
転職の流れは、大きく分けると次の5ステップとなります。
- 事前準備(2週間〜1ヶ月)
- 応募・選考(1ヶ月半〜2ヶ月半)
- 内定・受諾(1〜2週間)
- 退社準備(1〜2ヶ月)
- 入社準備(2週間)
転職の流れを事前に把握しておくことは、とても大切です。流れを知っていれば、あらかじめ余裕を持って、先を見据えた行動が可能だからです。
にもかかわらず、多くの人は流れをしっかり把握しないまま、転職活動をスタートしてしまいます。これは、非常にもったいないことです。
そこで本記事では、スムーズな転職を実現するために重要な「転職の流れ」について、詳しく解説します。
この記事のポイント
- 転職の流れの全体像をつかめる
- 各ステップで自分がやるべきことを具体的に把握できる
- スムーズに進めるコツや注意点まで解説
この解説を最後までお読みいただければ、あなたは「転職の流れ」はもちろん「円満退社するために必要な行動」や「トラブルを避けるためにポイント」まで、先回りして理解できます。
この先に自分が何をすべきか把握することで心の余裕が生まれ、転職活動に良い影響を与えることは間違いありません。ではさっそく転職の流れの解説を始めましょう。
目次
1. 図解でわかる転職の流れの全体像
冒頭でもご紹介しましたが、改めて全体像を確認しておきましょう。

各ステップにかけられる期間の目安は、あなたがいつまでに転職を決めたいかによって変わります。
上の図では、3ヶ月で転職を決める場合・6ヶ月で決める場合の2パターンの期間を目安として掲載しています。参考にしてみてください。
それぞれのステップについて詳しくは、次章から解説していきましょう。
補足:転職活動は今の会社を辞める前にすべき?
初めて転職する人から多く聞かれる質問に「今の会社を辞める前・辞めた後の、どちらに転職活動をすべきか?」というものがあります。
その答えは「会社を辞める前に転職活動をスタートする」です。本記事でも、今の会社に勤務しながら転職活動を進め、転職先が決まってから退社準備を進める流れで解説します。
会社を辞める前に転職活動をすべき理由は、その方がリスクが少なく転職活動を成功させやすくなるためです。詳しくは以下の記事にて解説しています。
2. 【ステップ1】事前準備

