
「求職活動実績ってどうやって作るの?」「簡単に求職活動実績を作りたい!」と感じている人も多いはず。
失業保険の受給にあたって必要な求職活動実績ですが、簡単に作る方法は実は意外とたくさんあります。この記事では、求職活動実績を作る4つの裏ワザに加えて基本的な方法、コロナ禍でもできる活動について詳しく紹介しています。
数十分あれば完了する方法もあるので、できそうなものからどんどん試してみてください。
目次
1.失業保険をもらうために必要な求職活動実績の回数
失業保険を受給するためには、求職活動実績を報告しなくてはなりません。失業保険は、今後働く意思がある人にのみ支給されます。「求職活動をしている」ことを客観的に判断できるものを実績として報告することで、ようやく失業保険がもらえるのです。
失業保険の認定に必要な求職活動実績の回数は、自己都合・会社都合による退職どちらの場合でも「2回以上」です。初回認定日までは1回の実績が必要で、それ以降は2回以上の実績が必要となります。
2.【裏ワザ】求職活動実績を作る意外な4つの方法
ここでは、求職活動実績を作る裏ワザを4つ紹介しています。すぐに実績を作るために有効なだけでなく、転職活動としてもためになるものばかりです。紹介する方法は、以下の通りです。
- 転職エージェントのオンライン面談を受ける
- 転職サイト、エージェントのオンラインセミナーを受ける
- 転職サイトが開催する合同説明会(転職フェア)に参加する
- 国家試験を受ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
裏ワザ① 転職エージェントのオンライン面談を受ける

出典:doda
「doda」をはじめとした転職エージェントでは、オンライン面談を実施しています。このオンライン面談を受けることも、求職活動実績としてカウントすることが可能です。自宅で全て完結するので、ハローワークに出向くのは認定日の1日だけで済むというメリットも。
オンライン面談では、転職や今後のキャリアに関する相談ができます。「すぐには転職しないかも」という場合でも、相談するだけの利用でも大丈夫。積極的に活用してみましょう
裏ワザ② 転職サイト・エージェントのオンラインセミナーを受ける
転職サイトや転職エージェントでは、オンラインセミナーを実施しているものもあります。セミナーを受けることも求職活動実績として認められるので、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
セミナーでは、自己分析や履歴書の書き方、面接力向上対策などの内容が盛りだくさんです。オンラインなので簡単に利用できる上、自身の転職にとても役立つので利用してみて損はないと言えるでしょう。
オンラインセミナーを開催しているのは、主に「doda」や「マイナビエージェント」です。セミナーの受講は基本的に無料であるほか、外部のキャリアアドバイザーなどを呼んで講義をしていることも。より良い知識を手に入れるためにも、最新情報をチェックすることをおすすめします。
裏ワザ③ 転職サイトが開催する合同説明会(転職フェア)に参加する
転職サイトが開催する転職フェアに参加することも、求職活動実績になります。
コロナ禍では転職フェアもオンラインで開催されているものが多いため、手軽に参加することが可能です。オンラインで参加できる転職フェアでおすすめなのは、dodaの転職フェアです。
「doda」では、営業やITエンジニア、機械系などの職種ごとに転職フェアが開催されています。有力な企業が多数集まっているほか、それらの企業と面談することが可能。自宅にいながらも何社とでも面談できるので、転職活動を効率的に進められるのです。
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裏ワザ④ 国家試験を受ける
あまり知られていませんが、国家試験を受けることも求職活動実績になります。
試験の合否に関係なく実績として認められるので、転職のために必要な資格があるという人は国家試験を受けておくといいでしょう。
3.【基本編】求職活動実績を作る基本の方法4選
次に、求職活動実績を作る基本的な方法を4つ紹介します。基本的には以下のことを実績として記入すれば問題ありません。紹介する方法は以下の通りです。
- ハローワークで職業相談をする
- ハローワークが開催するセミナーに参加する
- ハローワークで求人に応募する
- ネット上で転職サイト、転職エージェントを利用して求人に応募する
それぞれ詳しく解説していきます。
3-1.ハローワークで職業相談をする
すでに知っている人も多いと思いますが、ハローワークでの職業相談も求職活動実績になります。担当者から気になる求人や職業訓練について話を聞くだけで、求職活動として認められるのです。
ハローワークに立ち寄った際には、少しでも気になる求人があれば窓口に持っていき話を聞きましょう。それだけで求職活動実績1回になります。
注意点としては、相談は1日1回しか実績としてカウントされないということ。同じ日に2回以上相談しても、実績になるのは1回のみです。ただ、ハローワークによってカウントの仕方が異なる場合もあるため、管轄のハローワークに問い合わせてみるのが大切です。
3-2.ハローワークが開催するセミナーに参加する
ハローワークでは度々、就職に関するセミナーを開催しています。このセミナーに参加することも、求職活動実績になるので気になるセミナーがあれば参加するようにしましょう。
3-3.ハローワークで求人に応募する
ハローワークが出している求人に応募することも求職活動実績になります。応募した求人1件につき、求職活動実績1回とカウントします。
3-4.ネット上で転職サイト・転職エージェントを利用して求人に応募する
転職サイトや転職エージェントを通して求人に応募することも、求職活動実績になります。インターネット応募は自宅からすぐに行うことができるので、認定日まで時間がないときにもおすすめの方法です。
インターネット応募の詳しいやり方については、次の項目で紹介しています。
4.【即日】求職活動実績の作り方!失業認定申告書の書き方も紹介
ここでは、最短即日で完了する求職活動実績の作り方を紹介します。
家から出ることなく、すぐに実績を作るには「インターネット応募」を活用しましょう。インターネット応募は転職サイトや転職エージェントを通して行うことが可能です。
では、順を追って解説していきます。
①転職サイト・エージェントに登録する
まずは転職サイトか転職エージェントに登録をします。すぐに応募するなら、転職サイトの「リクナビNEXT」がおすすめです。

