
転職エージェントに登録した後の第一歩として迎えるのが、転職エージェントとの「面談」です。
応募先企業ではなく、転職エージェントとの面談なので気が緩みがちです。しかしエージェントとの初回面談でアドバイザーは利用者の「転職する意思」有無を見ているため、とても重要です。
また面談で準備せずに的外れな回答をしてしまうと、アドバイザーがあなたの意図を汲み取れず、結果的に転職活動がスムーズにいかなくなってしまう可能性があります。
そのため、面談ではあなたの「転職する意思」をしっかりと転職エージェント側に伝える必要があります。
そこでこの記事では、万全の状態で転職エージェントとの面談に挑めるように、面談の基礎知識をはじめとして面談の流れや注意点など、面談に必要な備えを全て解説しています。
この記事を読んで全体の流れを把握したのち、フラットな気持ちで落ち着いて臨めば、転職エージェントとの面談は十分に対応できるようになります。
目次
1.転職エージェントとの面談の基礎知識
転職エージェントに登録した後の最初のステップは、転職エージェント側との面談です。
転職エージェントとの面談は、転職を成功させるためのスタートとして想像以上に重要なので、ある程度準備して臨むことをおすすめします。
1-1.転職エージェントが面談する目的
転職エージェントが求職者と面談する目的は、求職者について以下の項目を把握するためです。
- スキル・強み
- 転職先企業に関する希望
- 転職する目的
- これまでの経歴
転職エージェントは上記の項目を把握し、面談を通して利用者に「転職する意思があるかどうか」を確認しています。転職する意思が強ければ、結果的にエージェント側の利益にもつながるためです。
また一方で、利用者にとっても面談は担当者が「親身になってくれるアドバイザーかどうか」を判断する手段の1つとして重要です。
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1-2.面談の時間・場所・担当者
転職エージェントとの面談は事前予約制で、エージェントに登録した後のやり取りで決定されます。
平日や土日・昼夜の選択は比較的自由で、利用者の希望に対応してくれるエージェントが多いです。
そのため、現職の仕事が忙しい状態でも転職活動を始めやすくなっています。
転職エージェントのキャリアコンサルタントが、あなたのアドバイザーとして面談とサポートを担当します。
アドバイザーは利用者が緊張しないように、フランクで話しやすい雰囲気を作ってくれるため、必要以上に緊張しなくても大丈夫です。
担当アドバイザーの質は、転職の成功に大きく関わっています。そのため、話をするなかで担当アドバイザーとの相性をじっくり観察することがおすすめです。
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転職エージェントとの面談も「対面」→「リモート」へ
転職エージェントとの面談は「対面・Web」の選択肢が用意されています。
面談は転職エージェント内の面談スペースで行われることが一般的ですが、都合でオフィスに出向けない場合はWeb面談が行われます。
キャリアAでは、普段なら転職の意思があることをよりしっかりと伝えるために対面の面談をおすすめしますが、現在のコロナ禍では全体的にWeb面談が推奨されています。
現在の状況ではどの利用者も一律にWeb面談で対応されるため、リモートでも転職の意思があることをしっかりと伝えることが重要です。
2.転職エージェントとの面談:事前準備
転職エージェントとの面談のために準備しておきたいものは、以下の通りです。
- 用意するもの:履歴書・職務経歴書(完璧じゃなくてOK)
- 考えておくもの:転職する目的・希望の業界・自分の強み など
転職エージェント側から「手ぶらでOK」と言われていても、履歴書&職務経歴書の用意と転職の意思を伝えるための項目は考えておきましょう。
転職エージェント側にあなたの本気度が伝わり、好感度にも影響します。逆に何も用意しない素の状態で挑むと優先度が下がる可能性があります。
またアドバイザーがあなたのスキルや経歴を細かく把握することで、転職先の企業紹介以外に企業へのプッシュにも情報を活用します。
面談の際は、履歴書や職務経歴書は完璧な状態ではなくて大丈夫です。あくまでも転職エージェント側に「転職の意思があること」を伝えることが重要です。
3.転職エージェントとの面談:当日の持ち物・服装
転職エージェントとの面談が決定したら、当日の持ち物と服装について確認しましょう。
面談で会話をする前から、転職を成功させるための戦いは始まっています。
3-1.当日の持ち物
転職エージェントとの面談当日に必要な持ち物は以下の通りです。
- 履歴書・職務経歴書(完璧じゃなくてOK)
- 筆記用具とメモ
事前準備で用意した履歴書と職務経歴書を持参しましょう。また、アドバイザーとのやり取りで気になった内容をメモできるように、一応筆記用具も用意しておきましょう。
3-2.面談に適切な服装
転職エージェントとの面談では、堅苦しくせずに「服装自由でOK」と言われることも多いですが、好印象を与えるために「スーツ」あるいは「オフィスカジュアル」の恰好で行きましょう。