【ステップ1:事前準備】は、転職活動をスタートする前に方向性やスケジュールを決める、大切な助走期間です。具体的には、次の5項目を実践していきます。
- 転職の目的を明確にする
- 転職活動のスケジュールを立てる
- 自己分析する
- キャリアプランを作成する
- 情報収集する
ひとつずつ見ていきましょう。
2-1. 転職の目的を明確にする
1つ目は「転職の目的を明確にする」です。
目的の明確化は、転職活動の方向性を決める重要なポイントです。にもかかわらず、多くの人はここを曖昧なままにスタートして失敗します。
自分は何のために転職するのか、転職の目的をできる限り明確にしましょう。目的は人によって異なりますが、例えば以下のような目的があります。
▼ 転職する目的の例
- 将来叶えたい夢に近づくため
- 自分の能力の限界にチャレンジするため
- 家族を優先しながら働ける環境を作るため
ここで明確にする目的は、自分の価値観や本当の気持ちに基づいた本心の目的であることが大切です。あなた自身の幸せに直結する目的を、自分のなかで明確にしましょう。
2-2. 転職活動のスケジュールを立てる
2つ目は「転職活動のスケジュールを立てる」です。
「いつまでに転職を決めたい」という時期を具体的に決めて、そこから逆算したスケジュール表を作りましょう。
実際には、現在働いている会社の都合や、転職先の都合に合わせて流動的なスケジュールにはなりますが、大まかにでも先に自分で目安を持っておくことが大切です。
計画を立てておくと、スムーズに動きやすくなります。
2-3. 自己分析する
3つ目は「自己分析する」です。
自分にとって、どんな会社に応募して入社するのが最適なのか知るために、転職活動のスタート前に自己分析しておきましょう。
この準備期間中に自己分析がしっかりできていると、面接に強くなるというメリットもあります。面接では、あなた自身に関する質問を多くされるからです。
自分の強み・弱み・価値観・ 転職するうえでゆずれないこと・向いている職種など、自分のことをありありと理解できていると、転職活動が成功しやすくなります。
具体的な自己分析の方法は、以下の記事で紹介しています。参考にしながら進めましょう。
転職の自己分析がすぐできる!本当に役立つツール・アプリ15選
2-4. キャリアプランを作成する
4つ目は「キャリアプランを作成する」です。
自己分析ができたら、次は具体的に「どんな仕事人生を送っていくか」の計画(キャリアプラン)を立てましょう
キャリアプランがあると、転職活動に無駄がなくなります。「キャリアプランに合う企業は?」という視点を持つことにより、自分に合う企業を見つけやすくなるためです。
加えて、あなた自身の人生を長期的な視点で捉えた転職活動に取り組むことができるので、長い目で人生を俯瞰したときに「成功」といえる転職をしやすくなります。
キャリアプランの立て方は、以下の記事で紹介しています。参考にしながらキャリアプランを作ってみましょう。
キャリアプランとは?作り方から面接での答え方・注意点まで解説
2-5. 情報収集する
5つ目は「情報収集する」です。
転職活動に着手する前に、リサーチすることはとても重要です。なぜなら、リサーチした結果、作戦を変更する・転職自体を取りやめるといった重要な判断につながる可能性があるためです。
特に、以下の情報はしっかり収集しましょう。
- 転職したい業界の最近の動向(将来性など)
- 転職したい職種の現実的な側面(実際に働いている人の現場の声など)
- 自分が現在在籍している会社や業界の動向(退社て後悔することにならないか)
- 信頼できる知人・友人・先輩・年配者などの客観的なアドバイス
インターネットを駆使すれば多くの情報が手に入りますが、その一方で「ネットには載っていない生(ナマ)の情報」も重視してください。
あなたが転職したい業界でいま働いている人や、自分のキャリアについて相談できる人に直接コンタクトを取って、相談すると良いでしょう。
ここでの情報収集の結果「今は転職するときではない」という判断になったのであれば、次のステップ(ステップ2:応募・選考)に進まないのもまた、ひとつの選択肢です。
引き続き準備期間として、最適な転職タイミングの機を狙うのが良いでしょう。
3. 【ステップ2】応募・選考
【ステップ2:応募・選考】は、実際の転職活動のフェーズとなります。行うことは、次の3項目です。
- 求人を探す
- 求人に応募する
- 面接を受ける
それぞれ見てみましょう。
3-1. 求人を探す
1つ目は「求人を探す」です。
ステップ1で行った転職の目的・自己分析結果・キャリアプランなどを踏まえて、希望の条件に合う求人を探しましょう。
求人を探す方法としては、転職エージェント、転職サイト、企業のコーポレートサイト、ハローワークなどがあります。
▼ 転職エージェント・転職サイト
| 名称 | 種別 | 特徴 |
| リクルートエージェント | 転職エージェント | 業界最大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーから応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを受けられる |
| マイナビエージェント | 転職エージェント | 20代の支持率が高い転職エージェントで第二新卒の転職や初めての転職におすすめ |
| doda | 転職サイト&転職エージェント | 求人数No.1の転職サイトでWeb上で経歴などを登録すれば、誰でもどの求人にも応募が可能 |
| リクナビNEXT | 求人情報・転職サイト | 大手・優良企業を中心に豊富な求人情報から最適な求人を求人検索できる |
例えば、転職サイトの「リクナビNEXT」であれば、さまざまな職種・勤務地・働き方など条件を絞って、大量の求人情報を検索できます。

