ノマドワーカーとは?自由なライフスタイルのメリット・デメリット

ノマドワーカーとは、働く場所を決めずにさまざまな場所で仕事をする人のことです。「ノマド」という言葉は、羊やヤギなどを飼い餌場を求めて一年中移動しながら生活する「遊牧民」という意味を指します。

ノマドワーカーは自分の好きな場所や時間に仕事ができ、オフィスで働くよりもストレスが軽減されるという大きなメリットがあります。

さらにノマドワーカーのメリット・デメリットには以下のものがあります。

メリットデメリット
働く場所と時間を選ぶことができる孤独になりやすい
生産性が高まるインターネット環境が必須
決まりに縛られないセキュリティに気を付けなければならない
人間関係のストレスが少ない仕事場を探さないといけない
満員電車に乗らなくて良い社会的信用を得にくい

しかし、ノマドワーカーは誰もが簡単になれるというわけではありません。ノマドワーカーとして仕事を依頼され、収入に繋げなければならないからです。

そこでノマドワーカーとして本当に活躍できるのか判断する必要があります。この判断に失敗すると生活が苦しくなったりプライベートの時間が減ったりし、ノマドワーカーを楽しむ余裕がなくなってしまいます。

そこでこの記事では、以下の内容を解説します。

  • ノマドの定義
  • ノマドワーカーのメリット・デメリット
  • ノマドワーカーに向いている人・向いていない人
  • ノマドワーカーになるための6つのステップ

この記事を読めば、ノマドワーカーのメリット・デメリットが分かり自分がノマドワーカーになれるのか判断することができます。

ノマドワーカーが気になっている人は、ぜひ参考にしてください。

1.ノマドワーカーとは?

ノマド ワーカー と は

まずは、ノマドワーカーとはどのようなものなのか具体的にしていきましょう。

1-1.ノマドワーカーの定義

ノマドワーカーの「ノマド」という言葉は、英語の「nomad」とフランス語の「nomade」を語源とし「遊牧民」という意味です。遊牧民は、羊やヤギなどを飼い餌場を求めて一年中移動しながら生活する人のことを言います。

つまりノマドワーカーとは、特定の場所で働くのでなく、自由に移動しながら仕事をする人のことを指す言葉です。基本的には、会社に属さずフリーランスという形で個人で仕事を見つけ、行う人のことで、さらに自由に働く場所を選べるという人がノマドワーカーと言います。

ノマドワーカーの定義は曖昧で、広い意味から狭い意味まであり以下のような場合もノマドワーカーと呼ばれます。

  • オフィスもデスクも存在しているが縛られずに自由な場所​で仕事をする
  • オフィスがあっても自分のデスクを持たず自由な場所で仕事をする
  • オフィスもデスクも持たず会社員としての身分も持たない
  • 1人で転々と場所を変え仕事をする

このように働く場所を決めずにさまざまな場所で仕事をすることをノマドワーカーと言うのです。

会社員もノマドワーカーに当てはまるの?

会社員でもノマドワーカーと同じように会社に行くことなく、自由な場所で働いている人であればノマドワーカーと言われます。

しかし、会社員としてノマドワーカーのように働くことができるのは限られた職種になります。そのため、ほとんどのノマドワーカーはフリーランスが多いのが現状です。

1-2.ノマドワーカーの例

では、ノマドワーカーは実際にどのような働き方をしているのかみていきましょう。

以下は、あるノマドワーカーの1日です。

ノマドワーカーの1日のスケジュール例
8:00起床
8:30朝食・身だしなみを整える
9:00自宅で仕事
11:00近くのカフェに行き仕事
12:00そのまま昼食
13:00仕事の続きをする
16:00スポーツジムに行く
17:30帰宅
18:00残りの仕事をする
19:00終業

このように仕事をしつつ合間にカフェに行ったり、スポーツジムに行ったりと自分の好きなことをする時間をもつことができます。

しかし、ノマドワーカーの誰もが自由な時間をつくれるかというとそうではありません。仕事が計画的に進まず仕事に追われている状態であると、ずっと仕事をしていなければならないということもあります。

