
「決断ができなくて辛い」
「決断できる人になりたい」
など、あなたは今、決断できない自分に悩んでいませんか?
「決断できない自分が嫌になる」「いつでもバシッと決断できる人になりたい」と感じている人も多いでしょう。
「あの人は元から決断できる人でいいな」と考えることもあるかもしれませんが、実は、決断できない人でも、考え方や日々の行動を変えることで、決断できる人に変われる可能性が大いにあります。
そこで、本記事では、
- 決断できない人の特徴
- 決断できる自分になるための7つの方法
について紹介します。なぜ自分が決断できないのかを深く理解し、決断できる人になるためにどうすればいいのかを具体的に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
さらに、
- 決断できない自分を脱却するために知っておくべき先延ばしリスク
- 決断した後に後悔しないための3つの心の持ち方
についても解説していきます。
「決断しなければリスクはない」と考えて先延ばしをしている人もいるかもしれませんが、決断できない人はチャレンジや成長の機会を逃すといった大きなリスクを負っているのです。
また、「決断した後に後悔したくない」という気持ちが強い人に向けて、心の持ち方や行動を変えるだけで、後悔を避けることができるということもお伝えしています。
本記事を読むことで、決断できない理由や決断できないリスクを理解し、決断に向けた行動ができるようになるでしょう。
目次
1.決断できない人の特徴
決断できない人はどのような特徴を持っているのか、下記の通りまとめました。
ひとつひとつ詳しく解説していくので、「決断するのが苦手」という人は、自分がどのタイプに該当するか、まずは確認してみてくださいね。
- 完璧主義で失敗を恐れすぎてしまう
- 変化を必要以上に恐れてしまう
- 自分を信じられない、自己肯定感が低い
- 不安を強く感じる性格である
- 情報に振り回されている
- 他人の目を気にしすぎている
- 理想の自分の姿や目標を描けていない
1-1.完璧主義で失敗を恐れすぎてしまう
決断できない人の特徴として、完璧主義で失敗を恐れすぎてしまうことがあげられます。
完璧主義の人は、完璧な自分でありたいという欲求が強いために、例えば、「転職したいけど失敗したくない」「資格試験に挑戦したいけど不合格になりたくない」というように、何かを決断しようとする際に「失敗したくない」というネガティブな気持ちが強く湧いてしまうのです。
しかし、当たり前のことですが、何かを決断する際に「確実に成功する選択肢」「絶対に失敗しない選択肢」など存在しません。
完璧主義の人は「確実に成功する選択肢」「絶対に失敗しない選択肢」を探しているうちに時間が経過し、結局物事が決められないという事態に陥ってしまうのです。
一方で、決断できる人は「完璧な選択肢などない」ということを理解しており、自分なりの条件を設定し、「ベスト」より「ベター」な方をさっさと選んで前に進んでいきます。
【チェックリスト】 □完璧主義とよく言われる □慎重な性格である □失敗したくないという気持ちが強い □軽い気持ちで挑戦することが苦手だ 上記項目に多く該当するようであれば、「完璧主義で失敗を恐れてしまい、決断ができない」タイプです。 |
1-2.変化を必要以上に恐れてしまう
決断できない人の特徴として、変化を必要以上に恐れる性格であるということがあげられます。
「変化を恐れる」というのは人間の本能でもあるのですが、必要以上に恐れすぎてしまうと決断することができなくなってしまうのです。
例えば、転職や離婚のような決断をすれば必ず大きな人生の変化を伴うので、「変化することでストレスを感じるくらいならこのままでいいや」と言い訳をして、決断をしないことを選んでしまいます。
一方で、決断できる人は「変化によってある程度ストレスがかかるのは当たり前」と受け入れ、ストレスの先にあるより良い未来にフォーカスして行動することができます。
【チェックリスト】 □環境の変化に大きなストレスを感じる □変化することを考えると大きな不安を感じる □新しいことを始めるのは面倒くさい □定番の物を好みがち 上記項目に多く該当するようであれば「変化を必要以上に恐れる性格であるために、決断できない」というタイプです。 |
1-3.自分を信じられない、自己肯定感が低い
決断できない人の特徴として、自分を信じられない、自己肯定感が低いといったものがあります。
「自分のことを信じられない」ということは、自分の決断に自信が持てないということです。
