
「転職しなければ良かった…」
あなたがそんな後悔を抱いているのであれば、まずお伝えしたいことがあります。
多くの人は、転職という行動をするか・しないかと迷いながら、結局は行動に移せずに終わります。しかしあなたはリスクを取って行動したのです。行動した自分を認めて、誇りに思ってください。
“行動しなかった後悔”はもう二度と取り戻せませんが、あなたのように“行動したからこその後悔”なら、いくらでも取り戻せます。また行動すれば良いからです。
本記事では、転職を後悔しているあなたが、後悔を乗り越えるために必要な情報をまとめました。
この記事のポイント
- 後悔を乗り越えるための実践ステップを解説
- 後悔で時間を無駄にしないために今すぐ始めたい行動5選を紹介
- 今度の転職で後悔したいための注意点までわかる
この解説を最後まで読めば、まずあなたの「後悔を感じる苦しい気持ち」がラクになっていきます。そのうえで、今あなたがすべきことは何なのか、具体的に理解できるはずです。
悔やむ時間はおしまいにして、今日からは後悔を乗り越えリスタートです。さっそく解説を始めましょう。
目次
1. 転職して後悔しかないと思ったら

「転職して後悔しかない」と思ってしまったら、まずは次の3つのことを意識することが大切です。
- 後悔しているのは自分だけではないと知る
- 自分を責めない・リスクを取った自分を褒める
- できるだけ早く気持ちを切り替える
それぞれ解説しましょう。
1-1. 後悔しているのは自分だけではないと知る
1つ目は「後悔しているのは自分だけではないと知る」ことです。
「自分だけが後悔するハメになった」と考えると悲観的になってしまいますが、実際には転職して後悔の気持ちを抱えることは決して珍しいことではありません。
転職会議の調査によれば「転職者全体の4人に1人が転職したことを後悔している」というデータが出ています(参考:転職会議)。
そして、転職は人生において頻繁に経験するものではありませんが、かといって1度しか経験できないものではありません。つまり、転職の後悔は自分次第で、どうとでもやり直しが可能です。
“多くの人が転職に後悔している事実があり、そこから挽回できるかはその人次第”という事実を受け止めましょう。
1-2. 自分を責めない・リスクを取った自分を褒める
2つ目は「自分を責めない・リスクを取った自分を褒める」ことです。
今は「転職なんか、しなければ良かったのに」と、転職した自分を責めているかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか。
たとえ後悔したとしても、それはリスクを取って行動した自分があったからこその経験です。
転職した自分を責めるよりも、リスクを取った自分をどうぞ褒めてあげてください。もしかしたら、あなたに至らない点があって後悔の結果となった面もあるかもしれませんが、完璧な人間なんてこの世にはいません。
完璧でなくても行動したことに大きな意味があります。そのことをあなた自身で認めることができれば、必ずこの経験は、あなたの糧に変えることができます。
あなたが自分を責める必要はまったくありません。今から責めるのはサッパリやめてしまいましょう。
1-3. できるだけ早く気持ちを切り替える
3つ目は「できるだけ早く気持ちを切り替える」ことです。
後悔している気持ちをバネにして次の大きな飛躍に変えるか、ネガティブに過去を振り返り続けて時間を浪費するか。あなたは今、選ぶことができます。
いつまでも後悔の念を抱えて過ごすのが嫌なら、できるだけ早く気持ちを切り替えましょう。もちろん、後悔をバネにして、あなたの大きな飛躍に変えるためにです。
後悔で頭がいっぱいになっている状態を放置していると、どんどん後悔が増大してしまうことがあります。まずはリラックスできる時間を持ち、気持ちを切り替えていきましょう。
▼ リラックス法 自分なりのリラックス法を見つけるヒント
○リラックスできる時間を日常生活の中に持ちましょう
- ゆっくりと腹式呼吸をする
- ぼんやりと窓の外を眺める
- 寝る前にゆったりお風呂に入る
- ストレッチングをする
- 好きな音楽を聴く
- 仕事に関係の無い趣味を持つ など
○親しい人たちと交流する機会を持ちましょう
困ったときやつらいときに話を聴いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。話すことで自分の中で解決策が見つかることもあります。相談にのってもらえたという安心感も、気持ちを落ち着かせるでしょう。
○緊張を細切れにする
- 1日の中で緊張が続いているなと感じたら気分転換を図りましょう。
- トイレに立って深呼吸する
- 軽く体操して小休止をとる など
出典:山口市
ストレスケアやメンタルケアの方法は、以下の記事も参考にしてみてください。
▼ あわせて読みたいおすすめ記事
仕事のストレスの苦しみを今すぐ軽くする方法とストレスに強い自分の作り方
メンタルを強くする13の具体的な方法を紹介(思考・習慣・食事)