実はノマドワーカーには、向いている人と向いていない人がいます。ノマドワーカーに向いている人であれば、スムーズにノマドワークができノマドを楽しむことができるでしょう。

1-3.ノマドワークとリモートワークとの違い

会社に行かずに仕事をしている人の中に、リモートワークという働き方があります。リモートワークとは、会社のオフィス以外の場所で働くことを言います。

そのためノマドワークとリモートワークの違いは、雇用形態です。

  • ノマドワーク = 会社と雇用契約を結んでいない
  • リモートワーク = 会社と雇用契約を結んでいる

リモートワークとノマドワークとの大きな違いは、会社に属しているかどうかです。ノマドワーカーは会社には属さず、個人事業主という形で仕事を得ています。

しかし、会社以外の場所で仕事をするという点ではどちらも同じです。

1-4.ノマドワーカーとフリーランスとの違い

また、フリーランスという働き方もノマドワーカーと似ていてどう違うのか疑問に思う人もいますよね。

ノマドワーカーとフリーランスの違いは、以下の形態です。

  • ノマドワーク = ワークスタイル
  • フリーランス = 契約形態

フリーランスは仕事の契約形態の一つで、ノマドワーカーはワークスタイルを表しています。さらにフリーランスとは、会社などに所属せず自分で仕事を選び、契約を結ぶ働き方です。

そのため、フリーランスでノマドワーカーという人ももちろんいます。

2.ノマドワーカーって実際どうなの?

ノマド ワーカー と は

ここからは実際にノマドワーカーがどのような見られ方をしているのか、ノマドワーカーの働き方についてお話していきます。

2-1.社会からの評価は?

ノマドワーカーは徐々に増えてきていますが、会社員が多い日本ではまだまだ少数派です。

会社員の中には、自由に働けるノマドワーカーに憧れをもっている人も多いですが、実際はノマドワーカーとして成功する人が少ないため行動に移す人は限られています。

また、スタバなどでノートパソコンを広げて得意顔になっている人のことを意味する「ドヤラー」という言葉もあります。このような言葉は、ノマドワーカーに憧れる裏返しとして揶揄されて作られた言葉とも言えます。

このようにノマドワーカーが一つの職業として社会に定着するまでの道のりは長いかもしれません。

しかし、平成25年の日本経営協会による報告書では、フリーランスとして働くノマドワーカーとの連携・活用は今後増えると考えられているかという企業への質問に、「機会が増える」と答えた企業は56.3%もいます。このことから今後、ノマドワーカーとして働きやすくなることが期待できるでしょう。

2-2.家では仕事しないの?カフェで仕事する理由

もちろん家で仕事をするノマドワーカーもいます。

しかし、カフェでパソコンを広げているノマドワーカーをみかける人も多いのではないでしょうか。

空いていれば気にならないですが、混んでいると邪魔だと思われる人もいます。また、BGMや他の人の会話が気にならないのかなどカフェで仕事をすることが非効率なのではないかという声もあります。

そんな中ノマドワーカーがカフェで仕事をすることには「見物効果」という心理が大きく影響しています。

見物効果

人が仕事や作業としてなんらかの行動をしているとき、それを他人が見ていることによって、その行動の量や速度、質などが影響される事実をいう。

引用:コトバンク

人の目にさらされると仕事の効率がアップするという心理からカフェなど人がいる場所の方が仕事がはかどるという人もいるのです。

2-3.会社で働くよりも収入があがる?

ノマドワーカーの収入は、成果が出ればその分だけ収入が増えます。しかし、仕事を得られなければそれだけ収入も減ってしまうのです。

会社で働いていると毎月一定の給料+手当の収入が保障されています。その反面いくら頑張っても給料が大幅に変わることが少ない会社がほとんどです。

一方でノマドワーカーになると、自分が頑張った分だけ収入として入ってくるのでモチベーションのアップにつながるでしょう。では、実際にノマドワーカーとして働く場合どの程度の収入が期待できるのか気になりますよね。

