給料が高い仕事ランキングTOP10!職種別に詳しく平均年収を解説

「給料が高い仕事ってどんなものがあるんだろう?」
「実際の金額はどれぐらいもらっているんだろう?」

仕事をする人なら誰でも、こんな風に思ったことがあるかもしれません。

世間的に年収の高い職業といえば、「医者!弁護士!」などすぐに思い浮かびはするものの、具体的に彼らがどれぐらいの年収をもらっているのかは、ほとんどの方がよく知らないことでしょう。

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、高年収を得られる職業として上位50位にランクインしているものには、以下の職業があります。

順位職業年収(円)
1航空機操縦士16,946,100
2医師11,692,300
3大学教授11,006,200
4大学准教授8,723,600
5記者7,922,200
6不動産鑑定士7,545,900
7弁護士7,285,600
8大学講師7,189,400
9高等学校教員7,093,600
10一級建築士7,028,800
11公認会計士、税理士6,835,500
12自然科学系研究者6,812,500
13技術士6,669,300
14電車運転士6,188,000
15掘削6,170,000
16電車車掌5,720,800
17獣医師5,715,600
18歯科医師5,701,000
19システムエンジニア5,689,000
20薬剤師5,616,500
21港湾荷役作業員5,326,600
22発電・変電工5,184,800
23圧延伸張工5,182,900
24自動車外交販売員5,142,600
25クレーン運転工5,102,400
26自動車組立工5,066,700
27旅客掛5,051,300
28各種学校・専修学校教員5,039,000
29診療放射線・診療X線技師5,019,500
30航空機客室乗務員4,959,100
31化学分析員4,949,400
32製鋼工4,914,000
33非鉄金属精錬工4,901,500
34機械修理工4,892,400
35社会保険労務士4,860,200
36看護師4,829,100
37型鍛造工4,825,700
38機械製図工4,803,100
39一般化学工4,762,300
40電気工4,724,600
41測量技術者4,687,700
42配管工4,665,000
43営業用バス運転者4,663,200
44家庭用品外交販売員4,648,100
45臨床検査技師4,612,200
46鉄鋼熱処理工4,566,400
47営業用大型貨物自動車運転者4,556,100
48鋳物工4,544,900
49旋盤工4,506,900
50鉄筋工4,452,100

このリストを見ると、身近な職業から憧れの職業まで、実に多くの職種の方が高年収を得ていることがわかりますね。

冒頭で触れた「医師」「弁護士」についても、世間のイメージ通り多額の報酬を得ていることが判明しましたが、実は同じ「医師」でも内科・外科・小児科など、勤務する科ごとに給与は細かく異なってきます。

そこでこの記事では「高い給料の仕事上位10」をピックアップし、それぞれの仕事では一体どれぐらいの年収を得ることができるのか、勤務する仕事の条件ごとにその詳細をご紹介していきます。

この記事を読めば、一体どのような仕事が高い給料をもらえるのかがわかり、さらにその仕事の中でも勤務先・専門とする仕事内容によって、給料額がどのように細かく分かれていくのか、その詳細を知ることができます。

ぜひ記事の情報を参考にしながら、あなたの就職活動や転職活動に役立てていただけると幸いです。

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ぜひ参考にしてみてください。

1.【給料が高い仕事:第1位】航空機操縦士

さっそくランキングの上位から順番に見ていきましょう。

最初は「高い給料の仕事」として堂々1位を獲得した「航空機操縦士」です。

「航空機操縦士」とは、航空機の操縦を行う人のことを指します。別名の「パイロット」の方が、聞き覚えのある方も多いかもしれません。

冒頭では「航空機操縦士」の年収は以下の通り、16,946,100円とお伝えしました。

順位職業年収(円)
1航空機操縦士16,946,100

しかし細かく見ていくと「航空機操縦士」の給料は、勤務する航空会社の会社規模によって変動があります。

給料 が 高い 仕事

出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」をもとにグラフを作成

会社規模ごとに「小規模」「中規模」「大規模」で分けてみると、小規模航空会社と大規模航空会社とでは、なんと2.5倍の年収差があります。

こうした結果を見るかぎり、同じ「航空機操縦士」といっても、所属する会社の規模によって、年収をたくさんもらえる人とそうでない人がはっきり分かれていることがわかります。

