社会人1年目の実状|基礎知識と持つべき心構え・ぶつかる悩みを解説

「社会人1年目ってどんな感じなんだろう?」「入社してから困らないように、知っておくべき事って何かあるのかな?」

もうすぐ社会人1年目を迎える皆さんは、社会人1年目でどんなことが待っているのかをイメージしたいという方も多いですよね。

そんな方に向けて、まずは社会人1年目の基礎知識として以下の事を解説します。

社会人1年目の基礎知識

  • 社会人1年目の立場
  • 入社後の基本的な流れ
  • 社会人1年目の一日
  • 社会人1年目の給料
  • 社会人1年目の貯金事

この記事を読むことで、社会人1年目とはどいういうものか具体的にイメージできます。

また社会人1年目はこれまで学生として過ごしてきた日々と比べて、社会人1年目は環境がガラリと変わるため、戸惑うこともあるでしょう。

この記事の後半では、以下のポイントも抑えていきます。

この記事を読めば分かること

  • 入社までに準備しておくと有利な事
  • 社会人1年目で失敗しないための心構え
  • 社会人1年目でぶつかる悩みと解決策
  • 社会人1年目を楽しく過ごすための3つのコツ

この記事を読むことで、社会人1年目に必要な情報を大方網羅できるといっても過言ではありません。この記事を読んでしっかり準備し、順風満帆な社会人1年目を過ごしましょう!

目次

1. 社会人1年目の実状

これから社会に出る人にとっては、社会人1年目がどんなものなのかイメージし辛い部分もあるでしょう。

まずは、社会人1年目の流れや給料など基礎知識を解説します。具体的には、以下の項目を解説しています。

これを読んで、社会人1年目とはどんなものなのかイメージを膨らませてみましょう。

1-1. 社会人1年目は社会人としての準備期間

社会人1年目は、1人前の社会人になるための準備期間だと思って間違いありません。

入社してからどのような研修を受けるかは、企業によって異なります。ビジネスマナーの基礎を学ぶために数か月もの時間をかけて丁寧に研修を行う企業もあれば、研修は数日で終わらせてすぐに実践、という場合もあります。

しかしいずれの場合も言えることは、社会人1年目でしっかりと社会人としての基礎を身に着けることはとても重要だという事です。

大企業はきちんとした学びの場を設けている場合も多いので、それほど心配ないかもしれません。一方で一部の中小企業などできちんとした研修を行わずに業務を開始する場合は、自分で積極的に社会人としての基礎を身に着ける必要があります。

2年目、3年目になると、基礎的な事を学ぶ機会は減ってしまうため、入社1年目でしっかりと身につけましょう。

1-2. 入社後の基本的な流れ

入社後の流れは企業の規模などによって変わってきます。

企業のパターンによっての入社後の流れを見てみましょう。

1-2-1. 大企業の一例

以下は、企業の規模が大きい会社や、研修に力を入れている会社の場合の一例です。

大企業の一例

  1. 入社式
  2. マナー研修
  3. 新人研修
  4. 配属先決定

研修に力を入れている企業は配属する前に時間をかけて研修を行い、そこでビジネスマナーを徹底的に叩きこまれるケースが多くなります。

研修の形式は様々で、会社の独自の研修方法を取り入れる企業も少なくありません。グループ研修などで小さなプロジェクトを企画したり、プレゼンの方法を学ぶなどの事もあります。

丁寧な研修を受けられるため、失敗のリスクが減るのがこのパターンです。しかし一方で、なかなか責任のある仕事を任せてもらえないなどの事もあります。地道な努力が必要になるのがこのパターンかもしれません。

1-2-2.中小企業の一例

中小企業の場合は、以下のような流れとなる事が多いです。

中小企業の一例

  • 入社式
  • 配属先決定
  • 新人研修

こちらは配属先が決定した後に、配属先で研修が行われる場合です。

この場合は本社でまとめて研修を行う場合に比べて研修がしっかり行われず、いきなり実践的な業務を任される事も少なくありません。

基本的な事を学びながら実践を積むのは簡単ではありませんが、その分早くに責任のある仕事を任される事もあるため、やりがいを感じる機会も多くなるというメリットがあります。

