
ブラック企業とは、社員の働きやすさを一切考えず、酷使し、使い捨てのように扱う会社のことです。
具体的にブラック企業の特徴は、以下10個あります。
- 残業時間が長く、月100時間を超える残業が発生する
- 年間休日が80日以内になっている
- 有給が取れない
- 給料が最低賃金よりも低い
- 残業代が出ない
- 従業員の入れ替わりが激しい
- 「やる気」「気合い」「情熱」などの精神論を語られることが多い
- パワハラやモラハラが多い
- 達成困難なノルマを課される
- 給与が高すぎる
上記の特徴を見てみると、ブラック企業には絶対に入社したくないような特徴ばかりが挙げられています。
転職を考えている人にとっては、上記のような働くのがつらくなってしまう会社は、転職活動の段階で見抜いておきたいですよね。
ただし転職で企業探しをする際に、ブラック企業の特徴だけを知っていても見抜くことは簡単ではありません。見極める方法を知ることで、ブラック企業を避けることができるのです。
そこでこの記事では以下の内容を紹介します。
- ブラック企業の10個の特徴
- ブラック企業かどうかを見極める4つの方法
- 企業探しには「ブラック企業一覧検索」でブラック企業かどうかを判断しよう
- もしもブラック企業に入ってしまった場合の2つの対処法
この記事を読むことで、ブラック企業の特徴や見極める方法だけでなく、志望企業がブラック企業かどうかを判断する簡単な方法を知ることができます。ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.ブラック企業の10個の特徴
冒頭でもお伝えした通り、ブラック企業には以下10個の特徴があります。
- 残業時間が長く、月100時間を超える残業が発生する
- 年間休日が80日以内になっている
- 有給が取れない
- 給料が最低賃金よりも低い
- 残業代が出ない
- 従業員の入れ替わりが激しい
- 「やる気」「気合い」「情熱」などの精神論を語られることが多い
- パワハラやモラハラが多い
- 達成困難なノルマを課される
- 給与が高すぎる
それでは、詳しく見ていきましょう。
1-1.残業時間が長く、月100時間以上の残業が発生する
ブラック企業の特徴1つ目は、月に100時間を超えるような残業がある点です。
月に100時間を超える残業をするとなると、1日あたり5時間残業をしていることになります。
1日5時間の残業×20日(1ヶ月の営業日) = 100時間(月の残業時間)
また、月に100時間の残業をしている人の生活をシミュレーションすると、以下のようになります。
▼月100時間残業がある営業職の生活
6:00 起床
8:00 出勤
9:00 始業
10:00 メールチェック
11:00 外回り
12:00 昼食
12:30 外回り
18:00 社内会議
19:00 事務処理
23:00 退社
24:00 帰宅・お風呂・夕食
25:00 就寝
こうして月100時間残業がある人の1日のスケジュールを見てみると、平日に休憩する時間を取ることはほとんど叶わず、1日仕事漬けになってしまっていることがわかりますね。
労働基準法の「時間外労働の上限規制」においては、残業は以下のように決まっており、上記のような月に100時間以上の残業がある場合、どのような事情があっても違法になります。
◆原則
- 月45時間
- 年360時間
◆臨時的な特別な事情があり、労働基準法第36条(サブロク協定)に基づく労使協定を締結している場合
- 残業+休日労働で月100時間未満
- 2〜6ヶ月で月平均80時間以内
出典:時間外労働の上限規制
「月100時間未満」や「2〜6ヶ月で月平均80時間以内」と法律上で決まっているのは、社員の健康をおびやかす可能性があり、最悪の場合は、死亡リスクまであるためです。