出典:リクナビNEXT
求人情報は、できるだけ多くの転職サイトや転職エージェントに登録して、幅広く探すのが成功のコツです。その分、自分の条件に合致する求人を見つけられる率が高まるためです。
詳しいやり方は、以下の記事にてご確認ください。
転職のやり方ランキングTOP5!基本の流れと成功のポイントも解説
3-2. 求人に応募する
2つ目は「求人に応募する」です。
希望する条件に合う求人が見つかったら、応募書類を作成して応募を行います。
必要な応募書類は、主に次の2つです。
- 履歴書
- 職務経歴書
あなたが提出するこれらの書類は、企業の採用担当者が書類選考のために目を通します。
人気の求人では大量の応募書類が届きますので、隅々までじっくり読んでもらえるとは限りません。
企業の採用担当者が、時間のない中でパッと見たときでもあなたの魅力が伝わるように、志望動機や自己PRをわかりやすく記載しましょう。
履歴書や職務経歴書の書き方がわからない場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。キャリアアドバイザーから、応募書類の書き方のアドバイスを受けられます。
▼ 転職エージェント
| 名称 | 特徴 |
| リクルートエージェント | 業界最大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーから応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを受けられる |
| マイナビエージェント | 20代の支持率が高い転職エージェントで第二新卒の転職や初めての転職におすすめ |
| doda | 大手・優良企業を中心に豊富な求人情報から最適な求人を求人検索でき転職エージェントサービスも展開している |
3-3. 面接を受ける
3つ目は「面接を受ける」です。
提出した応募書類をもとに書類選考が行われ、書類選考を通過すると、面接のプロセスに入ります。
面接が実施される回数は企業によって異なり「一次面接→二次面接→三次面接→…→最終面接」という流れになっています。
それぞれの面接で誰と面接するか(企業側の面接官をどのポジションの人が担当するか)もケースバイケースとなります。
比較的多いケースを例として挙げれば、以下のとおりです。
▼ 面接の流れ
| 面接 | 面接官 |
| 一次面接 | 人事担当者 |
| 二次面接 | 配属予定部署の責任者 |
| 三次面接以降 | 役員 |
面接の場では、主に以下の対話が行われます。
- 自己紹介
- 経歴紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 入社後の抱負
- 質疑応答
事前に面接の練習・シミュレーションを十分に行い、自信を持って受け答えできるように準備しておくことが大切です。
面接に苦手意識がある場合には「模擬面接」を行いましょう。模擬面接は、実際の面接さながらに行う面接の練習方法です。
面接官役は家族や友人にお願いすることもできますが、おすすめは転職エージェントの模擬面接サービスを活用する方法です。
例えば、リクルートエージェントでは、採用のプロからのフィードバックが受けられます。
▼ リクルートエージェントの例
リクルートエージェントの模擬面接サービスは、大企業の人事や人材コンサルティング会社で長年経験を積んだ「採用のプロ」が担当。話の内容が伝わっているか、論理性や一貫性があるかなど、プロならではの視点でチェックし、フィードバックを行っています。
面接時間には30分から1時間をかけ、入室から退室までの一連の流れを本番さながらに行い改善ポイントを具体的にお伝えしています。質疑応答の内容がぐっとブラッシュアップされるうえ、実際の面接の雰囲気も体感できるので、ぜひ活用することをお勧めします
出典:リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント
4. 【ステップ3】内定・受諾
【ステップ3:内定・受諾】は、内定が出てから承諾するまでの流れです。
- 内定の連絡を受ける
- 雇用条件を確認する
- 内定を承諾する
それぞれ見てみましょう。
4-1. 内定の連絡を受ける
1つ目は「内定の連絡を受ける」です。
面接の結果、企業側があなたの採用を決めると、あなたに対して内定の連絡があります。連絡方法は電話やメールのほか、最終面接の場で伝えられることもあります。
内定の連絡を受けたら、内定を承諾して入社するか・辞退するか、自分の意思を決定し、企業側に連絡する必要があります。
企業に対して内定の返答をする期限は、通常1週間以内です。事情があって返事を待ってもらいたい場合でも、最大2週間程度と考えましょう。
内定の連絡を受けたら、まずは内定へのお礼と、いつまでに返答するかの期限を伝えておきます。
4-2. 労働条件を確認する
2つ目は「労働条件を確認する」です。
内定が出たら、まずは労働条件をきちんと確認することが大切です。
労働条件を通知するのは企業の義務となります。もし労働条件が記載された書面を受け取っていない場合には、企業側に確認しましょう。
労働条件として、最低限明示が義務づけられている内容は、以下のとおりです。
- 業務内容
- 契約期間
- 試用期間
- 就業時間
- 休憩時間
- 休日
- 時間外労働
- 賃金
- 加入保険
参考:厚生労働省
「面接の場で口頭で伝えられた」という場合でも、トラブル防止のために書面で受け取っておくと安心です。
4-3. 内定を承諾する
3つ目は「内定を承諾する」です。
労働条件を確認のうえ、入社の決断をしたら、内定承諾の旨を企業側に伝えます(辞退する場合には、辞退と伝えます)。
連絡手段は電話が一般的ですが、メールで内定連絡を受けた場合には、そのメールに返信する形を取っても問題ありません。
▼ メールでの返信文例
【件名】Re:選考結果のご連絡(〇〇株式会社)
【本文】
<企業名>
<部署名> <担当者名>様お世話になっております。
貴社の中途採用に応募しております<名前>です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
謹んで貴社からの内定をお受けいたします。入社後は、今までの経験を活かし、一日も早く貴社に貢献できるよう努めて参ります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。貴社の一員として皆様にお会いできることを楽しみにしております。
まずはお礼をかねてご挨拶を申し上げます。
—
<自分の名前>
〒<自宅郵便番号>
<自宅住所>
Tel:<自宅電話番号または携帯電話番号>
E-mail:<個人用メールアドレス>出典:マイナビ転職
なお補足として、転職エージェントを利用した場合には、内定・内定承諾(または辞退)のやり取りは、転職エージェントが企業とあなたの間に入って行ってくれます。
あなたが直接企業とやり取りする必要はないので、「やり取りに気を遣ってしまう」「辞退のときに伝えづらい」という場合には、転職エージェントを利用すると良いでしょう。
5. 【ステップ4】退社準備