1-3.社会人1年目の一日

ここからは、より具体的に社会人1年目が1日をどう過ごしているのかを知りましょう。

社会人1年目の一日をパターン別に紹介していきます。

1-3-1.一般的なオフィス勤務の一日

以下は、一般的なオフィス勤務の一例です。

オフィス勤務の一例
8:30出社、メール確認など
9:00朝礼、ミーティング(勤務開始)
9:30個別の業務開始
12:00ランチ休憩
13:00業務再開
18:00夕礼、ミーティング(勤務終了)
18:30退社(または残業)

残業などがない場合にはこのようなスケジュールで仕事をすることが多くなります。また、請け負う仕事の種類や内容によっては残業が発生することもあります。

1-3-2 シフト制の勤務の場合

以下は、シフト制の勤務の場合の一例です。

シフト勤務の一例
10:30出社、メール確認など
11:00朝礼、ミーティング(勤務開始)
14:00ランチ休憩
15:00業務再開
18:00夕方休憩
18:30業務再開
20:00退社(または残業)

シフト勤務の場合は出勤時間が社員によって異なります。そのため、入社時には朝礼などが行われても、夜に夕礼が行われないなどの事もあります。

また、シフト制が多い接客業の場合、夕方に休憩が入る場合が一般的です。この例では、勤務の合計時間が7.5時間で休憩が1.5時間となっています。このあたりは職種や企業の方針によって違いが出てくる所です。

1-4. 社会人1年目の給料

「社会人1年目って給料どれくらいもらえるんだろう…」

入社前の段階で、給料が気になっている人は少なくないでしょう。特に、一人暮らしを始めるなどの場合は収入は生活に直結するため、非常に重要です。

以下は、厚生労働省が調査した社会人1年目の給料の平均です。

学歴別初任給平均(男女総合)
大学院修士課程修了238,900円
大学卒210,200円
高専・短大卒183,900円
高校卒167,400円

こちらは学歴別の初任給の平均です。業種や職種、企業によって給料は変わりますので、目安となります。

また、こちらは税金や健康保険料が引かれない、額面での結果です。実際にはこの額よりもさらに給料は減りますので、注意が必要です。

1-5. 社会人1年目って貯金できる?

「社会人1年目でも貯金していきたいけど、できるのかな…」

将来のために、社会人1年目からしっかり貯金を始めたいという人も少なくないでしょう。しかし、社会人1年目から貯金をするのは容易ではないかもしれません。

auじぶん銀行の調査によると、社会人1年目の貯金額は以下の通りでした。

社会 人 1 年 目

これによると「貯金がない」または「50万円以下」としているのが46.6%と、半数近くに及びました。「100万円以下」に範囲を狭めると、63.8%にまで及びます。

これを考えると、社会人1年目からある程度の金額を貯金する事はそれほど簡単ではないかもしれません。

2. 入社までに準備しておくと有利な2つのこと

「内定が決まったけど、入社までにしておくことってあるのかな?」

内定が決まった人の中には、これから入社までに何をするべきか知りたい、という人もいるでしょう。内定を貰っている企業からの課題などのほかには、基本的には必ずやるべき事というものはありません。

とはいえ、準備をしておくことで余裕を持って社会人1年目を過しやすいという面は否定できません。具体的には、以下の2つを身に着けておくと入社後に余裕ができるでしょう。