2. 転職の後悔を乗り越えるために最初にすべき3つのステップ

次に、転職の後悔を乗り越えるために、具体的に実践してほしい3つのステップを解説しましょう。
- ステップ1:後悔している原因を明確にする
- ステップ2:転職先への不満を具体化する
- ステップ3:転職先でしか得られないことに目を向ける
2-1. ステップ1:後悔している原因を明確にする
1つ目のステップは「後悔している原因を明確にする」ことです。
よくあるのが「転職しなければ良かった」という気持ちに取り憑かれるばかりで、なぜそう感じるのか自分でも原因を明確に把握できていないケースです。
これでは対策も解決方法もわかりません。このまま放置すれば気持ちが滅入って精神的なダメージが蓄積するばかりです。まずは「なぜ後悔しているのか」理由を明確にしていきましょう。
紙とペンを用意して、自分が思い付く限りの理由を列挙していってください。誰かに見せるためのものではありませんから、素直に正直に、何でも書き殴っていきましょう。
参考までに、dodaの調査によれば「転職して後悔したことTOP10」は以下のとおりです。
▼ 転職して後悔したことTOP10
- 1位:給料が希望と異なる
- 2位:経営者や社員と合わない
- 3位:社風が合わない
- 4位:経営状態や将来性が不安
- 5位:残業が多い
- 6位:仕事内容が希望と異なる
- 7位:組織や環境が整っていない
- 8位:休日が少ない
- 9位:正当に評価してもらえない
- 10位:キャリアアップできない
出典:doda
あなた自身はなぜ後悔しているのか、その原因を紙の上に書き出す作業は、心を整理することにもつながります。モヤモヤと漠然としていた後悔の念を、
2-2. ステップ2:解決策を考える
2つ目のステップは「解決策を考える」ことです。
ステップ1で書き出した原因に対して、どうしたら解決できるのか具体的に考えていきましょう。
▼ 解決策の例
- 給料が希望と異なる
→次回の査定で給料交渉をする - 経営者や社員と合わない
→半年間は最大限に合わせる努力をしてみる - 組織や環境が整っていない
→環境整備を自分で試みる
ここで考えた解決策は、実際に実践してみましょう。コツとしては「できることは、ひとまずやってみよう」という態度で臨むことが大切です。
「解決策を実践しても状況を改善できなかった場合には、再転職しよう」という気持ちを腹に持ちつつ、最大限の努力をするという姿勢が、現状打破につながります。
なお、明らかに問題のある企業に転職してしまったことが後悔の原因であれば、あなた自身では解決ができません。
▼ 明らかに問題のある企業の例
- パワハラ・セクハラなどのハラスメントがある
- 労働基準法に従わない長時間労働や賃金不払いの残業がある
- 違法行為・不法行為・脱法行為がある
このようなケースでは、解決の努力をするのではなく、職場を変える方向で行動しましょう。詳しくは次章で解説しますので、続けてご覧ください。
2-3. ステップ3:転職先でしか得られないことをピックアップする
3つ目のステップは「転職先でしか得られないことをピックアップする」ことです。
この先、再転職するとしても、転職先の会社にすでに入社したことは事実です。せっかくですから、ここで吸収できるモノはすべて吸収してから次のステージに行きましょう。
転職先の企業でしか得られないことは何か考え、リストアップしていきましょう。例えば、特定の人脈や過去に未経験の業務、スキルなどが挙げられます。
後に自分の武器になるような経験ができれば、転職の後悔など消えていくはずです。
3. 後悔で時間を無駄にせず今すぐ始めたい行動5選

前章で解説した3つのステップを実践していただくと、あなたの気持ちは整理され、焦燥感のような強い後悔の気持ちは和らいでいるはずです。
そのタイミングで具体的に今すぐに始めたい行動がありますので、ご紹介しましょう。
- 転職エージェントに相談する
- 前職に信頼できる人がいれば食事に誘う
- 再転職を見据えたキャリアプランを作り直す
- スキルを磨く
- 目の前の仕事に集中する
3-1. 転職エージェントに相談する
1つ目の行動は「転職エージェントに相談する」です。
後悔しているからといって今すぐに再転職するか即断する必要はありませんが、良い求人情報があったら、自分のところに情報が流れてくる体制を整えておくことが重要です。
そこで転職エージェントに相談し、転職して後悔していることと、自分の希望に合う求人があれば紹介してほしいことを伝えておきましょう。
この場合、転職エージェントは複数掛け持ちして、幅広く求人情報が集められるようにしておくのがおすすめです。
1社の転職エージェントしか利用しない場合には、選択肢の幅が狭まってしまうためです。
複数の転職エージェントから、良い求人があればすかさず連絡をもらえるように相談しておきましょう。
▼ 転職エージェント
| 名称 | 特徴 |
