
「転職を失敗したかも」と不安になっているあなたへ、この記事では失敗したと感じたらまず確認すべき6つの事項と、巻き返すための3つのリカバリー策を解説します。
結論からお伝えすると、たとえ転職に失敗したとしても、必ずリカバリーできます。必要以上に悲観的になったり、絶望したりするのはやめましょう。
なぜなら、ネガティブな気持ちを引きずっていると、本来ならリカバリーできたはずの状況を自ら壊しかねないからです。
もちろん「失敗した」と感じるのは非常につらいものです。本記事ではそのつらい気持ちの立て直し方からお伝えしていきます。
この記事のポイント
- 読み進めるうちに心を整理して冷静になれる
- 具体的に失敗をリカバリーする策を解説
- 今後の失敗を回避するための方法まで身に付く
この解説を最後までお読みいただければ、あなたはつらい気持ちを整理したうえで、冷静に次の一手を考えられるようになります。最短距離で落ち込みから回復し、失敗をはね返しましょう。
失敗はすぐにリカバリーすれば失敗にはなりません。あなたにその方法をお伝えします。さっそく解説を始めましょう。
目次
1. 「転職に失敗したかも」と思ったら確認すべき6項目

「転職に失敗したかも」と思ったとき、つい絶望的な気持ちになってしまうかもしれません。
そんなときには、具体的なリカバリー策を検討する前に、これからご紹介する6項目から確認してみてください。
- 「失敗したかも」と感じるのは自分だけではないと知る
- 心を落ち着けて冷静な心理状態を作る
- 失敗したと感じる理由を紙に書き出す
- 信頼できる人に話して客観的な意見をもらう
- 雇用契約の内容・試用期間を確認する
- 自分の経済状況を確認する
流れとしては、これら6項目の確認を行ってから、リカバリー策の実践に入っていきます。
まずは6項目をひとつずつ見ていきましょう。
1-1. 「失敗したかも」と感じるのは自分だけではないと知る
1つ目の項目は「失敗したかも」と感じるのは自分だけではないと知ることです。
実は、転職した後は多くの人が「失敗した」と思いがちという事実があります。
厚生労働省の調査によれば、転職後の勤務先に満足している人は約半数程度しかいません。満足のいく転職ができている人は、あなたが思う以上に少ないことを認識しておきましょう。

出典:厚生労働省平成27年転職者実態調査の概況
特に、転職してすぐの時期は、新しい環境におけるストレスや気疲れによって、不安や焦りを感じやすいものです。「失敗したかも」と感じるのは、あなただけではないのです。
1-2. 心を落ち着けて冷静な心理状態を作る
2つ目の項目は「心を落ち着けて冷静な心理状態を作る」ことです。
次の一手を考えるにしても、冷静な心理状態を取り戻さないことには、事態をさらに悪くすることになりかねません。人は、強いストレスを感じていると、思考のバランスにゆがみが生じてきて、正しい判断ができなくなるからです。
焦りや不安が強い場合には、まずは心を落ち着けて、冷静な心理状態を作るように努めましょう。
具体的な方法としては「1秒で心を落ち着かせる方法」を試してみましょう。
- 肩に力がはいっている⇒「肩を1cm下げる」ようにします、そうすると力が抜けます。(一度肩をぎゅっとあげてとめてから、ストンと落として脱力するのもおすすめ)
- 呼吸が浅くなっている⇒息を「はぁーって吐く」ようにします。
(息を3秒吸って3秒とめて6秒で吐くなどゆっくり呼吸するのもお勧めです)
- 早食いになっている⇒「最初の一口だけ味わって食べる」ようにします。
(食べ物を観察したり匂いを感じてから、ゆっくり食べるのもおススメです)
- 考え事をしながらぼっと歩いている⇒「少しだけ顔をあげて歩く」ようにします。
(外の景色をみる、外の外気を感じる、早歩きをする、季節を感じるのも気持ちいいです)
ストレスのケア方法については以下の記事も参考にしてみてください。
▼ あわせて読みたいおすすめ記事
仕事のストレスの苦しみを今すぐ軽くする方法とストレスに強い自分の作り方
1-3. 失敗したと感じる理由を紙に書き出す
3つ目の項目は「失敗したと感じる理由を紙に書き出す」です。
頭の中で、ひとりで考え続けていくと「失敗した」と感じる気持ちがどんどん膨らんでしまうことがあります。この気持ちは妄想のようなもので、実態がありません。
そこで「なぜ失敗したと感じるのか」を紙に書き出して“見える化”しましょう。
紙に書き出してみると、職場でたまたま遭遇した嫌な出来事に、感情的になっているだけだと発見するかもしれません。あるいは、一時的にプライドや嫉妬心が刺激されて失敗した気分に陥っているだけと気づくかもしれません。
もちろん、失敗すると感じるに値する理由があれば、それを整理して紙の上に書き出しましょう。
感情は抜きにして、淡々と理由を書き出す作業をするのがコツです。
本当に自分は失敗したのか、それともそんな気分に陥っているだけなのか。自分を客観視するための「見える化作業」を行ってから、次のステップに進みましょう。