出典:リクナビNEXT
「リクナビNEXT」は求人数が約3万件あり、さらにその求人の85%はリクナビネクスト独自のものです。そのため、他の転職サイトでは出会えないコアな求人に巡り合える可能性が高まるというメリットも。
\リクナビNEXTで求職活動実績を作る/
②希望の会社を2社選んで応募する
「応募してみよう」と思える企業を2社選択し、実際に応募します。
応募には履歴書が必要ですが、「リクナビNEXT」で入力した内容がそのまま履歴書になります。そのため手書きで記入しなくてもいいので、手軽に応募が可能です。
③失業認定申告書に記入
企業への応募が完了したら、失業認定申告書に記入していきましょう。記入例は、以下の画像を参考にしてみてください。

「ア 求職活動をした」に〇印を付けて、応募した会社名や応募日を記入。応募方法は「インターネット応募」でも「リクナビネクスト」のように実際に利用した転職サイトの名称を記入してもどちらでも大丈夫です。
その後職種を記入し、応募したきっかけは「インターネット」に〇を付けます。応募の結果は「選考結果待ち」としておけば問題ありません。
これを2社分記入して、求職活動実績の記入は完了です。
5.求職活動実績として認められないもの
求職活動実績に含まれないものには、以下のものがあります。
- 転職サイト、転職エージェントに登録しただけ
- ハローワークや転職サイト、エージェントで求人を検索しただけ
- 企業などに電話で問い合わせただけ
これらを実績になると勘違いして認定日を迎えると、失業保険がもらえないので要注意です。
5-1.転職サイト・エージェントに登録しただけ
転職サイトや転職エージェントに登録しただけでは、求職活動実績とは認められません。登録して、求人をチェックした後実際に応募することでようやく実績になります。
5-2.ハローワークや転職サイト・エージェントで求人を検索しただけ
ハローワークや転職サイト・転職エージェントで求人を検索しただけでは、求職活動実績になりません。実績にするためには、実際に企業に応募する必要があります。
5-3.企業などに電話で問い合わせただけ
企業に連絡して、仕事内容や空きがあるかの確認をしただけでは求職活動実績にカウントされません。「実績になりそう」と思うかもしれませんが、こちらも実績として認められないので注意しましょう。
6.コロナで求職活動実績が免除されることがある?
最後に、コロナ禍での求職活動実績について紹介します。コロナ禍では、求職活動実績の作成が
免除されるケースがあります。
また、求職活動実績を作らないといけない場合の簡単な方法についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。紹介する方法は以下の2つです。
- ハローワークに電話で職業相談
- 転職サイト、転職エージェントの求人にインターネットから応募
では詳しく見ていきましょう。
6-1.緊急事態宣言による活動自粛で免除されることがある
緊急事態宣言の発令によって活動自粛になると、求職活動実績の条件を適用しなくても失業保険がもらえることがあります。免除される条件は、具体的に以下の通りです。
- 緊急事態宣言発令中の期間が認定期間に1日以上含まれる方
- 郵送による証明認定を受ける方
上記に当てはまる場合は、認定日までに2回の求職活動実績を作らなくても失業保険が給付されます。
求職活動実績が免除される場合の失業認定申告書の書き方は、以下の通りです。

下段の「イ 求職活動をしなかった」に〇を付けて、理由には「新型コロナウイルスの感染拡大のため求職活動ができなかった」と記入すれば問題ありません。
6-2.コロナ禍でもできる基本的な求職活動とは?
とはいえ、緊急事態宣言が出ていない地域では求職活動をする必要があります。コロナ禍で求職活動をするのが難しい場合でも、実績を作りやすい方法を紹介します。
- ハローワークに電話で職業相談
- 転職サイト・転職エージェントの求人にインターネットから応募
6-2-1.ハローワークに電話で職業相談
ハローワークに電話で職業相談をすることも求職活動実績としてカウント可能です。1回の相談が1回の実績になります。
通常はハローワークに出向いて相談をするものですが、地域によっては感染対策として電話相談を受け付けている場合も。念のため管轄のハローワークが電話相談を受け付けているか確認してから、実績として活用しましょう。
6-2-2.転職サイト・エージェントの求人にインターネットから応募
すでに紹介していますが、転職サイトや転職エージェントの求人にインターネット応募する方法も短時間で済むので効果的です。
リクナビネクストなどの規模の大きな転職サイトなら、求人数も豊富です。そのため希望の求人が見つかりやすいというメリットもあるので、転職活動をする際には一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまで、求職活動実績を作る裏ワザや基本的な方法、コロナ禍での免除などについて詳しく紹介しました。
求職活動実績を作るのは大変かもしれませんが、紹介した方法はどれも手軽にできるものばかりです。オンライン面談やセミナーなど、転職活動にとって有益なものもたくさんあるので試しやすそうなものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
当サイトでは、インターネット応募についても詳細記事も掲載しています。興味のある方はぜひそちらも合わせてチェックしてみてください。




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