
「行動力がないっていわれるのだけど、それってどういうこと?」
「行動力がない人はダメなの?行動力がある人とどこがどう違うの?」
行動力はないよりある方が良さそうだけれど、具体的に「行動力がない」とはどういうことなのか?「行動力がある人」と何が違うのかを問われると、クリアに答えるのって難しいですよね。
この記事では「行動力がないとはどういうことなのか」を詳しく掘り下げて解説します!
行動力がない人の特徴や、その特徴を招いた原因まで究明していきますので、「どうして行動できないのかな?」とモヤモヤしていた方は自分の悩みの元が分かります。
合わせて、行動力のある人の特徴も解説するので、ない人との違いや、ある場合のメリットが明確になります。
記事の最後には、今日から始められる「行動力を身につける方法」も伝授していきますので、ぜひ参考にしてください。
あなたが悩みを克服して前向きな人生を切り拓くのに、この記事が少しでも役立つことを祈っています。
目次
1.行動力がないとは?

「行動力がない」とはどういうことなのか?を、以下の2つの視点から探っていきます。
- そもそも「行動力」とは
- 行動力がない場合とある場合の違い
行動力について把握すれば、どんなデメリットがあるのか理解できるので、しっかり読んで理解していきましょう。
1-1.そもそも「行動力」とは
行動力とは、自分の意思で何かを思い立ち、能動的に行動を起こす能力のことです。
誰しも夢はありますが、ただ夢を思い描くだけでなく、夢の実現に向けて勇気を持ってアクションを起こす人は「行動力のある人」です。
たとえば仕事で、主体的に考えて実践する人が「行動力のある人」です。
行動力とは、自分で「やる」と決めて実際に行動を起こす力を指します。迅速に行動する勇気や積極性などを含めて使われることもあります。
1-2.行動力がない場合とある場合の違い
では「行動力がない」とはどういうことなのか?を理解するために、行動力の有る無しでの違いを解説します。
- 行動力がある人はチャンスをつかみやすい
- 行動力がない人は考え過ぎてチャンスを逃す
それぞれ説明していきましょう。
1-2-1.行動力がある人はチャンスをつかみやすい
行動力がある人は、ない人に比べてチャンスを掴みやすいです。
チャンスはいつ来るかわからないもの。そして掴み損ねてタイミングを逃すと、たちまち消えてしまうものです。
行動力がある人はチャンスを得るために人脈を築いたり、情報を得るための行動もパワフルです。
そしてチャンスを見つけると、迅速に判断し積極的に行動するのでタイミングを逃しません。
1-2-2.行動力がない人は考え過ぎてチャンスを逃す
一方、行動力のない人はチャンスを遠ざけてしまいます。
チャンスを目の前にしても、以下のように考えたり迷ったりしている時間が長いからです。
「もし失敗したらどうしよう…」
「人に迷惑をかけるかもしれない」
「上手くいかないと今より悪い状況にならないかな…」
行動力がない人は失敗を恐れる傾向にあり、動き出す前に周囲を気にしたり、どっちが得か損かなどを考え迷っている間に、チャンスをつかむタイミングを逃してしまいます。
「わたしって行動力がない?」 とモヤモヤしている方のために、次章では行動力がない人の特徴とその原因について解説します。
2.行動力がない人の4つの特徴と原因
行動力がない人の特徴とその原因を解説します。
- 自分に自信がない
- 完璧主義者
- 何事も先延ばしにする
- 夢や目標がない
行動的になれない理由が分かるので、自身と照らし合わせながら確認してみてください。
2-1.特徴①|自分に自信がない
行動力のない人の特徴として、自分に自信がないことが挙げられます。
「これはチャンスかも」とか、「今これを始めた方が良さそう」とかの判断が実はできるのに、自分に自信がないため踏み出すことができず、行動しないまま色々なことを終わらせてしまいがちです。
自分に自信がない原因は「マイナス思考」
自分に自信がないのは、マイナス思考でなんでも悪い方に考えてしまうことが原因です。
マイナス思考の人は、行動を起こす前に「どうせやっても上手くいかない」と悪い結果を予想します。失敗した場合を率先して考えて、行動しない選択を正当化するのです。
失敗してダメになることばかり考えているため、自分の行動に自信が持てるはずがありません。
2-2.特徴②|完璧主義者
行動力のない人には、失敗や抜け落ちが許せない完璧主義者も多いです。
何をやるにせよ完璧でないと気が済まないので、リサーチや準備に時間をとられたり、慎重になりすぎたりして、いつまで経っても行動に移せません。
完璧主義者の原因は「プライドの高さ」
完璧主義の人は往々にしてプライドが高く、自分が失敗することを許容できません。