これらを身に着けておくことで、同期とは差をつけられるかもしれません。

2-1. ビジネスマナーを身に着けておく

第1章でも解説した通り、社会人1年目では社会人としての基礎を学ぶ必要があります。具体的には、以下のような事を最初に学ぶ必要があります。

社会人1年目が覚えるべきビジネスマナー

  • あいさつや敬語
  • 身だしなみ
  • 勤務姿勢や態度
  • 電話対応
  • メール対応
  • 文書作成

学生時代のアルバイトとは、基本的に上司や先輩との接し方が変わってきます。また、職種によってはお客さんと接する機会が出てくるため、ビジネスマナーは非常に重要となるのです。

ビジネスマナーは、企業によっては入社後の研修で教えられることも多いです。しかし、それらを学ぶのにどれくらいの時間をかけられるかは、企業によっても変わってきます。

規模のあまり小さくない企業の場合は、ビジネスマナーを学ぶ場がなく、いきなり実践的な業務を任される事も少なくありません。

そうなった時にも慌てないよう、基本的なビジネスマナーは身に着けておくと有利です。

2-2. PCスキルを身に着けておく

PCスキルを入社前に身に着けておくことはおすすめです。なぜなら、どんな企業でもMicrosoft OfficeなどのPCスキルは重宝されるためです。

ソフトの使い方だけでなくブラインドタッチなども身に着けておくと入社後にスムーズです。

様々なスキルや資格の中で、PCスキルは最も広く必要とされたスキルと言えるでしょう。特に、Microsoft Officeは基本的にどんな企業でも利用しています。

企業によっては、既にそういったスキルを身に着けている前提で進行する事も少なくありません。

入社まで時間があって何かしら準備しておきたい、という人はぜひPCスキルを身に着けましょう。

3. 社会人1年目で失敗しないための7つの心構え

社会人1年目の基礎的な流れをイメージできたところで、個々からは社会人1年目で失敗しないための心構えを解説していきます。

社会人1年目の心構えとしては、以下の7つが挙げられます。

  • 社会人になったという自覚をもつ
  • コミュニケーションを綿密に行う
  • 謙虚になる
  • やりたくない仕事でも積極的に行う
  • 優先順位を考えて行動する
  • できないことをできないと言う
  • 頼れる部分は人に頼る

1つずつ解説していきます。

3-1. 社会人になったという自覚を持つ

まずは「社会人になった」という自覚を持つことが何よりも大事です。

それまで学生生活を謳歌していた人にとって「社会人」はなかなかイメージのつきづらいもの。学生生活の延長として、気楽に入社してしまう人も少なくありません。しかし、現実的では学生時代と社会人は全く違います。

お金をもらって仕事をするということは、大きな責任が伴います。自分のミスによって先輩や上司に大きな迷惑を与える事もありますし、場合によっては会社に大きなダメージを与える事もあるのです。

「学生時代にアルバイトをしていたから、分かっているよ」という人もいるかもしれません。しかし、アルバイトの責任と社員の責任の大きさは全く違います。

例えばアルバイトの場合はミスをしても、社員がどうにかしてくれた、なんていう事もあったでしょう。しかし、社会人になるということは「責任を取る立場だ」という点で大きく異なるのです。

社会人になったら問題があった時に「先輩や上司が何とかしてくれる」という事は稀です。例え、先輩や上司が何とかしてくれたとしても、自分にもその責任は必ず返ってきます。

そのため、社会人になったという自覚を持つことは何よりも重要視されるのです。

3-2. コミュニケーションを綿密に行う

社会人になったらコミュニケーションを綿密に行うことを心がけましょう。

前の章でも書いた通り、社会人になると学生時代のアルバイトとは違い、仕事に責任が伴います。責任が伴うということは、それだけミスが許されない場面も増えるという事です。

そのミスを減らすために、上司や先輩、同僚と綿密にコミュニケーションを取りましょう。仕事において分からない事や、やり方を聞くことはもちろんの事、自分が今何をしているのかや頼まれた仕事の進捗なども細かく報告することをおすすめします。

一度教えてもらったことをもう一度聞くなどの場合は気が引ける事もあるかもしれません。しかし、あいまいな知識で仕事を進めるとミスに繋がるケースも多く、結果的に先輩や上司に迷惑をかける恐れがあります。