そのため、周囲の人の意見にばかり頼って振り回されてしまうために、何も決められなくなってしまうのです。人によって意見は色々なので、どの人を信じていいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
一方で、決断できる人は自分のことを信じているため、自信を持って決断することができます。自分の決断が一時間違った選択肢と感じられたとしても、自分で責任を取るという強い意思すら持っているのです。
【チェックリスト】 □自分には価値がないと考えてしまう □自分の考えは間違っていることが多いと感じている □人から自信がなさそうと言われる □他人に依存してしまうことがある 上記項目に多く該当するようであれば、「自分を信じられない、自己肯定感が低いために決断できない」タイプです。 |
1-4.不安を強く感じる性格である
決断できない人の特徴として、不安を強く感じる性格であるということがあげられます。
心配性とも言い換えることができますが、このタイプの人は決断する際に色々な不安が強く湧いてきてしまうために決断ができません。
例えば、「転職してもうまく行かず、結局無職になったらどうしよう」「離婚したあとに寂しくなって後悔したらどうしよう」といったように、とにかく決断に対する不安が先立ってしまうのです。
そのため、不安を感じることから逃げるために決断を先延ばしにしてしまい、結局何も決められないまま時間が経過してしまいます。
一方で、決断できる人は、慎重に選択肢を検討することはしても「考えてもどうにもならないことを考えるのはやめよう」と必要以上の不安はうまく流し、決断することができるのです。
【チェックリスト】 □心配性なタイプだ □失敗することばかり考えてしまう □同じことをグルグルと考えて悩んでしまうことがある □ネガティブな性格である 上記項目に多く該当するようであれば、「不安を強く感じる性格であることから、決断できない」タイプです。 |
1-5.情報に振り回されている
決断できない人の特徴として、情報に振り回されているということがあげられます。
もちろん、情報は足りなければ、判断材料が少なく、決断できないということになりかねません。
しかし、情報が溢れかえっている昨今では、多くの人は情報を集めすぎて振り回されてしまっていることがほとんどでしょう。
情報が多すぎると、例えば「転職して失敗した」「転職して成功した」のような相反する情報を繰り返し見てしまうために、何が正しいのか分からなくなり決断ができなくなるのです。
決断できる人は、客観的な情報やデータをある程度集めた上で、冷静にメリットとデメリットを整理して決断を下しています。
【チェックリスト】 □情報は多ければ多いほどいいと考えている □マイナスの情報があるとどうしても気になってしまう □ネットの情報を見すぎてしまう □人の意見に流されがちだ 上記項目に多く該当するようであれば「情報に振り回されているために、決断できない」タイプです。 |
1-6.他人の目を気にしすぎている
決断できない人の特徴として、他人の目を気にしすぎていることがあげられます。
例えば、「会社を辞めたら周囲からなんて思われるのだろう」や「離婚したら人から何を言われるのだろう」などと考えすぎてしまい、何も決められなくなってしまうのです。
周囲から浮くことを必要以上におそれるために、目立つ行動をしたくないという気持ちが強く、いつまでも決断から逃げてしまいます。
一方で、決断できる人は、「他人はさほど自分のことを気にしていない」と考え、自分にとって必要なことであれば、前に進むために決断を下していけるのです。
【チェックリスト】 □人からの評価を気にしがちだ □自意識過剰なところがある □人から注目されたくない □人から言われたことをいつまでも気にしてしまう 上記項目に多く該当するようであれば、「他人の目を気にしすぎているために、決断できない」タイプです。 |
1-7.理想の自分の姿や目標を描けていない
決断できない人の特徴として、理想の自分の姿や目標を持っていないということがあげられます。
例えば、仕事で何を成し遂げたいのか決まっていれば、そこに向かって転職するという決断ができますし、「スラッとした自分になりたい」など理想の自分の姿が決まっていれば、ダイエットするといった決断もできるでしょう。
決断できない人は、具体的な理想や未来を描いていないために、決断の基準を持っていません。そのため、何を指標に決断をすればいいか分からず、迷ってしまうのです。
一方で、決断できる人は、理想の自分の姿や目標が具体的に決まっており、大きな基準が明確であるためにそこに向けて決断を素早くできるのです。