厚生労働省「脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準について」では、月100時間以上、2〜6ヶ月で月平均80時間以上の残業をした場合、脳や心臓疾患の発症の可能性が高くなると見ていることから、法律上で残業時間の規制を行なっています。
したがって、社員の健康をおびやかすような長時間残業が発生している会社は、ブラック企業なのです。
1-2.年間休日が80日以内になっている
ブラック企業の特徴2つ目は「年間休日が80日以内」が挙げられます。
もし年間80日の休日しかない場合を考えてみると、年末年始の休みや夏季休暇は一切なく、月に6日、週に1日〜1.5日のみが休日になります。
そうすると仕事ばかりの毎日になり、休みの日はその分疲れて寝るだけで、時間を取られてしまいます。友人たちと遊んだり、家族との時間を楽しんだりする余裕は全くなくなり、リフレッシュは一切できません。そして結果的に、ストレスの限界を迎えてしまうのです。
毎日夜遅くまで仕事をし、休みの日は疲れて眠るだけという生活を想像すると、溜まったストレスを発散できず、苦しい思いをすることが想像できますよね。
このように社員の精神衛生を正常に保てないほどに、休日を少なくしてしまう会社はブラック企業と言えます。
1-3.有給が取れない
ブラック企業の特徴3つ目は、有給休暇が取れないという点です。
たとえば、以下のような事情で有給を取りたい場合でも、ブラック企業の場合は有給取得ができないケースがあります。
- 「来月の◯日に妹の結婚式があるので、有給を取得させていただけませんか」
- 「子供が熱を出してしまったので、今から午後休をいただけませんか」
ブラック企業では、社員を酷使して利益を上げているため「社員に有給休暇は必要ない」と考えているのです。
プライベートとは言えど、人生の大切なイベントや育児などに対して、一切理解のない環境で働くとなると、長く働き続けることは難しく感じてしまいますよね。
1-4.給料が最低賃金よりも低い
ブラック企業の特徴4つ目は、給料が最低賃金よりも低いという点です。
「安い給料で働かせる」ことで、社員を都合の良いコマのように扱っているのです。
たとえば、東京の最低賃金時間額は「1,013円」です。給料を時給に換算した場合に、ブラック企業ではこの金額よりも低い給料で支給されることになります
以下でシミュレーションをしてみましょう。
▼最低賃金を下回り、時給にして900円で給料が支払われている場合
- 1日8時間労働として、日給は7200円
- 月の出勤日数が20日間とすると、月給は14万4000円
- 残業代は出ない(1-5で後述するが、ブラック企業では残業代が出ないケースが多い)
こうして考えてみると、最低賃金よりも低い給料でブラック企業でのハードワークをこなさなければならないのは、金銭的には精神的にも体力的にも辛いですよね。
このように、ブラック企業では安い給料で社員を働かせているのです。
1-5.残業代が出ない
ブラック企業の特徴5つ目は、残業代が出ないという点です。
たとえば上司がタイムカードを勝手に押して定時退社させたことにし、残業時間をごまかしたり、仕事を持ち帰らせて家で残業をさせたりするなどして、残業代を支払わなくてもいいように工作する悪質な会社があるのです。
サービス残業ばかりでその労働対価はもらえず、ただ大切な時間だけが奪われていくような会社は、ブラック企業にほかなりません。
実際に残業代を出さないことは、労働基準法に違反しています。「労働基準法第37条」によって、「残業や休日労働が発生した場合、その残業時間・休日労働時間については、給与の時給の1.25倍以上、1.5倍以下の割増賃金を支払わなければならない」と定められています。
1-6.社員の入れ替わりが激しい
ブラック企業の特徴6つ目は、社員の入れ替わりが激しい点です。
ブラック企業では、サービス残業ばかりで、給料が安い、休日が少ないなど、働く環境が劣悪なので、社員はすぐに辞めてしまいます。