少しでも不安に思う事はしっかりと確認し、業務を行っていきましょう。

3-3. 謙虚になる

社会人1年目では謙虚になることが大切です。

もしもこのように考えてしまう事があったら、要注意です。

「入社したら同期の誰よりも早く成果を出したい」
「自分だったら、このくらいの仕事は簡単にできる」

このように自分に自信がある人は、一度自分を客観視してみる必要があります。自分に自信がある人ほど先輩や上司の意見を聞かず、独断で仕事を進めて失敗する可能性があるからです。

これまで成績優秀だったり、大学の時に既にプロジェクトを成功させているなどであっても、社会に出れば別物です。自分の力を過信することは、リスクを伴うのだという事を理解する必要があります。

「まだまだ若輩者ですが……」こんなセリフは、仕事のできる上司や先輩もよく使う言葉です。

過剰に自分を卑下する必要はありませんが、謙虚になって先輩や上司の話をしっかり聞き、業務をしっかりと行いましょう。

3-4. やりたくない仕事でも積極的に行う

誰もがやりたくない、と思うような仕事も積極的に行いましょう。

社会人になると、自分がやりたい仕事だけをこなすことはできません。誰でもやりたくない仕事、自分には向いていないと思うような仕事を請け負う必要が出てきます。

しかし、社会人になるとやりたくない仕事を避けることはできません。指示された仕事は基本的には従うのが絶対です。

そうした場合に、嫌そうな顔をしたりやる気のない態度をとることはやめましょう。仕事が円滑に進まなくなるばかりか、そうした態度は先輩や上司に悪い印象を与えます。

「この仕事、やりたくないな……」思っても笑顔で受ける事が、周りとのコミュニケーションを円滑にするコツでもあります。

また、あなたがやりたくないと思う仕事は、実は誰もがやりたくない仕事である可能性が高いです。そんな仕事は、むしろ積極的に行ってみることがおすすめです。

誰もがやりたくない仕事を積極的に行う事で、結果的に他人からの自分の評価を上げる結果になることもあるからです。

やりたくない仕事を積極的に行う事は、実は良いこと尽くしなのです。

3-5. 優先順位を考えて行動する

社会人になったら、仕事の優先順位を考えて行動しましょう。

社会人1年目では多くの仕事を与えられることになります。まだまだ慣れない仕事が多い中で、自分の得意なことを先に済ませるようなことでは、いつまでたっても仕事は終わりません。

仕事をする際には「できそうな事からやる」のではなく、周りを見ながら優先順位を考えて行動する事が重要です。

例えば、与えられた仕事に期限があれば優先順位を付けるのは簡単ですよね。期限が近い順にこなしていけばいいのです。

しかし、与えられる仕事すべてに期限が設けられるとは限りません。いろいろな人から複数の仕事を受けた際には、どういう仕事なのかを把握し、どれを先に終わらせるべきかを考えて行動しましょう。

そうすることで、自分の仕事を片付けやすくするだけでなく、周りもスムーズに仕事が回るようになるのです。

3-6. できない事をできないという

仕事で「できないな」と思った事があったら、それを隠してはいけません。きちんと周りに「できない」と言うようにしましょう。

仕事をしていく中で最も問題になることの一つが、「できない事を請け負ってミスをしてしまう」事です。その場合のミスとは「仕事が終わらない」なども含まれます。

一人に対して一人の教育係がいる場合は別にして、基本的にあなたが請け負っている仕事を全て把握できているのは自分だけ。社会人になると、いろいろな人から頼みごとをされることも増えるでしょう。