| リクルートエージェント | 業界最大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーから応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを受けられる |
| マイナビエージェント | 20代の支持率が高い転職エージェントで第二新卒の転職や初めての転職におすすめ |
| doda | 大手・優良企業を中心に豊富な求人情報から最適な求人を求人検索でき転職エージェントサービスも展開している |
3-2. 前職に信頼できる人がいれば食事に誘う
2つめの行動は「前職に信頼できる人がいれば食事に誘う」です。
前職へ出戻りしたいと考えているのであれば、前職のメンバーとのつながりを断たないことが大切です。
信頼できる人がいれば食事に誘い、社内の情報を共有してもらいましょう。
もし、一般社員ではなく、経営陣や管理職とのつながりがキープできるのであれば理想的です。時折、食事に行く関係性を続けることで、前職サイドから「戻ってこないか」と声がかかる可能性もあります。
あるいは、求人が出たタイミングで応募した場合、良好な関係性が築けていれば採用されやすくなります。
3-3. 再転職を見据えたキャリアプランを作り直す
3つ目の行動は「再転職を見据えたキャリアプランを作り直す」です。
前述の転職エージェントや前職のメンバーとのつながりをキープして、情報が入ってくるルートを確保しする一方で、腰を据えて取り組みたいのがキャリアプランの作り直しです。
思ったような転職ができず、作っていたキャリアプランが崩れてしまったという人もいるでしょう。キャリアプランが計画通りにできなかったときは、放置せずに都度、最新版にアップデートすることが大切です。
現時点から、自分の目指す理想のキャリアビジョンに向けてどのように行動していくべきか、新たな計画を立てましょう。
キャリアプランについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
キャリアプランとは?作り方から面接での答え方・注意点まで解説
3-4. スキルを磨く
4つ目の行動は「スキルを磨く」です。
新たに作成したキャリアプランをスムーズに実現するうえでダイレクトに有効なのは、あなた自身の能力を高めておくことです。スキルを磨いて、自分のレベルを向上させましょう。
特に身に付けておくと役立つのは、再転職の際に役立つスキルです。
▼ 転職に役立つスキル 年齢別の一覧表
| 転職に役立つスキル | |
| 20代 |
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| 30代 |
|
| 40代以降 |
|
転職に役立つスキルについて詳しくは、以下の記事で解説しています。
転職に役立つスキル年代別一覧!20代・30代・40代の必要スキルとは?
3-5. 目の前の仕事に集中する
5つめの行動は「目の前の仕事に集中する」です。
転職に後悔しているからといって、目の前の仕事がおろそかするのは、おすすめできません。
「社会人として失格!」という見方もあるでしょうが、それ以上に、あなた自身がそんな自分を嫌いになってしまい、ますますネガティブなスパイラルに入るリスクがあるためです。
たとえ後悔していても「それはそれ、これはこれ」と切り分けて、目の前の仕事にはあなたらしく全力で取り組みましょう。
目の前の仕事に集中することで実績ができれば、転職先での評価が高まり、新たな活躍の場が広がる可能性もあります。
なかなか仕事のやる気が出せないときには、以下の記事を参考にご覧ください。
仕事のやる気が出ないのはなぜ?その原因とやる気を出すための対処法
仕事へのモチベーションが下がった場合に知るべき5つの原因と4つの対処法
4. 転職でどんなに後悔してもやり直しは絶対に可能

ここまでにご紹介したステップや行動を実践してもなお、後悔が消えずに苦しい日もあるかもしれません。
そんなあなたにお伝えしたいのは「転職でどんなに後悔しても、やり直しは絶対に可能」という事実です。
転職するチャンスは、諦めない限り何度でも無限にあります。初めての転職では後悔する結果になったとしても、2回目、3回目……と繰り返していくうちに、転職活動のやり方も上手になっていくでしょう。
そして幸いなことに、近年では、終身雇用が基本だった過去とは違い、転職回数の多さが選考で不利になるケースは減っています。
実際にdodaの調査によれば『30代、40代は「転職回数は選考に影響しない」という採用担当者が最多』という結果が出ているのです(出典:doda)。
ぜひ「満足できるまで転職はやり直せばいい」と良い意味で開き直って、前向きに進んでいきましょう。
5. 今後の転職で後悔しないための注意点

最後に今後の転職で後悔しないための注意点を3つ、お伝えします。
5-1. 失敗した原因の把握を欠かさない
1つめの注意点は「失敗した原因の把握を欠かさない」です。
「なぜ後悔することになったのか」という失敗原因は、必ず把握しておきましょう。そうしないと、また同じ失敗を繰り返すことになるからです。