そうして社員が辞めると人員が不足してしまうので、すぐにその穴を埋める存在が必要です。そのために、会社は応募者をすぐに入社させて、人員が不足している穴を埋めようとします。
採用基準は「ストレスに耐えられるかどうか」で、学歴、経歴、資格は関係ありません。入社するのは簡単ですが、入ると地獄です。
そして辛くなって辞めてしまい、また新しい人員を確保する、という負のループが発生してしまうのです。
このように社員の入れ替わりが常にあるような、悪循環を繰り返している会社はブラック企業です。
1-7.「やる気」「気合い」「情熱」などの精神論を語られることが多い
ブラック企業の特徴7つ目は、「やる気」「気合い」「情熱」などの精神論を語られること多い、という点です。
たとえば、次の言葉かけのように、具体的なアドバイスや指摘ではなく、精神論を語ることが多いです。
- 「君の成績が良くないのは、気合が足りないからだ!もっとやる気を出して!」
- 「残業はやる気があるなら当たり前にするべきだ」
会社側には「業務量や労働環境を改善しよう」という考えは一切なく、社員に対して精神論を唱えることで脅して仕事をさせているのです。
社員を追い詰めて仕事をさせる悪質なやり方であり、ブラック企業のやり口の一つです。
1-8.セクハラやパワハラが多い
ブラック企業の特徴8つ目は、セクハラやパワハラが多いという点です。
ブラック企業では会社全体として、コンプライアンスの意識が低いためにセクハラやパワハラが発生してしまうのです。
たとえば以下のようなことを、上司や同僚から言われることがあります。
◆セクハラの場合
- 「彼氏(彼女)いるの?」と聞かれる
- 「結婚してるの?」と聞かれる
- 髪の毛や肩を触ってくる
◆パワハラの場合
- 特定の人をターゲットにわざと仕事を増やしたり減らしたりする
- 飲み会への参加を強制する
- 「使えないやつだな」と罵しられる
1-9.達成が困難なノルマを課される
ブラック企業の特徴9つ目は、達成ハードルが高すぎるノルマを課されるという点です。
ブラック企業の経営者の中には「自分ができることは社員もできる」という発想で、自分のこなせるノルマを社員に課す人も少なくありません。
また、ノルマに対して全く結果を出せていない人を解雇したり、退職強要したりするために、達成困難なノルマを社員にわざと課しているという会社もあります。
このようなノルマの厳しい会社は、ノルマを達成するために毎日遅くまで残業したり、上司から罵られたり、長時間の説教を受けるなどして、社員に対してメンタルダメージを与えます。
その結果社員は精神を病んで、最悪の場合は自ら命を絶ってしまうということが発生してしまうのです。
1-10.給与が高すぎる
ブラック企業の特徴10個目は、給与が高すぎるという点です。
ブラック企業では、安すぎる給与の会社がある一方で、求人票や会社のHPで、同業他社の相場よりも高い給与を記載しているところもあります。
実際は、給与にみなし残業代が含まれており、実際にはみなし残業代分よりも多い残業をしても、その分の残業代は支払われません。
ブラック企業は、求人票などで給与条件を良く見せて、応募者を増やしたいという考えがあるために、高い給与を記載しているのです。
たとえば同業他社A社・C社・D社の給与が18万円(残業代別途支給)となっている中、B社は給与が30万円と設定されていたとします。これは一見、明らかにB社の給料が良いように見えます。
しかし、実際のB社の給与内訳は、基本給は25万円、残りがみなし残業代5万円、それ以上の残業代は一切出ません。
このように、求人票などで同業他社と比べて明らかに給与が良すぎる場合は、ブラック企業であると言えます。
2.ブラック企業かどうかを見極める4つの方法
ブラック企業の特徴を10個お伝えしましたが、実際に企業探しをする段階で、それぞれの会社に「ブラック企業の特徴があるのかどうか」をどうやって知ればいいのか、疑問に思いますよね。
そこで本章では、ブラック企業の特徴を知った上で、ブラック企業かどうかを見極めるための方法を4つご紹介します。