男性の場合は、襟付きのシャツやポロシャツにジャケットを合わせ、靴は革靴がベターです。ジーパンやTシャツ・スニーカーは絶対に避けましょう。
女性の場合は、スカートもしくはパンツスタイルにシャツとジャケットを合わせるのがベターです。またミュールやサンダルは避けて、靴はフラットなローファータイプやパンプスがおすすめです。過度なアクセサリーやメイクは避けて、ネイルは控えめなデザインを選びましょう。
男性にも女性にも共通するのは「清潔感」です。堅すぎるリクルートスーツで臨む必要はありませんが、清潔感を意識して、TPOをわきまえられる人間であることを身だしなみからアピールしてみてください。
4.転職エージェントとの面談:初回面談当日の流れ

転職エージェントとの、初回面談の流れをざっくりと説明します。面談と聞くと緊張しがちですが、全体の流れを把握することでリラックスして挑みましょう。
- STEP1:挨拶と自己紹介
- STEP2:転職活動の状況と転職目的についてのヒアリング
- STEP3:職務経歴やスキルについて
- STEP4:希望の業界・企業・年収などについてのヒアリング
- STEP5:提示できる求人情報の提案
- STEP6:今後についての相談
4-1.挨拶と自己紹介
担当アドバイザーと面会し、登録時の情報をもとに双方挨拶と自己紹介から始まります。
転職エージェントとの面談は、アドバイザーと利用者がお互いを知るための面談なので、比較的落ち着いた雰囲気で進みます。
持参した履歴書を使用しながら、簡潔に自己紹介できるように軽く準備しておきましょう。
第一印象は大事ですが、アドバイザーは話しやすい雰囲気を作ってくれるため、リラックスして面接に挑んでください。
4-2.ヒアリング:転職活動の状況と転職目的について
自己紹介を終えたら、転職活動の状況や他社選考状況・他転職エージェント、転職する目的について幅広くヒアリングされます。
アドバイザーはこの段階で、利用者に「転職する意思があるかどうか」を見極めています。
転職エージェントは成果報酬制のビジネスモデルなので、すぐに転職する可能性が高い人材を優先してサポートします。エージェント側にとって一番都合が良いのは「転職の意思がある」「すぐに転職できそうな」利用者です。
転職エージェントからの手厚いサポートを確保するために「良い求人があればすぐに転職したい」というスタンスを押し出しましょう。
コツ&テクニック:転職エージェントの複数利用を伝えよう
転職を成功させるためには、相性の合うアドバイザーと出会う必要があります。
利用者の利益を考えてくれる質の高いアドバイザーを見極める最も効率の良い方法は「転職エージェントを複数利用している」とエージェント側に伝えることです。
アドバイザーの心象を損ねずにエージェントの併用を伝えるには、アドバイザーの反応を窺うような聞き方がおすすめです。
エージェント側の気を緩めないためにも「本気で転職したいから他も使っている」という姿勢をチラ見せしましょう。
【例:心象を損ねずに聞く】
- 「どのエージェントを使うか迷っているので、とりあえず転職エージェントを複数登録してみたのですが・・・」
- 「すぐにでも転職したいので複数登録してみましたが、実際に面談して行動し始めたのは〇〇(転職エージェント名)or御社です・・・」
より詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
4-3.ヒアリング:職務経歴やスキルについて
履歴書と職務経歴書を使用しながらヒアリングが進みます。完璧ではなくて大丈夫なので、両方とも用意しておきましょう。
頭の中で考えて話すだけよりも、書類をもとに説明した方がより簡潔に分かりやすく伝えられます。
4-4.ヒアリング:希望する業界・企業・年収などについて
紹介する求人情報をある程度ふるいにかけるために、希望する業界や条件についてヒアリングします。
転職の成功率を上げるためには、ヒアリングの段階で希望の範囲を狭めすぎないことが重要です。
「現段階で考えている希望+自分に合った求人があれば紹介してほしい」という方向性で伝えるのをおすすめです。
転職するうえで自分の軸を持つことは絶対に必要ですが、ある程度入口を広げて様々な案件を比較検討することで、自分が求める条件や理想がよりはっきり見えやすくなります。
4-5.提示できる求人情報の提案
ヒアリングを終えた段階で提示できる求人情報を提案してくれます。
何社か提案されますが、焦ってその段階で決めるのはおすすめしません。
「今はピンとくるものがなかったので、追加で何かあれば連絡お願いいたします。」と伝えましょう。
初回面談の段階で提示される求人は、あなたに最適な案件だとは限らないので今後自身に合った求人が紹介されることを頭にいれて、焦って決め急がないようにしてください。
4-6.今後についての相談
一通りヒアリングが終了したら、今後のスケジュールとサポートの確認をします。
初回の面談以外にも、改めて面談日や書類添削・面接対策に日程を設けるなど、今後の転職活動にとって重要なのでしっかり確認するようにしましょう。
面談を終えたら気が抜けてしまいがちですが、面談後のアドバイザーとのやり取りも大切です。