【チェックリスト】 □具体的な目標やなりたい姿がない □目標を決めるのが苦手 □決断のための基準を持っていない □自分が何をしたいかどうしたいか分からない 上記に項目に多く該当するようであれば、「理想の自分の姿や目標を描けていないために、決断できない」タイプです。 |
2.決断できる自分になるための7つの方法
決断できる自分になるための下記7つの方法について紹介していきます。
- 失敗を恐れすぎても意味がないことを理解する
- 小さな決断からしていく
- 今できることから行動を始める
- 自分の理想の姿や目標を明確にする
- 自分の価値観を明確にする
- メリットとデメリットを書き出す
- 最悪を想定する
日々の考え方や行動を意識するだけで、あなたも決断できる人になれます。ぜひチェックしてみてくださいね。
2-1.失敗を恐れすぎても意味がないことを理解する
決断できる自分になるために、失敗を恐れすぎても意味がないと理解することが大切です。
なぜなら、自分の決断がその時は失敗したと思っても、長い人生の中で何がどう転ぶかは誰にも分からないからです。
例えば「転職に失敗してしまったけれど、転職先で出会った人と起業をしたらうまくいった」「離婚して寂しくて失敗したと考えていたけれど、その後素敵な人と出会って結婚した」ということはよくあることでしょう。
つまり、人生は最後までどのように転んでいくのか誰にも分からないのだから、一時の失敗に対してあれこれ思い悩んでも意味がないと言えます。
そのことを認識しておくことで、失敗を恐れて尻込みすることが減り、決断できる人に近づくことができます。
【決断できる人になるためのポイント①】
失敗を恐れすぎても意味がない!失敗は最後までどう転ぶか分からないと心得よ!
2-2.小さな決断からしていく
決断できる自分になるために、小さな決断からしていくことを試してみましょう。
決断できない人というのは、「今日のお昼は何を食べよう?」「今日は家に帰ってどう過ごそう?」といった日々の小さな決断すらできずに流されてしまうことが多いです。
そして、結局、何も考えずに周囲の人が注文したメニューをそのまま頼んだり、家に帰ってSNSをダラダラ見て時間が経過してしまったりします。
このような日々の小さな決断すらうまくできないのに、「転職をするかしないか?」といった大きな決断をするのは難しいでしょう。
そこで、決断力を養うための訓練と考え、日々の決断を意思を持ってしていくことから始めてみることをおすすめします。
小さな事柄でも理由とセットで決断するクセをつけていくと、大きな事柄もうまく決断できるようになっていきます。
【決断できる人になるためのポイント②】
日々の小さな決断から始めてみよう!なるべく理由とセットで決断する練習を!
2-3.今できることから行動を始める
決断できる自分になるために、今できることから行動を始めるということを心がけてみましょう。
例えば「離婚するかどうするか?」という決断ができない人は、自分の頭の中だけでずっと同じことを考え続けて、結局決められないという状況に陥りがちです。
自分の頭の中だけで考え続けても思考は堂々巡りになってしまい、結論は一向に見えてきません。
そこで、「離婚に関する情報を集めてみる」「実際に離婚した人から話を聞いてみる」といった、今できる具体的な行動を始めてみましょう。
目的に向けて少しずつでも動くようになると、ただ立ち止まって悩んでいた時とは異なり、徐々に自分の気持ちが明確になってきます。
立ち止まらず、今できることをやるクセをつけることで、大きな決断に向かえるようになってくるのです。
【決断できる人になるためのポイント③】
立ち止まっていても何も始まらない!決断に向けてできる行動を始めてみよう!
2-4.自分の理想の姿や目標を明確にする
決断できる自分になるために、自分の理想の姿や目標を明確にしておきましょう。
例えば「腹筋が6つに割れた自分になりたい」という目標を持っている人は、その目標に向かって「ジムに通う」「脂っこい食事を控える」「毎日腹筋を50回する」といった決断を下せます。
また、仕事に関しても、どのようなキャリアを積んでどうなりたいのかが明らかな人は、そこに向かって転職や資格試験への挑戦といった決断を次々にしていけるでしょう。
そこで、決断できないと悩む人は、まずは、自分の理想の姿や目標についてじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
理想の姿や目標が明らかになれば、自分のたどり着きたい場所に向けて迷うことなく決断できるようになりますよ。
【決断できる人になるためのポイント④】
決断のひとつの指標になる、自分の理想の姿や目標を明確にしてみよう!
