
転職しようと思った時に転職先を探す方法として、「転職サイト」と「転職エージェント」の2つの種類があります。
転職サイト:たくさん掲載されている求人情報の中から転職者が自分で応募先を決めて、企業に直接応募できるサービス
転職エージェント:転職者と企業の間に人材紹介会社の担当者が入り、転職をサポートしてくれるサービス
しかし、「自分の場合はどちらを使った方が良いの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。転職サイトと転職エージェントには以下のような違いがありますが、結論から言ってしまうと、「両方のサービスを併用する」というのが、スピーディーに効率的に転職先を見つかるポイントです。
| 項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
| 転職までの流れ | 直接応募型 | 紹介型 |
| 利用料金(転職者) | 無料 | 無料 |
| 利用料金(企業側) | 求人広告費を支払う | 採用人材の年収の3~4割を 成功報酬として支払う |
| 気軽さ | ||
| 転職サポート | ||
| 一度に閲覧できる求人数 | 多い(最大8万件など) |
なぜならば、転職サイトにも転職エージェントにも、良い部分と悪い部分が存在しているからです。メリット・デメリットを補完するために両方のサービスを併用することで、片方だけ利用するよりも遥かに効率的に有利に転職活動を進めることが可能です。
「転職活動を始めてみたものの上手く行かない」という事態を避けたいならば、それぞれのサービスの特徴をしっかり理解する必要があります。特徴が分かれば、それぞれをうまく使い分けながらスピーディーに転職活動を進められるはずです。
また、最後には、おすすめの転職サイト3選と転職エージェント3選も紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. 転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイトと転職エージェントそれぞれについて深く理解するために、まずは、両者は「何が違うのか」を見ていきましょう。比較することで、それぞれの特徴が見えてきます。
転職サイトと転職エージェントの違いを項目ごとに比較し、比較表を作成しました。
| 項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
| 転職までの流れ | 直接応募型 | 紹介型 |
| 利用料金(転職者) | 無料 | 無料 |
| 利用料金(企業側) | 求人広告費を支払う | 採用人材の年収の3~4割を 成功報酬として支払う |
| 気軽さ | 自分のペースで進められる | アドバイザーとの面談必須 |
| 転職アドバイス | なし | さまざまな相談に乗ってくれる |
| 一度に閲覧できる求人数 | 多い(最大8万件など) | |
| 求人の質 | 良い求人のみを紹介してくれる | |
| 未経験分野への挑戦 | サイトに掲載されている全件を閲覧可 (多いサイトだと8万件) | |
| 企業とのやりとり | 求人により質は様々 | 良い求人のみを紹介してくれる |
| 非公開求人 | 非公開求人は閲覧できない | アドバイザーが代行してくれる |
| 年収アップ | アドバイザーが適性や強みにあった転職先を提案してくれる | |
| 第三者視点 | なし | アドバイザーが適性や強みにあった転職先を提案してくれる |
| 転職活動に割く時間 | 書類作成・応募先の検索と判断・偉業とのやりとりなど全て自分で行うため、時間が必要 | アドバイザーが転職者にマッチする求人を探してくれ、企業と連絡を取ってくれるため、時間がかからない |
企業に直接応募できる転職サイトは、自分のペースで転職活動を進められる手軽さがあります。しかし、求人情報の検索から応募判断、企業とのやり取りなど全てを自分一人で行わなければならないため、転職活動に割く時間はかかります。
一方、転職エージェントは、最初に転職エージェントのアドバイザー(専任担当者)との面談が必須とはなりますが、その後はアドバイザーが転職活動を代行してくれます。自分に合った転職先を見つけてくれたり、書類や面接のアドバイスも受けることができます。さらには企業とのやり取りも全て代行してくれるため、現職での仕事が忙しい方にも向いています。
次の章からは、転職サイト・転職エージェントそれぞれの仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説します。
2. 転職サイトの仕組み・メリット・デメリット

転職サイトをより深く理解するために、その特徴・メリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
2-1. 転職サイトの仕組み

転職サイトは、人材を採用したい企業が「求人広告」という形で掲載している求人情報にアクセスして、転職者が直接企業に応募できる仕組みです。
転職サイトに掲載されている膨大な求人情報の中から自分で応募先を決めて、Web上での履歴書を添えて応募し、面接の日程を決めて転職活動を進めていきます。
企業側は「求人広告費用」(一回掲載で15~30万円程度)を支払って転職サイトに求人情報を掲載しています。一方、転職者が転職サイトを利用する費用は一切かかりません。
2-2. 転職サイトを使うメリット
転職サイトを使って転職活動を進める方法には、大きく分けて4つのメリットがあります。
①会員登録のみで手軽に利用できる

