
- 「経験がなくても、本当に採用してもらえるの?」
- 「未経験でも、転職してやっていけるのだろうか?」
こんな疑問を感じる人が多いのではないでしょうか。
ネットの求人情報を検索してみるとわかりますが、「未経験可」という中途採用の求人がかなり多くヒットします。
つまり、とても多くの企業が、未経験で転職する人を採用したいと考えているということです。そして実際、たくさんの人が未経験での転職に成功し、新しいキャリアをスタートさせています。
そのため、もしあなたが希望しているなら、今すぐ未経験の転職にチャレンジしてみるべきです
ただし、「未経験可」とはいっても、誰でもどこの業界・職種にでも未経験で転職できるわけではありません。
あなたの年齢やスキルによって難易度が変わってくるので、どのような業界・職種を目指すのか、どのように転職活動を進めていくかについて、十分検討する必要があります。
この記事では、未経験での転職について理解し、転職するべきかどうか判断するための情報、優良な企業に未経験での転職を成功させるためのポイントをご紹介します。
さらに、よりスムーズに未経験での転職を実現するために、未経験でも転職しやすいおすすめの業界・職種をご紹介します。
この記事を読むことで、未経験で転職を目指すにあたって知っておくべき有益な情報を得て、あなたにとってベストな判断ができるようになるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
1.未経験の転職の実情

