
「転職したいけど、年収が下がる可能性があって、どうするべきかわからない…」
と悩んでいませんか?
実は、年収が下がる転職の場合には、転職をすべき人・年収を下げてまで年収をすべきではない人がいます。
年収が下がっても転職すべき人
- 未経験業界・職種へ転職したいと考えている
- 方向性や理念に共感できる企業へ転職したいと考えている
- やりがいのある仕事をしたいと考えている
- 今後発展していきそうな業界へ転職を考えている
- プライベートを優先したいと感じている
年収を下げてまで転職すべきではない人
- 転職の目的が定まっていない
- 年収が下がることで生活が立ち行かなくなる可能性がある
ただし、実際に年収が下がっても転職すべき人であっても、年収が下がるリスクには備えておく必要があります。
そうすることで「やっぱり年収を下げて転職するんじゃなかった」といった後悔を防ぐことができるのです。
そこでこの記事では以下の内容を詳しく解説していきます。
- 年収が下がっても転職すべき人
- 年収を下げてまで転職すべきではない人
- 年収が下がる転職をする際に注意すべき2つのこと
- 年収が下がる転職をする際に押さえておきたい2つのこと
この記事を読むことで、ご自身が年収を下げてでも転職をするべきかどうか、判断ができます。
またそれだけでなく、年収が下がる転職を決断した場合の注意点や、押さえておくべきことがわかり、年収が下がる際のリスク管理についても知ることができます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
1.年収が下がっても転職すべき人

まずは年収が下がっても転職すべき人の特徴5つを解説します。
1-1.未経験業界・職種へ転職したいと考えている
未経験業界・未経験職種への転職は、企業からすると即戦力になりにくく、育成コストがかかるために年収が下がる可能性があります。
それでも挑戦をしたいと考えている場合は、転職をすべきでしょう。
その理由は、年収が下がっても早い段階で未経験業界や職種に転職をしといた方が、早めにキャリアを積み始められるからです。
また、中長期的にキャリアを考えると、その業界や職種で今後転職をする場合には、即戦力として転職しやすくなり、年収アップも見込めます。
例えば、メーカーの営業職から、システムエンジニアへの転職を希望している場合を考えてみましょう。
未経験職種への転職のため、年収は下がってしまいますが、その分、システムエンジニアとしてのスキルや経験を培うことができ、キャリアを積み上げていくことができ、年収を上げていくことが可能です。
また、システムエンジニアとして、将来的に同業他社への転職がしやすくなり、積み上げたキャリアを生かしてさらなるキャリアアップや年収アップを見込めます。
したがって、未経験業界・職種へ挑戦して、そのキャリアを積んでいきたいと考えている場合は、転職をすべきと言えるでしょう。
1-2.方向性や理念に共感できる企業へ転職したいと考えている
方向性や理念に共感できる企業へ転職したい場合、転職をすべきと言えます。
というのも、仕事に対するモチベーションを上げて働くことができ、ひいては成果を出して年収を上げられる可能性があるからです。
例えば、世の中に影響を与える事業を展開する」という理念で経営を行っている会社の場合、インパクトのある事業や仕事を作っていくことが想像できます。
「自分も世の中にインパクトを与えられるような仕事をしたい!」と考えている場合には、そういった会社に転職すればやりがいを持って働け、様々なスキルや経験を培っていくことができ、市場価値を高められるでしょう。
また経営者の考え方に共感でき、その人が経営している会社に転職したい、その経営者のもとで働く人にしかできない経験をしたい、と考えている場合も、転職する価値は十分にあるでしょう。
1-3.やりがいのある仕事をしたいと考えている
やりがいある仕事をしたいと考えている場合は、転職をすべきだと言えます。
なぜなら、仕事を楽しむことができるからです。
楽しんで仕事をできれば、無理をしなくてもスキルや経験を得ることができ、成果を出して年収アップもできる可能性があります。
例えば、これまでやりたい仕事をするよりも、堅実に、しっかり給与を確保することを大切にして働いてきた人が、いざ働き続けてみると、自分にとってやりがいのない仕事に疲れてしまい、自分の人生を見つめ直してみた結果、やりがいのある仕事をする方がお金を稼ぐことよりも大切だと気づいて、転職をするというケースはよくあります。