- 求人票で見極める
- 説明会で見極める
- 面接で見極める
- 口コミをチェックして見極める
それでは詳しく見ていきましょう。
2-1.求人票で見極める
求人票を見ることで、その企業がブラック企業かどうかがわかります。
求人票には、細かい部分までよく見てみると、一般的な会社と比べて「不自然な箇所」があります。見極める方法さえ知っていれば、その不自然な箇所を見抜くことができ、ブラック企業かどうかを判断しやすくなります。
求人票で次の3つに当てはまる場合には、ブラック企業の可能性が高いです。
- 相場よりも給与が高すぎる
- 募集期間が長い
- 学歴不問・未経験歓迎・年齢不問など応募条件のハードルが低い
それぞれ詳しくみていきましょう。
2-1-1.相場よりも給与が高すぎる
給与を確認して、相場よりも給与が高すぎる場合は、ブラック企業の可能性が高いです。
求人票を見る限りでは好条件のように見えますが、実際にはみなし残業代が含まれて高給になっていることが多いからです。
そのような場合、実際にはみなし残業代よりも多く残業をしているのに、一切残業代が支払われないということが発生する可能性があります。
応募前に給与が同業他社の相場より高いのかどうかを確認し、不自然に高い場合は応募を避けるというのもひとつの選択肢として考えておきましょう。
2-1-2.募集期間が長い
募集期間が長く、常に求人を出している企業は要注意です。
というのも、人材の入れ替わりが激しく、社員が定着しないために、常に募集をしていることが多いからです。すぐに人が辞めてしまうような労働環境だということがわかります。
2-1-3.学歴不問・未経験歓迎・年齢不問など応募条件のハードルが低い
応募条件のハードルが低すぎる場合は、ブラック企業の可能性が高いと言えます。
なぜなら、人がすぐに辞めてしまう劣悪な労働環境だと考えられるからです。
「誰でも入社できる」ほどに採用ハードルを下げることで応募者を増やし、「誰でもいいから入社して人員不足を補ってもらおう」と考えています。
このような会社は、違法レベルで残業をさせたり、パワハラが横行していたりして、社員を大切にしません。その結果、社員が辞めてしまい、応募条件のハードルを下げてまた採用活動を行う、といった悪循環が発生してしまうのです。
2-2.説明会で見極める
説明会に参加することで、ブラック企業かどうかを見極めることができます。
実際にその企業の社員が話す内容や、説明会場の様子で、ブラック企業かどうかを判断できるのです。
説明会で次の3つに当てはまる場合は、ブラック企業であると判断できます。
- 精神論で企業についての説明を曖昧にしていない
- 現場の社員が参加していない
- 豪華すぎる会場で開催されているか
それでは詳しく見ていきましょう。
2-2-1.精神論で企業についての説明を曖昧にしている
説明会で業務内容や会社の雰囲気などを精神論でごまかして説明していないか確認しましょう。
もし精神論が頻繁に語られている場合、実は過酷な労働環境であり、ハードワークであることを求職者に知られて、応募を辞めてもらいたくないため、精神論で曖昧にしている可能性があります。
以下の内容について、具体的な内容を説明しないで「やる気」「気合」「根性」「情熱」などと精神論ばかりを語る場合は、ブラック企業であることが多いので気をつけましょう。
- 月の残業時間
- 平均勤続年数
- 入社後の業務内容
2-2-2.現場の社員が参加していない
説明会に現場の社員が参加しているかどうかを確認しましょう。
現場の社員が参加していない場合は、ブラック企業の可能性があります。というのも、現場の社員を説明会に参加させないことで、人材層が薄いことが露呈してしまうのを避けているのです。
現場の社員がおらず、人事担当者と役員しか説明会に参加していない場合は、ブラック企業の可能性があると考えましょう。
2-2-3.豪華すぎる会場で開催されている
説明会が豪華すぎる会場で開催されていないかどうか、確認しましょう。