1-4. 信頼できる人に話して客観的な意見をもらう
4つ目の項目は「信頼できる人に話して客観的な意見をもらう」です。
ある程度、冷静さを取り戻し、自分を客観視できる状態になったら、信頼できる人に相談してみましょう。
他人から見て、自分の状況はどう見えるのか、第三者の視点を知っておくことが大切です。
「そんなの、考えすぎだよ!」と言われるかもしれないし「確かにその状況なら、再転職を考えるべきかも」と言われるかもしれません。最終的に判断するのはあなた自身ですが、自分だけの偏った思い込みに陥るのを防ぐために、他人の意見を聞きましょう。
可能であれば、3人以上の人に意見を聞くのがおすすめです。さまざまな視点からの意見を収集することで、より偏りを少なくできます。
1-5. 試用期間を確認する
5つ目の項目は「試用期間を確認する」です。
転職直後であれば、これから自分がどんな選択肢を取り得るのか明らかにするために、試用期間を確認することが大切です。
試用期間とは本採用の前のお試し期間で、多くの企業で3ヶ月〜6ヶ月以内の試用期間が設けられています。
転職先を辞めるのであれば、試用期間が満了して本採用になる前のタイミングが良いでしょう。
そのため、もし辞める判断になったときには、いつまでが期限となるのか把握しておくことが大切です。
1-6. 自分の経済状況を確認する
6つ目の項目は「自分の経済状況を確認する」です。
前述の試用期間の確認と同じく、もし転職先を辞める判断をした場合に備えて、自分の経済的な余力がどれくらいあるのか明確にしておきましょう。
「生活資金に余裕がない。会社を辞めたあと失業手当を受給したい」という方は、注意が必要です。
失業給付には要件があるので、状況によっては受給できない可能性があります。
▼ 雇用保険の「基本手当(いわゆる失業給付)」の要件
- ハローワークに来所し、求職の申込みを行い、就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にあること
- 離職の日以前2年間に、「被保険者期間」が通算して12か月以上あること
ただし、倒産・解雇等により離職した方(「特定受給資格者」又は「特定理由離職者」)については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可出典:ハローワーク
自分の状況を住んでいる地域のハローワークで、自分は要件を満たせているのか確認しておきましょう。
現時点で被保険者期間が足りない場合には、いつまで勤務すれば足りるのかを知っておくと、どの時期以降に退職すれば良いのか計算できます。
2. 転職に失敗したらリカバリーする選択肢は3つ

前述の6項目の確認が済んだら、次はこれからどのように行動していくかを考えていきましょう。
転職に失敗したと感じたとき、リカバリーする選択肢は3つあります。
- 転職活動をやり直す
- 前の職場に出戻りする
- そのまま転職先に在職する
それぞれのメリット・デメリットや、どんな人におすすめなのかについて、これから解説していきます。
あなたにとって最適な選択肢はどれなのか考えながら読み進めてみてください。
2-1. 転職活動をやり直す
1つ目の選択肢は「転職活動をやり直す」です。
具体的には、転職先に入社したことで終了していた転職活動をすぐ再開して、再転職先を探します。
この方法がおすすめなのは、企業側に明らかな問題点があり、働き続けるのが難しい場合です。
▼ 企業側の問題点の例
- ブラック企業に転職してしまった
- 明らかなパワハラやセクハラがある
- 面接で聞いていた仕事内容や待遇と違いがあり過ぎる
企業側に根本的な問題があるなら、耐えて勤務し続けたとしても、あなたの人生の貴重な時間を無駄にすることになりかねません。
できるだけ早い判断で見切りを付け、ダメージが少ないうちに新たな転職先を探すことをおすすめします。
加えて、試用期間がまだ残っており、試用期間中に次の転職先を決められる見込がある場合も、転職活動のやり直しが有効です。失敗のダメージを最小限に抑えられるためです。
転職活動をやり直すデメリットとしては、「超短期間で転職先を辞めた」という履歴が残ることが挙げられます。
今後の転職活動の際に、面接で突っ込んだ質問を受けやすくなるでしょう。しかしながら、明らかに企業側に原因があれば、その都度、説明すれば理解してもらえるはずです。
▼ 転職をやり直す方法のまとめ
| メリット |
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| デメリット |
|
| おすすめな人 |
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「転職先に問題があるのか判断できない」という場合には、以下の記事も参考にしてみてください。
▼ あわせて読みたいおすすめ記事
ブラック企業の特徴10個とブラック企業かどうかを見極める方法4つ