【ステップ4:退社準備】では、いよいよ今までお世話になった会社を退職する準備をしていきます。
- 退職意向を伝える
- 退職の手続きをする
- 引継ぎをする
それぞれ見てみましょう。
5-1. 退職意向を伝える
1つ目は「退職意向を伝える」です。
退職意向は、必ず最初に直属の上司に対して伝えることが、組織で働く上でのルールです。
直属の上司を飛び越えて上層部に直接伝えたり、直属の上司に伝える前に仲の良いスタッフに口外したりするのは不適切です。
退職意向を上司に伝える際には、事前にアポを取り、2人きりで話せる場所で伝えるようにしましょう。
退職意向を伝えるタイミングは、退職したい日から逆算して1〜3ヶ月前が適切です。就業規則に定めがあれば確認し、会社のルールに沿って進めてください。
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5-2. 退職の手続きをする
2つ目は「退職の手続きをする」です。
退職日が決まったら、退職に向けて社内の手続きを行っていきます。
具体的なフローは会社によって異なります。人事の担当者の指示に従って、抜け漏れなく手続きを進めることが大切です。
▼ 退職手続きの例
- 退職届の提出(就業規則に定めがある場合)
- 会社支給の備品などの返却
- 必要書類の提出・受け取りなど
必要書類の詳細や手続き内容は以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
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5-3. 引継ぎをする
3つ目は「引継ぎをする」です。
今までお世話になった会社に迷惑をかけずに退職するために最も大切なのは、引継ぎをしっかりすることです。
後任者が決まっていれば、あなたが行っていた業務を後任者がスムーズに行えるよう、最大限のサポートを行いましょう。
後任者が決まっていない場合には、引継ぎ内容を書類やマニュアルに残して「これさえあれば、誰でもスムーズに業務を行える」状態を作っておきます。
「立つ鳥跡を濁さず」とよくいわれますが、跡を濁さないのは当然として、あなたが退社した後に残されたスタッフたちが感謝するほどの置きみやげ(=しっかりした引継ぎやマニュアル)を残せるよう尽力してください。
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6. 【ステップ5】入社準備

最後は【ステップ5:入社準備】です。
- 入社の手続きをする
- 入社後の業務の下準備をする
それぞれ見てみましょう。
6-1. 入社の手続きをする
1つ目は「入社の手続きをする」です。
具体的に必要な手続きは企業によっても異なりますが、一般的には以下の手続きが必要になります。
- 入社承諾書、誓約書の提出
- 入社時に提出する書類の準備(雇用保険被保険証、年金手帳、住民票など)
基本的には、転職先の企業の人事担当者の指示に従い、提出を促された書類を抜け漏れなく確実に準備することが大切です。
詳しくは、以下の記事で解説していますので、事前に目を通しておきましょう。
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6-2. 入社後の業務の下準備をする
2つ目は「入社後の業務の下準備をする」です。
入社後に良いスタートダッシュが切れるようにするため、事前にできる下準備はどんどん進めておきましょう。
具体的には、転職先の企業で扱っている商品・サービスの内容や価格を記憶すること、競合他社の状況や業界特有のニュースを調べることなどが挙げられます。
入社してから必要になる知識やスキルをできるだけ先取りしておくことで、余裕を持って新生活をスタートできるでしょう。
7. こんな場合はどうする?イレギュラーな転職の流れ

さて、ここでは質問の多いイレギュラーなケースの転職の流れを2つ、解説します。
7-1. 面接がWeb面接の場合
1つ目は「面接がWeb面接」というケースです。
近年では、対面の面接の代わりにオンラインで行うWeb面接を採用する企業が増えています。
面接がWeb面接の場合でも、転職の流れは変わりません。「3-3. 面接を受ける」で紹介した流れに沿って、面接を進めていきましょう。
注意点として、一次面接〜二次面接でWeb面接を採用している企業でも、内定前には対面での面接が行われるケースがほとんどです。
選考が進んでいけば、最終面接前までに対面での面接が行われる心構えをしておきましょう。
7-2. 無職の場合
2つ目は「現在は無職で、再就職のために転職活動をする」というケースです。
無職で転職活動する場合には「5. 【ステップ4】退社準備」で解説した退社の準備や手続きが不要になります。その分、スケジュールには余裕を持って転職活動に臨めるでしょう。
それ以外のポイントは、無職であっても本記事で紹介した流れと同じと考えてください。
ただし「これから無職になる予定」という人は、ひとつ注意点があります。
会社員ではないブランク期間ができますので、ブランク期間中の健康保険や年金の手続きを自分でする必要があります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
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8. 転職の流れをスムーズに進めるコツ