では、会社の規模別に見た「航空機操縦士」は、一体どれぐらいの年収を得ているのでしょうか?それぞれ詳細をご紹介していきましょう。

※年収は厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」を基に記載しています

1-1.大規模の航空会社の場合

平均年収:19,447,100円

大規模(従業員1000人~)の航空会社に就職した場合、支払われる年収はおおよそ19,447,100円になります。

【大規模の会社例】

  • ANAホールディングス株式会社
  • 日本航空株式会社
  • スカイマーク株式会社

1-2.中規模の航空会社の場合

平均年収:12,410,300円

中規模(従業員100~999人)の航空会社に勤務した場合は、おおよそ12,410,300円になります。

【中規模の会社例】

  • 株式会社スターフライヤー
  • 株式会社ジェイ・エア
  • 日本トランスオーシャン航空株式会社

1-3.小規模の航空会の場合

平均年収:7,759,800円

一方、小規模(従業員10~99人)の航空会社に勤務した場合は、おおよそ7,759,800円になります。

【小規模の会社例】

  • 新中央航空株式会社

2.【給料が高い仕事:第2位】医師

次に、高い報酬をもらえる職業として筆頭に上がってくる「医師」について見ていきましょう。

「医師」とは、人の病やケガを治療し、回復する手助けをしてくれる存在です。

「医師」の仕事は、患者と直接対面し治療をする「臨床」と、患者への診察はなく、病気に対する治療法や原因を追求する「研究」との2種類に分かれます。

特に前者は人命を預かる、大変責任の重たい仕事ですが、その分大きなやりがいがあるのも医師の醍醐味でしょう。冒頭の「高い年収職業上位50位」では、「医師 年収11,692,300円」と紹介されていましたが、

「医師」は治療する体の部位によって複数の診療科に分かれています。そして、その科によって得られる報酬が変わってきます。

順位職業年収(円)
2医師11,692,300

ここでは、「内科」「外科」「脳神経外科」「整形外科」「呼吸化・消化器科・循環器科」「精神科」「救急科」「麻酔科」「放射線科」「小児科」「産科・婦人科」「眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科」の計12科に分けて、それぞれの年収額をくわしく見ていくことにしましょう。

※各科の年収額は「勤務医の就労実態と意識に関する調査」(2012年実施)を基に記載しています

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2-1.内科

平均年収:12,474,000円

「内科」とは、主に体の臓器を診察・治療することを目的としています。

手術を施さず、薬を使用して治療していきます。内科と一言で言っても、体の部位により多くの種類に分かれますが、よく町の病院などで見かける「内科」といえば、インフルエンザや胃腸炎、風邪などのかかりやすい病気をはじめ、発熱・頭痛・腹痛・下痢・・嘔吐・喘息・アレルギー疾患・発疹など、一般的に目にしやすい多くの症状に対して対応してくれます。