以下の表は、ノマドワーカーができる仕事の種類とその参考価格になります。

仕事の種類参考価格
Web・ITコンサルティング6,000〜10,000円/1時間
Webシステム開発・プログラミング3,500〜7,000円/1時間
iPhone・iPad アプリ開発300,000〜2,000,000円/件
記事作成・ブログ記事0.5〜5.0円/文字
ロゴ作成20,000〜85,000円/点
動画作成・映像作成50,000〜500,000円/本
ホームページ作成50,000〜400,000円/1-10ページ
Webデザイン150,000〜200,000円/6ページ

参考:Lancers

このように高いスキルを必要とする仕事は単価も高く、大きな収入源となります。

ノマドワーカーになりたてで仕事も少ない場合には、会社で働いていたときの収入よりも減るのは覚悟しておいた方が良いでしょう。

3.ノマドワーカーの5つのメリット

ノマド ワーカー と は

ノマドワーカーには、メリットが5つあります。

  • 働く場所と時間を選ぶことができる
  • 生産性が高まる
  • 決まりに縛られない
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 満員電車に乗らなくても良い

それぞれどのようなメリットなのか詳しくみていきましょう。

3-1.働く場所と時間を選ぶことができる

ノマドワーカーの最大のメリットは、働く場所と時間を自分で選ぶことができる点です。そのため仕事の休憩の間に家事をしたり、買い物に行ったりとライフスタイルに合わせて仕事をすることができます。

さらに休日も自分で決めることができるので、家族や友達に合わせて休みをとることも可能です。

時間や場所に縛られることなく、自分のペースで仕事ができるので「仕事が辛い・・・」と思うことも少ないはずです。

3-2.生産性が高まる

ノマドワーカーは時間や場所に縛られないので、自分の集中できる場所や集中しやすい時間帯に仕事をすることができます。そのため、効率良く仕事ができ生産性も高まります。

会社のデスクにかじりついていた頃は新しいアイディアが浮かばなかったのに、ノマドワーカーになっていろいろな場所に行くことでどんどんアイデアが出てきて生産性が高まったということもあります。

場所を変えることで、違った視点を向けることができ、より良い仕事が実現できるのです。

3-3.決まりに縛られない

ノマドワーカーは会社の決まりに縛られることがありません。社会人として会社の決まりは守らなければならないと考えている人も多いですよね。

しかし、それ自体が実はストレスになっていて解放されたいと願う人は少なくないはずです。

例えば、以下のようなどこの会社でもあるような決まりもノマドワーカーには守る必要がなくなるのです。

  • 9時までに出社
  • スーツ着用
  • 基本的にオフィス勤務

このような決まりに縛られることなく自由に働くことができるのも魅力的です。

3-4.人間関係のストレスが少ない

ノマドワーカーは、会社で働く人と比べて人と話すことがかなり減ります。人と話すことが苦手な人や気を遣い過ぎる人にとっては、人の顔色を見ながら仕事をすることはかなりのストレスですよね。

ノマドワーカーは基本的に1人で仕事をするので、対人関係で悩むことも少なくなります。

とはいえ、仕事を請け負っているので全く人と関わらずに仕事をするということは無理です。重要なことは報告をしたり、相談をしたりとある程度の距離を保ちつつ良好な人間関係を築いていくようにしましょう。

3-5.満員電車に乗らなくて良い

会社に出社しなければ朝晩の満員電車に乗らなくても良くなります。毎日満員電車に揺られていれば、身体の疲れもとれませんよね。

また、会社までの道のりが長かったりと通勤に不満がある人も多いでしょう。ノマドワーカーは、通勤する必要もないのでそのようなストレスを感じずにすみます。

このようにさまざまなストレスから解放されるのがノマドワーカーのメリットです。しかし、メリットが魅力的だからと言って「ノマドワーカーになろう!」というのはまだ気が早いです。

ノマドワーカーには、デメリットもあります。こちらも必ず確認して本当に魅力に感じるのか判断するようにしましょう。

4.ノマドワーカーの5つのデメリット

それでは、ノマドワーカーの5つのデメリットをみていきましょう。

  • 孤独になりやすい
  • インターネット環境が必須
  • セキュリティに気をつけなければいけない
  • 仕事場を探さないといけない
  • 社会的信用を得にくい