実際に、dodaが調査を行った「転職理由ランキング」では「ほかにやりたい仕事がある」と言う転職理由が1位になっており、転職をする際に「やりたい仕事に就きたい」と考える人が多いことがわかっています。
1-4.今後発展していきそうな業界へ転職を考えている
今後発展をしていきそうな業界へ転職を考えている場合は、転職をするべきでしょう。
そのような業界で初期からその業務に携わっていれば、たった数年でも貴重な経験者となることができます。
また、経験者として企業から評価をされるとスピード昇進できる可能性があります。
さらに他社に転職する場合には、貴重な経験者として高く評価されて、最終的には大幅な年収アップを見込める可能性があるのです。
例えば、IT分野の中でも今後さらなる成長が見込まれる「デジタルマーケティング」を行う企業へ転職をした場合です。
市場規模はさらに大きくなっていくと予想されているため、伸びていく過程を経験することで、新しい技術や知識、人脈や貴重な経験を培うことができ、身につくものが多くなります。
そのため、今のうちに転職すれば将来的には会社の中で重宝される人材になれる可能性があり、転職をする際にも貴重な人材として大幅な年収アップが望めます。
- デジタルマーケティングとは
- スマートフォンやPCなどのデバイスを通して、検索エンジンやWEBサイト・メールやアプリ、SNSなどの、様々なデジタルテクノロジーを活用したマーケティングのこと
1-5.プライベートを優先したいと考えている
プライベートを優先したいと考えている場合は、転職をするべきと言えます。
これまでプライベートよりも仕事の時間を多くとっていた人にとっては、転職によってプライベートを優先できる時間を持てることで、自分の大切な時間を確保できるのです。
例えば、趣味の時間や家族との時間など、今まで「もっと仕事に使う時間を短縮して趣味に使いたい!」「子どもと触れ合える時間をもっと作りたい!」など、ライフワークバランスを取れるように転職をすることによって、日々の生活の満足度が高くなる可能性があります。
2.年収を下げてまで転職すべきではない人

次に年収を下げてまで転職をすべきではない人について、解説していきます。
年収を下げて転職すべきでない人には、次の2つの特徴があります。
2-1.転職の目的が定まっていない
転職の目的が定まっていない人は、年収を下げてまで転職をすべきではないと言えるでしょう。
その理由は、自分にとって働く上で何が重要なのかわかっていないため、転職先とのミスマッチを感じる可能性が高いからです。
さらに年収が下がったことに不満を抱えやすいとも言えるでしょう。
最悪、仕事の習熟度が低いまま転職を繰り返す悪循環に陥る可能性もあるでしょう。
例えば「今の会社で働くのが嫌」「今の会社以外ならどこでもいい」など、今の会社から逃げたくて転職したいと考えている人は、企業を選ぶ軸が曖昧なのでミスマッチを起こしやすいです。
さらに年収が下がるとなると、生活のレベルを落としたり、我慢をしたりしなければならず、結局不満が発生してしまうのです。
2-2.年収が下がることで生活が立ち行かなくなる可能性がある
年収が下がることによって、生活が立ち行かなくなる可能性がある人は、年収を下げてまで転職をすべきではないでしょう。
例えば今まで通りに生活費を支払ったり、子育て費用やローンなどを支払うことを考えた場合に、生活レベルを保つのが難しい、生活レベルを下げたくないという場合は、年収を下げてまで転職をするべきではないと言えます。
3.年収が下げて転職した場合をシミュレーション

ここまで、年収を下げて転職をすべき人、すべきでない人について解説しましたが、ここで実際に年収を下げて転職した場合を想定したシミュレーションをご紹介します。
年収を下げて転職した場合、どのようになるのか長期的な視点でシミュレーションをする際の参考にしてみてください。
3-1.年収を下げて未経験職種へ転職をした場合・しなかった場合
まずは年収を下げて、未経験職種へ転職をした場合・しなかった場合をシミュレーションしてみます。
3-1-1.年収を下げて未経験職種へ転職をした場合
メーカーの営業職から、システムエンジニアへの転職を希望している、27歳のAさんを考えてみましょう。
未経験職種への転職のため、年収は下がってしまいますが、Aさんは早い段階でシステムエンジニアとしてのスキルや経験を習得でき、キャリアを積み上げていくことができたので、結果的に年収を上げていくことができました。
またシステムエンジニアとして、将来的に同業他社への転職がしやすくなり、積み上げたキャリアを生かしてさらなるキャリアアップや年収アップが可能になります。
3-1-2.未経験職種へ転職しなかった場合