優良な企業への未経験での転職を成功させるためには、未経験で転職する実情を把握しておくことが大切です。
この章では、未経験で転職をするときに知っておくべき3つのポイントを解説します。
- 完全未経験ばかりが求人の対象ではない
- 企業が未経験者を採用する理由
- 想定していたのと違う仕事を任せられるケースがある
1-1.完全未経験ばかりが求人の対象ではない
未経験の求人というと、全く何の経験もない人でも誰でも応募できるような、「完全未経験」の求人をイメージされるかもしれませんが、実はそうではありません。
1-1-1.未経験には4つの種類がある
求人票に「未経験可」「未経験者歓迎」と書かれていた場合、そこには4種類の意味があることを理解しておきましょう。
| 「未経験可」から読み取れる4つの意味 | |
| 1.業界(業種)未経験 | 業界だけが未経験である場合(職種は経験あり) |
| 2.職種未経験 | 職種だけが未経験である場合(業界は経験あり) |
| 3.業界(業種)・職種未経験 | 業界も業種も未経験である場合 |
| 4.未経験 | 仕事の経験がない場合 |
「業界未経験」は、業界は未経験でも同じ職種の経験がある人を意味します。
例えば、営業の仕事をしていた人が、違う業界の営業職を目指すようなケースが当てはまります。
「職種未経験」は、職種は未経験でも同じ業界で働いた経験がある人を意味します。
アパレル業界で営業の仕事をしていた人が、アパレル業界で販売の仕事を目指すようなケースが当てはまります。
「業界・職種未経験」は、業界も職種も未経験の人です。
IT業界でSEとして働いていた人が、介護業界で介護士を目指すようなケースが当てはまります。
「未経験」とだけ書かれていたら、社会人として働いた経験がない人という意味になります。新卒者やフリーターも、未経験に当てはまります。
1-1-2.求人内容を基に企業の求める未経験を把握しよう
未経験可の求人に応募するときは、応募要項、求人票をよく見て、「未経験可」から解釈される4つの意味の中で、どのレベルが求められているのかを確認しましょう。
詳しい条件は、次のような項目に書かれていることが多いようです。
- 応募資格
- 応募条件
- 募集要件 など
企業が、どのレベルの「未経験」を求めるているのかを把握し、自分のステータスにマッチするものを選ぶようにしましょう。
1-2.企業が未経験者を採用する理由
企業が未経験でも応募可能な中途採用の求人を出すのには、一体どのような目的があるのでしょうか?
目的は企業によって異なるため、さまざまな理由があるのですが、おおよそ2種類に分類することができます。
1-2-1.ポジティブな目的による採用
- 未経験でも優秀な人材を採用したい
- スキルよりもポテンシャルの高い人材を採用したい
- 人間性重視、人物重視で採用したい
- 多様なスキルを持つ人材を採用したい
- 他業界の新しい発想力に期待している
- 一からじっくり学んでほしい
企業が未経験でも応募可能な中途採用の求人を出す理由のうち、ポジティブな目的を持つものとしては、経験やスキルよりもポテンシャルに期待したいケースや、新しい発想を求めているケースがあります。
また、一からじっくり学んでほしいという目的で、比較的若い人材を募集しているケースもあります。
このようなポジティブな目的による未経験でも応募可能な中途採用の求人は、採用されれば、転職後に良いキャリアを重ねていける可能性が高いです。
1-2-2.ネガティブな目的による採用
- 応募数を増やしたいので入り口を広げている
- 経験者をのがしたくないので入口を広げている
- 離職者が多いのでたくさん採用しなければならない
- それほど重要でないポジションへの募集
あまり前向きではないネガティブな目的で、企業が、未経験でも応募可能な中途採用の求人を出す場合があります。
離職者が多いため、とにかく応募者を増やしたいので応募しやすいように「未経験可」という条件にしているケース。
また、本当はスキルと経験のある人材を必要としていて、必要な人材を取りこぼさないようにするために入り口を広げているケースもあります。
そもそも、スキルや経験を必要としない簡単な仕事を任せたいというケースもあるようです。
このようなネガティブな目的での求人に応募してしまうと、転職後に希望通りの仕事に就けず、やりがいを持てなくなってしまう可能性があります。
求人の目的をよく見極めて選ぶことが大切です。
1-3.想定していたのと違う仕事を任せられるケースがある
未経験で転職をする場合に、もう一つ、気をつけておかなければならないことがあります。
それは、転職後に、想定していたのとは違う仕事を任されるケースがあるということです。
やりたいことがあって未経験で転職してきたはずなのに、自分が思っていたのとは違う仕事を任されてしまうと、モチベーションも下がってしまいますし、せっかく転職してきたのにという不満が溜まってしまいますよね。
こうなってしまう原因として考えられるのは、主に次の4つです。
- 入社後に会社の方針が変わった
- 予定していたプロジェクトがなくなってしまった
- 応募したときに、自分の意志が明確に伝わっていなかった
- 仕事の内容をそもそも勘違いしていた
1と2の理由については会社側の要因なので、本来ならば説明があるはずです。
説明もなく違う仕事を任されてしまっている場合は、上司に問い合わせみることをおすすめします。
我慢してあきらめてしまうと、今後も同じようなことが繰り返されるかもしれません。
3と4については、転職活動時の準備不足、コミュニケーション不足に原因があります。
せっかく未経験の転職が実現したのに、このような事態になってしまうことを防ぐためには、応募する前に自分の意志を明確にして、希望する業界・職種については十分に調査することが大切です。
2.「未経験者歓迎」の転職で注意すべきケース