豪華な会場で説明会が催されている場合は、ブラック企業の可能性があります。なんとしてでも人材確保をしたいと考えているため、高級ホテルなどの豪華な会場で説明会を行って、求職者に良い印象を与えようとしているからです。
また自社で説明会を開催し、悪い労働環境が求職者にバレてしまうことを避けるため、という目的もあります。
説明会に参加した企業が、大手企業でもなく、企業規模から考えても不自然に大きい会場や豪華な会場の場合は、ブラック企業の可能性を考えましょう。
2-3.面接で見極める
面接を受けた際にも、ブラック企業かどうかを見極めることができます。
対面で話してみると、より不自然な点を見抜きやすいからです。面接のやりとりで次の3つが当てはまる場合には、ブラック企業の可能性があります。
- ほとんど雑談だけで面接が終わった
- 1回の短い面接で即内定になった
- 労働条件について質問をすると曖昧な回答しか返ってこない
それでは詳しく見ていきましょう。
2-3-1.ほとんど雑談だけで面接が終わった
面接で聞かれたことを覚えておき、雑談だけで終わっていないかどうかを思い返してみましょう。
面接で、「過去の経歴」や「自己PR」、「今後頑張りたいこと」など面接で聞かれるような質問がなく、ほとんど雑談だけで面接が終わってしまう場合は、ブラック企業の可能性があります。
ブラック企業では、社員の入れ替わりが激しく、常に人員不足に陥っているため、応募者に能力や人柄を求めていません。
「人員不足を補えればいい」という考えで採用活動を行っているので、評価をしようとしておらず、面接もいい加減な内容になってしまうのです。
たとえば、次のような選考とは関係のない質問ばかりをされる場合は、ブラック企業の可能性を疑うようにしましょう。
- 「趣味は何ですか?」と質問される
- 「休日は何をして過ごしていますか?」と質問される
- 志望動機や入社後にやりたいことなどを一切聞かれなかった
2-3-2.1回の短い面接で即内定にな
1回だけの、しかも短時間の面接で即内定が出た場合には、内定を喜ぶ気持ちを押さえて、ブラック企業かもしれないと疑う必要があります。
ブラック企業では、先にも述べた通り、常に人員不足に陥っているため、応募者に能力や人柄を求めておらず、すぐに内定を出して、人員確保をしようとしているのです。
通常、採用においては「即戦力となるのかどうか?」「将来、会社に大きな貢献をし得る人材なのかどうか?」「弊社になじめる人柄かどうか?」など、多角的に応募者を判断して、選考を行います。
しかしブラック企業では、能力や人柄よりも、「人員確保」が重要で、「誰でもいいから頭数を揃えよう」という考え方で選考を行っているので、応募者は面接さえすれば即内定となるのです。
2-3-3.労働条件について質問をすると曖昧な回答しか返ってこない
待遇や労働時間などについて質問をして、曖昧な回答しか返ってこない場合は、ブラック企業の可能性があります。
なぜなら会社の労働条件を伝えると、労働環境が悪いと求職者にバレてしまうからです。
たとえば、次のような回答しか返ってこない場合は注意が必要です。
応募者「月の平均残業時間はどのくらいでしょうか?」
人事担当者「人によってバラバラだから、平均時間は当てにならないよ」
応募者「年間休日はどのくらいありますか?」
人事担当者:「カレンダーの休日よりはちょっと少ないかもしれないね」
さらに、精神論などで曖昧にごまかしてくる場合は、明らかにブラック企業なので、選考を辞退するのが良いでしょう。たとえば、以下のような回答です。
応募者「月の平均残業時間はどのくらいでしょうか?」
人事担当者「うちは残業は多い方だけど、社員みんな仕事に対する情熱があって、モチベーション高く仕事をしているから、残業時間はあまり気にしていないんだ。」
2-4.口コミをチェックして見極める
口コミをチェックして、ブラック企業かどうかを見極めることもできます。