上述の27歳のAさんが、もし年収を下げてでも未経験職種へ転職しなかった場合、年収は下がらないものの、挑戦してみたかった職種への転職が叶わず後悔が残ってしまいます。
もしAさんがその5年後に、「やっぱり、後悔が残っているので未経験職種へ転職をしよう!」と思っても、転職市場において、32歳になったAさんには、即戦力やマネジメント経験などが求められるようになり、未経験職種で採用はされにくくなってしまいます。
3-2.年収を下げて方向性や理念に共感できる企業へ転職した場合・しなかった場合
次に、年収を下げて方向性や理念に共感できる企業へ転職した場合・しなかった場合をシミュレーションしてみましょう。
3-2-1.年収を下げて方向性や理念に共感できる企業へ転職した場合
「世の中に影響を与える事業を展開する」という理念で経営を行っているY社は、インパクトのある事業を展開しています。
「自分も世の中にインパクトを与えられるような仕事をしたい!」と考えているBさんは、年収を下げてでも、方向性や理念に共感できるY社に転職をしました。
その結果、やりがいを持って働け、様々なスキルや経験を培い、市場価値を高めることができています。
3-2-2.方向性や理念に共感できる企業へ転職しなかった場合
上述のBさんがもし、年収を下げることを避け、方向性や理念に共感できる企業へ転職しなかった場合、今在籍している会社の理念に共感できず「もっと世の中にインパクトを与えられるような仕事がしたかった」と後悔をすることになります。
理念に共感できない現職で働いているため、仕事のモチベーションも高められず、スキルや経験を磨いていけないので、市場価値をなかなか高められません。
3-3.年収を下げてやりがいのある仕事へ転職した場合・しなかった場合
続いて、年収を下げてやりがいのある仕事へ転職した場合・しなかった場合をシミュレーションします。
3-3-1.年収を下げてやりがいのある仕事へ転職した場合
年収を下げてやりがいのある仕事へ転職したCさんは、毎日の仕事を楽しむことができ、無理をしなくてもモチベーション高く働けるため、スキルや経験を身につけていくことができます。
また身につけたスキルを使ってどんどん成果を出していけるので、結果的に年収をアップさせることに成功しました。
さらにその後、身につけたスキルや経験をもとに転職をしたところ、その高い市場価値を認められ、さらに大幅に年収をアップさせることができました。
3-3-2.やりがいのある仕事へ転職しなかった場合
上述のCさんが、やりがいのある仕事が何かをわかっていながらも、「年収が下がるから」と転職をしなかった場合、仕事に対するモチベーションは上がらず、目の前の仕事をただこなすだけになってしまいます。
そのため、自分のスキルや経験を高めていくことはできず、市場価値は平行線のままです。
3-4.年収を下げて今後発展していきそうな業界へ転職した場合・しなかった場合
続いて、年収を下げて今後発展していきそうな業界へ転職した場合・しなかった場合をシミュレーションしてみましょう。
3-4-1.年収を下げて今後発展していきそうな業界へ転職した場合
Dさんは、年収を下げて、IT分野の中でも今後さらなる成長が見込まれる「デジタルマーケティング」を行う企業へ転職をしました。
5年後には市場規模はさらに大きくなっていき、伸びていく過程を経験することで、新しい技術や知識、人脈や貴重な経験を培うことができ、市場価値としては非常に高い人材に成長していきました。
そして、さらに転職をする際には貴重な経験と圧倒的なスキルで、重宝される人材として、大幅に年収をアップさせて、転職に成功することができました。
3-4-2.今後発展していきそうな業界へ転職しなかった場合
Dさんが年収を下げてまで、今後発展していきそうな業界へ転職をしなかった場合、新しい技術に関する知識やスキル、伸びていく過程でしか体験できないこと、などを自分に身に付けることができないままになってしまいます。
貴重なスキル・知識・体験を逃したことで、Dさんが圧倒的に市場価値の高い人材になることは難しくなってしまいます。
3-5.年収を下げてプライベートが優先できる仕事へ転職した場合・しなかった場合
続いて、年収を下げてプライベートが優先できる仕事へ転職した場合・しなかった場合をシミュレーションしてみましょう。
3-5-1.年収を下げてプライベートが優先できる仕事へ転職した場合
Eさんは「もっと仕事の時間を短縮して趣味に使いたい!」「子どもと触れ合える時間を作りたい!」と感じ、年収を下げて転職をしました。
その結果、ライフワークバランスを取れるようになり、趣味に没頭できる時間が増え、子どもと触れ合える機会も多くなり、日々の生活の満足度が高まりました。