内科医の平均年収は1247万4000円となります。

2-2.外科

平均年収:13,742,000円

一方「外科」は、手術を施すことで治療を進める科です。外科治療の対象となるのは、内臓・骨・神経・皮膚などの病となります。

内科と同様、外科も体の部位にしたがって「~~外科」と細分化されていきますが、多くの場合「外科」といえば、骨や歯、神経、皮膚、内臓部分を診てくれます。

外科医の平均年収は、1374万2000円となります。

2-3.脳神経外科

平均年収:14,803,000円

脳や脊椎・神経を専門に治療する科です。

脳腫瘍や脳卒中、くも膜下出血などの脳内血管障害以外にも、頭部外傷などの患者も診察します。

脳神経外科の平均演習は、1480万3000円となります。

2-4.整形外科

平均年収:12,899,000円

体を型作る骨・関節、その部位に関連する筋肉・神経などを見てくれる科です。

腰痛や肩こり、首や背中の痛みのほかにも、骨折・関節痛などにも対応します。

そんな整形外科医の平均べ平均年収は、1289万9000円だと推定されています。

2-5.呼吸器科・消化器科・循環器科

平均年収:12,672,000円

呼吸器科は「呼吸」にまつわる、さまざまな病気に対応しています。「肺炎」「気管支ぜんそく」などが身近な病名として挙げられます。

また消化器科とは、食道、胃、腸、肝臓、膵臓などに起こった病を診る科になります。

主な疾患名として、肝炎、肝硬変、食道癌、胃・十二指腸潰瘍などが挙げられます。

循環器科とは、心臓や血管の病について診てくれる科になります。具体的な病名としては、狭心症や心筋梗塞、不整脈、心不全、高血圧、肺塞栓などが挙げられます。

そんな「呼吸器科」「消化器科」「循環器科」の平均年収は、1267万2000円となります。

2-6.精神科

平均年収:12,302,000円

精神科とは、精神障害・睡眠障害・依存症・不安障害など「こころの病気」を専門的に治療するための科になります。精神科の平均年収は、1230万2000円です。

2-7.救急科

平均年収:12,153,000円

ケガや病気、中毒や火傷など緊急性の高い患者に対して、治療を行う科を指します。場合によっては、救命救急処置や集中知慮室などを活用して、患者の命を救います。

救急科の平均年収は、1251万3000円です。

2-8.麻酔科

平均年収:13,352,000円

手術前、手術中、手術後と「手術」の前後を通して、患者への麻酔投与を管理する医師のことを指します。患者に対し麻酔を施すだけでなく、術中は患者の血圧・心拍などが異常をきたさないか見守り、執刀医に報告する役割を担います。

患者が安心して手術を受け、最良の結果が出るよう力を尽くします。

麻酔科医の平均年収、1335万2000円です。

2-9.放射線科

平均年収:11,033,000円

放射線科とは、X線写真(レントゲン)、MRI、CT、血管造影検査、消化管造影検査などの手段を用いて、人体に放射線をあてて得られた画像でもって、身体の病気の有無を診断していく科です。

放射線科の年収は、1103万3000円です。

2-10.小児科

平均年収:12,205,000円

「小児科」とはその名の通り、子どもの病気を専門的に診る科になります。

一般的には、乳幼児から中学生頃までは小児科にかかるケースが多く、子供の心身の発達をくわしく見てくれる総合的な窓口として、利用する人が多くいます。

小児科医の平均年収は、1220万5000円となります。

2-11.産科・婦人科

平均年収:14,463,000円

「産科」は妊娠・出産・出産後など、出産を手助けするための科です。

また「婦人科」とは、女性特有の病気を扱う科になります。

両者を合わせた平均年収は、1466万3000円となります。

2-12.眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科

平均年収:10,787,000円

「眼科」は目の病気、「耳鼻咽喉科」は鼻・のど・耳の病気、「泌尿器科」は尿を作る腎臓や膀胱などの病の時にかかります。これらの科に勤務する医師が得る平均年収は、1078万7000円となります。 

3.【給料が高い仕事:第3位】大学教授

3番目にランクインした「大学教授」。大学でそれぞれの専門分野について教える先生のことを指します。

順位職業年収(円)
3大学教授11,006,200

冒頭で診たランキング表によると「大学教授」の推定年収は11,006,200円とありましたが、勤務する大学が国立大学か私立大学かによって、給与額も変わってきます。

ここでは、この2パターンで見ていきましょう。

※上記年収については厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」を基に記載しています

3-1.国立大学

平均年収:900~1100万円

日本でもっとも有名な国立大学である東京大学の例で見てみましょう。

東京大学の教授の場合、平均年収は1192万円となります。

また、北の方からざっくり見ていくと、北海道大学の教授の場合961万円、東北大学の教授の場合1062万、京都大学の教授の場合1095万、大阪大学の教授の場合1112万円、琉球大学の教授の場合940万円となっており、平均してみると900万~1100万円ぐらいの年収をもらっているようです。

3-2.私立大学

平均年収:1200~1400万円

次に私立大学を見てみましょう。

「関関同立」と呼ばれ、関西の難関大学として有名な立命館大学を例に見てみると、教授の年収は各学部ごとにばらつきはありますが、大体のところは1200万~1400万円ぐらいとなっています。

こちらもやはり大学によってだいぶ差が生じているようです。

4.【給料が高い仕事:第4位】大学准教授

大学教授になる一歩手前である「大学准教授」。

大学教授と比べても、こなしている仕事の内容はほとんど変わりません。

「大学准教授」の平均年収は、冒頭では以下のように872万3600円と述べてきましたが、やはり勤務先が国立大学か私立大学かに比べて大きく変わってきます。

順位職業年収(円)
4大学准教授8,723,600

早速くわしい内容を覗いてみましょう。

※上記年収は厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」を基に記載しています

4-1.国立大学

平均年収:750~950万円

前項と同じ大学を例に取り上げてみましょう。

日本でもっとも有名な国立大学である東京大学の場合、准教授の平均年収は950万円となります。

また、同じく北の方から順番に見ていくと、北海道大学の教授の場合 780万円、東北大学の教授の場合856万、京都大学の教授の場合897万、大阪大学の教授の場合915万円、琉球大学の教授の場合758万円となっており、平均してみると750万~950万円ぐらいの年収をもらっているようです。