2-5.自分の価値観を明確にする
決断できる自分になるために、自分の価値観を明確にしておきましょう。
価値観というのは具体的には、「自分は何を大切にしているのか」ということで、自分にとっての優先順位を明らかにしておくのです。
例えば、「今は仕事が大切」という価値観を持っている人は、上司からの残業に応じるという決断をするでしょうが、「家族との時間が大切」という価値観を持っている人は、残業を断るという決断をすることになるでしょう。
このように、自分がどのような価値観を持っているかを明らかにしておくと、価値観を基準に決断すればいいために、迷いにくくなります。
【決断できる人になるためのポイント⑤】
決断のひとつの指標になる、価値観を明らかにしてみよう!
2-6.メリットとデメリットを書き出す
決断できる自分になるために、メリットとデメリットをノートに書き出してみましょう。
例えば、「仕事を辞めるかどうするか?」について決断できずに悩んでいる場合、頭の中だけで考えていると「辞めたらお金がなくなるし…」「でも、今の仕事には未来がないし…」など、ずっと同じような思考をグルグルと巡らせていることがほとんどです。
そこで、「仕事を辞めるかどうするか?」といった決断したい事項について、メリットとデメリットを下記のようにノートに書き出してみましょう。
【仕事を辞めるメリット】
【仕事を辞めるデメリット】
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このように、決断すべき事項にかかるメリットとデメリットをノートに書いて整理してみましょう。
その上で、自分にとってメリットとデメリットのどちらが大きいのか、デメリットを回避するためにできる対策はないのかといったことを冷静に考えてみてください。
頭の中でただ考えていた時と比べて、思考を進めることができるため、決断がしやすくなるでしょう。
【決断できる人になるためのポイント⑥】
決断にかかるメリットとデメリットをノートに書いて思考を進めてみよう!
2-7.最悪を想定する
決断できる自分になるために、最悪を想定してみることもおすすめです。
例えば、「会社を辞めて起業する」という決断をしたとして、その決断がもたらす最悪の状況を考えてみましょう。
それが「起業に失敗して借金を負う」というものだとしたら、それはあなたにとってどうしても受け入れ難いことでしょうか?
人によっては「借金を負っても死ぬわけじゃないし、また細々と働けばいいか」や「誰かに助けを求めれば、なんとなるか」などと考えられ、「会社を辞めて起業する」というチャレンジへの決断に向かえるかもしれません。
そのため、1度、決断して失敗したとしたらどのような最悪な状況に陥ってしまうのか、自分にとってその事態がどうしても耐えられないものなのかどうかについて考えてみましょう。
【決断できる人になるためのポイント⑦】
最悪を想定してみよう!意外と大したことないと決断に向かえるようになることも!
3.どうしても自分の意思で決断できない時の2つの対処法
自分で決断を下すための方法や考え方を紹介しましたが、色々な方法を試しても「どうしても決断できない!」と悩むこともあるかもしれません。
そこで、どうしても自分の意思で決断できない場合の、下記2つの対処法について紹介していきます。
- 信頼できる人に相談する
- 一旦時間を置く
3-1.信頼できる人に相談する
「どうしても自分の意思で決断が下せない」という場面に遭遇した際には、信頼できる人に相談してみてはいかがでしょうか。
最終的に自分が決めることに違いはないのですが、背中を押してもらったり、止めてもらったりと自分が決断する際の大きな決め手となることでしょう。
ただし、相談する人は、決断することに対しての知識をある程度持っている人を選ぶことが好ましいです。
例えば、
- 離婚について悩んでいるなら離婚経験のあるひと
- 転職について悩んでいるなら転職経験のある人
- 起業するか悩んでいるなら起業経験のある人
などです。
人は経験したことないことについては、否定的な気持ちが浮かんでくる傾向にあります。そのため、経験のない人に相談すると頭ごなしに否定されて、決断に支障をきたす可能性があるので注意しましょう。
また、一般的な信頼できる人の特徴も下記にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
【信頼できる人の特徴】 口が固い 転職や離婚の相談などは特に周囲に言いふらされると困るので、口が固い人を選びましょう。 理性的 感情論で話されても納得できないことが多いでしょう。冷静にこちらの話を聞いてアドバイスをくれる人を選ぶことをおすすめします。 幅広い視点を持っている 思い込みが激しくない人がおすすめです。幅広い視点から色々な可能性を示唆してくれる人が好ましいです。 |