その会社に勤めている人や元社員の人のリアルな評判を読むことができ、会社の実情を把握できるのです。
おすすめの企業口コミサイトは、以下の2つです。
この2つのサイトは、以下の項目ごとに口コミをみることができます。
- 労働環境
- 年収
- 福利厚生
- 残業時間
- 評価制度
- 社風
- 女性の働きやすさ
この中でも特に「労働環境」「年収」「残業時間」「社風」をチェックするようにしましょう。
以下の例のように、ネガティブな話題が多い場合は、ブラック企業である可能性を疑いましょう。
- 労働環境について
「パワハラが横行し、ノルマ達成できないと毎月末に上司に1時間説教される」
- 残業時間について
「毎日深夜まで残業して、月の残業時間が100時間なんて当たり前」
- 年収について
「ハードワークなのに給与が低い」
- 社風について
「情熱で仕事をやりきれ、とか、やる気を持って気合で売り上げてこい」など精神論ばかり語られる
ただし、投稿のほとんどは匿名になっています。全ての口コミを信じるのではなく、参考程度に見るようにしましょう。
3.企業探しには「ブラック企業検索」でブラック企業かどうか判断しよう

企業探しをする際に、毎回ブラック企業かどうかを1社ずつ見極めるのは大変ですよね。
そこで、企業探しをする際には、一般社団法人の安全衛生優良企業マーク推進機構(厚生労働省委託事業者)が提供している「ブラック企業検索」を利用することをおすすめします。
「ブラック企業検索」では、企業名を実際に検索して、気になる企業がブラック企業かどうかを検索することができます。
このサイトでのブラック企業とは、過去に法令や規則などを遵守していない違法労働を、社員に強要したことのある会社のことです。そのような会社は、ブラック企業の体質が今でも残っている可能性があり、「1.ブラック企業の10個の特徴」でお伝えしたようなことが実際に現場で起こっているかもしれません。
「過去に法令や規則を遵守していなかった=今もブラック企業である」とは言い切れませんが「ブラック企業の可能性がある」と認識しておきましょう。
「ブラック企業検索」の使い方
【ステップ①】「企業名」を入力
【ステップ②】「ブラック企業」にのみチェック
【ステップ③】「検索」をクリック
【ステップ④】検索結果を見る
それぞれのステップを画像入りで詳しく解説します。
3-1.【ステップ①】「企業名」を入力

まずは「ブラック企業検索」へアクセスしてください。
そして以下の画面で「企業名」を入力しましょう。
3-2.【ステップ②】「ブラック企業」にのみチェック

下へスクロールしていくと、上記の画面になるので、「ブラック企業」にだけチェックをつけましょう。
3-3.【ステップ③】「検索」をクリック

さらに下へスクロールして「検索」をクリックしてください。
ちなみに「業種」や「従業員数」「インターンシップ」「月平均残業時間」「有給取得率」については、絞り込む必要はありません。というのも、ブラック企業マーク認定を取得している会社は、基本的に社員が働きにくく、社員を大切にしない企業であると判断できるためです。
「従業員数が◯人以上の会社でブラック企業だと、どこがある?」「月平均時間が◯時間の会社でブラック企業だとどこがある?」といった、個別の条件でブラック企業を探したい場合に活用しましょう。
3-4.【ステップ④】検索結果を見る
「ブラック企業の累積違反総数」が表示されます。
もし過去に一度も法令や規則などを破っていたりしなければ、以下のように表示されます。

法令や規則などを破ってしまった履歴がある場合は、以下のように表示されます。

この記事で紹介している「ブラック企業検索」のサイトでは「ホワイト企業」についても検索が可能です。その検索方法は以下の記事で詳しく解説しています。
以下の記事ではさらに、ホワイト企業の特徴や見分け方についてもお伝えしているので、ブラック企業の特徴と合わせて知っておくと、あなたに最適な企業探しができるようになります!