その仕事をきちんとこなせるかどうかが分かるのは、自分だけなのです。

「仕事が多すぎて回らない」
「この仕事、難しすぎて全然できない」

このように考えている場合、そのことを周りに伝えずにいると、結果的に仕事が終わらなかったりミスが出て迷惑が掛かってしまいます。

「できない」ということは簡単ではないかもしれませんが、大きな問題が起こる前に周りにきちんと伝えましょう。

3-7. 頼れる部分は人に頼る

「できない」事を「できない」と伝えるのと同じように、仕事の上で頼れる部分は人に頼りましょう

仕事をしている中で分からない事があったり、時間足りなかったりする場合には、周りに助けを求める事で解決する場合も少なくありません。

中には「与えられた仕事は絶対に自分だけでやりきる!」という意気込みのある人もいるかもしれません。しかし、そのように意地を張った結果、仕事が終わらないなどの事態になると問題は大きくなるばかりです。

ここでも、先に書いたような「謙虚さ」が重要となります。仕事が終わった同僚や先輩に相談し、できる仕事を請け負ってもらうなどの工夫が必要なのです。

社会に出るということは、自分の意地やプライドを捨てても仕事全体を回す必要があるという事。「会社のために仕事をしている」という意識をしっかりと持ち、仕事をしっかりとこなすことを考えましょう。

4. 社会人1年目でぶつかる7つの悩み

社会に出るということは、自分の思いもしない出来事にぶつかる可能性があります。それまでと環境が大きく変わる社会人1年目ならなおさらその様なことが多くなるのです。

一度も悩みや迷いを感じずに社会人1年目を乗り切れる人は、ほとんどいないといっても過言ではありません。

社会人1年目でぶつかる悩みは主に以下の7つです。

ここでは、社会人1年目でぶつかりやすい悩みを7つ紹介していきます。

4-1. 理想と現実にギャップがあった

「社会人になるの楽しみにしていたのに、なんか思っていたのと違う」
「仕事バリバリやるはずだったのに、怒られてばっかり」
「かっこよく働ける仕事だと思っていたのに、なんか意外と地味」

社会人になって、これまで持っていた理想と現実とのギャップに悩むことは少なくないでしょう。これは特に、社会人として働くことを楽しみにしていた人が陥りやすい悩みです。

自分の能力や実際の仕事内容は、社会人になって仕事をしてみないとわかりません。自分の能力が高いと思っている人も、1度も社会に出ていないのですから実際のところは経験しないと分からない部分があります。

また、自分の能力以外でもギャップを感じる事があるかもしれません。誰もが生き生きと働いている職種だと思って入社したら、実はすごく地味な仕事で退屈だったというようなことも考えられます。

そうしたギャップを持ってしまうと自分では感情の整理がつきづらく、結果的に深く悩んでしまう事も少なくありません。

4-2. ミスで上司や先輩に怒られるのが怖い

ミスをした時に注意される事をストレスに感じてしまう事も出てきます。学生時代やアルバイトでは誰かから注意されたり怒られることが無かった場合、免疫がない為余計に気に病んでしまう事もあるでしょう。

現代ではパワハラやモラハラが問題になっている為、昔のように叱咤される機会は減少傾向にあります。しかし、ミスをした場合に注意されるのは当然の事。それらにいちいち傷付き、萎縮してしまうようではなかなか仕事をこなすことは難しいでしょう。

ミスで注意されない人はいない、という事を理解して向上していこうと思えればいいのですが、注意されることで自分が否定されたような気分になってしまう事もあるようです。

4-3. 業務の量が多くこなしきれない

与えられた仕事の量が多く、こなしきれない事でストレスを感じる人は多いでしょう。なかなか終わらない場合、残業や休日出勤をして仕事をする必要が出てくる事もあります。

ただでさえストレスや気を張る事の多い社会人1年目で、プライベートや休息の時間まで減ってしまう事でストレスを感じてしまうのです。

また、仕事をこなしきれないと周りに迷惑をかける結果になることもあります。自分だけではこなしきれない仕事を抱えているだけでもストレスなのに、周りにまで迷惑をかけてしまうと、大きな苦痛を感じるきっかけにもなり得るでしょう。