行動力がない原因は、失敗して周囲に笑われたり、自分のプライドが傷つけられたくないからです。
失敗の原因をすべて潰してから実行しようと考えるため、なかなか行動に移せません。
プライドが高い人は失敗を恐れるあまり、自分を追い込んで行動力がなくなる傾向にあります。
2-3.特徴③|何事も先延ばしにする
行動力がない人の大きな特徴は、何事も先延ばしにしてしまうことです。
やるべきことも日程に余裕がある限り、すぐに取りかかることがありません。いつも期限のギリギリになって、やっと取りかかります。
何事も先延ばしにする人にとって、自分で何かを「やる」と決めて積極的に行動したりすることはとても困難です。
なんでも先延ばしにする原因は「面倒くさがり」
やるべきことでも先延ばしにする原因は「面倒くさいから」です。
頭では理解していても行動の段階で面倒に感じた結果、何もしないで終わることが多いのです。
どんなことも最初の一歩を踏み出す行動にはエネルギーが必要ですが、面倒くさがりの人は最初の一歩を億劫に感じてしまいます。
何をするにもすぐ「面倒くさい」というワードが頭に浮かんでしまう人は、要注意です。
2-4.特徴④|夢や目標がない
夢や目標がないことも、行動力がない人の特徴です。
向かうべき方向が定まっていないため、差し迫って自分を奮い立たせる必要が感じられないのでしょう。
目指すべき姿や達成目標がなかったり、目標が曖昧な人は行動力に欠けます。
夢や目標がない原因は「実は現状に満足している」から
夢や目標がない人は、現状に満足している人が多いです。
変化を望んでいないので、安定志向で向上心に欠けているといえます。
妥協して現状に満足してしまっている人は、どんなチャンスや可能性を目の前にしても行動できないままで終わります。
3.行動力がある人の4つの特徴

行動力のある人の特徴は以下の4つです。
- ポジティブシンキング
- 失敗を恐れない
- 何にでも興味を持つ
- 明確な目標がある
それぞれ具体的に解説していきましょう。
3-1.ポジティブシンキング
行動力のある人は、ポジティブなものの考え方をします。
行動力のない人が「どうせ上手くいかない」と考えるのとは逆で、「きっと成功する!」と良い方向に考えます。
といっても、「なんとかなるさ」と勢いだけで行動するのではありません。勢いだけで行動するのは、行動的な人ではなく、ただ行き当たりバッタリで楽天的な人です。
行動力のある人は、成功させるためにはどうすれば良いか?ということを前向きに考えて、リサーチや準備もスピード感を持ってエネルギッシュに行います。
悪い結果ばかり予想するネガティブ思考な「行動力のない人」と違って、行動力のある人は、成功を予想し、そのための努力をプラスのエネルギーに変えて行える人です。
3-2.失敗を恐れない
行動力のある人は、失敗を恐れません。
失敗を恐れてばかりいると、不安や恐怖が先にたってしまって行動できなくなるからです。
行動力のない人が失敗を「恥ずかしいもの」と見なしているのと違い、行動力のある人は目的や目標を達成するために失敗はつきもので、むしろ「成功のもと」であることを知っています。
行動力のある人は、失敗をしたらしたで、かえってその後の成功につながるということを理解している人です。
失敗に対して慎重になると、行動や決断は鈍ってしまいます。行動力のある人は、失敗を恐れずトライする勇気や度胸を持っています。
3-3.何にでも興味を持つ
行動力のある人は好奇心が旺盛です。
何にでも興味を持ち、自分が知らない事、気になった物事を学んだり、体験したりすることに貪欲で、そのためのアクションを厭いません。
行動力のない人は知らない新しい事を始めるとき「大変だなぁ」「ちょっと面倒」と感じますが、行動力のある人は「面白そう」と興味津々で挑戦して、自分の世界を広げていきます。
新しい問題や課題に立ち向かうことの不安や煩雑さより、興味や好奇心の方が勝っているのです。
自分が知らない物事や不思議に思った物事に幅広く興味を持ち、それらを知るためにさまざまなアクションを起こすのが行動力のある人です。
3-4.明確な目標がある
行動力のある人は、常に具体的な目標を持っています。
「こうなりたい」「こんな状況に身をおきたい」という明確な目標があるので、そこに向かう行動を起こしやすいのです。
明確な目標がなく差し迫って奮い立つ必要性も感じていない行動力のない人と違い、自分の目標をしっかり描いている人は、そこに到達するために何をすべきかが見極められます。本気で欲しいと思うものがあるからこそ、高いモチベーションで行動を起こしていけます。
行動力のある人のエネルギーの源は目標です。夢と置き換えてもいいでしょう。