参考までに、Biz Hitsの調査によれば『転職活動で失敗したことランキング』は年代別に以下のとおりとなっています。
▼ 20代の転職で失敗したことランキング
- 1位:転職先のリサーチが足りなかった
- 2位:もっと他の会社と比較検討すればよかった
- 3位:前の会社より労働環境が悪くなった
- 4位:給料が下がった
- 5位:転職先を決めてから辞めればよかった
出典:Biz Hits
▼ 30代の転職で失敗したことランキング
- 1位:もっと他の会社と比較検討すればよかった
- 2位:転職先のリサーチが足りなかった
- 3位:20代のうちに転職すればよかった
- 4位:面接対策・自己分析をしなかった
- 5位:資格取得・スキルアップをしておけばよかった
出典:Biz Hits
▼ 40代の転職で失敗したことランキング
- 1位:リサーチや比較検討足りなかった
- 2位:資格取得・スキルアップしておけばよかった
- 3位:面接・筆記試験の対策をしなかった
- 4位:若いうちに転職すればよかった
- 5位:収入が減った
- 6位:条件を妥協してしまった
出典:Biz Hits
あなた自身の後悔する原因となったポイントを明確にして、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
5-2. 転職活動を一人でやらない
2つ目の注意点は「転職活動を一人でやらない」です。
実は転職活動中には、心身に大きな負荷がかかります。
多忙であること、初対面の面接官と多数やり取りすること、選考落ちで自分が否定されたような気分になること──などがその理由ですが、この過酷な転職活動を一人で戦うのは失敗の元です。
心身に大きな負荷がかかれば、つい本来の自分とは異なる間違った判断を下してしまったり、気持ちが弱くなって条件を妥協してしまったりするためです。
失敗を避けるためには、転職活動をサポートしてくれる転職エージェントを積極的に使いましょう。
▼ 転職エージェント
| 名称 | 特徴 |
| リクルートエージェント | 業界最大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーから応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを受けられる |
| マイナビエージェント | 20代の支持率が高い転職エージェントで第二新卒の転職や初めての転職におすすめ |
| doda | 大手・優良企業を中心に豊富な求人情報から最適な求人を求人検索でき転職エージェントサービスも展開している |
転職エージェントを使うと、心身の負荷が大幅に軽減されます。面接のスケジュール管理や、企業とのやり取りを代行してくれるのはもちろん、メンタル面でもアドバイザーの助言が支えになるからです。
5-3. 成功のコツと失敗回避の注意点をよく学ぶ
3つめの注意点は「成功のコツと失敗回避の注意点をよく学ぶ」です。
転職活動にはコツや注意点があるのですが、それらを学ぶことなく転職活動をしてしまうと、失敗しやすくなります。
コツや注意点を学ぶうえでおすすめの記事を以下に挙げますので、ぜひ一読しておきましょう。
- 転職に成功する人の7つの共通点と成功率を高めるコツを年代別に解説
- 転職の注意点21個を公開!失敗やトラブルを回避するためにすべきこと
- 「転職失敗した」と思ったらまず確認すべき事項と3つのリカバリー策
- 転職がうまくいかない人の共通点5つと今すぐできる改善策
- 転職が決まらない15の原因と対策!焦りや不安を感じたらすべきこと
しっかり知識をつければ、その分、自信を持って堂々と転職活動に取り組めるはずです。
6. まとめ
転職して後悔しかないと思ったら、まずは次の3点を意識してください。
- 後悔しているのは自分だけではないと知る
- 自分を責めない・リスクを取った自分を褒める
- できるだけ早く気持ちを切り替える
転職の後悔を乗り越えるために最初にすべき3つのステップはこちらです。
- ステップ1:後悔している原因を明確にする
- ステップ2:解決策を考える
- ステップ3:転職先でしか得られないことをピックアップする
後悔で時間を無駄にせず今すぐ始めたい行動5選は以下のとおりです。
- 転職エージェントに相談する
- 前職に信頼できる人がいれば食事に誘う
- 再転職を見据えたキャリアプランを作り直す
- スキルを磨く
- 目の前の仕事に集中する
今後の転職で後悔しないためには次の点に注意してください。
- 失敗した原因の把握を欠かさない
- 転職活動を一人でやらない
- 成功のコツと失敗回避の注意点をよく学ぶ
ここまでお読みいただいたあなたなら、もう転職の後悔は乗り越えたも同然です。前向きな気持ちで進んでいきましょう。
なお「転職に失敗した」という気持ちが強い場合には、以下の記事もおすすめです。続けてご覧ください。




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