2-2. 前の職場に出戻りする
2つ目の選択肢は「前の職場に出戻りする」です。
転職先の企業選びではなく、転職したこと自体(前職を辞めたこと自体)を失敗だったと感じている場合には、出戻りがひとつの選択肢となります。
一般的には、出戻りが受け入れられる可能性は低くなりますが、前職の関係者と特殊な関係性を築けている場合は例外です。
例えば退職後も、前職の企業の社長や管理職との関係性が良く、「いつでも戻ってきてほしい」と強く言われているようなケースなら、前職に出戻りすることも現実的な選択肢として考えましょう。
一方、あなたの退職に応じて新たな人材の採用がすでにされている場合は、すぐに出戻りするのは難しいでしょう。どうしても出戻りしたいのであれば、欠員があり求人が出たタイミングで応募することになります。
▼ 前の職場に出戻りする方法のまとめ
| メリット |
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| デメリット |
|
| おすすめな人 |
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2-3. そのまま転職先に在職する
3つ目の選択肢は「そのまま転職先に在職する」です。
ここまで、以下の2つの選択肢を解説してきました。
- 転職活動をやり直す
- 前の職場に出戻りする
このどちらの選択肢にもピタリと当てはまる感じがしないのであれば、第3の選択肢である「そのまま転職先に在職する」がおすすめです。
なぜなら、もし今回の転職が不満の残る結果だったとしても、あなた自身にキャリアに傷を残すことなく次のステップへと進めるからです。
そのまま転職先に在籍するといっても、一生同じ企業に在籍するという意味ではありません。1年〜数年程度、このまま働き続けながら次の転職チャンスを狙いましょう。
次の転職に向けて今あなたがすべきことは、今の職場でしか得られないスキルや経験を、とことん自分のものとすることです。
転んでもただでは起きない精神で、次の転職のステップにしましょう。
そのような気概で仕事に取り組むうちに、転職先の仲間たちとの絆が構築されたり、仕事が面白くなったりすることもあるでしょう。
どちらにせよ、あなたのキャリアが良い方向へと好転していくリカバリー策です。
▼ そのまま転職先に在職する方法のまとめ
| メリット |
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| デメリット |
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| おすすめな人 |
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この選択肢を選んだ場合には、転職先でスキルアップに努めながら、虎視眈々と次の転職タイミングを狙うことになります。転職の良いタイミングについては、以下の記事を参考にしてみてください。
▼ あわせて読みたいおすすめ記事
ベストタイミングはいつ?転職に有利な時期を知る方法とやるべきこと
3. 転職に失敗しないために事前に知っておくべきポイント

さて、今後は転職に失敗しないために、どのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか。
ここでは知っておいてほしい3つのことをお伝えします。
3-1. 失敗しないためには転職エージェントの利用が有効
1つ目のポイントは「失敗しないためには転職エージェントの利用が有効」です。
“餅は餅屋”ということわざがありますが、何でもその道のプロに任せるのが最も間違いないことは、いうまでもありません。
では、転職のプロは誰か?といえば、キャリアコンサルタントや転職エージェントが挙げられます。
なかでも、転職する側の個人が無料で利用できるおすすめサービスが「転職エージェント」です。
転職エージェントを利用すると、プロの目線から助言が得られるため、失敗の確率を大幅に下げることができます。
今後転職するときには、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。
▼ 転職エージェント
| 名称 | 特徴 |
| リクルートエージェント | 業界最大手の転職エージェントでキャリアアドバイザーから応募書類の書き方や面接対策などのアドバイスを受けられる |
| マイナビエージェント | 20代の支持率が高い転職エージェントで第二新卒の転職や初めての転職におすすめ |
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3-2. 新しい業界・業種へのチャレンジは入念な準備が不可欠
2つ目のポイントは「新しい業界・業種へのチャレンジは入念な準備が不可欠」です。