出典:リクナビNEXT
転職サイトを利用するメリットとして、手軽に利用できる点が挙げられます。無料会員登録だけで利用できるため、「まだ転職するか迷っている」という段階の人でも気軽に登録しておきましょう。
②自分のペースで転職活動を進められる
転職エージェントの場合だとエージェントの担当者と面談日程を合わせたり、担当者からの電話に対応したりする必要があるため、なかなか自分のペースで進めることができません。
しかし、転職サイトは自分で転職先を検索して応募する仕組みなので、自分のペースで転職活動を進められます。日中は仕事で忙しいという方でも、休日や仕事が終わった後に転職活動を進めることが可能です。
③一度に閲覧できる求人情報の数が豊富
転職エージェントでは、エージェントの担当者が求職者に合った応募先を選定して提案してくれますが、一度の提案で多くても10件程度です。
転職サイトならば、サイトに掲載されている求人情報を全て閲覧できるため、豊富な求人情報から応募先を選ぶことができます。掲載求人数がダントツで多い「doda」ならば、約8万件の求人情報を見ることができます。
④気になる求人情報に何社でも応募できる
紹介型の転職エージェントでは、担当者がおすすめしてくれた求人情報の中から応募先を決めていくため、何十社も並行して応募することはできません。
しかし転職サイトならば上限なく自由に応募できるため、同時に何社でも応募可能です。多くの企業の選考を受けられるため、効率的に転職活動を進めることができます。
2-3. 転職サイトを使うデメリット
一方で、転職サイトを使った転職活動には、以下のような2つのデメリットがあります。
①応募先選定から連絡まで全て自分一人でする必要がある
転職サイトは「自分のペースで転職活動を進められる」メリットがありますが、裏を返せば、「全部自分でやらなければならない」デメリットということもできます。
転職サイトに掲載されている膨大な求人情報から自分に合う応募先を探し、内容を精査して応募するかを決めて、Webエントリー(書類選考)のための自己PRなどを考えて応募する必要があります。さらにその後も、企業の採用担当者とのやり取りを自分で行い、採用面接の日程を決めたり、面接のお礼をメールしたりと、やらなければならないことがたくさんあります。
②転職サポートを受けることができない
転職サイトを利用する場合は、転職エージェントのように専任サポート担当者が付くわけではないため、自分一人で転職活動を進めていかなければなりません。
例えば「書類選考がなかなか通らない」という場合に、転職エージェントを利用していれば、「書類に書かれた自己PRを見直した方が良い」などの具体的なアドバイスを受けることができます。
そうしたサポートを受けられないことで、なかなか転職活動が上手く進まない可能性があります。
3. 転職エージェントの仕組み・メリット・デメリット