以上の5つのデメリットを詳しく解説していきます。

4-1.孤独になりやすい

基本的に1人で仕事をこなすノマドワーカー。締め切りに追われてくると精神的にも焦り、相談できる人もおらず孤独に陥ってしまうこともあります。

家族や友達など周りにいつでも話ができる相手がいれば良いですが、1人暮らしの場合など話す相手がいないという人は孤独を感じやすくなるでしょう。

そこで、コワーキングスペースなどを上手く利用すると、同じノマドワーカーに出会えたり人脈も増えるのでおすすめです。

4-2.インターネット環境が必須

ノマドワーカーの仕事はパソコンで行うことが多いため、インターネット環境が必須です。

自宅の固定回線はマストですし、モバイルWi-Fiルーターやスマホを使いテザリングするなどインターネット環境を整えておく必要があります。

自宅と外で仕事をする場合のおすすめのインターネット環境はこちらです。

固定回線モバイルWi-Fiスマホのテザリング
自宅
自宅以外

固定回線は速度が速くスムーズにパソコンで作業ができるため、設置されている場所では固定回線を使うと良いでしょう。

カフェや図書館など固定回線がないところは、モバイルWi-Fiやスマホのテザリングで接続する方法しかありません。

無料の公衆無線LANがあるところもありますが、セキュリティの面で問題があり情報漏えいの可能性もあるので避けましょう。

無料の公衆無線LANは、誰もが自由に使えるため人のパソコンに侵入して情報を覗き見できるためです。

情報漏えいについては、次の項目で詳しくお話していきます。

4-3.セキュリティに気をつけなければならない

情報漏えいは、どの企業もとても気をつかっている部分なので、パソコンなどのセキュリティはしっかり行わなければなりません。

平成25年の日本経営協会による報告書でも企業がノマドワーカーと連携・活用しない理由として、「機密や内部情報が漏えいする(情報漏えいへの影響)」という理由が44.7%となっています。

情報が漏えいすると、企業側に大きな損害がでる恐れもあります。企業がノマドワーカーと連携しない理由として情報漏えいを懸念する企業が多いのも納得できますよね。

もしノマドワーカーとして働く場合は、以下のセキュリティ対策が必須となります。

  • 公衆無線LANを利用しない
  • パスワード管理ツールを利用する
  • 随時OSとアプリのアップデートをする
  • セキュリティソフトを導入する
  • 公式ストア以外のソフトウェアをダウンロードしない
  • 外出先でパソコンを置きっぱなしにしない

ノマドワーカーは、企業との信頼で成り立つ仕事でもあるため、セキュリティ管理はしっかりと行いましょう。

4-4.仕事場を探さないといけない

自由な場所で仕事をするノマドワーカーですが、仕事する場所は自分で探さなければなりません。

「今日はカフェで仕事をしよう!」と思って出かけたものの、臨時休業だったり、騒がしいお客さんがいて集中できない……なんてこともあります。

自分のお気に入りの場所を見つけることができれば良いですが、自宅の周りにはなかなか都合の良い場所がないという人もいるはずです。

ノマドワーカーになったらここで仕事をしよう!と早めに目星をつけておくと良いでしょう。

4-5.社会的信用を得にくい

会社に属していないノマドワーカーは、社会的信用を得にくいです。

  • 家を借りる
  • ローンを組む
  • クレジットカードを発行する

以上のような場合、本人の収入や会社の実績から判断されることが多いです。しかしノマドワーカーであると、収入も不安定で会社にも属していないという点から信用されず、審査に通らないことが多くなります。

ノマドワーカーでも個人事業主として申請し、確定申告を行っているとこれらの審査も通りやすくなるので、ノマドワーカーになる際には検討してみてください。

5.ノマドワーカーに向いている人・向いていない人

メリット・デメリットがあるノマドワーカーですが、実際にノマドワーカーになるのに向いている人と向いていない人がいます。

ご自身がどちらに当てはまるのか考えてみてください。

5-1.ノマドワーカーに向いている人

  • ノマドワーカーとしての仕事がある
  • 自己管理ができる
  • 自由に働きたい
  • 海外で暮らしたい
  • 高いスキルをもっている
  • 精神的に強い