4-4. 仕事が覚えられない

単純に「仕事を覚えられない」という事は大きなストレスと成り得ます。自分としてはメモを取りながら一生懸命覚えているつもりでも、いざ仕事をしようとすると分からないところが出てくる、なんていう事は珍しくありません。

しかし、一度教えてもらった事を先輩や上司に何度も聞くのは気が引けますよね。「何度教えてもらっても覚えられないなんて、やる気がないって思われるかも」と不安になることも。

仕事を覚えられない人が特に劣等感を感じやすくなるのはその為です。仕事が多くて終わらない、などの悩みは比較的周りに理解されやすい事ですが、「仕事が覚えられない」という事は個人の能力ややる気にかかわる部分です。

自分ではそのことが分かっているからこそ、追い詰められてしまう事も少なくないのです。

4-5. 同期との差を感じる

こなせる仕事の量や覚えの速さなどでついつい同期と比べてしまい、差を感じて悩む人は多いでしょう。

実は、仕事の経験の浅い社会人1年目が「自分は仕事ができる・できない」と判断するのはそう容易ではありません。

実際に、上司から多すぎる仕事量を与えられていることもあれば、社会人1年目には難しすぎる仕事内容を与えられることもあるからです。

自分が仕事をできているのかどうか、分かりやすい判断材料となってしまうのが、同期の存在なのです。

同期というのは仕事の上で励まし合える仲間でもありながら、競争相手でもあります。同期の働きや頑張りによって自分が差を感じ、ストレスになってしまう事も少なくないのが現実です。

4-6. 残業が多く休みが少ない

学生時代のアルバイトでは残業なく仕事をしていた人でも、社会人になれば残業が当たり前になることもあります。

忙しくて残業になってしまう事もストレスですが、特に忙しくもないのに「残業が当たり前」という雰囲気のある会社の場合は特に納得がいかないこともあるでしょう。

また、最初の内は覚える事が多く、宿題をや課題を課せられることも少なくありません。例えば、仕事で感じた事をレポートに書く事や、資格やスキル習得のために勉強の必要が出る事などもあります。

そのような宿題や課題は平日だけでなく、休日をも浸食する事があります。

そんなことを感じてしまう人が多いのは、ある意味仕方のないことかもしれません。プライベートと仕事をきっちり分けたいタイプの人は、特にそれが苦痛になってしまうでしょう。

4-7. 給料が低くお金が足りない

社会人1年目の給料が低く、生活が苦しいという場合も少なくないでしょう。

新卒者の3割が、1年目から一人暮らしを始めると言われています。一人暮らしを始めると、実家暮らしだった頃に比べて当然出費が嵩みます。

一方で「社会人1年目の給料」でも書いた通り、社会人1年目の給料は平均20万円程度。そこから保険や税金を引かれる事を考えると、一人暮らしをするのに十分な金額とは言えないかもしれません。

住んでる地域の家賃にもよりますが、場合によっては困窮する可能性も捨てきれません。

給料は生活に直結する為、お金が足りないと仕事に対するモチベーションにも影響することがあります。生活に満足できない場合は、仕事を充実させることも難しかもしれません。

5. 仕事をしていて悩んだ時の5つの解決策

社会人1年目でほとんどの人が突き当たる壁。しかし、社会人1年目で持つ悩みは、多くの人が通る道でもあります。

ここからは、仕事をしていた悩んだ時の解決策を紹介していきます。ここで取り上げる解決策は以下の通りです。

  • メモの取り方を工夫する
  • 迷惑がられても細かく確認を取る
  • 完璧にできないことを自分で理解する
  • も苦行を達成したらご褒美を設ける
  • 将来的に給料を増やせるようにスキルを磨く

それぞれ具体的に解説していきます。

5-1. メモの取り方を工夫する

まず、メモの取り方を工夫して、後から見返した時に分かりやすくなるように心がけましょう

「メモを取れって言われてるから取ってるけど、それでも仕事覚えられない」という人、いるのではないですか?