今度は、転職エージェントを使った転職活動について、その仕組み・メリット・デメリットを解説します。
3-1. 転職エージェントの仕組み

転職エージェントは、転職希望者と企業の間にエージェントの担当者が入ってさまざまな調整を代行してくれる仕組みです。
転職者が転職エージェントに登録すると、まずはエージェント担当者との面談が行われ、転職先の希望条件の確認、キャリアプランのアドバイス、転職者に合った求人情報の紹介を受けることができます。企業とのやり取りは全て担当者が代行してくれ、書類添削や面接対策などのサポートも受けられます。
転職者が転職エージェントを利用するための料金は一切かかりません。転職エージェントは企業から「成功報酬型」で費用をもらうビジネスモデルで成り立っています。一般的には、転職エージェント経由で転職が実現した場合、紹介した人材の年収の3~4割を紹介料として受け取ります。
3-2. 転職エージェントを使うメリット
転職エージェントを使って転職活動を進める方法には、大きく分けて3つのメリットがあります。
①自分に合った求人情報を無料で紹介してもらえる
転職エージェントを使う一番のメリットは、自分の経歴や適性に合った求人情報を代わりに見つけてくれて、無料で紹介してもらえる点でしょう。
転職サイトには多くの求人情報が掲載されていますが、その中から自分の条件に合うものを見つけ出すには労力がかかります。
転職エージェントに登録して面談の際に希望条件を細かく伝えておくだけで、その条件に合うものを代わりに探してくれます。自分では探し出せなかった優良求人情報に巡り合える可能性もあります。
②さまざまな転職サポートを受けられる
転職エージェントを利用することで、以下のようなさまざまな転職サポートを受けられるため、自分の時間を割かなくても転職活動を進めることができます。また、内定率を高めることも可能です。
| 求人の紹介 | 転職者の希望はもちろん、スキル・経験・適性などに合わせて、おすすめの求人を提案してくれる |
| キャリアプランのアドバイス | 転職者のさまざまなキャリア相談に応じてくれる |
| 書類添削・面接対策 | 書類選考や面接に通過して内定率を高めるためのアドバイスやサポートを受けられる |
| 企業とのやりとり | 企業との面接日程調整などを全て代行してくれる |
| スケジュール調整 | 面接日程の調整や、複数企業に同時進行で応募する際のスケジュールなどを調整してくれる |
③一般には出回らない非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントは、一般には公開されていない「非公開求人」を抱えています。こうした非公開求人は、転職サイトなどで検索しても見つからないため、転職エージェント経由でしか応募できません。
大手企業や優良企業など「お宝求人情報」といえる求人情報が見つかる場合もあります。
3-3. 転職エージェントを使うデメリット
一方で、転職エージェントを使った転職活動には、以下のような3つのデメリットがあります。
①同時に応募できる求人情報数が限られる
転職エージェントでは、転職者と企業がマッチするような求人情報を厳選して紹介してくれるため、同時に応募できる案件数はどうしても限られてしまいます。
②希望条件に合わない求人情報を提案されることがある
転職エージェントでは転職者ごとに専任担当者が付くことが一般的です。しかし専任担当者によっては、こちらが提示した希望条件と合わない求人情報を提案される場合があります。
転職者の意図が伝わっていなかったり、担当者の経験が少なかったりした場合には、なかなかマッチする提案が出ない可能性があります。
②担当者によっては判断を急かされる場合がある
先ほど仕組みのところで解説しましたが、転職エージェントは「成功報酬型」で企業からお金をもらっているため、転職を成約させたい本音が根底にあります。
そのため、転職者との面談を急いだり、内定が出た場合に結論を急がせたりすることが無いとは言えません。「まだ転職するか迷っている」という段階で登録してしまうと、担当者からの連絡が頻繁すぎて付かれてしまう方もいるかもしれません。
4. 転職サイトと転職エージェントどちらの利用が多いのか

転職サイトと転職エージェントの違いや詳細を理解したところで、ここからは「自分の場合はどちらを利用した方が良いのか?」という点に話を移していきましょう。
転職サイト大手のマイナビが2017年7月に実施したインターネット調査の結果を基に、紐解いていきます。
4-1. 利用者数の比率は大差ない結果に

「転職活動をする際に登録したサービスは?」という質問の回答を見ると、転職エージェントのみが26%、転職サイトのみが24%、どちらも登録したが29%という結果が出ています。
エージェント利用がわずかにポイント数が高いものの、大差ないという結果になりました。また、「どちらも登録した」という回答が1位という結果になっています。
4-2. 入社を決めたのは転職サイト経由が多い

「入社した企業への応募で使ったサービスは?」の回答結果を見ると、転職サイトで転職先を決めた方が多いという結果となっています。
転職エージェントと比べると転職サイトの方が応募できる求人数が多いため、最終的には転職サイトに掲載されている企業に就職したケースが多いのではないかと考えられます。
ただし、だからといって「転職サイトの方が良い」というわけではありません。転職エージェントを活用した方に「使って良かったこと」を聞いた結果、「自分に合った求人を紹介してくれた」「応募企業に関する情報提供が役に立った」「応募書類の添削をしてくれた」「面接対策がためになった」などの声が多く聞かれています。
5. 転職サイトが向いている人の特徴