前章で、企業が「未経験可」「未経験者歓迎」の求人を出す理由を解説しました。ご紹介したいくつかのケースからわかる通り、ポジティブな目的で未経験可の求人を出している企業がたくさんあります。
しかし一方で、十分に警戒する必要がある、できれば避けなければならない「未経験者歓迎」の求人があることも事実です。
それは、入社後は使い捨ての駒のように扱われる可能性のある、ブラック企業の求人です。
そのような求人はしばしば、「罠・地雷」といったワードで表現されます。
「未経験者歓迎」を謳ったたくさんの求人の中から危険な求人を見分けるには、いくつかのポイントがあります。それは、次の3つです。
- 求人の内容があいまいで、具体的な説明がない
- 応募の条件があまりに低い
- 求人票に高額な給与例が書かれている
2-1.求人の内容があいまいで、具体的な説明がない
求人票に具体的な仕事内容が書かれていない求人には、要注意です。
募集の目的を明確にしていない、あいまいな内容の求人に応募してしまうと、入社後に配属された仕事が激務やきつい仕事だったり、想定外の業務を任されてしまうこともあります。
求人票から具体的な仕事内容が読み取れない場合は、面接でしっかり確認してから、応募を検討するようにしましょう。
2-2.応募の条件があまりに低い
正社員を中途採用で募集しているのに、あまりに応募の条件が低い求人は避けたほうが賢明です。
「未経験者歓迎」「未経験可」だけでなく、フリーターや無職でも応募可となっている場合は、相当ハードルを下げなければ人が集まらない、入社してもほとんどみんな辞めてしまうような職場である可能性が高いです。
このような求人はおすすめできません。
2-3.求人票に高額な給与例が書かれている
業種、職種、地域の平均給料の額と比較して、求人票に書かれている給料の額が高すぎる場合も、要注意です。
よほど人が集まらない、入社してもほとんどみんな辞めてしまうような職場のため、高額な給料で人を集めている可能性があります。
そのような場合、実際にもらえる給料は、求人票に書かれている「給与例」や「想定年収」とは異なるケースがほとんどです。
このような求人に応募する場合は、面接時に確かなデータを確認してから検討するようにしましょう。
3.未経験の転職を成功させる3つのポイント

未経験の業界、職種への転職を成功させるための最も重要なカギとなるのが、志望動機です。
志望動機を通して、仕事に対する熱意を伝えることができれば、希望の業界・職種への未経験での転職をより成功に近づけることができるでしょう。
未経験の転職を成功させる3つのポイントについて、それぞれ具体的な対策を詳しくご紹介していきます。
- 志望動機で熱意と前章との接点をアピールする
- 自己分析で自分のビジョンを見定める
- 応募書類の用意、面接の準備に手を抜かない
3-1.志望動機で熱意、前職との接点をアピールする
未経験で転職する場合は、業界での経験、職種の知識やスキルが全くない状態なので、自分をどのようにアピールすればよいのか困ってしまいますよね。
未経験の転職でアピールすべきは、仕事に対する熱意です。
この業界、この職種に対する熱意を志望動機に込めて伝えましょう。やる気を評価してもらえるかもしません。
また、前職の業界・職種とこれから目指す業界・職種との接点を伝えるのもよい方法です。
例えば、IT業界で食品に関連するシステム開発に関わった経験を、食品を扱う業界への転職に活かせる、あるいは、営業職から販売職への転職を目指す場合、コミュニケーション力を活かせるといったアピールをすることで、より高い評価を得られるチャンスがあります。
3-2.自己分析で自分のビジョンを見定める
未経験で転職したいなら、自己分析をすべきです。
転職活動では、自分のスキルやキャリアはわかっているから、今さら分析するまでもないと考えてしまいがちですが、自己分析をするとしないとでは、転職活動の結果に大きな差が出ます。
なぜなら、明確な自分のビジョンを持っていれば、企業選びでも迷うことがありませんし、気持ちの余裕をもって面接にのぞむことができるからです。
例えば5年後、10年後、自分はどうなっていたいるろうか。どのような働き方をしているだろうか。自分が望む10年後の自分になるために、今何が必要だろう。
ということを意識して、自己分析をしてみましょう。そうすることで、自分が目指したいことや目標、ビジョンがはっきりと見えてきます。
ビジョンをしっかり持って面接にのぞめば、想定外の質問をされてもうろたえることはないでしょう。
以下の記事で自己分析に役立つツールやアプリを紹介しているので自己分析に役立ててください。
3-3.応募書類の用意、面接の準備に手を抜かない
未経験で転職を目指す企業が決まったら、応募書類を作成し、面接の準備をしましょう。この段階で手を抜かず、完璧に準備をすることが、転職活動の成功につながります。
働きながらの転職活動は、忙しくてとても大変ですが、だからといって、準備をおろそかにしてしまうのは本末転倒です。
何百、何千通もの応募書類を見てきた採用担当者にとって、時間をかけて丁寧に用意した応募書類と、片手間で作った、使い回しの応募書類との違いは明白です。
繰り返しシミュレーションを行い挑んだ面接からは、十分な準備をしてきたことが相手に伝わるでしょう。
応募書類の用意、面接の準備に手を抜かないという、ごく当たり前のことが、未経験の転職を成功に導いてくれます。
4.【年代別】未経験での転職を成功させるコツ