3-5-2.プライベートが優先できる仕事へ転職しなかった場合
Eさんが年収を下げてまで、プライベートが優先できる仕事へ転職しなかった場合、「趣味に使う時間が欲しいのに仕事のせいで、できない」、「子どもともっと遊んであげたいのに、仕事のせいでできない」と、仕事に対する不満が溜まり、嫌々、仕事に取り組むことになります。
ネガティブな感情を抱えたまま仕事をするので、よりストレスが溜まりやすくなってしまうでしょう。
3-6.年収を下げて転職の目的も定まっていないまま転職した場合・しなかった場合
続いて、年収を下げて転職の目的も定まっていないまま転職した場合・しなかった場合をシミュレーションしてみましょう。
3-6-1.年収を下げて転職の目的も定まっていないまま転職した場合
Fさんは「今の会社で働くのが嫌」「今の会社以外ならどこでもいい」など、今の会社から逃げたくて、転職したいと考えていますが、「転職によって何を叶えたいのか」が定まっていないので、企業を選ぶ軸が曖昧になり、とりあえず、年収は下がるけれど、残業が少ない会社に転職をしました。
しかし、会社の雰囲気が合わずミスマッチが発生してしまいました。
さらに年収が下がってしまっているので、生活のレベルを落としたり、我慢をしたりしなければならず、結局、また会社に対して不満が発生してしまいました。
3-6-2.転職の目的も定まっていないので年収を下げてまで転職しなかった場合
Fさんが転職の目的が定まらない中で、年収まで下げて転職をすることはリスクがあると理解し、転職をしなかった場合、現職に不満はあるものの年収は下がっていないので、生活レベルは維持できます。
また現職に留まっていれば「年収を下げてまで転職をするほどの転職の目的があるのか」「年収を下げずに転職をする方法はないのか」、などと自分の方向性を模索することもできます。
3-7.年収を下げると生活が立ち行かなくなるのに転職をした場合・しなかった場合
最後に、年収を下げると生活が立ち行かなくなるのに転職をした場合・しなかった場合のシミュレーションをしてみましょう。
3-7-1.年収を下げると生活が立ち行かなくなるのに転職をした場合
Gさんは年収を下げて転職をしてしまうと、生活費を支払ったり、子育て費用やローンの支払いが家計を圧迫し、生活が立ち行かなくなってしまいます。
それにも関わらず「今の仕事内容は自分に合わず、辛い思いをしているから」という理由で転職をしてしまいました。
しかし、お給料をもらってもほとんど家賃・光熱費・通信費・子育て費用・ローンの支払いなどで消えてしまい、毎月切り詰めて生活をするようになりました。
そして「すぐに前の会社を辞めたいからと言って、年収のことも考えず、転職してしまわなければよかった」と後悔してしまいます。
3-7-2.年収を下げると生活が立ち行かなくなるので転職をしなかった場合
Gさんが「仕事内容が合わず、現職に留まるのは嫌だけど、お金のためにいったん冷静になろう、すぐに転職するのはやめよう」と考えることができれば、感情に流されて転職をし、後から年収が下がったことを後悔することを避けられます。
そして、生活が苦しくなってしまうリスクを防ぐことができます。
4.年収が下がる転職をする際に注意すべき2つのこと

ここまでで年収を下げてでも転職をすべき人、年収を下げてまで転職すべきではない人の特徴を解説し、「転職するべきなのかどうか」が明確になりました。
そこで次に考えるべきなのは、実際に年収を下げてでも転職をすべき人が、失敗をしないようにするための注意点です。
年収を下げて転職すべきではあっても、年収が下がるということはリスクにつながります。
本章では、年収が下がる転職をする際に注意すべき、以下2つのことについて解説していきます。
4-1.年収を下げる許容範囲を決める
年収を下げる転職をする場合には、下げる許容範囲を決めておきましょう。
というのも、年収を下げることで、生活レベルを落とさなければいけない可能性があり、その状況は自分が思っているよりもストレスに感じるからです。
また、そのストレスが仕事へのパフォーマンスや心身の健康を損なう可能性もあるのです。
例えば、年収を下げることで、維持費のかかる車を手放したり、家賃の安い場所へ住む家を移したり、旅行の回数が減ったり…と今までのスタンダードを下げることになり、ストレスが溜まってしまうのです。
許容範囲を決め方は、現在の年収額と生活費などのバランスを見ながら、どこまでが許容範囲なのかを考えてみましょう。
一般的に許容範囲は10%程度と言われていますが、年収額によって、その10%の重みは変わってきますし、人によってもその重みは変わってきます。