ここまでの内容を踏まえて、転職活動をする上で転職サイトが向いている人の特徴をまとめると、以下のようになります。
転職サイトが向いている人の特徴
- 自分のペースで転職活動を進めたい人
- 多くの求人情報の中から自分で応募先を決めたい人
- まだ転職するか決めていないが、とりあえず求人情報を見てみたい人
- 転職エージェントと面談する時間が取れない人
- 応募先の選定など転職活動に割ける時間帯が夜中などになる人
- 転職エージェントの担当者との連絡が面倒くさい人
- 未経験の分野にチャレンジしたい30代以降の人
転職エージェントは転職者を内定させることで利益を得ているため、どうにか転職を成立させようとさまざまなアドバイスをしてくれます。しかし「自分のペースで転職活動したい」「まだ転職自体に迷いがある」という方には、そうした必死のサポートが重荷になってしまうこともあるようです。
自分のペースで転職活動を進めたい方には、直接応募できる転職サイトがおすすめです。
また、転職エージェントでは経験やスキルが豊富な人材が重宝される傾向にあるため、30代40代などで未経験分野にチャレンジしたい場合は、紹介できる案件が少なくなりがちです。こうした方々は、転職サイトの中から「未経験OK」案件に応募する方が向いています。
6. 転職エージェントが向いている人の特徴

今度は、転職活動をする際に転職エージェントが向いている人の特徴をまとめて紹介します。
転職エージェントが向いている人の特徴
- 今後のキャリア展望や内定率アップなど転職相談を受けたい人
- 書類選考や面接などの具体的なアドバイスを受けたい人
- 自分の強みやスキル、経験などを棚卸ししたい人
- 自分の適性を客観的に見極めてもらいたい人
- たくさんの求人情報から自分に合う転職先を見つけてほしい人
- 一般に出回らない優良求人を紹介してほしい人
- 年収アップなど待遇をアップさせた転職をしたい人
転職エージェントに登録することで、エージェントの専任担当者が付いてさまざまなサポートを受けることができます。そのため、自分のキャリアプランを見直しながら、前向きに転職活動を進めることができます。
担当者は転職を成立させることが実績につながるため、本気で内定するための道筋を一緒に模索してくれます。
一回に紹介してもらえる求人案件の数は転職サイトより少なめですが、その分マッチ度が高い情報を提供してくれる安心感もあります。「膨大な求人情報から条件に合うものを探す時間が無い」という方にもおすすめです。
また、給与交渉なども担当者が代行してくれるため、年収アップしたい転職者にもおすすめです。
7. 両方登録することで両者のメリットを得ることができる

5章と6章ではそれぞれ「転職サイトが向いている人」「転職エージェントが向いている人」を紹介しました。それぞれにメリット・デメリットがあるため、人によって向いている媒体は異なります。
しかし、あえてここでおすすめしたい選択肢は「転職サイトも転職エージェントも両方登録する」ことです。なぜならば、両方に登録することで両方のメリットを享受でき、両者のデメリットを補完できるため、転職活動を有利にスピーディーに進めることができるからです。
転職エージェントで転職活動全体のアドバイスを受けながら、転職サイトを使って自分でも同時並行で企業に応募を進めていけば、短期間でも多くの企業の選考を進めることができます。
どちらか一方を使わなければいけない道理はないので、ぜひ積極的に両方を使って転職活動を進めていきましょう。
8. おすすめの転職サイトランキングTOP3

ここまで読んで「自分には転職サイトが向いている」または「転職サイトも転職エージェントも両方使ってみたい」と思った方に向けて、本当におすすめできる転職サイトを3つ厳選してお伝えしていきます。
なお、本来であれば、転職者の年齢や状況ごとに最適な転職サイトは異なります。ここでは、どんな人にもおすすめできる総合型大手転職サイトを3つ紹介しますが、できれば以下のまとめページから、状況にあった転職サイトを見つけてください。
ランキングを作成する上で重視したのは、「さまざまな年代・職種向けの大手総合型転職サイトであること」「掲載求人数が多いこと」です。掲載求人数が多ければ多いほど、希望条件を絞り込んで本当に自分に合う転職先を見つけることができるからです。
| 転職サイト | 掲載求人数 | サイトの特徴 |
| 1位:doda | 81,269件 求人数最多 |
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| 2位:マイナビエージェント |
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| 3位:リクナビNEXT | 13,289件 |
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※掲載求人数は、2021年5月21日に確認した時点の数字です。
以下では、1位から3位までの転職サイトについて、さらに詳しく解説していきます。
8-1. doda【転職サイトおすすめ1位】