自分が良く知っている業界・職種への転職とは異なり、新しい業界・業種へのチャレンジは、知らないことだらけです。「未知」の領域が広いほど、失敗の確率が上がるので、十分に注意してください。
自分の直感や思いだけで突っ走るのではなく、冷静沈着な準備を欠かさないようにしましょう。
具体的には、その業界・業種にいる人に詳しくヒアリングしたり、前述の転職エージェントに相談したりして、できる限り未知の領域を少なくするよう努めてください。
状況が許せば、少しでもその業界・業種のリアルな空気感を体験しておくことをおすすめします。例えば副業などで実際に体験できる方法を探りましょう。
百聞は一見にしかずで、事前のリアルな体験は後の失敗回避に役立ちます。
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キャリアチェンジとは?メリットデメリットと面接での理由の答え方
異業種転職の実態とは?データを基に傾向と成功のポイントを解説
3-3. 企業口コミサイトや業界での評判も有益な情報源
3つ目のポイントは「企業口コミサイトや業界での評判も有益な情報源」です。
転職先の企業を決めるうえでは、“使えるモノは全部使う”つもりで情報収集することが大切です。
特に、ブラック企業など問題がある企業は、事前調査である程度、危険度を察知できるケースも多いので、情報収集の手を抜かないようにしてください。
例えば、企業口コミサイトを使うと、その企業の実態に迫ることができます。
今後の転職で失敗しないためには、転職先の事前調査を徹底して行いましょう。
4. 転職に失敗してつらいときの注意点

「そうは言っても、転職に失敗したことがつらくて、精神的なダメージから立ち直れない」と感じることもあるかもしれません。
そんなときに必ず知っておいてほしい大切な注意点を2つ、お伝えします。
4-1. 必要以上の悲観や絶望をしない
1つ目の注意点は「必要以上の悲観や絶望をしない」です。
「1-1. 「失敗したかも」と感じるのは自分だけではないと知る」でもお伝えしたとおり、転職に失敗したと感じることは、誰にでも起こり得ることです。
大切なのは、必要以上の悲観や絶望をしないこと。
転職に一度や二度失敗しても、必ずリカバリーすることは可能です。それなのにネガティブな気持ちを引きずり続けていては、本当に仕事人生が失敗の道へと転落してしまうかもしれません。
ネガティブな気持ちを引きずりさえしなければ、必ずあなたは挽回できますので、大丈夫です。どうぞ安心して、前を向いてください。
具体的にどう挽回していくか?は、本記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。
さらに、以下の記事にも、転職を成功させるための具体的なエッセンスが詰まっています。今回の経験を糧にして、次なるチャンスに向けて知識を蓄えましょう。
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4-2. 勢いで転職先を辞めない
2つ目の注意点は「勢いで転職先を辞めない」です。
どんなにつらい気持ちになったとしても、勢いで転職先を辞めないことだけは、自分と約束しておきましょう。
なぜなら、勢いで辞めることは傷口を広げることにしかならないからです。事態がさらに悪化してしまいます。
転職先での仕事をこなしつつ、次の一手を冷静に考えていくことが大切です。
どうしても辞めたい気持ちに負けそうになったときには、ストレスケアやメンタルケアをして耐え抜きましょう。具体的な方法は、以下の記事をご覧ください。
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5. まとめ
「転職に失敗したかも」と思ったら確認すべき6項目はこちらです。
- 「失敗したかも」と感じるのは自分だけではないと知る
- 心を落ち着けて冷静な心理状態を作る
- 失敗したと感じる理由を紙に書き出す
- 信頼できる人に話して客観的な意見をもらう
- 試用期間を確認する
- 自分の経済状況を確認する
転職に失敗したらリカバリーする選択肢としては、次の3つが挙げられます。
- 転職活動をやり直す
- 前の職場に出戻りする
- そのまま転職先に在職する
転職に失敗しないために事前に知っておくべきポイントは以下のとおりです。
- 失敗しないためには転職エージェントの利用が有効
- 新しい業界・業種へのチャレンジは入念な準備が不可欠
- 企業口コミサイトや業界での評判も有益な情報源
転職に失敗してつらいときには、次の2点に注意してください。
- 必要以上の悲観や絶望をしない
- 勢いで転職先を辞めない
繰り返しになりますが、転職の失敗は必ずリカバリーできます。少しずつでもポジティブな気持ちを取り戻し、前に進んでいきましょう。
なお「転職したこと自体を後悔している」という場合には、続けて以下の記事をご覧ください。




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