「仕事を聞くときには、メモを取れ」とは社会人になった時に言われることですよね。しかし、そのメモの取り方が悪いと後から見返した時に内容が分からず、結果的にメモを取っていないと同じことになってしまいます。

「メモを取る」というのは、相手の話の要点を抑える事でもあります。実は、そんなに簡単なことではないのです。

しかし、だからこそ「分かりやすくメモを取る」というのは社会人として必要なスキルでもあります。

人から聞いた話の要点をつかんで効率よくメモを取れるようになれば、後から見返した時に役立ちます。また、「人の話の要点をつかむ」という能力も伸びますので、結果的に仕事を効率よくこなせるようになるのです。

5-2. 迷惑がられても細かく確認を取る

迷惑がられても、細かく確認を取る癖を付けましょう。

「この質問前もしたから、もう一度確認し辛いなあ……」

その様な事を思う局面は、少なくないですよね。特に先輩や上司から「一度で覚えてね」と言われているような時には聞きづらいものがあります。

しかし、自分の記憶に不安があるならば、そのまま仕事を続けてしまう事の方が問題です。万が一勘違いがあって大きな間違いをしてしまうと、結局先輩や上司に迷惑をかけてしまう結果になるからです。

迷惑がられたり、怒られることがあっても自分の疑問を解消する手間を惜しむべきではありません。

もちろん先に述べたように、要点をうまくまとめてメモ書きをする事ができれば、何度も質問をする機会を減らせます。

メモ書きによって一度で仕事を理解するスキルを身に着けつつ、分からない所は細かく確認を取る、という事でミスを減らせるのです。

5-3. 完璧にできない事を自分で理解する

社会人1年目で仕事を完璧にこなせる人はいません。そのことを自分でしっかり理解することで、余計な焦りやストレスを軽減できます。

「もっと仕事ができると思ってたのに、こんなはずじゃなかった…」

自信をもって社会人1年目を迎えた人の中には、その様に感じて悩んでいる人も多いでしょう。そのことをあまりにも気に病むと大きなストレスやプレッシャーになり、ますます仕事をこなす事が難しくなります。

そんな時は「社会人1年目で失敗しない心構え」の章でも解説した通り、謙虚さを忘れず、自分のできる事に向き合う事。

そうすれば余計なストレスを感じる事は減り、自分の目の前の仕事に集中できるはずです。

5-4. 目標を達成したらご褒美を設ける

小さな目標を作り、それを達成したら自分にご褒美を上げる、という事も効果的です。

「小さな目標」は達成しやすいものにする事がおすすめです。

「この仕事を期限通りにできたら、ケーキを食べよう」
「この仕事を覚えられたら、あのゲームを買おう」
「先月より1件多く契約が取れたら、遊びに行こう」

など、些細な事でも良いので、自分の達成しやすそうなものを設定してみましょう

その都度自分を褒めてあげる事で自己肯定感が高まりますし、仕事をこなすモチベーションにもなるはずです。

5‐5. 将来的に給料を増やせるようにスキルを磨く

現在の仕事の金銭面で不満を持っているのであれば、将来的に給料を増えるためにスキルを磨く事がおすすめです。

金銭面の不満というのは、すぐに自分の力で解決するのは難しいもの。しかし、将来的に収入を増やすための可能性を高める事は誰にでもできます。

スキルを磨く事で、現在の職場で昇進や昇給ができるかもしれません。

また、将来的にもう少し高い収入を見込める企業や業種への転職を考える場合には、なおさら高いスキルを求められます。

収入面の不満はすぐに解決するのではなく、将来を見据えて増やしていくための努力をしましょう。

6.社会人1年目を楽しく過ごすための3つのコツ

ここまで読んで頂いた方は、既に社会人1年目で問題なく過ごすための準備をすすめられている状況かと思います。

しかし、せっかく社会人になるのですから、無難に過ごすのではなく楽しく前向きに過ごしていきたいですよね。

最後に、社会人1年目を楽しく過ごすためのコツを3つ紹介したいと思います。

6-1.自分を褒める

ことあるごとに、自分を褒めましょう

社会人1年目は、それまでの人生で経験しなかったような難しい局面に立たされることが少なくありません。先輩や上司から怒られることもありますし、失敗をしてしまう事も少なくないでしょう。