出典:doda
大手総合転職サイトの中でも、求人数が圧倒的に多い!
パーソルが運営する大手転職サイト「doda」は、掲載されている公開求人数が8万件以上と、他の大手転職サイトと比べても圧倒的に多いのが特徴です。掲載求人数が多いため、さまざまな条件を絞り込んで自分の希望条件にぴったり合う転職先を見つけることができます。
企業と直接コンタクトを取れる「直接応募型」の転職サイトですが、希望すればエージェントサービスにも登録できるのが特徴で、プロのアドバイザーに求人情報を紹介してもらうことが可能です。
20代の登録会員が半数以上、30代が約25%、40代以上が約20%となっており、比較的若い年齢層をターゲットにしている転職サイトです。ただし求人数が多いため、どの年齢層でも希望する仕事が見つかりやすく、登録しておいて損はない転職サイトです。
【特徴】
- 公開求人数は大手転職サイトの中でも圧倒的に多い8万件以上
【メリット】
- さまざまな条件検索で絞り込んでも多くの情報が見つかりやすい
- 転職エージェントサービスや転職イベントも利用できる
【デメリット】
- なし
| doda | |
| 掲載求人数 | 81,269件(2021年5月21日時点) |
| 会員数 | 約608万人(2021年3月末時点) |
| エリア | 日本全国 |
| 会員の属性 |
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| 掲載職種 | 全職種対応 |
8-2. リクナビNEXT【転職サイトおすすめ2位】

出典:リクナビNEXT
会員数1,000万人以上の日本最大級転職サイト!
大手転職サイトの中でも1,000万人という圧倒的な会員数を誇る「リクナビNEXT」は、転職希望者の約8割もが利用していると言われている有名転職サイトです。1位の「doda」と比べると求人数は少ないものの、約5万件の掲載求人数から、自分に合った転職先を見つけることができるでしょう。
登録者の70%が35歳以下という若手が多い会員属性が特徴です。そのため、比較的若い年齢層を積極採用したい企業が多く集まっており、そうした企業に効率的に応募できるメリットがあります。
毎週2,000件以上の新着求人が追加されるため、「なかなか応募したい求人情報が見つからない」ということはないはずです。
【特徴】
- 登録者数が1,000万人を超える、日本でも最大級の転職サイト
- 毎週2,000件以上の新着求人数がある
【メリット】
- 登録者数や求人数が日本最大級なので仕事が見つかりやすい
- 転職エージェントサービスも併用できる
- 転職イベントも定期的に開催している
【デメリット】
- なし
| リクナビNEXT | |
| 掲載求人数 | 48,621件(2021年3月19日時点) |
| 会員数 | 1,000万人以上 |
| エリア | 日本全国 |
| 会員の属性 |
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| 掲載職種 | 全職種対応 |
8-3. マイナビ転職【転職サイトおすすめ3位】

出典:マイナビ転職 公式サイト
未経験OKの仕事も多い!年齢層が幅広い大手転職サイト!
「マイナビ転職」は、会員数600万人超、掲載求人数1万件以上を誇る日本最大級の転職サイトです。
マイナビ転職にしか載っていない求人が85%(2021年4月・マイナビ転職調べ)と多く、さらに「職種未経験OK」「業種未経験OK」の求人情報が多いのも特徴です。
登録している年齢層が幅広いのが特徴で、35歳以下の若手が56%を占める一方、36~40歳が14.2%、41~45歳が11.1%、46歳以上が18.9%と、ミドル層も多く登録しています。全ての年齢層の方におすすめの大手転職サイトです。
【特徴】
- 会員数600万人を超える国内でも最大級の転職サイト
- 登録している年齢層が幅広い
【メリット】
- 職種未経験OK、業種未経験OKの求人情報が多い
- 日本最大級の転職フェアも定期的に開催されている
- 第二新卒特集やベンチャー特集、女性の転職特集などさまざまな特集から選べる
【デメリット】
- なし
| マイナビ転職 | |
| 掲載求人数 | 12,671件(2021年3月19日時点) |
| 会員数 | 約623万人(2020年9月時点) |
| エリア | 日本全国 |
| 会員の属性 |
|
| 掲載職種 | 全職種対応 |
9. おすすめの転職エージェントランキングTOP3