「ホワイト 企業 特徴」
4.もしもブラック企業に入ってしまった場合の対処法2つ
ここまでブラック企業の特徴やその見極め方についてお伝えしましたが、もしもブラック企業に入ってしまった場合には、対処法が2つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1.内部告発をする
かなりハードルが高い方法ではありますが、会社が労働基準法を違反している場合は「労働基準監督署」に内部告発をするという手段を取るのも一つの手です。
もし会社が違法な行為を行っていると判断できた場合には、労働基準監督署が立ち入り調査や指導、是正勧告を行い、違法な労働条件や言動、待遇などを正してくれる可能性があります。
自分だけでなく、他の社員にとってもメリットがある行為です。
しかし、内部告発した社員が誰なのか会社側が特定し、報復行為をするブラック企業も中にはあるため、内部告発にはリスクが伴います。もし内部告発を行う場合は、慎重に進めるようにしましょう。
4-2.退職をする
今働いている会社がブラック企業であることが明確になれば、やはり「退職」がいちばんの対処法です。
ブラック企業で働き続けることによって、精神的に追い詰められてしまうし、体調にも悪影響が及んでしまいます。最悪の場合、過労死や過労自殺をしてしまうというケースも多く存在していることも事実です。
達成困難なノルマを課せられ、「情熱を持って気合で乗り切れ」という曖昧な言葉で鼓舞され、精神的にも身体的にも無理を強要させられると、心身ともにいつか壊れてしまいます。
このような場合は、早めに退職をするべきです。
ブラック企業では正面から「退職をしたい」と伝えても、強引な引き止めをされてしまうことが多いですが、ここは退職の意思を強く持ちましょう。法律上では、退職の2週間前に辞める意思を伝えれば、退職できることになっています。
それでも辞めさせてもらえない場合は、弁護士に「退職代行」を依頼して、代わりに退職の処理を行ってもらうという方法もあります。会社とやりとりをすることなく、代わりに弁護士が全て対応してくれるため、スムーズに退職することができます。
また、退職をする際には「働く先がない」という不安を持たないように、できれば次の転職先を決めておきましょう。その際には転職エージェントへ相談することをおすすめします。
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これからご紹介する転職エージェントでは、企業の紹介だけでなく、実際に選考に進んだ際には実践的な模擬面接を行なったり、面接での回答に対するアドバイスや、面接中の様子についても具体的にアドバイスをもらうことができます。
おすすめの転職エージェントは以下の3社です。
4-1-1.リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント
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また、提出書類の添削、面接対策などサポート体制がしっかりしているので、時間がない人や転職経験があまりない人でも安心して転職活動をすすめられます。
4-1-2.マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント
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また、各業界の転職事情に精通した専任アドバイザーによって、あなたにとって最適なキャリアプランを提案してくれるので、転職に失敗しにくくなります。
4-1-3.doda

出典:doda
dodaは、業界最大数の利用者数を誇る転職支援サービスです。dodaでは、キャリアアドバイザーが面談を行って、強みや適正から求人を導いてくれることもあるため、「1人ではどうしていいか分からない」という人にもおすすめです。
また、企業に合わせた応募書類の添削や面接サポート、面接日程の調整、内定後の入社時期の調整などを行ってくれるので、安心して転職活動をすすめていくことができます。
5.まとめ
この記事では、ブラック企業の特徴やその見極め方、もしもブラック企業に入ってしまった場合の対処法をお伝えしました。
改めてこの記事のおさらいをしてみましょう。
◆ブラック企業の10個の特徴
- 残業時間が長く、月100時間を超える残業が発生する
- 年間休日が80日以内になっている
- 有給が取れない
- 給料が最低賃金よりも低い
- 残業代が出ない
- 従業員の入れ替わりが激しい
- 「やる気」「気合い」「情熱」などの精神論を語られることが多い
- パワハラやモラハラが多い
- 達成困難なノルマを課される
- 給与が高すぎる
◆ブラック企業かどうかを見極める4つの方法
- 求人票で見極める
- 説明会で見極める
- 面接で見極める
- 口コミをチェックして見極める
◆企業探しには「ブラック企業一覧検索」でブラック企業かどうかを判断しよう
◆もしもブラック企業に入ってしまった場合の2つの対処法
- 内部告発をする
- 退職をする
この記事が転職活動において参考になれば幸いです。




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