未経験での転職はどの年代からでも目指すことができますが、年代によって転職の難易度、転職を実現するまでにかかる時間などが違ってきます。
つまり、以下のように言えます。
若いうちはたくさんのチャンスがあるので、未経験でも転職を成功させやすい。
年代が上るにつれ、希望通りの業界・業種への未経験での転職が難しくなっていく。
そのため、未経験での転職を目指す場合は、年代に応じた対策を行っていく必要があるのです。
この章では、20代前半~50代までの年代別に、未経験での転職を成功させるコツをご紹介します。
4-1.20代前半の未経験転職は第二新卒の求人が狙い目
20代前半で未経験の転職を目指す場合は、第二新卒として幅広い業界・職種へ転職するチャンスがあります。
就業経験のある第二新卒は、企業側としては育てやすいというメリットがあるため、第二新卒として未経験者を中途採用で募集するケースが増えているからです。
第二新卒として採用されるのは、20代前半、25歳くらいまでが目安になります。もし、未経験出の転職を検討しているなら、第二新卒の年齢制限を考慮して、早めに転職活動をすすめていくことをおすすめします。
20代前半の転職について詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
4-2.20代後半の未経験転職は少しだけ厳しい
20代後半で未経験の転職を目指す場合は、第二新卒としてのニーズには当てはまらなくなってしまうので、20代前半の場合よりも少しチャンスが少なくなります。
とはいえ、20代のうちはまだまだ多くの需要があるので、安心して未経験の業界・職種を目指すことができます。
20代後半の転職についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
【関連記事】26歳で転職すべき?メリット・デメリットと後悔しないポイントを解説
【関連記事】27歳での転職は有利!その理由と転職で失敗しないポイントを解説
4-3.30代の未経験転職は新しいキャリアを目指すラストチャンス
30代で未経験の転職を目指すことは十分可能です。
新しい業界、新しい職種に転職し、新たなキャリアを積んでいくことを考えると、30代での未経験転職はキャリアチェンジのラストチャンスといえるでしょう。
もちろん、40代で未経験転職を目指すことは可能です。しかし、40代以上になると、今までの経験を活かした即戦力としてのニーズが高くなってくるので、新しいキャリアを目指せるような求人は少なくなってしまいます。
新しい業界、新しい職種に未経験で転職して新しいキャリアを目指すなら、30代までという意識を持って、転職活動にのぞみましょう。
30代の転職についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
4-4.40代以上の未経験転職はマネジメント経験が有利
40代以上になると、未経験での転職はかなり厳しくなってきますが、未経験可の中途採用の求人がないわけではありません。
ただしそれは、新しいキャリア目指すというよりも、今までの経験を活かした即戦力としてのニーズになります。
特に必要とされるのは、マネジメント能力です。マネジメント経験があれば、業界未経験の転職はかなり有利に進むでしょう。
マネジメントの経験がなく、あくまでも新しいキャリア目指すのであれば、転職活動は少し時間がかかるかもしれません。
4-5.50代以上の未経験転職は正社員以外の選択肢が狙い目
50歳を過ぎてから、未経験での転職を目指す場合は、条件を満たす未経験可の求人自体が圧倒的に少なくなってくることを覚悟しておく必要があります。
もちろん、50歳を過ぎてから未経験で転職することは不可能ではないのですが、正社員にこだわって転職先を選んでいると、転職期間がかなり長引いてしまう可能性があります。
そこで、できるだけ早く転職を成功させるには、正社員以外の選択肢を視野に入れてみることをおすすめします。
正社員の場合よりも賃金などの雇用条件はダウンしますが、よりゆったりとしたペースで働けるというメリットもあります。
5.未経験でも転職しやすいおすすめの業界(業種)