今度は、「自分には転職エージェント利用が向いていそう!」「転職サイトと併用して転職エージェントも使ってみたい」という方に向けて、特におすすめの転職エージェントを3つ紹介していきます。
数多く存在する転職エージェントの中から、「どんな年代・職種にも対応した総合型転職エージェントであること」そして「紹介できる求人数の多さ」を重視して、おすすめTOP3を作成しました。
| 転職エージェント | 掲載求人数 | エージェントの特徴 |
| 1位:リクルートエージェント | 約25万件 求人数最多 |
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| 2位:マイナビエージェント |
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| 3位:doda | 約10万件 |
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1位~3位の転職エージェントについて、さらに詳しく解説していきます。
なお、業界別に特化した転職エージェントの情報も知りたいという方は、「実際に登録して分かったおすすめ転職エージェント3選!業界別おすすめの転職エージェントも紹介」の記事もぜひご覧ください。
9-1. リクルートエージェント【転職エージェント1位】

出典:リクルートエージェント
求人数:約25万件(うち非公開求人:約14万件)
多くの転職エージェントがある中、掲載求人数や利用数が段違いに多いのがこの「リクルートエージェント」です。求人数は約25万件あり、そのうち約14万件が非公開求人となっています。2位の「マイナビエージェント」と比べても2倍の求人数を誇ります。求人数が多ければ多いほど、転職者の希望にマッチする求人情報が見つかりやすいためおすすめです。
転職サイトを使って自分で求人情報を検索する場合は、求人数が多すぎると希望の企業を探しにくいデメリットがありますが、転職エージェントなら膨大な情報の中からアドバイザーがあなたに合った求人情報をピックアップしてくれるため安心です。
【特徴】
- 転職エージェントの中でも掲載求人数や利用数がトップクラス
【メリット】
- 職種の幅や求人の質が良く、30万人を転職に導いた実績がある
- 非公開求人が約14万件と多く、登録しなければ応募できない優良企業が見つかる
【デメリット】
- 社会人としての経験やスキルが足りない場合は、紹介される求人が少ない
転職エージェントを利用するなら、求人数No.1のリクルートエージェントは必ず登録しておきましょう。
9-2. マイナビエージェント【転職エージェント2位】

出典:マイナビエージェント
求人数:約10万件(うち非公開求人:約8万件)
「マイナビエージェント」は、マイナビ新卒・マイナビ転職・マイナビバイトでお馴染みのマイナビが運営する転職エージェントです。
掲載求人数は1位の「リクルートエージェント」に次ぐ約10万件で、うち非公開求人が約8万件と、非公開求人の割合が多いのが特徴です。一般には求人情報が出回らない優良企業への転職を考えている方に、ぜひ登録してほしい転職エージェントです。
「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」に輝いた実績があり、20代や30代前半などの若手転職者に特ににおすすめです。
【特徴】
- 20代~30代など若年層から支持されている転職エージェント
【メリット】
- 中小企業・ベンチャー企業の優良独占求人が多い
- 新卒入社後3年以内に退職した「第二新卒」向けの求人も多い
【デメリット】
- 大手企業にこだわる方や高年収の方向けの情報が少なめ
9-3. doda【転職エージェントおすすめ3位】

出典:doda
求人数:約10万件(うち非公開求人数:約3万件)
おすすめの転職エージェント3位に紹介するのは、パーソルキャリアが運営する「doda」です。「doda」はおすすめの転職サイト(直接応募型)1位でも紹介しているので、「あれ?」と思う方もいるかもしれません。
実は「doda」は直接応募型の転職サイトであるとともに、転職エージェントサービスも行っている紹介型エージェントでもあるのです。そのため、直接応募型の転職サイトと紹介型の転職エージェント両方のメリットを一度に享受したい方におすすめです。
自分でも求人情報を検索して直接応募しつつ、エージェント担当者からの紹介も受けて転職活動を進めることができます。
【特徴】
直接応募型の転職サイトと転職エージェント両方の機能を併せ持っているサービス
【メリット】
- 転職者満足度No.1を獲得しており、転職支援実績も多い
- 公開求人数(直接応募型)は大手転職サイトの中でも圧倒的に多い8万件以上
【デメリット】
- 提携しているエージェントからのスカウトメールが多すぎるという声も
10.まとめ
この記事では、転職サイトと転職エージェントの違い、それぞれの仕組み、メリット・デメリットを紹介した後に、「自分にはどちらが向いているか」を判断するポイントを解説してきました。
最後まで読んでみて、どちらのサービスを使うか決めることはできたでしょうか。
7章でも書いた通り、おすすめは「転職サイトと転職エージェント両方使う」方法です。それぞれのメリット・デメリットを補い合うことができるため、効率的に転職活動を進めることができます。
自分に合う転職先をスピーディーに決めたいならば、転職サイトも転職エージェントも両方活用しましょう。




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