今の会社で解決する方法を取るのか、最終決断をする必要があります。

もしかしたら転職活動を続ける中で、今の会社の良い部分が逆に見えてくることもあるかもしれません。例えば同業界同職種に転職を考えている場合、会社を変えてもそれほど状況が変わらないことに気付くこともあるかもしれません。また、今の会社での給料水準の高さを再認識することもあるかもしれません。

2-3. 転職先の社員の口コミも必ずチェックする」で述べた通り、実際の内情も参考にした上で、自信を持って転職の最終決断を下しましょう。

6.まとめ

この記事では、転職を決断するきっかけやポイントについて、詳しく解説してきました。

転職したいという気持ちはあっても、実際に転職活動を始めるかどうかや、転職の最終決断をするかどうかを決めるのは勇気がいるものですよね。今回紹介したポイントや事例を参考にしつつも、最終的にどうするか決めるのは自分です。

もし「それでも迷いがある…」という方は、プロの転職アドバイザーに相談するのもおすすめです。無料で転職相談やアドバイスを受けられる転職エージェントに登録すると、専属のアドバイザーが付いてさまざまな相談に乗ってもらえます

転職するかまだ決めかねているという状態でも、転職情報の収集はどんどん進めて良いと思っています。どんな転職先がありえるのか知ることで、現状と比べてどうなのかを冷静に判断するきっかけにもなるでしょう。

まずは転職エージェントや転職サイトに登録し、転職を決断するかを含めて検討していってはいかがでしょうか。

コメント

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キャリアアップとは?

よりよいキャリアアップを目指して先々の計画を立てることをキャリアデザインと言います。
どのようなキャリアを積み、自分の人生に役立てていくかを、常日頃からイメージしておくとよいでしょう。
もちろん、無理してキャリアアップなどせずに平坦に暮らしていたいというのも、ひとつの考え方です。

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