ノマドワーカーとして仕事があり自己管理ができるという人は、ノマドワーカーに向いています。

ノマドワーカーの仕事は、パソコンで仕事の受注から納品までが行える職種が多いです。どの仕事にも納品日があり、それに向けて計画的に進めなければなりません。

自己管理ができていないと、納品日に間に合わなかったり仕事が雑になってしまったりと、仕事をもらっている人にも大きな迷惑をかけてしまいます。そうならないためにも仕事の納品までしっかり計画を立てて丁寧に進めていく必要があるのです。

また、以下のようなスキルをもっている人は、依頼の数も多く高単価なのでノマドワーカーとして生計を立てていきやすいです。

  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • エンジニア

これらの資格を持っている人は、ノマドワーカーに挑戦してみても良いでしょう。

5-2.ノマドワーカーに向いていない人

  • パソコンが苦手
  • 人に依存しやすい
  • マメに連絡がとれない
  • 自分を売り込むことが苦手
  • 人と違うことをすると不安になる

大前提としてパソコンが苦手な人は、ノマドワーカーには向いていません。ライター・デザイナー・エンジニアなど仕事内容にもよりますが、ある程度のスキルがないと仕事として成立しませんし、継続的に依頼もこないでしょう。

また、自分を売り込むことが苦手な人もノマドワーカーに向いていません。黙っていても仕事が舞い込んでくるわけではないので、自分の強みをアピールでき、仕事を獲れる人でなければ難しいのです。

それでもやっぱり今の仕事を辞めたいと思ってしまう方もいますよね。そのような方は、「【仕事辞めたい人の完全ガイド】対処法から退職すべき判断基準まで理由別に解説」を参考にしてみてください。仕事を辞めたい度をチェックすることができ、対処する方法や注意点など丁寧に解説しています。

6.ノマドワーカーになるための6つのステップ

ではノマドワーカーになるためにはどのようなステップを踏んでいけば良いのでしょうか。ノマドワーカーになるためには、6つのステップがあります。

ノマド ワーカー と は

それぞれ詳しくみていきましょう。

ステップ1.何の仕事をするか決める

まずは、何の仕事をするか決める必要があります。デザインでいくのか、エンジニアでいくのかによって勉強することが違ってきます。

もちろん元々パソコンを使った仕事をしていた・会社に属して働いていたとなれば強いですが、未経験者でも不可能ではありません。

ノマドワーカーとしてどのような仕事があるのかを理解し、ご自身の興味がある分野を絞っていきましょう。

ステップ2.必要なスキルを身につける

やりたい仕事が決まったら、必要なスキルを身に付けていきます。もともとスキルがあるという人は、次のステップに進みましょう。

スキルを習得する方法は、インプットをしてからアウトプットしていくと効果が高まります。

【インプットの例】

  • 教本を読む
  • スクールを活用する
  • 学習サイトを活用する

【アウトプットの例】

  • 既存のものを真似して実践する
  • オリジナルのものを作る

まずは、スキルをインプットしていきます。教本で学んだり、学習サイトを活用することで必要なスキルの知識を頭に入れます。そして、実際に実践していくのです。

例えばWebデザインであれば、既存のサイトのデザインを自分で真似して作ってみたり、実際にオリジナルのサイトを作ってみると良いでしょう。

頭に入った知識を活かしながら実際に作っていくことで、スキルが身についていきます。

ステップ3.必需品を準備する

スキルが身についたら実際に仕事ができるように必要なものを準備していきましょう。

【絶対に必要なもの】

  • ノートパソコン
  • 充電器
  • ネット環境(モバイルWi-Fi・スマホのテザリング)
  • パソコンバッグ

【あると便利なもの】

  • モバイルバッテリー
  • ワイヤレスイヤホン
  • パソコンスタンド
  • タブレット
  • USBメモリ
  • メモ帳&ペン

パソコンとインターネット環境を整えることは絶対条件です。また、外に出るときにパソコンを入れて持ち歩くバッグは必要となります。パソコンは精密機械なので、壊れないように丁寧に扱いたいですね。