そんな時、どうしても「自分はダメだなあ」と考えてしまいがちです。

しっかりと仕事をすすめるために最も重要なのは、健康なメンタルを保つことです。しかし、自分が自分を「ダメだ」と思っているようでは、その健康なメンタルを保つことは困難です。

最終的に自分を肯定できるのは、自分だけです。どんな場合でも、些細なことで「自分を褒める」クセを付ける事で前向きに仕事に取り組めるようになるのです。

6-2.自分の意見を持つ

自分の意見を持つことは、前向きに仕事をするうえでとても重要です。

正直なところ、社会人1年目の段階で自分の意見を求められることはそう多くはないでしょう。むしろ、先輩や上司からの指示を聞いていると、自分の意見を持たない方が楽なのかも、と思う事もあるかもしれません。

しかし例え先輩や上司に伝えるシーンがなくても、自分の意見を持つことは自分のモチベーションを高めるのにとても重要なのです。

「先輩や上司はこういうから従うけど、自分はそうではないと思う。いつか、それを証明してみよう」

「先輩の教え方はあまり良くなかったと思う。自分が教える立場になったら、違う方法を取ろう」

将来的に成長していくために、自分の意見を持つことは決して無駄ではありません。場面場面で、それが生きてくる事が必ずあるのです。

6-3.愚痴を言う前に行動する

愚痴を言う前に行動することは、とても重要です。

社会人1年目では様々なことを経験します。当然、中には自分が納得できないようなこともあるはずです。その様な事があった場合には、ついつい愚痴を言いたくなることもありますよね。

しかし、覚えておきたいのは「愚痴を言っても解決しない」という事。不満を吐露しているだけでは問題解決は絶対に起こりません。根本的には愚痴を言うのは時間の無駄な事が多いのです。

とはいえ、全ての愚痴を否定する必要もありません。人と不満を言い合う事でストレス解消につながり、仕事を前向きに行えるという一面は否定できないからです。

一つ言えるのは「解決できそうな問題は愚痴を言わず生産的な話し合いを持ち、解決を目指すべきだ」という事です。

まずは行動する事。そうすることで事態は快方に向かう可能性が高まります。ストレス発散のための愚痴は最小限に抑え、生産的な時間を増やす事でポジティブに仕事に向かう事ができるのです。

7. まとめ

以上、この記事では社会人1年目の基礎知識として以下の事を解説しました。

社会人1年目の基礎知識

  • 入社までにするべき事
  • 社会人1年目の一日
  • 社会人1年目の給料
  • 社会人1年目の貯金事情

こちらで具体的なイメージを持って社会人1年目に臨むことができるかと思います。

また、社会人1年目で失敗しないために気を付けたいことは、以下の通りです。

  • 社会人になったという自覚を持つ
  • コミュニケーションを綿密に行う
  • 謙虚になる
  • やりたくない仕事でも積極的に行う
  • 優先順位を考えて行動する

こういったところをしっかりと抑えつつ、壁にぶつかった際にはしっかりと対処できるよう準備をしましょう。

社会時1年目はこれまでに経験したことのない事がたくさん起こります。大変なことも多いかもしれません。

しかし、せっかく社会人になったのですから、楽しんで過ごす事をおすすめします。そのためにこの記事に書かれた事を読み返して、仕事に役立てて頂ければと思います。

社会人になる皆さんが楽しい社会人生活を送れることを、心からお祈りしています!

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