転職を流れよくスムーズに進めるためには、どうすれば良いのでしょうか。2つのコツをお伝えします。
8-1. 事前の準備をしっかり行う
1つ目のコツは「事前の準備をしっかり行う」ことです。
転職がスムーズに進むかどうかを大きく左右するのが「2. 【ステップ1】事前準備」で解説した事前準備です。
▼ 【ステップ1】事前準備
- 転職の目的を明確にする
- 転職活動のスケジュールを立てる
- 自己分析する
- キャリアプランを作成する
- 情報収集する
事前準備はいわば転職活動の「土台」です。土台がしっかりしていれば、その後の流れもスムーズに進みます。
事前は今からできます。直近の転職を考えていなくても「ゆくゆくは転職したい」と考えているのなら、今から準備に着手しておきましょう。
いざ転職が目の前に差し迫ってから焦るのではなく、数ヶ月〜数年単位で虎視眈々と準備をした者が、転職活動では成功します。あなたもぜひ、事前の準備を念入りにしてください。
8-2. スケジュール管理やマルチタスクが苦手ならエージェントを利用する
2つ目のコツは「スケジュール管理やマルチタスクが苦手ならエージェントを利用する」ことです。
大部分の人は転職前の会社に在籍しながら転職活動を行いますので、転職活動中は非常に忙しくなります。
複数の企業に応募すれば、その分、各企業との連絡、面接のスケジュール調整、内定の返答期限──など、さまざまなやり繰りを現職の仕事と並行して行わなければなりません。
スケジュール管理やマルチタスクが苦手な場合、調整だけでヘトヘトになってしまうものです。
不安を感じる場合には、転職エージェントの利用をおすすめします。企業とのやり取りやスケジュール調整などをお任せできるので、その分、本来の転職活動に専念することが可能です。
▼ 転職エージェント
| 名称 | 特徴 |
| リクルートエージェント | 業界最大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーから応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを受けられる |
| マイナビエージェント | 20代の支持率が高い転職エージェントで第二新卒の転職や初めての転職におすすめ |
| doda | 大手・優良企業を中心に豊富な求人情報から最適な求人を求人検索でき転職エージェントサービスも展開している |
9. 転職の流れでトラブルを避けるために注意すべき点

最後に、転職の流れで注意すべき点を2つ、お伝えします。
9-1. 退職日→入社日の空白期間がある場合は別途手続きが必要
1つ目の注意点は「退職日→入社日の空白期間がある場合は別途手続きが必要」です。
「7-2. 無職の場合」で触れた内容と重複しますが、退職日→入社日の間が空いて、どこの企業にも在籍していない空白期間が発生する場合、空白期間中の健康保険や年金の手続きを自分で行う必要性が出てきます。
この無駄を省くためには、できる限り退職日の翌日が入社日になるよう調整しましょう。
具体的には、転職前の企業では有休を貯めておき、最終出社日から転職先への入社日までの間を有休消化に充てるよう工夫するのがおすすめです。
空白期間ができるときの手続きの詳細は、以下の記事をご覧ください。
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9-2. 転職がうまくいかないときは立ち止まって見直す
2つ目の注意点は「転職がうまくいかないときは立ち止まって見直す」です。
もしあなたが「転職活動を始めてみたものの、どうもスムーズにいかない……」と感じることがあったら、その感覚を無視せずに立ち止まることをおすすめします。
流れがスムーズに進まないと感じるときには、相応の理由があるはずだからです。
具体的には、どうしてうまくいかないのか点検して問題点を発見し、修正・改善を行いましょう。そうすることで、転職の失敗を避けることができます。
具体的なやり方は、以下の記事にて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
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10. まとめ
転職活動の流れを図解すると、以下のとおりとなります。

| フェーズ | やること |
| Step1:事前準備 |
|
| Step2:応募・選考 |
|
| Step3:内定・受諾 |
|
| Step4:退社準備 |
|
| Step5:入社準備 |
|
転職の流れをスムーズに進めるコツは以下のとおりです。
- 事前の準備をしっかり行う
- スケジュール管理やマルチタスクが苦手ならエージェントを利用する
転職の流れでトラブルを避けるために注意すべき点は以下のとおりです。
- 退職日→入社日の空白期間がある場合は別途手続きが必要
- 転職がうまくいかないときは立ち止まって見直す
転職の流れをつかんで、スムーズに段取り良く転職活動を進めていきましょう。




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