未経験で転職する場合、転職のしやすさを考慮して転職する業界を選ぶと、転職活動をよりスムーズに進めることができます。
この章では、業界全体の傾向として、比較的多くの未経験転職者を受け入れている、未経験でも転職しやすいおすすめの業界をご紹介します。
- 成長段階にあり規模を拡大している業界
- 人手が不足している業界
- マニュアル・研修が整備されている業界
5-1.成長段階にあり規模を拡大している業界
成長段階にある業界は、規模を拡大していく中で多くの人材を必要としているので、未経験でもチャレンジしやすい環境があります。
① Web・インターネット業界

Web・インターネット業界は、インターネット上でさまざまなサービスを開発、提供する業界です。
多くの人が毎日利用するインターネット上のサービスに関連する業界は、近年めざましい発展をとげており、今後さらなる成長、発展が期待されます。
- ウェブコンテンツ配信
- ネットショッピングサイト運営
- オークションサイト運営 ほか
② 広告業界(ネット広告)

広告業の中でも、特に大きな成長をとげているのが、インターネット広告を中心とした広告を取り扱う、インターネット広告代理店です。
ネット広告の売上はすでにテレビ広告を超えており、今後ますます成長していくことが予測されています。
5-2.人手が不足している業界
需要が大きく、人手が不足しがちな業界は、未経験での転職におすすめです。
働きながら資格を取得しキャリアアップしていけるチャンスがあります。
① IT業界

社会のあらゆる場所で使われるコンピューターのシステムの開発や、情報処理サービスなどを行うIT業界では、技術者の数が不足しているため多くの人材を必要としています。
経験が必要とされますが、比較的若いうちであれば働きながら学んでいくことができます。
- 情報処理サービス
- システム(ソフトウェア)開発 ほか
② 物流業界

近年のネットショッピングの利用増大に伴い、物流業界の需要が高まっています。
特に、トラックで荷物を運ぶ陸運・運送業界、商品の管理業務を行う倉庫業界で多くの人材が必要とされています。
- 陸運業界・運送業界
- 倉庫業界 ほか
③ 介護福祉業界

介護業界では常に多くの人材を必要としており、今後も引き続き需要が見込まれます。
未経験で転職し、働きながら資格を取得してキャリアアップしている人が多いようです。
5-3.マニュアル・研修が整備されている業界
社員のマニュアル、研修制度が整備されている業界では、研修を受ければすぐに仕事を始められるので、未経験の転職でも安心です。
① 接客業

接客業はコンスタントに需要があり、未経験でもチャレンジしやすい業界です。接客業にはいろいろなジャンルがあり、それぞれ業務内容が異なります。
- 飲食業
- 販売業
- 宿泊施設 ほか
② 製造業

特別なスキルを必要としない工場のライン業務などは、未経験でもチャレンジしやすい業種です。24時間稼働している工場などでは多くの需要がありますが、夜勤ありのシフト勤務になる場合が多いようです。
- 食品
- 自動車 ほか
未経験でも転職しやすい、おすすめの業界をご紹介しましたが、もちろん、ここに名前をあげた業界だけしか転職できないわけではありません。
そのほかの業界にも、未経験で転職するチャンスがたくさんあります。
興味のある業界への転職が可能かどうか判断に迷う場合は、転職エージェントに相談してみる方法がおすすめです。
6.未経験でも転職しやすいおすすめの職種

前章で、未経験でも転職しやすいおすすめの業界(業種)をご紹介しました。
次は、業界ではなく職種に焦点を当ててみましょう。
希望の職種から転職先を選ぶと、さまざまなジャンルの業界から転職先を選ぶことができます。
例えば、事務職に転職しようと考えた場合、商社、メーカー、IT業界、金融業界、教育業界ほかさまざまな業界への転職を検討することができます。
この章では、未経験でも転職しやすいおすすめの職種をご紹介します。
- 事務職
- 営業職
- ITエンジニア
- 介護職
- ドライバー
- 公務員
6-1.事務職