また、あると便利なものは絶対に必要というわけではないので、ご自身の状況に合わせて準備してください。

ステップ4.仕事を見つける

準備が整ったら、実際に仕事を見つけるために動いていきましょう。

仕事をもらうルートが分からないという方は、クラウドソーシングがおすすめです。クラウドソーシングを簡単に説明すると、仕事が欲しい人と依頼したい人を繋ぐサービスのことです。

クラウドソーシングサイトには以下のようなものがあります。

どれに登録するか迷ったら、日本最大とされている「クラウドワークス」に登録してみると良いでしょう。依頼数も多く、初心者でも受注をうけやすい仕事があるので、仕事が見つけやすくおすすめです。

登録したら「仕事を探す」からカテゴリを選び、自分のやりたい仕事を探してください。やりたい仕事が見つかれば、必要事項を入力して応募します。

不明な点がある場合は、クライアントに質問することもできます。「思っていた仕事と違った・・・」と後悔しないように仕事の内容はよく確認してから応募しましょう。

ステップ5.仕事をする場所を見つける

仕事を見つけることと同時に仕事をする場所も見つけておくとスムーズに開始できます。

ノマドワーカーの主な仕事場として以下のようなものがあります。

場所メリットデメリット
図書館
  • 静か
  • 無料で利用できる
  • 飲食禁止のところが多い
  • 席の取り合いになることもある
コワーキングスペース
  • 人脈を増やせる
  • 環境が整っている
  • 利用料がかかる
  • 仕事関連の売り込み・勧誘にあう

カフェ(大手チェーン店)

  • コンセントが設置されているところもある
  • 長時間利用できる
  • 混雑することも多い
  • 会話や雑音などが気になる
カフェ(個人営業店)
  • 静か
  • 雰囲気が良い
  • 飲み物の値段が高い
  • 長時間居づらい
  • 常連客が多い
ファーストフード店
  • 長時間利用できる
  • 営業時間が長い
  • コンセントが設置されているところもある
  • 混雑することも多い
  • 会話や雑音などが気になる
ファミリーレストラン
  • 長時間利用できる
  • 営業時間が長い
  • 静かではない
  • ドリンクバーだけでの長いは嫌がられる
  • 混雑することも多い
公園
  • 解放感を得られる
  • 気候に左右される

それぞれの場所のメリット・デメリットを考慮してお気に入りの場所をいくつか見つけてみてください。

いろいろな場所で仕事ができるのもノマドワーカーの特権なので、思う存分楽しみましょう。

ステップ6.仕事を始める

全ての環境が整い依頼がきたら、さっそく仕事に取りかかります。

孤独になりがちなノマドワーカーですが、仕事に行き詰ったり疑問がでてきた場合には、クライアントの方に連絡を取りましょう。

報告・連絡・相談を密にとり、良好な関係が築けると次の仕事に繋がります。

7.まとめ

ノマドワーカーとは、特定の場所で働くのでなく、自由に移動しながら仕事をする人のことです。そしてノマドワーカーにはメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
働く場所と時間を選ぶことができる孤独になりやすい
生産性が高まるインターネット環境が必須
決まりに縛られないセキュリティに気を付けなければならない
人間関係のストレスが少ない仕事場を探さないといけない
満員電車に乗らなくて良い社会的信用を得にくい

また、ノマドワーカーに向いている人と向いていない人もいます。

向いている人

  • ノマドワーカーとしての仕事がある
  • 自己管理ができる
  • 自由に働きたい
  • 海外で暮らしたい
  • 高いスキルをもっている
  • 精神的に強い

向いていない人

  • パソコンが苦手
  • 人に依存しやすい
  • マメに連絡がとれない
  • 自分を売り込むことが苦手
  • 人と違うことをすると不安になる

これらを踏まえてノマドワーカーになろうと決めた人は、どんな職種で働いていきたいのかを考え、必要な知識やスキルを身に付けていきましょう。

ノマドワーカーにならなくても人生を楽しむ方法はあります。「人生を楽しむ方法|6つのコツと5つの考え方【おすすめの名言と書籍も紹介】」では、人生を楽しむコツや具体的な方法を紹介しているのでぜひ参考にしてください。

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