3-2.一旦時間を置く
どうしても自分の意思で決断できない時には、一旦時間を置いてみてはいかがでしょうか。
「決断できない」と悩む中で、決断のためにある程度行動をしたり、偉人の言葉を読んだりしても、なお最終的な決断ができないというのであれば、今は決断する時ではないのかもしれません。
焦りや不安の中で決断をしてもいい結果を生むことはあまりないので、決断したい事項から少し距離を置いてみてはいかがでしょうか。
心が落ち着いてきて、決断に向かって考えられる時になったら、また行動に移していけばいいのです。
4.決断できない自分を脱却するために知っておくべき先延ばしリスク
「決断しないことでリスクを回避している」と考える人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。実は、決断できないことで多くのチャンスやタイミングを逃しています。
そこで、決断できない自分を脱却するために知っておくべき下記4つの先延ばしリスクについて解説します。
- チャレンジしない人生になってしまう
- 成功のタイミングを逃してしまう可能性がある
- 決断しなかったことをいつか後悔するかも
- 周囲の信頼を失う可能性がある
4-1.チャレンジしない人生になってしまう
決断を先延ばしにすることで、チャレンジしない人生になってしまうというリスクがあります。
決断できない人は、「海外支店への転勤」「長期研修の機会」「転職候補先からのオファー」など、チャレンジする機会が巡ってきたとしても、現状維持を選んでしまいがちです。
チャレンジすることが必ずしもいい結果を生むとは限りませんが、チャレンジすることでしか経験できないこと、勉強できないことがたくさんあります。
決断できる人は、チャレンジを繰り返すことで成長し、人生の次のステップに進み続けているのです。
一方で、決断できない人は、人生のあらゆる場面でチャレンジすることから逃げてしまい、現状から動けないことが多くなってしまいます。
4-2.成功のタイミングを逃してしまう可能性がある
決断を先延ばしにすることで、成功のタイミングを逃してしまう可能性があります。
日々の決断すらうまくできない人は、目の前に大きなチャンスが巡ってきたとしても何かと言い訳をして決断するのを避ける傾向にあります。
決断ができない人は、失敗するリスクを避けているようで、実は、大きなチャンスを取りこぼしてしまうというリスクを負っているのです。
4-3.決断しなかったことをいつか後悔するかも
決断を先延ばしにすることで、いつまでも後悔を引きずることになるかもしれません。
「やらなかった後悔よりやった後悔」とよく言われているように、挑戦して失敗したとしても意外と人は後悔を引きずらないものです。
一方で、「あの時チャレンジしていたらもしかしたら違う人生になっていたかもしれないのに」というやらなかった後悔に関しては、いつまでも引きずる傾向があります。
決断から逃げ続けていると、「どうして私は決断できなかったのか」といつか後悔の念に苛まされる日が来てしまうかもしれません。
4-4.周囲の信頼を失う可能性がある
決断を先延ばしにすることで、周囲の信頼を失う可能性があることを覚えておきましょう。
仕事上決断をしなければいけない時や、プライベートで大きな決断を迫られた時などに決断できないと、周囲から呆れられてしまうかもしれません。
「あの人は決められない人」とレッテルを貼られ、周囲から信頼を失ってしまうリスクがあるのです。
5.決断した後に後悔しないための3つの心の持ち方
多くの人は後悔するのが怖くて決断することをためらってしまいますが、「後悔」とは人の心の状態でしかないため、考え方や行動を変えることで後悔を避けることができます。
そこで、決断した後に後悔しないための下記3つの心の持ち方について紹介します。
- 決断を成功に導くために努力する
- 失敗しても未来につながる可能性もあると考えおく
- 失敗から学んだことを財産にする
5-1.決断を成功に導くために努力する
決断したことを後悔しないために、必死に努力を続ける気持ちを持ちましょう。
大きな決断をしたからといって全てが終了するわけではなく、そこからどう行動するかということがとても大切です。
例えば「転職という決断をしたのであれば、転職先で今以上の努力をして結果を出す」「告白という決断をして振られたのであれば、その経験を糧に自分を成長させようとする」といったように、自分の決断を正解に変える努力をし続けるのです。
決断した後に努力をしなければ結果として失敗する可能性も高くなり、後悔につながる可能性も高くなってしまいます。