家計とのバランスを見て、どの程度なら年収を下げても生活をしていけるのか、許容範囲を見めるようにしましょう。
4-2.入社後、将来的に年収は上がるのかどうか確認する
年収を下げる転職をする場合には、入社後、将来的に年収は上がるのかどうかを確認しておきましょう。
なぜなら、昇給率や昇給のペースは企業ごとに異なるからです。
例えば、何年も基本給を変えず、年齢に応じたタイミングで大きく昇給させるという昇給ペースもあれば、半期ごとに人事評価を行なって、給与額に反映させるという企業もあります。
入社後の実績次第では年収を上げてもらえるのであれば、一時的に年収が下がったとしても、長い目で見れば年収が上向きになり、年収が下がることがそこまでネックにならないと言えます。
転職によって年収が下がるのは一時的なものなのか、しばらく続きそうなのかは確認するようにしましょう。
5.年収が下がる転職をする際に押さえておきたい2つのこと
年収が下がる転職をする場合、収入が下がることによって家計に打撃を与えたり、家族に迷惑をかけたりする可能性があります。
そこで年収を下げてまで転職をする際には、その前に押さえておきたいことが以下2つあります。
5-1.支出の見直しを行う
まずは年収が下がることによって、家計に打撃を与えることを防ぐために、支出の見直しをしておきましょう。
そうすることで、年収が下がった転職をしたとしても、家計が苦しい状況は避けられます。
具体的には、以下の見直しポイントを参考にして、支出を見直してみましょう。
支出の見直しポイント
- 家賃の安いところに引っ越す、もしくは大家さんに値下げ交渉をする
- 外食を減らしたり、お昼ご飯にお弁当を持参したりして、食費を節約する
- スマホを大手キャリアからSIMフリーの通信事業者に変更して節約する
- 加入保険を見直したり、解約したりする
5-2.家族の了承をとる
転職によって年収が下がる前に、家族の了承を取るようにしましょう。
年収が下がることによって家族にも迷惑をかける可能性があります。
また、家計に使えるお金が減るという不安を感じて、家族から反対されることもあり得るのです。
家族の了承を取るためには、少なくとも次の3点についてしっかりと伝えるようにしましょう。
家族の了承を取る際のポイント
- 家計の対策をどうするのかについて、具体的な案を提案する
- 今後のキャリアプランを伝える
- 仕事への思いを伝える
6.その転職が本当に適切かプロに相談するのもあり

ここまで、ここまでで年収を下げてでも転職をすべき人、年収を下げてまで転職すべきではない人の特徴を解説し、年収を下げる転職をする際の注意点や押さえておくべきことをご紹介しました。
しかし、やはり年収が下がるという点が引っ掛かり「自分はそこまでして転職をしていいのかな…」と不安になっている人もいるかもしれません。
そのような場合は、転職のプロである「転職エージェント」に一度相談をすることをおすすめします。
転職エージェントでは、過去の多くの転職事例から、転職をするべきかどうか、冷静に判断してもらえるからです。
自分だけではどうしても主観的になりがちですが、転職のプロにカウンセリングしてもらい、客観的な視点を入れることで、感情に流されない判断ができます。
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7.まとめ
この記事では、転職で年収を下げてでも転職をするべき人、年収を下げてまで転職するべきではない人の特徴、年収が下がる転職をする際の注意点や、押さえておくべきことなどを解説しました。
ここで改めてこの記事のおさらいをしてみましょう。
年収が下がっても転職すべき人
- 未経験業界・職種へ転職したいと考えている
- 方向性や理念に共感できる企業へ転職したいと考えている
- やりがいのある仕事をしたいと考えている
- 今後発展していきそうな業界へ転職を考えている
- プライベートを優先したいと感じている
年収を下げてまで転職すべきではない人
- 転職の目的が定まっていない
- 年収が下がることで生活が立ち行かなくなる可能性がある
◆年収が下がる転職をする際に注意すべき2つのこと
- 年収を下げる許容範囲を決める
- 入社後、将来的に年収は上がるのかどうか確認する
◆年収が下がる転職をする際に押さえておきたい2つのこと
- 支出の見直しを行う
- 家族の了承をとる
◆その転職が本当に適切かプロに相談するのもあり
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