事務職はオフィスワークとも呼ばれます。
さまざまな種類があり、それぞれ業務内容が異なります。
- 一般事務
- 営業事務
- 経理事務
- 医療事務 ほか
未経験で転職する場合は、汎用性の高い一般事務がおすすめです。
事務職はさまざまな業界で需要があるので、希望の業界、あるいは経験のある業界の中で求人を探すことができます。
6-2.営業職

営業職は経験が必要とされるイメージがありますが、コミュニケーション力やフットワーク、人柄などを重視されるケースが意外と多いので、未経験でも転職しやすい職種といえます。
営業職には、さまざまな業務形態があるので、自分がどのような働き方を目指したいかに応じて選びましょう。
- メーカー営業
- 代理店営業
- 商社営業
- ルート営業
- 反響営業
- 新規開拓営業
- 外勤営業
- 内勤営業 ほか
6-3.ITエンジニア

IT業界では、プログラマーやシステムエンジニアなどのITエンジニアが不足しているため、未経験の転職者を受け入れる企業が増えています。
特に資格がなくても、ITエンジニアとして働くことが可能です。
ただし、専門知識が必要とされる職種なので、未経験で転職する場合は、研修やOJTで学べる環境のある企業を選ぶことがポイントです。
6-4.介護職

常に多くの人材を必要としている介護職は、資格や経験がなくても働くことができるので、未経験での転職におすすめです。
ただし、資格の有無によって待遇が違ってくるので、働きながら勉強をして資格を取得しキャリアアップしている人が多いようです。
40代からでも未経験で転職が可能でです。
6-5.ドライバー

さまざまな種類のドライバーの中でも、配送業のトラックドライバーのニーズが高く、多くの人材が求められています。
トラックドライバーには担当する業務によりさまざまな種類があり、小型トラックから大型トラック、近距離のルート配送から長距離配送と多くの需要があります。
未経験で転職する場合は、無理せず、安定して続けられる求人を選ぶことをおすすめします。
6-6.公務員

公務員には新卒で採用されたエリートが多い印象がありますが、地方公務員の一般募集を定期的に行っています。
ただし、年齢制限があるので、公務員への転職を検討している場合は、早めに行動することをおすすめします。
未経験の転職に公務員をおすすめする理由は、近年注目を集めている、「民間経験者採用」の増加です。
民間企業での経験を活かして活躍できる経験者枠での募集を行う自治体が増えてきているので、これから未経験で公務員への転職を考えている人には大きなチャンスです。
仕事の種類、特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
7.未経験で優良企業に転職するなら転職エージェントを活用しよう!
未経験の職種・未経験の業界への転職を成功させるには、その職種・業界のことを知り、よく理解することが大切です。
そのためには、さまざまな職種・業界についての幅広い知識を持つ、転職エージェントのサポートが欠かせません。
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7-1.リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント
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7-3.doda

出典:doda
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7-4.リクナビNEXT

出典:リクナビNEXT
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8.まとめ
未経験で転職を考えるときに知っておくべきこと、未経験の転職を成功させるためのポイント、未経験でも転職しやすい業界・業種など、未経験の転職に関するさまざまな情報をご紹介しました。
あなたの転職活動に役立てていただければ幸いです。
未経験の転職を成功させる3つのポイント
- 志望動機では熱意、前職との接点をアピールする
- 自己分析で自分のビジョンを見定める
- 応募書類の用意、面接の準備に手を抜かない
未経験でも転職しやすいおすすめの業界(業種)
【成長段階にあり規模を拡大している業界】
- Web・インターネット業界
- 広告業界(ネット広告)
【人手が不足している業界】
- IT業界
- 物流業界
- 介護福祉業界
【マニュアル・研修が整備されている業界】
- 接客業
- 製造業
未経験でも転職しやすいおすすめの職種
- 事務職
- 営業職
- ITエンジニア
- 介護職
- ドライバー
- 公務員
未経験の転職についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。




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