そのため、決断の後に努力を続けて人生を良い方向に向かわせることで、後から「あの決断は間違えではなかった」と思えるようにすることが大切なのです。
5-2.失敗しても未来につながる可能性もあると考えておく
決断したことを後悔しないよう、失敗が未来につながる可能性もあると考えておきましょう。
どんなに慎重に決断をしたとしても、何かにチャレンジする際に100%成功する保証はなく、その時は、「失敗した」と感じることもあるでしょう。
しかし、失敗したとしてもその失敗がいつかの未来に役に立つことがあるかもしれないので、「やっぱり決断しなければよかった」と後悔する必要はないのです。
失敗を受け止めて改善する気持ちは大切ですが、「もう2度とチャレンジしたくない」と後悔するのではなく、広い視野を持って結果を受け止める心構えを持っておきましょう。
5-3.失敗から学んだことを財産にする
決断したことを後悔しないよう、失敗したとしてもそこから学ぶ姿勢を持っておくことが大切です。
大きな決断をして失敗すれば、落ち込むこともあるかもしれませんが、同じ失敗をしても後悔し続けている人と、失敗から学んで次に進める人がいます。
失敗から学んで次に進める人は、出来事をポジティブに捉える方法を知っています。
例えば、転職という決断をして失敗したとしても「自分に合わない会社が分かった」「次は別の業種にチャレンジしてみよう」と、失敗から学ぶことができるのです。
失敗したとしてもそこから学べばいいと考えておけば、決断を後悔することは避けられるでしょう。
6.決断できないあなたに贈る偉人の言葉まとめ
「決断できなくて苦しい!」という人に向けて、決断を後押しするような偉人の言葉を紹介していきます。多くの偉人は、決断の大切さを理解して言葉にしているので、ぜひ確認してみてくださいね。
人生は選択の連続である シェイクスピア(1564~1616) |
勇気と決断と行動力さえ持ち合わせておれば、あとのことは天に任せれば良い 司馬遼太郎(1923~1996) |
遅すぎる決断というのは 決断をしないに等しい 孫 正義(1957~) |
現状維持では 後退するばかりである ウォルト・ディズニー(1901~1966) |
そのことはできる、それをやる、と決断せよ。それからその方法を見つけるのだ エイブラハム・リンカーン(1809~1865) |
29秒。君が答えを出すために29秒かかった。私は一分を超えたら君を見込みのないただの人間として諦めるつもりだった。この種の決断というのは、一分以内に出せる人間でなければ、その後、何をやらせてもダメなものなんだよ アンドリュー・カーネギー(1835~1919) |
あなたの運命が形作られるのは、あなたが決断する瞬間なのです アンソニー・ロビンズ(1960~) |
時に、とても小さな決断が、あなたの人生を永遠に変えてしまうことがある カート・ラッセル(1951~) |
自分が成りたいものになるよう行動せよ ソクラテス(紀元前469頃~紀元前399) |
以上、決断に関する偉人の言葉を紹介しました。
あなたも偉人の言葉を胸に、「決断できない人」を少しずつでもいいので卒業していきましょう。
7.まとめ
本記事では、
- 決断できない人の特徴
- 決断できる自分になるための7つの方法
- どうしても自分の意思で決断できない時の2つの対処法
- 決断できない自分を脱却するために知っておくべき先延ばしリスク
- 決断した後に後悔しないための3つの心の持ち方
- 決断できないあなたに贈る偉人の言葉
を紹介しました。
決断できない人は、
- 完璧主義で失敗を恐れすぎてしまう
- 変化を必要以上に恐れてしまう
- 自分を信じられない、自己肯定感が低い
- 不安を強く感じる性格である
- 情報に振り回されている
- 他人の目を気にしすぎている
- 理想の自分の姿や目標を描けていない
といったような特徴を持っています。
また、決断できる自分になるための具体的方法は、下記の通りです。
- 失敗を恐れすぎても意味がないことを理解する
- 小さな決断からしていく
- 今できることから行動を始める
- 自分の理想の姿や目標を明確にする
- 自分の価値観を明確にする
- メリットとデメリットを書き出す
- 最悪を想定する
決断できないことでリスクを避けているつもりが、チャンスや成長を逃すといった大きなリスクにつながっている可能性もあります。
本記事を読んで、決断できない理由やリスクをよく理解し、「決断できる人」になるための行動に移してもらえたら幸いです。










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