面談後の転職エージェントからの電話やメールにはなるべく早い返信を心がけてください。迅速なレスポンスによって、転職する医師の強さを伝えられます。また、今後のアドバイザーとの信頼関係を築き、チャンスを見逃さないためにも、レスポンスの速さは重要です。
コツ&テクニック:滑り止めの転職エージェントで面談の練習をする手もアリ
どうしても面談で緊張してしまって不安になる方は、あらかじめ滑り止めの転職エージェントで面談に慣れるという方法もあります。
複数社登録したうちの1社を使ったり、滑り止め用に登録するなど手段は様々あります。しかし、時間は限られているので時間にかなりの余裕がなければ難しい方法です。
基本は面談の流れを把握してフラットな気持ちで挑めば大丈夫なので、よほど心配でなければ安心して転職エージェントとの面談に挑んでください。
5.転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
転職エージェントとの面談の流れを把握したら、転職エージェントとの面談における注意点を頭に入れておいて、さらに隙をなくしていきましょう。
- 面談に無断で遅刻しない
- スキルや経歴・プロフィールに嘘をつかない
- 自分の名刺を渡さない
- ネガティブな情報を与えすぎない
- 「とりあえず登録だけして来てみた」は伝えない
アドバイザーの心象を損ねないためにも、以上のポイントに気をつけて面談に臨んでください。
5-1.面談に無断で遅刻しない
転職エージェントとの面談における注意点の1つ目は、面談に無断で遅刻しないことです。
転職エージェント云々以上に、社会人として当たり前のマナーですが、改めて注意しましょう。
エージェントは無料で使えるからか、日常の社会人生活よりも気が緩みがちです。しかし、無断遅刻は確実に印象が悪くなってしまいます。
遅れないことがベストですが、もし約束の時間に遅れてしまう場合は、遅れることが判明した時点で連絡を入れるようにしてください。
5-2.スキルや経歴・プロフィールに嘘をつかない
転職エージェントとの面談における注意点の2つ目は、スキルや経歴・プロフィールに嘘をつかないことです。
登録情報や面談、電話やメールでのやり取りは基本的に保存されます。少しでも自分を良く見せたくてスキルやプロフィールを盛って申告することは絶対にNGです。社内のデータに残るので、少しの嘘でも最終的にバレてしまいます。
結果的に、虚偽の申告をする利用者はリスクが高いと判断されて、案件の紹介やサポートが低下する可能性が高いです。
当たり前ですが、スキルや経歴に嘘をつかず、素直な情報を提供してください。
5-3.自分の名刺を渡さない
転職エージェントとの面談における注意点の3つ目は、自分の名刺は渡さないことです。
転職エージェントとの面談で、アドバイザーからは名刺をもらいますが、あなたからは渡さないようにしましょう。会社からの支給品である名刺を業務外で使用すると、考え方によっては「モラルがない・常識がない」と判断されてしまう可能性があります。
転職を成功させるために、なくせるミスは極力なくすという観点から自信の名刺の扱いには十分注意してみてください。
5-4.ネガティブな情報を与えすぎない
転職エージェントとの面談における注意点の4つ目は、ネガティブな情報を与えすぎないことです。
アドバイザーとの信頼関係や求人情報の紹介のために、エージェント側にある程度正直に情報を伝える必要があります。
しかし、「つまらなかった」「人間関係が原因で」などネガティブな理由を全面的に押し出してしまうと、アドバイザーからマイナスの印象を受けてしまう可能性があります。
転職エージェントはビジネスモデル上、ポジティブな転職理由の利用者を優先しやすいです。
ある程度正直に情報を伝えつつも「あくまで前向きな気持ちで転職に臨んでいる」という姿勢をアドバイザーに示すのがおすすめです。
5-5.「とりあえず登録だけして来てみた」は伝えない
転職エージェントとの面談における注意点の5つ目は、「とりあえず登録だけして話を聞きに来た」という態度は避けることです。
すでにお伝えしていますが、転職エージェントは転職の意思が強い利用者を優遇しやすいです。Webサイトには「登録だけでもOK」と記載してあることが多いですが、アドバイザーにとって優先順位が下がってしまうのは確かです。
たとえ転職の意思が固まっていない状態でも、「良い求人があればすぐにでも転職したい」という姿勢を示しましょう。転職の意思をアピールし続けることが、エージェントのサポートにつながります。
6.まとめ
この記事では、転職エージェントとの面談の流れを主に解説しました。
転職エージェントとの面談において特に重要なのは、「転職エージェントの複数利用を伝える」ことです。
今後の転職活動をより効率的に進め、最終的に転職を成功させるためにも、転職エージェントの活用は必要不可欠です。転職エージェントとの面談は、今後のエージェントの活用のための第一歩です。
落ち着いて準備をして、順調に転職活動を進めてみてください。




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