4-2.私立大学

平均年収:900~1100万円

次に私立大学を見てみましょう。

さきほどと同じく、「関関同立」と呼ばれ、関西の難関大学として有名な立命館大学を例に見てみると、准教授の年収は900万~1100万円ぐらいとなっています。

学部によってばらつきがあり、もちろん大学によっても変動がありますので、あくまでも参考としてご覧ください。

どちらにしろ、国立大学に比べて、私立大学の方が待遇が良いことがわかります。

5.【給料が高い仕事:第5位】記者

「記者」とは、世の中の事件や動きなどに対し、くわしく調べて文字や映像にして世間に報道する職業です。「記者」は媒体によって、以下3種類に分けられます。

  • 放送記者
  • 出版記者
  • 新聞記者

冒頭で紹介したランキング表では、以下のようになっています。

順位職業年収(円)
5記者7,922,200

「第5位 記者 7,922,000円」となっていますが、上記で述べた記者の種類によって給与額が変化します。くわしく見てみましょう。

5-1.放送記者

平均年収:1085万円

「放送記者」とは、国会や警察などの記者クラブに常駐し、そこで得た取材内容をもとにニュース原稿を書き起こします。書かれた原稿は、放送局の報道部へ送られ、ニュース原稿としてアナウンサーが読み上げる仕組みになっています。

そんな「放送記者」の平均年収は、平均年収ランキング1位~3737位の企業一覧【2021年最新版】によると、キー局で正社員として雇用されている場合は平均1085万円となります。ただし、キー局ではない地方局や雇用形態により、金額は大きく変動します。

5-2.出版記者

平均年収:621万円

出版社で発行する雑誌の記事づくりを行う記者職です。

平均年収ランキング1位~3737位の企業一覧【2021年最新版】によると、出版記者の平均年収は出版社の規模に大いに関係します。

平均すると、おおよそ621万円となります。

5-3.新聞記者

平均年収:846万円

「新聞記者」は新聞の紙面にのせる記事原稿を書きます。

新聞も全国紙、地方紙とさまざまあり、新聞社の規模によって年収額も変わってきます。

平均年収.jpによれば、地方紙であれば600万円ほどであり、誰でも知っているような大手新聞社の記者であれば、1200万円ほどとなります。

6.【給料が高い仕事:第6位】不動産鑑定士

平均年収:754万円

「不動産鑑定士」とは、不動産の価値をきちんと評価し、適正に利用できるよう助言できる土地の専門家です。不動産鑑定だけでなく、土地の有効利用に向けてコンサルティングなども行います。

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると「不動産鑑定士」の平均年収ですが、おおよそ754万円となります。

7.【給料が高い仕事:第7位】弁護士

平均年収:500~600万円

「弁護士」とは、膨大な法律の知識を武器に、依頼者の権利や日々の生活が守れるよう奔走してくれる、法律の専門家です。仕事内容としては、依頼者の相談を受けて法的手続きを進めたり、依頼者の権利を守るために法廷で発言したり、とても重大な責任を負う仕事です。

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると「弁護士」の平均収入は、730万円程度となります。

8.【給料が高い仕事:第8位】大学講師

「大学講師」とは、大学で講義を行う先生のことを指します。

自分の専門分野について授業で教鞭を取る以外にも、大学で定期テストがある場合は問題作成や採点などを行い、レポートの添削にも携わります。

冒頭では、大学講師の年収は下記の通り、およそ718万円となっています。

順位職業年収(円)
8大学講師7,189,400

しかし「大学講師」は、雇用形態によって「常勤講師」と「非常勤講師」とに分かれ、それぞれ年収が異なってきます。両者の違いは、同じく大学で講義を受け持つ点では共通ですが、前者は大学教授、大学準教授に次ぐ位置にあり、将来的にステップアップを望める道が開かれています。