わたしは〇〇を達成する!〇〇になる!という強い思いを持っている人は、行動力が発揮できる人です。
4.今日から実践できる!行動力を身につける4つの方法

最後に、今日から実践できる「行動力を身につける4つの方法」を伝授します。
- 成功をイメージする習慣
- 好奇心をなくさない
- 今できることを後回しにしない
- 小さな目標をこなしていく
4つとも日々心掛けるだけで行動力が身につく方法なので、ぜひ試してみてください。
4-1.成功をイメージする習慣
行動力を身につけるために、何かはじめる時に成功をイメージする習慣をつけましょう。
「上手くいかないかも」というネガティブな気持ちは、不安ばかり煽って行動を鈍らせます。
「失敗したらどうしよう」と先にリスクを考えてしまうと動く勇気が失われます。
何か新しいことをはじめる時には、リスクではなく、行動することで得られる「良いこと」=「リターン」をイメージするようにしてください。
「資格をとったら将来〇〇に活かしていける」とか、「彼女みたいな恋人がいたら仕事がもっと頑張れそう」…等々、成功を思い描くことが自信にもつながります。
「よし、やってみよう!」という感情が湧いてきて、積極的に行動することができるようになります。
4-2.好奇心をなくさない
好奇心をなくさないことも、行動力を身につける方法のひとつです。
人間が自分から能動的に行動するのは、何といっても、そのことに「興味があるから」です。
子どもの頃を思い出してみてください。「どうして?」「なぜ?」と親に尋ねた好奇心旺盛な時代がありませんでしたか?
その時代は、少しの間もじっとしていないで、どんなものも気になって、知りたがり、手を出して触れて確かめたがっていたはずです。
ああした「知りたい感情」は成長するにつれて薄れるのが一般的ですが、行動力のある人は、良い意味で子どものような感性を失わず、好奇心を持ち続けているのです。
だからこそ、知りたいことを探求し、新しいことに触れようとする行動が止まりません。
行動力を身につけるためには、好奇心をなくさず、子どものように色んなことに興味を持つようにしましょう。
4-3.今できることを後回しにしない
行動力を持ちたいなら、今できることを後回しにしないようにしましょう。
先延ばしにせず処理する習慣をつけることで、次第に行動的な人間になります。
小さなことからで構いません。
たとえば、メールや電話の折り返しは、相手が誰であれ遅いよりは早い方がスムーズに事が運びます。
問題やトラブルは、時間が経てば経つほど解決が難しくなります。面倒なことほど、すぐ対応にあたりましょう。
「明日でもいいことだから明日やる」というのは行動力のない人の習慣です。
行動力を身につけたいあなたは「明日でいいことでも今できるなら今やる!」ことを心掛けてください。
期日に追われないことを急いで行う習慣がない人にとっては難しいことかもしれませんが、後回しにしないことを日々続けていけば、知らないうちにスピード感を持って積極的に動く行動力が身につきます。
4-4.小さな目標をこなしていく
行動力を身につけるためには、目標を立てる習慣をつけましょう。
目標があると、それを「達成する」モチベーションが積極的な行動へ誘ってくれます。
いきなり将来の目標や夢といわれても漠然としてしまって行動力のない人には難しいので、達成しやすい小さな目標から始めることをおすすめします。
たとえば「将来はシンガーソングライターになる!」という目標は夢がありますが、具体性がなく、思い描くだけで何も行動せずに終わってしまいそうです。
しかしながら「毎月3曲歌を作る」とか「10曲お気に入りの歌ができたらYouTubeの配信を始める」といった目標なら、すぐ行動に移せます。
小さな目標をひとつひとつクリアしていくことで、行動する喜びを知り、次の段階、次の行動への意欲が湧きます。それを繰り返すうちにフットワークも軽くなり、行動力のある能動的な人になれるでしょう。
5.まとめ
行動力がない人は、ある人に比べてチャンスを遠ざけてしまいます。
チャンスを目の前にしても、以下のような理由で踏み出す勇気がないからです。
- 自分に自信がないマイナス思考
- 失敗が受け入れられないプライドの高さ
- 何でも先延ばしする面倒くさがり
- 実は現状に満足していて向上心がない
- こうした人も、4つのことを心掛ければ行動力のある人に変わっていくことができます。
- 成功をイメージする習慣
- 好奇心をなくさない
- 今できることを後回しにしない
- 小さな目標をこなしていく
じっとそのまま今の場所にいたのでは人生は動き出しません。
仕事に恋に貪欲に前向きに行動して、チャンスを逃さず豊かな人生を手に入れましょう。




コメント