場合によっては学部内の会議に参加したり、さらに、学生の授業カリキュラムの作成や授業方針の作成にも関わることがあります。

一方「非常勤講師」は、大学で講義をすることが主な仕事となります。「常勤講師」と比べると、収入も少し下がるため、複数の大学の講義を掛け持ちする先生も多く見受けられます。

また「常勤」「非常勤」以外にも、大学講師の年収額は国立・私立かによっても異なります。

さらに、勤務する大学の生徒数・知名度・規模によっても変わる傾向があります。詳しく見ると下記のとおりです。

8-1.常勤講師の場合

【国立大学】

平均年収:文部科学省のデータによると、日本でもっとも有名な国立大学「東京大学」の常勤講師の場合、平均年収は832万円となります。

また、北の方からざっくり見ていくと、北海道大学の常勤講師の場合738万円、東北大学の場合789万、京都大学の場合832万、大阪大学の場合859万円、琉球大学の場合683万円となっており、平均してみると700万~830万円ぐらいの年収をもらっているようです。

【私立大学】

平均年収:600~860万円

次に、さきほどもご紹介した関西の難関大学立命館大学を例に見てみると、常勤講師の年収は各学部ごとにばらつきはありますが、大体のところは600万~860万円ぐらいとなっています。

こちらもやはり大学によってだいぶ差が生じているようです。

8-2.非常勤講師の場合

平均年収:210~270万円

次に、非常勤講師の場合を見てみましょう。

非常勤講師は常勤講師と違って、1コマいくらという形で支払われることが多い傾向にあります。

賞与などはなく、夏休みや冬休みなど長期休暇に入ると、授業自体がなくなってしまうため、収入が得られなくなってしまいます。

そのため、いくつもの学校を掛け持ちされる方が多くいます。

そんな非常勤講師の年収は、給料バンクによると214万円~277万円とされています。

9.【給料が高い仕事:第9位】高等学校教員

平均年収:709万円

「高等学校教員」とは、高等学校で教鞭をとる先生を指します。

「高等学校教員」の平均年収は、709万円程度です。

勤務先の学校によって多少変動はありますが、前述した「大学教授」のように、私立か国公立かによって大きく変化することはありません。

あえていうならば、私立高校のほうが10~12万ほど高いケースもあります。

これは、残業代をきちんと出せる仕組みがあるためだと考えられるでしょう。

10.【給料が高い仕事:第10位】一級建築士

平均年収:702万円

「一級建築士」とは、建物の設計や竣工までの工事管理を行う職業を言います。

よく「二級建築士」と混同されがちですが、端的に言えば「一級建築士」は設計する建物に制限がないことが特徴です。「二級建築士」であれば、戸建て住宅ぐらいの規模であれば設計も可能ですが、「一級建築士」はさらに枠を広げて、駅舎や競技場など大きな建物の作ることが可能です。

高度な設計知識を必要とされる「一級建築士」は、平均年収702万円程度となります。

11.まとめ 

今回の記事では、高い給料を得られる仕事の上位10位を紹介し、さらに仕事内容によって細分化される具体的な給料額について解説しました。

もう一度、それぞれの仕事の給料額をまとめると、以下のようになります。

仕事名詳細条件平均年収
航空機操縦士小規模航空会社に勤務775万9,800円
中規模航空会社1241万300円
大規模航空会社1944万7100円
医師内科1247万4000円
外科1374万2000円
脳神経外科1480万3000円
整形外科1289万9000円
呼吸器科・消化器科・循環器科1267万2000円
精神科1230万2000円
救急科1215万3000円
麻酔科1335万2000円
放射線科1103万3000円
小児科1220万5000円
産科・婦人科1466万3000円
眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科1078万7000円
大学教授国立大学900万~1100万円
私立大学1200~1400万円
大学准教授国立大学750万~950万円
私立大学900万~1100万円
記者放送1085万円
出版621万円
新聞846万円
不動産鑑定士754万円
弁護士730万円
大学講師常勤講師(国立大学)680~830万円
常勤講師(私立大学)600~860万円
非常勤講師210~270万円
高等学校教員709万円
一級建築士702万円

同じ職業でも、携わっている仕事内容や条件によっては、給料も細かく変化することがわかりましたね。

ぜひ今回の記事をお読みいただき、ご自分の就職・転職活動に役立てていただけることを願っています。

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